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ドル円119円台に戻すが上値が重い? 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ギリシャへの金融支援を4ヶ月延長することで合意したことを

    受けて、ドル円は再び119円台に。NYダウが最高値を更新した

    こともあり、「リスクオン」の流れに傾いた。

  • ユーロドルは欧州時間に1.1278まで下落したが、ギリシャへの

    支援問題が進展したことで、ユーロは急上昇し1.14台まで買われる。

  • 欧州情勢が最悪の事態を避けることができたことで株価は反発。

    S&P500は最高値を更新し、ダウも1万8100ドル台に乗せ、

    最高値を更新。

  • 一方、債券相場はリスク要因が一つ後退したことから続落。

    長期金利は2.11%台で取引を終える。

  • 金は反落。原油価格も続落し50ドル台に。

    本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(1月20、21日分)

  • 独   独2月IFO景況指数

  • 米   1月中古住宅販売件数

    ドル円はますますレンジを狭め、118円~119円台前半での推移を

    繰り返しています。先週末も海外市場では、一時118円30銭近辺ま

    でドル売りが進んだものの、ギリシャ支援問題が進展を見せたことで、

    ドルの買い戻しが進み119円台で越週しています。

    ギリシャへの金融支援では、当初チプラス政権側は6ヶ月の延長を申請

    すると伝えられていましたが、20日のユーロ圏財務相会合で、ギリシ

    ャが財政目標など、一定の条件を達成することを条件に、4ヶ月延長す

    ることで合意しました。ギリシャはそれと引き換えに、今後実施する経

    済措置のリストを23日に提出することになっており、ユーロ圏財務相

    は、それが十分かどうか検証することになっています。

    これでギリシャがデフォルトに陥るなど、最悪の事態は避けることがで

    きましたが、まだ先行きは流動的と考えられます。

    ツイプラス政権は、今後ともECBやIMFなど「トロイカ」から合意し

    た政策の妥当性について検証を受けることになり、緊縮財政の転換を掲

    げて政権をとったツイプラス政権にとっては、政権基盤の低下につながる

    恐れがあります。今後はギリシャが独自に資金調達を行う模様ですが、

    次のハードルはIMFからの22億ユーロ(約2980億円)相当の融

    資が期限を迎える来月に訪れます。

    ドル円は日米欧の株価が堅調なこともあり、底堅い動きを見せてはいま

    すが、上値も徐々に切り下がっています。

    119円台半ばが最初のレジスタンスと見られますが、先週は木曜日と

    金曜日に、ともに119円20銭手前で頭を押さえられています。

    従って、今日も119円20銭~119円50銭辺りが抵抗帯となる

    可能性があります。ただ株価がさらに上昇速度を速めるようだと、この

    水準を抜けることも考えられます。

    ここ数週間は、119円台で折り返してきても、東京時間で119円台

    を維持できずに、ずるずると下落するパターンが続いています。

    その意味では、今日も119円台が維持できないなのかどうかに注目し

    ています。

    上昇基調の日経平均株価にも注意が必要です。

    ユーロドルは日足では「三角保ち合い」を形成していましたが、先週末

    の欧州市場で一時1.1278まで下落したことで一旦は下抜けした格

    好になっています。

    下抜けしたことで、ユーロ売りが加速したと思われますが、その後のギ

    リシャ支援問題進展で、1.14台まで反発し、再び元のレンジ内に収

    まっています。1.12台半ば~1.14台半ばがまだ抜け切れません。

    本日のドル円の予想レンジは、118円50銭~119円60銭程度に

    したいと思います。


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