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 2015年02月 

イエレン議長の証言待ち 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は、ギリシャ情勢の進展やイエレン議長の議会証言を

    見極めたいとする姿勢が強く小動き。そんな中、119円台が重く

    米長期金利が低下したことで、ドル円は再び118円台後半まで

    値を崩す。

  • ユーロドルも1.13前後では底堅く、1.13台半ばまで反発。

  • 株式市場は上げ下げまちまち。NYダウは反落したものの、

    ナスダック指数は9日続伸。アップル株の上昇が寄与して、「5000」の

    大台も視野に。

  • 債券相場は反発。ギリシャが公約リストを作成中であることなどを

    背景に小幅に上昇。長期金利はそれでも2.05%台を維持。

  • 金は続落し、原油も50ドル台を割り込む。

  • 1月中古住宅販売件数 → 482万件

    本日の注目イベント

  • 独   独10-12月期GDP(改定値)

  • 欧   ユーロ圏1月消費者物価指数(改定値)

  • 欧   ドラギ・ECB総裁講演

  • 米   12月ケースシラー住宅価格指数

  • 米   2月消費者信頼感指数

  • 米   2月リッチモンド連銀製造業指数

  • 米   イエレン議長議会で証言(上院)

    昨日の東京市場では、やはりドル円は119円台を維持できずに、118円台後

    半までじり安の展開でしたが、それでも欧州時間には切り返して、119円35

    銭までドルが買われました。しかしNY時間に再び118円台に戻されており、一

    進一退の動きが続いています。

    米長期金利の低下がドル売りを優勢にしましたが、それでも長期金利は2月13日

    に2%の大台に乗せてから2%を維持しており、米利上げを織り込む動きになって

    います。「6月利上げ」があるかどうかが市場の最大の関心ごとですが、今朝の経

    済紙には、ウィリアムズサンフランシスコ連銀総裁との単独インタビューが掲載さ

    れています。

    総裁は「経済指標次第だが、(利上げについては)6月も排除すべきではない」と

    述べています。また、緩慢な物価上昇率についても「賃上げの広がりが物価の上昇

    圧力につながっていく」との認識を示しました。

    賃上げについては先週、小売最大手のウォルマートが米国内50万人いる時給制の

    従業員の最低賃金を時給7.25ドルから10ドルに引き上げることを発表してお

    り、この動きが他の業種にも拡大しそうな気配です。

    ウィリアムズ総裁は「賃金の上昇が物価上昇につながっていくのが、米国の経験則

    だ」とも語っています。

    同氏は、イエレン議長がサンフランシスコ連銀総裁だった時の副総裁で、イエレン

    議長に近い人物と見られています。

    また、FOMCでも投票権を持っており、「6月利上げ説」も現時点ではかなり有

    力であると見られます。「経済指標次第」という言い回しも参考になります。

    次回FOMCは3月17-18日に開催されますが、その時には2月の雇用統計の

    結果も発表されており、ここで1月の雇用統計のように、力強いものであれば、そ

    れは「ダメ押し」になると思われます。

    そんな中、今夜12時(日本時間)にはイエレン議長が上院で議会証言を行います。

    「6月利上げ」に向けたメッセージを市場に発信するのか、あるいは「ハト派的な」

    慎重な姿勢を見せるのか、市場の注目度はうなぎ上りです。

    おそらく、利上げには前向きな姿勢を見せながらも、上述のように「経済指標次第

    だ」といった言葉も付け加えるのではないかと予想しています。

    そんな状況のため、今日の動きも議会証言が始まるまでは特段のニュースがない限

    り小動きだと思われます。

    予想レンジは118円30銭~119円70銭程度と見ますが、証言内容次第では

    どちらにも抜ける可能性はありそうです。


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