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ドル円一時116円台前半まで下落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は小売売上高が予想より弱かったことで116円07銭近辺

    まで下落。その後のベージュブックでは景気が緩やかに拡大している

    との報告や、原油価格の上昇に、117円台半ばまで値を戻す。

  • ユーロドルはEU裁判所の条件つきながら合憲との決定に

    利益確定の買い戻しで1.18台半ばまで反発したが、その後は再びじり安に。

  • 株式市場は4日続落。小売売上高が予想を下回ったことで景気の先行きを

    懸念した売りが勝った。ダウは186ドル下落し1万7400ドル台に。

  • 債券相場は続伸。世界的な金利低下から米国債への相対的な魅力が増し、

    長期金利は一時1.8%割れまで低下。1.85%まで戻して取引を終える。

  • 金は小幅に続伸。原油価格は4日ぶりに反発し48ドル台を回復。


  • 12月小売売上高 → -1,0% 


    本日の注目イベント

  • 豪   豪12月雇用統計

  • 欧   ユーロ圏11月貿易収支

  • 米  1月NY連銀製造業景気指数

  • 米   12月生産者物価指数

  • 米   1月フィラデルフィア連銀景況指数

  • 米   新規失業保険申請件数

    期待していた米小売売上高が予想を下回る弱さを見せたことで、ドル円は一段と

    下落。米長期金利も一時は1.8%を割り込む水準まで低下し、株安、金利低下、

    リスク回避と、円買いが進み易い状況になっています。

    ドル円は一時116円07銭近辺まで下落し、約1ヶ月ぶりの円高水準を記録し

    ましたが、その後は原油価格が3日ぶりに反発に転じたことで117円半ばまで上

    昇しました。

    ドル円は底値から1円30銭以上値を戻したことで、「日足」ではかなり「長い

    下髭」を形成しました。これは、昨年12月16日の115円台を記録した際

    のチャートに酷似しています。この時は翌日にもドル円は119円に迫るほど

    急反発したため、やや期待も膨らみます。ただ、原油価格、米長期金利、

    あるいは株価の水準が当時とは異なるため、単純に「目先の底値」と判断するわ

    けには行きませんが、116円台半ばからの突っ込み売りにはかなりのリスクが

    あることは考慮すべきでしょう。

    欧州司法裁判所は、ドラギ総裁が2012年に打ち出した債券購入計画OMTに

    ついて、原則的にEC条約に沿っているとの意見を示し、条件付で支持しました。

    これに関連して独紙は14日、ドラギ総裁のインタビュー記事を掲載しています。

    総裁は記事の中で、物価安定という「ECBの責務を果たすことを政策委員会メ

    ンバー全員、決意している」と述べています。

    また、「達成する方法については、当然のことながら異なる意見があるが、選択

    肢が無限にあるわけではない」とも語っています。

    司法裁判所の判断を受けて、22日の理事会で行動を起こす可能性が一段と高ま

    ったと見られます。

    ユーロドルはこの材料に利益確定のユーロ買い戻しが入り、1.18台半ばまで上

    昇しましたが、その後は再び1.17台に押し戻されています。22日の理事会で、

    仮に国債を含む何らかの量的緩和策が示された場合にも、同じような動きが見られる

    かもしれません。

    ただ、その後にもギリシャの総選挙を控えていることから、ユーロの先安感は相当

    根強いものと思われます。

    ドル円は依然として上値の重い展開が予想されます。

    そして値幅もそこそこ見られ、値動きも荒っぽくなりがちです。

    116円台前半で下げ止まり、そこから1円を超える反発を見せたことから、今日

    の動きの中では116円台半ばから117円の間では、ドル買い意欲も見られると

    予想されます。

    株式市場が不安定な動きを見せていることから、株価次第ということも言えますが、

    原油価格が3日ぶりに反発した影響が、株式市場にどの程度あるのかを見極めなが

    らドル円を見る必要があります。

    予想レンジは116円30銭~118円程度と見たいと思います。


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