GDP発表でユーロドル1.12に迫る 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は米第一四半期GDPが予想を下回る結果に、118円60銭まで

    下落。その後のFOMC声明文では、景気は緩やかに拡大しているとの内容に、

    年内の利上げの可能性が残っているとの見方からドルが買い戻され、

    119円台まで反発して引ける。

  • ユーロドルは大幅に上昇。1.09台後半から1.1188までユーロが買われ

    3月初め以来のユーロ高を示現。

  • 株式市場は反落。GDP速報値が予想を大きく下回ったことを嫌気して

    ダウは74ドル安と、前日の上昇分を吐き出す。

  • 債券相場は続落。FOMC声明分での景気の減速は一過性のものである

    との指摘に債券は売られ、長期金利は6週間ぶりの高水準に。

  • 金は反落し、原油は続伸。


  • 米   1-3月期GDP(速報値 )  → +0.2%

  • 米   3月中古住宅販売成約指数   → +1.1%

    本日の注目イベント

  • 日   3月鉱工業生産

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 日   日銀、展望リポート公表

  • 日   黒田日銀総裁記者会見

  • 独   独3月小売売上高

  • 独   独4月雇用統計

  • 欧   ユーロ圏3月失業率

  • 欧   ユーロ圏4月消費者物価指数(速報値)

  • 米   3月個人所得

  • 米   3月個人支出

  • 米   3月PCEコアデフレーター

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   4月シカゴ購買部協会景気指数

  • 米   タルーロ・FRB理事講演  


    注目の米1-3月期GDP速報値は予想外の減速を示すものでした。

    前期の「+2.2%」を大きく下回っただけでなく、事前予想の

    「+1.0%」をも大きく下回る「+0.2%」という結果でした。

    寒波と、港湾ストライキの影響に加え、ドル高の影響から企業の設備

    投資が減ったこと。さらに、個人消費も冴えない内容でした。

    この発表を受けて、ドル円は118円60銭まで売られ、ユーロドル

    も1.1188まで「ドル安」が進行しました。

    ただ、ドルはその後に発表されたFOMC声明文に助けられた形で反

    発してます。

    声明文では「委員会は引き続き、適切な政策緩和により経済活動が緩

    やかなペースで拡大すると見込んでいる」と指摘し、足元の景気減速

    は「一過性の要因」を一部反映していると分析しています。

    (ブルームバーグ)

    この声明文を受けて、第一四半期のGDPは大幅な減速を示したもの

    の、緩やかな拡大ペースを維持すると見られることで、「年内の利上

    げの可能性は排除できない」との見方が広がり、ドルが買い戻されま

    した。3月の雇用統計発表以来、米経済指標は概ね軟調な内容が続い

    ています。

    それでもFOMCでは、一過性と見ていることが確認されたことにな

    りますが、やや違和感を感じます。

    利上げ観測が依然として根強いことから債券も売られ、長期金利は2

    月中旬以来となる2.04%台まで上昇したことも、ドル下落を支え

    ています。

    結局ドル円は、これまでのレンジを抜け切れない展開が続いている一

    方、ユーロドルでは1.12に迫る水準までユーロが買い戻され、豪

    ドル、ポンドなどで円は大幅に下落し、「ドル安、円安」の動きが加

    速しています。

    もっとも、ユーロドルはショートポジションの積み上がりが高水準で

    あることから、ショートの買戻しがメインだったとの見方は変わって

    いません。

    ドル円は方向感のない動きが続いていますが、本日は日銀金融政策決

    定会合が開催され、年に2回の展望レポートが発表されます。

    一部には展望レポート発表とあわせて、「追加緩和」があるのではな

    いかとの観測がありますが、このタイミングでの「追加緩和」の可能

    性は極めて低いと思われます。(下記「What's going on」を 参照)

    特に海外では、昨年4月末のサプライズがあったことを踏まえ、緩和

    観測が強いようです。

    もちろん、全くないとは言い切れませんが、もしあったらそれは

    「スーパー・サプライズ」ということになります。

    「追加緩和はない」という前提に立てば、期待があっただけに、発表後

    ドルが多少売られる展開も予想

    されそうです。

    本日のレンジは118円50銭~119円50銭程度を予想しています。


  • スポンサーサイト

    ドル対主要通貨で下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は119円台が重かったものの、欧州時間には

    格付け会社フィッチが日本国債の格下げを発表したことで円売りが

    強まり、119円44銭までドル高が進む。NYでは30日発表の

    GDPが下振れるとの観測が強まり、118円台後半まで円が買われ、

    119円05-10銭で引ける。

  • ユーロドルも米GDPが弱めに出るとの観測のもと、ユーロを

    買い戻す動きが優勢に。一時は1.0927までユーロが買われ。

    約3週間ぶりの水準をつける。

  • 米国株は反落。バイオ株を中心にFOMCを前に、利益確定の

    売りに押される。ダウは42ドル下落し、ナスダックも小幅に反落。

  • 債券相場も続落。2年債入札が低調だったことが背景。

    長期金利は1.92%台へ小幅に上昇。

  • 金はドルが売られたことで大幅に上昇。原油は小幅に続落。


    本日の注目イベント

  • 英   英1-3月期GDP(速報値)

  • 米   2月ケースシラー住宅価格指数

  • 米   4月消費者信頼感指数

  • 米   4月リッチモンド連銀製造業指数

  • 米   日米首脳会談(ワシントン)  


    格付け会社フィッチが、日本国債の格付けを「A」に一段階引き下げを発表した

    ことから、ドル円は欧州時間に119円台半ばまで円安が進む場面もありました

    が、影響は限定的だったようです。

    格下げの理由は、日本政府が消費税増税先送りの影響を相殺する措置を講じてい

    ないことを挙げています。10%の消費税は2017年4月に先送りされていま

    すが、今度は延期できそうもありません。

    ドル円は、欧州時間では上記影響もあり堅調に推移していましたが、NYでは3

    0日に発表される1-3月期GDP速報値の予想が、1年ぶりにの低水準になる

    と見込まれていることがドルの上値を抑え、ドル円は再び118円台後半まで押

    し戻されています。

    さすがに、1%程度と見込まれている速報値が1%を割り込むようだと、寒波や、

    湾岸ストの影響だというだけでは説明できず、景気実態そのものが悪化している

    のではないかといった見方も浮上します。

    またGDPが下振れするようだと、当日のFOMC内での議論にも影響を与え、

    利上げが後ずれすることも考えられます。

    個人的には現時点では、それでも9月に利上げが有力と予想していますが、今後

    の経済指標がFOMCの決定に影響を与えるだけに、来週の雇用統計同様に注目

    度は高いと見られます。

    ユーロドルが3週間ぶりに1.09台前半まで上昇し、ポンドドルも約1ヶ月半

    ぶりに1.52台半ばまで買われるなど、市場ではドル安傾向が進んでいます。

    このような場合には、ドル円でもドルが売られ、円が買われますが、ドル円では

    下値でドル買い需要が強く、それ程下落しません。

    そのため、クロス円は上昇する傾向があります。

    対ドルで見たユーロも、ポンドもこのまま上昇に転じるのか、あるいは上昇を抑

    えられるのか微妙な値位置にいます。

    その意味でも、30日のGDPと来週の雇用統計が、今後の方向性を大きく決定づ

    ける可能性があると予想できます。

    依然として不透明なギリシャ問題ですが、ギリシャは債権者との合意を目指す取り

    組み調整役を更迭しました。

    現在バルファキス財務相がその任にあたっていますが、同氏の交渉姿勢に批判が集

    まり、このままでは債権者から合意を得られないと判断したのか、今後は外相のツ

    ァカロトス氏が兼任するようです。

    今回の措置がツイプラス政権が本気で合意を目指していると受け止めるのか、ある

    いはこれまでと同様に単なる時間稼ぎなのか、今後の進展を見守る必要があります。

    本日も東京時間では動きにくい展開が予想されます。

    株価が昨日に比べ上昇しそうな気配ですが、その際にドル円がどこまで買われるの

    か、ということですが、相関関係が崩れている状況のため、あまり期待はできませ

    ん。

    予想レンジは118円60銭~119円60銭程度を見ています。


  • ユーロドル底堅い展開か? 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 膠着状態が続いているドル円は、耐久財受注の発表を受け

    再び下値を試す展開に。NY市場では118円82銭まで

    ドル安が進んだが勢いはなく、依然としてレンジを抜け切れない

    動きが続く。

  • ユーロドルも米経済指標を受け、ドルが売られユーロが

    買い戻される。ユーロドルは一時1.0879まで上昇。

    独の経済指標が予想を上回ったこともユーロ買いを促がす。

  • 株式市場は続伸。グーグルやマイクロソフトが上昇し、

    ナスダック指数は前日に続き最高値を更新。

  • 債券相場は続伸。耐久財受注が軟調だったことで

    債券へ資金が向った。長期金利は1.91%台まで低下。

  • 金は大幅反落。原油も小幅に売られた。


  • 9月耐久財受注  → +4.0%

    本日の注目イベント

  • 中   中国 3月工業利益    

    ドル円は先週月曜日に続き、再び118円台まで下落しています。

    3月の耐久財受注が+0.6%と、市場予想は上回ったものの、航空機を除く、

    非国防資本財(コア資本財)受注が市場予想を下回り、7ヶ月連続のマイナス

    を記録したことがドル売りを牽引しました。

    国内総生産(GDP)の算出に使用されるコア資本財がマイナス0.4%だっ

    たことで、今週水曜日に発表される1-3月期GDP速報値も、予想を下回る

    のではないかとの見方が広がって、ドル売りにつながった形です。

    これらを受け利上げ観測が後退する中、株高、債券高につながり、米金利低下

    がドルの上値を抑え、119円台から118円台に水準を変えています。

    ドル円はなかなかレンジブレイクが出来ずに、市場参加者の間にも「去年と同

    じ展開になるのでは」といった懸念も出始めているようです。

    確かに、足元の動きを見るとそのような気配も感じられます。

    そして、これはユーロドルについても言えそうな状況になっています。

    ユーロドルは、3月中旬に1.10台を付け、それから2度同じ水準を試して

    は押し戻される展開

    が続いていましたが、ここ3週間ほどは1.06-1.08台でもみ合ってお

    り、こちらもレンジを形成する動きになっています。

    いずれも材料不足が根底にあり、レンジを抜ける決定打になっていないことが

    要因と考えられます。

    さらに、米利上げのタイミングを読むのが難しく、こちらも相場の動きを抑制

    しています。

    今週のFOMCではまず動きはないと思いますが、6月の可能性も徐々になく

    なっていると思われます。市場は9月に利上げを行うと予想する向きが多いも

    のの、先週末の耐久財受注に見られたような軟調な内容が相次ぐと、「来年に

    ずれ込むのでは」との観測も増えてきます。

    米利上げが9月なのか、あるいは来年になるのか、このあたりの見方が固まっ

    てくればドル円もユーロドルもレンジをブレイクすることになろうかと思いま

    すが、それは来週の雇用統計がきっかけを与えてくれるのかと、期待も膨らむ

    ところです。

    今週は、週後半にはFOMCやGDP、それに日銀の展望リポートなど材料が

    集中します。それまでは値幅も限られるのではないかと予想されますが、ここ

    は気を緩めずにいたいところです。

    本日のドル円は、下値のメドが20日に記録した118円53銭近辺が維持で

    きるかどうかと、その下の118円台前半の「壁」が重要なポイントになりま

    す。上値は119円半ばから上の水準がレジスタンスになろかと思います。

    従って、レンジは118円50銭~119円50銭程度を予想します。


  • ユーロ円129円台を回復 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は120円台を維持できずに小幅に反落。

    失業保険申請件数など、発表された経済指標が予想を

    下回ったことで長期金利の下落を誘い、ドル円も

    119円43銭まで売られる。

  • ユーロドルは方向感のない中、ギリシャ問題の

    解決観測からユーロが買い戻される。ただ、それでも

    1.08台からさらに買い進める勢いはなく、

    1.08台前半でもみ合う。

  • 株式市場は続伸。ダウは小幅な上昇だったが、ナスダックは

    15年ぶりに「5000」の大台を上回った。

  • 債券相場は反発。5年物インフレ連動債の入札が好調だった

    ことで10年債も買い物を集める。

  • 金は反発し、原油価格は続伸。

  • 新規失業保険申請件数  → 29.5万件

  • 3月新築住宅販売件数 → 48.1万件

    本日の注目イベント

  • 独    独4月IFO景況指数

  • 米    3月耐久財受注   

    ドル円は東京時間と、NY時間に120円台に乗せる場面があったものの、

    120円台が維持できずに反落しています。

    前日とは反対の動きで、長期金利の低下に連動する形で、119円43銭

    までドルが売られました。発表された経済指標が軟調で、米景気に対する

    見方は強弱入り混じっており、これが利上げのタイミングを読みにくくし

    ています。

    ドル円は120円台から下落し、「1時間足」では雲の中に入って来まし

    たが、それでも雲の下限にサポートされる形で推移しています。

    上値が重いのか、それとも下値が堅いのか、判断に迷うところです。

    結局、現在のレンジを抜け切る材料が見つからないということです。

    本日も耐久財受注の結果次第では上下はするものの、レンジブレイクは望

    めそうもありません。4月の雇用統計の発表を待つしかないような状況で

    すが、今回の雇用統計の発表は、第一金曜日ではなく、8日の第二金曜日

    になります。

    一時はNY株式市場に大きな影響を与えた原油価格の動きも、このところ

    は話題にも上ってきません。43ドル台まで売られたWTI原油価格は、

    足元では50ドル台を固める動きを見せており、そう遠くないタイミング

    で60ドルにも届きそうです。

    そうなると、エネルギー株が買われ、株式市場全体を押し上げる効果も見

    込めます。

    米ナスダック指数が2000年に記録した最高値を15年ぶりに更新しま

    した。

    世界的な金融緩和と低金利に押し上げられた格好ですが、不透明なギリシ

    ャ問題を抱えているとはいえ、楽観的な見方が市場の根底にあると思われ

    ます。

    今日も材料不足です。

    特に東京時間では2万円台に乗せた日経平均株価が、達成感から反落する

    のか、あるいはさらに強気の姿勢をみせるのかといった程度しか判断材料

    がありません。

    下げるにしても、上げるにしても100円程度では為替へのインパクトは

    限定的と見られます。

    ユーロドルもほぼ同じような展開です。

    1.05台から下値では底堅い動きを見せる一方、1.08台半ばから上

    値では、さらに買い進む動きは見られません。

    これはちょうど、その上に一目の「雲」が横たわっているからと見られます。

    「日足」では昨年5月以来、ユーロドルはこの「雲」を上回ったことは一度

    もありません。「雲」に沿った形で下落が続いているとも言えます。

    従って、この「雲」を抜けるような展開になると、多くのストップがユーロ

    を押し上げると思われます。

    現在、そのレベルは1.1台の後半にありますが、1ヶ月後には1.09台

    半ばあたりまで水準を下げてきます。

    ギリシャ問題が依然として進展していない状況では、この水準を上抜けする

    可能性は低いと思いますが、

    ECBが量的緩和を決めた際には一気に500ポイント以上の急騰を見せた

    ことのあるユーロです。意識しておくことは必要です。

    本日のドル円は119円~120円10銭程度と予想します。


  • 長期金利の上昇がドルを支える 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 119円台半ばで推移していたドル円は、米長期金利の

    上昇を手がかりに続伸し、119円96銭までドルが買われる。

    株価の反発もあり、リスクオンからドルの上値を試す展開か。

  • ユーロドルは1.07台で小動き。24日にユーロ圏財務相会合を

    控えており、ギリシャ支援問題の行方を見極めたいとの雰囲気が優勢に。

  • 株式市場は反発。連日上昇と下落を繰り返しており、方向感はない

    ものの、この日はコカコーラなどの好決算が相場を押し上げた。

    ダウは88ドル高で1万8000ドル台を回復。

  • 債券相場は3日続落。一部にはギリシャの債務危機が解決に近づく

    との見方もあり、安全資産の債券は売られた。長期金利は1.98%台

    と、2%を窺う水準まで上昇。

  • 金は反落し、原油は反発。


    本日の注目イベント

  • 中   中国 4月HSBC製造業PMI(速報値)

  • 独   独4月製造業PMI(速報値)

  • 独   独4月サービス業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏4月製造業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ4月非製造業PMI(速報値)

  • 英   英3月小売売上高

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   3月新築住宅販売件数

  • 米    企業決算 → P&G、マイクロソフト、アマゾン・ドットコム、グーグル、GM

    119円台で推移していたドル円は120円が重く、上値も限定的と思われましたが、

    昨日のNY市場では米長期金利が急上昇し、2%に手の届く水準まで上昇したことで

    ドルが買われています。長期金利は、これで3日続伸し、しかも昨日の上昇幅はここ

    3日間で最大です。長期金利の1.98%は3月25日以来、約1ヶ月ぶりの高水準

    になっており、混迷しているギリシャへの支援問題がひとまず落ち着くのではないか

    との観測もあります。

    ドル円は先週末と今週初めには、レンジの底値を試す動きでしたが、118円台半ば

    を突破できなかったことで、今度はじわじわと120円を試す展開に変わってきたよ

    うに思われます。結局は、方向感のない動きが続いているということですが、この傾

    向はまだ変わりそうもありません。

    NY株式市場は連日上下を繰り返しており、1万8000ドルの攻防が続いています。

    利上げ観測がある中、それでも昨日の引け値は1万8000台を回復しており、最高

    値に近い水準です。ある意味、健闘していると言えなくもありません。

    一方日本株は急上昇を見せており、昨日は引け値で15年ぶりの2万円台を回復して

    います。さらに今日も一段の上昇が見込まれ、これがドル円をサポートしそうな気配

    です。

    世界的に低金利が広がり、市場には、より有利な運用を求める資金が溢れていると見

    られます。欧州では軒並み低金利が進み、既に域内には国債で運用できる環境はあり

    ません。株式市場には、まだ配当利回りの高い銘柄は多くあり、リスクをとってもそ

    ちらに資金を振り向ける動きも多く見られます。

    日本株の上昇は、これらの資金に支えられている面もあり、多くのファンドが運用競

    争に負けないためにも、日本株の組み入れを増やしている状況です。

    やや上昇傾向を見せてきたドル円ですが、まだここからの一段の上昇には自信が持て

    ません。

    「日足」では現在、雲の中を上昇中ですが、この雲を抜け切るには120円台半ばを

    超える必要があります。

    「MACD」もゴールデンクロスを見せそうですが、まだ完成させていません。

    しかも、現在はまだ「マイナス圏」で推移しています。

    再び120円台半ばを超えるようなら、ドルの上昇に弾みがつきそうですが、それに

    はドルの支援材料も必要です。

    日経平均株価は今日も上値を試しそうですが、ここ2日間で約500円も上昇してお

    り、やや警戒感もでそうです。

    来週には3月期決算の発表も本格的になりますが、ここで業績の上振れと、2016

    年度の見通しがさらに良好のようだと株価の一段高につながると思われ、専門家の予

    想ではその可能性が高いと見られています。

    そうだとすれば、ドル円の下値も限定的と考えるのが順当かと思います。

    本日のドル円は、119円30銭~120円50銭程度と予想します。


  • 長期金利上昇がドルをサポート  

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 日本株が大幅に上昇したことを受け、ドル円は119円台で

    堅調に推移。欧州時間では119円80銭辺りまで上昇した後、

    NYでは朝方ドルが売られる場面があったものの、長期金利が

    上昇したことで119円83銭までドル高が進む。

  • ユーロドルはギリシャ情勢の不透明感から1.06台後半まで

    売られたが、その後は買い戻しが入り1.07台半ばで引ける。

  • 株式市場は高安まちまち。決算発表を嫌気してダウは

    85ドル反落したが、ナスダックは19ポイント上昇。

  • 債券相場は続落。NY連銀総裁の発言から、成長が利上げを

    支持するとの見方が広がり価格は下落。長期金利は13日以来の

    1.91%台まで上昇。

  • 金は反発し、原油は反落。

    本日の注目イベント

  • 豪   豪1-3月消費者物価指数

  • 日   3月貿易収支

  • 中   中国 3月コンファレンスボード景気先行指数

  • 欧   ユーロ圏4月消費者信頼感(速報値)

  • 英   BOE議事録

  • 米   2月FHFA住宅価格指数

  • 米   3月中古住宅販売件数

    ドル円は118円台から119円台まで上昇し、119円台を固める

    動きになっています。昨日の東京株式市場では、日経平均株価が久し

    ぶりに力強い上昇を見せ、前日比274円の大幅上昇でした。

    株価の上昇を受け、ドル円も119円台半ばを超え、欧米市場では1

    19円台後半までドルが買われました。

    特段ドル買い材料があったわけではありませんが、株価の上昇がリス

    クオンにつながったことと、米長期金利が4月13日以来となる、引

    け値で1.91%台まで上昇したことが手がかりになったようです。

    米金利の上昇は、NY連銀総裁が「成長回復が年内の利上げを正当化

    する」と、比較的楽観視していると述べたことが背景と伝えられていま

    す。

    本日も日本の株価は順調に推移すると見られます。

    シカゴ先物では再び2万円の大台を回復して引けていることや、今朝

    の新聞でも「最高益」という見出しがいくつも見られました。

    株価との相関関係が薄れたとはいえ、株価の上昇は投資家のリスク許

    容度を高め、円が売られやすい状況にはかわりありません。

    もっとも朝方8時50分には3月の日本の貿易統計が発表され、こち

    らは400億円程度の「黒字」が予想されており、もしそうだとすれ

    ば33ヶ月ぶりの「貿易黒字」ということになり、円高要因と見るこ

    ともできます。

    また、ギリシャに対する支援問題ではまだ進展の様子はありません。

    ブルームバーグはEU当局者の話として、4月30日までの合意の希

    望は薄れた、合意の期限は6月末と考えている、と報じています。

    また、地方自治体の資金を中央銀行に移管させる措置を講じたこと

    で、ギリシャ政府は5月末までは資金が枯渇するのを避けられるだろ

    うと見られているようです。

    今日の東京時間では、上記貿易統計に加え、オーストラリアのCPI

    と中国の景気先行指数が注目されます。

    日経平均株価と上海市場の株価の動きを見ながらの取引となりそうで

    す。

    ドル円は依然として、118-121円のレンジを抜けることができ

    ません。

    やはり4月の雇用統計発表までは、材料的にも動きにくいと見られます。

    本日の予想レンジは119円20銭~120円20銭程度と見ています。


  • ドル円118円台から反発 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は昨日の夕方に118円56銭前後まで下落したが、そこを底値に

    反発。NYでは株高と長期金利の上昇を好感し119円台半ばまでドルが買われ、

    119円10-20銭で取引を終える。

  • ユーロドルは小動き。ギリシャ問題が不透明なことから上値は限定的との

    見方がある一方、米景気の減速懸念もあり動きにくい展開。

    1.07台前半から半ばで推移。

  • 株式市場は大幅に反発。、中国で預金準備率が引き下げられたことを受け、

    主要株に買いが集まる。ダウは一時250ドルを超える上昇を見せたが、

    208ドル高で引ける。

  • 債券相場は反落。株価が大きく上昇したことや、中国の預金準備率引き下げを

    嫌気して、売り物が優勢に。長期金利は小幅に上昇し1.88%台に。

  • ドルが買われたことで金は反落。原油は反発。


    本日の注目イベント

  • 豪   RBA議事録

  • 独   独4月ZEW景況感指数


    ドル円は上値が重いのか、それとも118円台半ば以下が底堅いのか、なかなか判断に迷う

    ところです。昨日の夕方4時前には、118円56銭あたりまでドルが売られ、この水準は

    前日のNYのドル安値を下回ったこともあり、NYでは118円30銭前後までドルが売ら

    れるのではないかと予想していましたが、そこから反転しています。

    NYでは中国金融当局が、市中銀行が中国人民銀行に強制的に預金する際の準備預

    金の利率を0.5%引き下げたことを好感した株価の上昇と、長期金利の上昇を背景に

    ドル円は119円台半ばまでドルが買い戻されています。

    ギリシャ問題が依然として進展を見せないことから、ドル円の上値が重く、さらに先週

    は米景気の減速を示す経済指標が相次いだことも、ドルの上昇を抑える動きになって

    います。

    今のところ、米国が年内に利上げを行うという、メインシナリオは崩れていませんが、

    ここしばらくはこの二つの課題がドル高を抑制することにはなりそうです。

    米経済の減速懸念を払拭するには、5月に発表される「4月の雇用統計」を待つしか

    ありません。ここで、雇用者数が20万人を大きく超えているようなら、「3月の数字は

    一時的なものだった」という見方が広がり、米景気の先行きにも安心感が出てきます。

    もっとも、3月のようなサプライズになると、市場の不安はさらに拡大することにもなりま

    す。結局、米景気の先行きについてはFOMCメンバーの中でも意見が分かれている

    のも事実で、「今後の経済指標次第だ」と言う他ないような状況です。

    ギリシャ問題については、依然予断は許さず、デフォルトの可能性も否定できない状

    況かと思います。昨日ギリシャのツイプラス政権は、資金の枯渇を回避するため、地方

    公共団体の手元資金を中央銀行に移管させる政令を出しました。

    これは政府の資金繰りが如何に切迫しているかを如実に物語っています。

    ブルームバーグは、地方公共団体が市中銀行に預けている資金を中央銀行に強制移

    管させる措置によって、中央政府に約20億ユーロ(約2560億円)の資金が得られる

    可能性があると伝えています。

    ただそれでも、今後の資金繰りの厳しさは変わらず、ユーロ圏やIMFなどトロイカから

    の資金支援がないと、資金が枯渇してしまうのは目に見えています。

    24日にはユーロ圏財務相会合が開催されるため、ここでの議論が一つのヤマ場にな

    るのではないでしょうか。ギリシャは交渉のテーブルにはつくものの、なるべく好条件

    を引きだそうとしており、債権団も、ギリシャが緊縮財政を基本とした改革案を受け入

    れることを資金支援の条件としており、両者の溝は埋まっていません。。

    最後にはギリシャがぎりぎり改革案をのみ、ギリシャのユーロ圏からの離脱を望まな

    い債権団も歩み寄るのではないかと予想していますが、まだまだ不透明です。

    ドル円は依然としてレンジを抜け切れません。

    ここは小まめに利益を確保していく必要があります。

    本日のレンジは118円70銭~119円70銭程度と予想します。


  • NYダウは大幅反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は経済指標の結果がまちまちだったことで、119円を

    挟んでもみ合い。やや上値の重い流れが続き、株価の大幅下落に

    118円63銭まで売られる場面もあった。

  • ユーロドルでもユーロを買い戻す展開が強まり、一時1.0845まで

    ユーロ高が進む。

  • 株式市場は大幅下落。中国での規制を嫌気して終始売りが強まる

    展開から、ダウは279ドル下落し、その他主要指標も大幅に売られる。

  • 債券価格は続伸。株価の大幅安にも反応し、長期金利は1.86%台

    まで低下。

  • 金は反発し、原油は下落。

  • 3月消費者物価指数             → +0.3%

  • 4月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) → 94.0

  • 3月景気先行指標総合指数          → +0.2%


    本日の注目イベント

  • 独   独3月生産者物価指数

  • 米  企業決算 → モルガン・スタンレー、IBM

    ドル円は先週末のNY市場で、118円63銭まで下落しましたが、今朝のオセアニアでは

    119円前後で取引が開始されており、NYで株価が大幅に下落した割には、ドルがそれ

    程売られていない印象です。ドル円と株式市場との相関関係が弱まっているとはいえ、や

    や違和感があります。

    これは、「利上げ」がキーワードになっていると思われ、金利上昇は株価の下落圧力にな

    っている一方、利上げはドル上昇要因と考えられるからでしょう。

    NY株式市場が300ドルに迫る下落を見せたのは、日欧での株価の下落に加え、中国で

    は、影の銀行を通じた株式購入資金の調達を規制する一方、空売りのための流通株式数を

    増やしたことが影響した様です。

    このところ中国では上海株を中心に株価の上昇が続き、当局が早すぎる上昇スピードに対

    して何らかの規制を行うのではないかとの懸念も働いていたようです。

    先週末の経済指標では、消費者物価指数が予想以上に上昇していたことも、株価を押し下

    げ、反対に利上げにつながることから、ドルを下支えしたと考えられます。

    ドル円は依然として118-121円のレンジを形成していますが、先週はその下限を試

    す展開だったと考えられ、今週も引き続きドルの下値を探る展開が予想されます。

    株価の下落以外にも、ギリシャ問題も依然として進展しておらず、デフォルトの可能性も

    否定できません。

    ブルームバーグによるとギリシャは反緊縮政策の姿勢を崩しておらず、欧米は妥協を求め

    ギリシャに圧力をかけていると報じています。

    ギリシャの副首相は19日付けの同国紙とのインタビューで、「ユーロ圏内での実行可能

    な解決策をわれわれは望む」とし、「超えてはならない一線は変えない」と発言していま

    す。また、交渉が行き詰まれば、総選挙か国民投票の可能性があるとも述べています。

    結局ギリシャは、ユーロ圏当局との交渉を長引かせながら、有利な条件を引き出そうとし

    ているに他なりません。

    24日にはユーロ圏財務相会合が開催され、ここで再度議論されるようですが、残された

    時間は多くありません。

    今日も、NYでの株価の大幅安を受けて日経平均株価がどこまで下落するかが注目されま

    すが、300円を超える下げを見せるようだと、NYでのドル最安値を下回ることも考え

    られます。下値のメドは118円20-50銭辺りと予想していますが、海外市場でもこ

    の辺りがサポートされるかどうかも見極めたいところです。

    本日のレンジは118円30-119円30銭程度を予想します。


  • 軟調な経済指標にドル下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は119円を割り込むと買われる一方、119円台半ばが

    重い展開に。失業保険申請件数や住宅着工など相変わらず出てくる

    指標は悪く、ドルは主要通貨に対して売られる。ドル円は119円前後で

    取引を終える。

  • ユーロドルは1.06台前半まで売られたものの、米経済指標が

    低調だったことで買戻しが勝った。一時は1週間ぶりに1.08台

    までユーロ高が進む。

  • 株式市場は小幅安だったものの、前日とほぼ変わらず。

    ダウは6ドル下落し、他の指数も小幅に反落。

  • 債券相場も小動き。連銀総裁などのコメントに上下したものの、

    前日と同水準近辺で引ける。

  • 金は続落。原油は6日続伸し、一時は57ドル台に乗せる場面も。

  • 3月住宅着工件数    → 92.6万件

  • 3月建設許可件数    → 103.9万件

  • 新規失業保険申請件数  → 29.4万件

    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏3月消費者物価指数(改定値)

  • 英   英3月失業率

  • 米   3月消費者物価指数

  • 米  4月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

  • 米   3月景気先行指標総合指数


    昨日の東京市場でも、あるいは海外市場でも、ドル円は118円台ではドル買い

    意欲も見られますが、それでも、足許では119円台半ばでは上昇が抑えられる

    展開です。米利上げ時期を巡って、昨日も要人発言で上下する場面はありました

    が、FOMCメンバーの中でも利上げ時期を巡っては意見が分かれていることが

    鮮明になってきました。

    フィッシャーFRB副議長は「永久に記録的な低金利を続けることはできない」

    との見方を示す一方、アトランタ連銀のロックハート総裁は、初回利上げ前に

    「失業率の低下とインフレ率の上昇が必要だ」と語っています。

    また、ボストン連銀のローゼングレン総裁は、「雇用やインフレに関する最近

    の統計に弱さが見られるのは、米国経済が利上げをする準備が整っていないこと

    を意味する」と述べています。

    このように、FOMCメンバーにも意見の相違は見られますが、これは今年に入

    って発表される経済指標に、昨年後半のような力強さが見られないことに原因が

    あります。とりわけ、3月の雇用者数の結果には驚かされました。

    利上げの時期については、「今後の経済指標次第だ」と、イエレン議長が何度も

    繰り返しているように、これだけ弱い指標が相次ぐと、9月の利上げを予想して

    いる筆者も、やや弱気に傾いてくる自分に気づきます。

    既に6月利上げはないと予想していますが、今後も軟調な経済指標が出てくるよ

    うだと、利上げは来年以降だと主張する専門家が優位に立つ可能性もあります。

    おそらく、FOMCメンバーも利上げのタイミングではかなり悩んでいることで

    しょう。ドル円がレンジを抜け切れないのも、そこに一因がありそうです。

    昨日の海外の各市場を眺めて見ると、ドルが全面安であることが分かります。

    ユーロは対ドルで1.08台まで買われ、原油価格も一時57ドル台まで買われ

    ました。また豪ドルも、昨日の雇用統計の結果がよかったこともありますが、約

    3週間ぶりに0.78台前半まで買われ、ドルが全面安の様相です。

    今月29日には1-3月期の米GDP速報値が発表されますが、このあたりがド

    ル円がレンジをどちらかに抜けるきっかけになりそうです。

    直近の経済指標を見る限り、米国の利上げのタイミングが後ずれするリスクが徐

    々に高まってきたと思われますが、しかしまだ9月までの利上げのシナリオが崩

    れたわけではありません。

    また粛々と、量的緩和を進めている日欧と、昨年10月でQEをやめた米国との

    差は歴然としています。このあたりをどのように読み解き、相場観に落とし込ん

    でいくのか、なかなか簡単ではありません。

    本日のドル円のレンジは118円50銭~119円50銭程度と予想します。


  • 米経済指標悪化からドル下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 経済指標の下振れを受け、ドル円は約10日ぶりに

    119円を割り込み、118円79銭まで下落。利上げ

    観測が後退し、長期金利の低下もドル売りを後押し。

  • ユーロドルは1.05台から再び1.07台へ押し戻される。

    ECB理事会では量的緩和の継続が確認され、ドラギ総裁は

    導入した金融政策が奏功していることを強調した。

  • 株式市場は上昇。原油価格の上昇を好感してエネルギー株が

    前日同様、相場を押し上げた。ダウは75ドル上昇し1万8100ドル

    台を回復。

  • 債券相場は続伸。鉱工業生産が予想を下回り、製造業指数も

    マイナスだったことから、債券が買われた。長期金利は1.89%

    前後まで低下。

  • 金は反発。原油価格は在庫が予想以上に減少していたことから

    買戻しが活発になり、昨年12月以来となる56ドル台まで上昇。

  • 4月NY連銀製造業景気指数 → -1.19

  • 3月鉱工業生産       → -0.6%

  • 4月NAHB住宅市場指数  → 56

    本日の注目イベント

  • 豪   豪3月雇用統計

  • 米   3月住宅着工件数

  • 米   3月建設許可件数

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   G20(ワシントン)

  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演

  • 米   グアテマラ・ボストン連銀総裁講演

  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演

  • 米  企業決算 → ブラックロック、ゴールドマン・サックス、シティーグループ、アメックス、ブラック・ストーン

  • 加   カナダ3月小売売上高


    東京時間では底堅い動きを見せたドル円も、NYでは鉱工業生産がマイナス0.6%

    と予想を下回りさらに、NY連銀製造業景況指数もマイナス1.19と、こちらも悪

    化していたことからドルが売られる展開でした。

    ドル円は119円台を割り込み、118円79銭までドル安が進み、レンジ相場の下

    限を試す動きにつながっています。

    NYでの引け値は119円台前半まで戻していますが、米経済指標や長期金利に加え、

    日本株の足踏みもドル反転へのきっかけをつかめない状況です。

    前日の小売売上高といい、昨日の二つの経済指標といい、昨日も述べた通りマクロ経

    済指標の下振れが鮮明になってきました。

    米国の経済成長の鈍化が鮮明になったとはまだ言い切れませんが、経済指標の悪化で

    利上げ観測が後退したことで、NY株式市場ではS&P500が最高値付近まで買わ

    れており、長期金利も1週間ぶりに1.9%を割り込んでいます。

    この二つの市場の反応を見る限り、FRBは利上げを急がないのではないかとの見方

    に傾いていることが窺えます。

    本来ならば、経済指標の悪化は株式市場にとってもマイナス要因のはずですが、市場

    の最大の関心である「利上げ」が遠のくことで株価が上昇するといった、おかしな現

    象となっています。

    「利上げ」という大きな金融政策の変更を前に、「産みの苦しみ」といった状況とい

    えましょう。

    ドラギ総裁は昨日の記者会見で、「われわれが導入した金融政策措置が奏功している

    こを示す明確な証拠がある」と語り、1兆1000億ユーロ(約139兆円)規模の

    債券購入プログラムがインフレ率と経済を回復させることに自信を示しました。

    「資産購入は2016年9月末まで継続することになっており、いずれにせよ、イン

    フレ動向に持続的調整がみられるまで継続する」と言明しています。

    (ブルームバーグ)

    記録的な低金利と、同じく記録的なユーロ安を背景に、ユーロ圏の景況感は徐々に持

    ち直す傾向を見せています。

    大量の資金供給で、域内の国債利回りが大きく低下し、運用先を求めてユーロからは

    資金流出が続き、

    これが「ユーロ安ドル高」のドライバーになっていると見られます。

    インターバンク市場では世界的な「ビッグプレイヤー」の一角であるドイツ銀行傘下

    の証券は昨日、ユーロドルは2017年には「0.85」まで下落すると発表してい

    ます。

    明確な方向性が見えないドル円は、上記のように「レンジの下限」を試している段階

    かと思われます。

    下値のメドは118円30銭前後の「118円台前半」になります。

    118円台半ばから下方には、一目均衡表の「雲」があり、その下には「120日線」

    なども控えており、テクニカル的にも重要な値位置です。

    また新年度に入っていることで、公的資金や生保など機関投資家の外債投資用のドル

    買い観測などもあるようです。

    ドル円の予想レンジは118円70銭から119円70銭程度を予想します。


  • ドル売られ、円とユーロ買われる 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 浜田発言が尾を引き、ドル円は119円台後半からじり安。

    小売売上高が市場予想を下回る伸びだったことでドル円は

    一段安となり、119円07銭まで下落。

  • ユーロドルは急反発。直近の最安値に接近し警戒感があった

    ことや、ギリシャへの緊急流動性支援を増額するとの噂もあり、

    1.05台半ばから1.07台へ反発。

  • 株式市場はまちまち。原油価格が上昇したことで、エネルギー株が

    相場を牽引。ダウは59ドル上昇したものの、ナスダックは

    小幅に続落。

  • 債券相場は小売売上高を受け続伸。長期金利は1.9%を割り込む

    場面も。

  • 金は反落。原油価格は上昇し53ドル台に。

  • 3月小売売上高     → +0.9%

  • 3月生産者物価指数   → +0.2%

    本日の注目イベント

  • 中   中国 1-3月GDP

  • 中   中国 3月小売売上高

  • 中   中国 3月鉱工業生産

  • 中   中国 3月工業生産

  • 欧   ECB金融政策発表

  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見

  • 欧   ユーロ圏2月貿易収支

  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)

  • 米  4月NY連銀製造業景気指数

  • 米   3月鉱工業生産

  • 米   4月NAHB住宅市場指数

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演

  • 米  企業決算 → バンク・オブ・アメリカ、サンディスク

    浜田内閣官房参与の発言にこれほど影響を受けるとはやや意外でした。

    もっとも、昨日の下落は3月の小売売上高が市場予想を下回ったことが直接の原因

    でしたが、ドル円は119円07銭まで売られ、119円割れは回避できたものの、

    米長期金利の低下傾向も見られることから、先週まで続いたドル高基調にやや変化

    も出ています。基本的には118-121円のレンジ相場が継続していると見られ

    ます。

    気になるのは、米国の景気回復基調が鈍化していることです。

    3月の小売売上高は、2月が予想外の低調だったこともあり、今回は「+1.1%」

    程度と予想されていましたが「+0.9%」と発表されたことで、経済成長を押さ

    えつけているのは厳しい冬の天候だけではないとの見方が広がり、FRBは利上げ

    を急がないのではということにつながっています。米国債が買われ、長期金利が1.

    9%まで低下してきたことは、欧州各国の長期金利が低下している中、相対的に有利

    だというだけで買われているわけではないとの観測も広がっています。

    IMFが昨日発表した世界経済見通しでも、原油安や金融緩和を受けて日本と欧州の

    成長率は上方修正されましたが、米国では賃金の上昇が予想されるよりも上がらない

    との見方から、成長率の鈍化が見込まれています。

    ドル円は、日経平均株価がザラ場で2万の大台を記録して以来、低調な動きになって

    います。さらに欧州ではギリシャに対する支援問題がまとまらず、デフォルトのリス

    クも話題になるなど、混迷が続いており、円が買い戻されやすい状況とも言えます。

    チャートを見ても、3月初旬の121円から122円の攻防を例外とすれば、上値は

    ほぼ121円以下に押さえ込まれています。

    現在日足では、まだローソク足が「雲」の上で推移していることから、ドル高傾向が

    維持されていると見ることができますが、この「雲」の下限は118円93銭近辺で

    あることから、118円90銭を完全に割り込むようだと、注意が必要かもしれません。

    本日は中国の経済指標が多く発表されることから東京時間でも動きがありそうです。

    また、株価の行方には依然として注意が必要です。

    さらに、欧州時間ではECBの政策金利が発表され、ドラギ総裁の記者会見があります。

    ドル円のレンジは119円~120円程度と予想します。


  • ユーロ円126円台半ばまで下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は欧州時間に120円84銭まで上昇したが、浜田内閣官房参与の

    発言をきっかけに、119円後半まで一気に円高が進む。その後は一進一退

    だったが長期金利の低下から上値も重く、120円台前半で取引を終える。

  • ユーロドルは緩やかに下落。1.0541までユーロ安が進み、対円でも

    126円台半ばまで下落。依然としてギリシャへの支援問題が重石に。

  • 株式市場は4日ぶりに反落。前日上昇したGEなど工業株が売られた。

    ダウは80ドル下落し、1万8000ドルの大台を割り込む。

  • 債券相場は続伸。金利の低下が続いている欧州債との比較から買われる。

    長期金利は1.92%台まで低下。

  • 金は反落し、原油は続伸。

    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏2月鉱工業生産

  • 英   英3月消費者物価指数

  • 米   IMF、世界経済見通し

  • 米   3月小売売上高

  • 米   3月生産者物価指数

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

  • 米  企業決算 →  ジョンソン&ジョンソン、JPモルガン・チャース、ウェルズ・ファーゴ、インテル


    日経平均株価が2万円の大台を目前に足踏みをしている一方、ドル円は欧州市場で順調に

    上昇し、一時は120円84銭まで上昇。先週木曜日に記録した120円74銭を抜けて

    121円を目指す雰囲気もありました。

    ところがドル円はその後119円台後半まで急落。

    BSフジの「プライムニュース」出演中の浜田内閣官房参与が、「購買力平価からすると

    120円はかなり円安。105円ぐらいが妥当」と発言したことで円買いが急速に進みま

    した。

    その後は120円台に戻す場面もありましたが、この発言後は120円台半ばには届いて

    おらず、やや上値の重い展開になっています。

    ドル円はもみ合いが続いていますが、見た目には119円台を固めているように見えない

    こともありません。

    ここ1週間は119円台を割り込んでいないだけではなく、ユーロドルに引っ張られる格

    好で、ドル高円安傾向を見せています。

    今週は121円程度までのドル高があるのではないかと予想していたのも、ユーロが売ら

    れる展開が考えられたからです。

    そのユーロは対ドルでは1.0541まで売られ、約1ヶ月ぶりのユーロ安水準まで下落

    してきました。対円でも、126台半ばと、こちらは2013年6月以来の水準です。

    ECBによる量的緩和で、欧州の国債利回りが軒並み低下していることと、ギリシャへの

    支援問題が依然として進展をみせないことが背景です。

    ギリシャの資金繰りについて、英フィナンシャル・タイムズ紙が「ギリシャは24日に債

    権者との合意に達しない場合、債務不履行を表明する準備をしている」と報じていました

    が、ギリシャ政府当局者は、ギリシャは債務不履行の準備を進めておらず、同国の債権者

    と同様だ、と電子メールで述べているようです。(ブルームバーグ)

    ギリシャ政府当局者が否定することは当然のことですが、今月中に27億ユーロ(約34

    30億円)の返済が迫っているのも事実です。

    今週17日に始まるIMF・世界銀行の春季総会で、ギリシャ問題が議論されるとの報道

    もあります。

    ドル円は短期的な動きを示す「1時間足」では「雲」を下抜けしており、「MACD」も

    マイナス圏に入っています。

    偶然かもしれませんが、ドル円が121円に近づくと、安倍首相のブレーンと言われてい

    る人たちが、円安をけん制する発言を行っています。

    二人とも、これまでの発言から「円安推進論者」と受け止めていましたが、このままでは

    円安がさらに進みかねないことを危惧しての発言でしょうか。

    日経平均株価は今日も、2万円を前に足踏みをしそうです。

    予想外の大幅下落につながるようだと、ドル円もNYの下値を試す可能性があるかもしれ

    ません。注目は今夜の米小売売上高の結果です。今回は「+1.1%」と予想されており、

    前回の「-0.6%」から大幅に改善すると見られています。

    予想レンジは119円50銭~120円50銭程度と見ます。


  • ユーロ円3週間ぶりに127円台に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は、ユーロやポンドでドル高が進んだこともあり

    底堅く推移。120円台を維持しながら120円47銭まで

    上昇。

  • ユーロドルは続落し、約3週間ぶりの1.05台半ば

    までユーロ安が進行。ギリシャへの支援問題が依然不透明との

    見方から、再びユーロ売りが活発化。

  • 株式市場は3日続伸。GEが発表した広範囲な事業建て直し

    計画が好感された。ダウは99ドル上昇し、S&P500は

    最高値に迫る。

  • 債券相場は小幅に続伸し、長期金利は1.94%台に低下。

  • 金は反発し、原油価格も続伸。


    本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合議事要旨(3月16、17日分)

  • 日   3月マネーストック

  • 中   中国 3月マネーサプライ

  • 中   中国 3月貿易収支

    ドル円は120円台を維持し、やや上値を試す展開かと思います。

    東京時間では、依然としてドル売りが優勢な状況ですが、海外市場ではドル高

    円安に振れやすい展開が続いています。

    ユーロが徐々に売られ、先週末はポンドも対ドルで売られ、「ドル高」が続い

    ていることが背景かと思われます。

    119円台を徐々に固めつつあるような印象ですが、まだ何とも言えません。

    上値も120円台半ばから121円が重く、ここを抜け切るには材料不足の感

    は否めません。

    昨日行われた統一地方選では、自民公明が推す10知事が全勝を収め、改めて

    「アベノミクス」が評価されたとの報道です。

    これは、現時点ではドル高円安要因と見ることができます。

    また、日本の株価にもプラスに働くと予想されます。

    先週末の日経平均株価は、ザラ場では2万円の大台回復を見せましたが、引け値

    では2万円に届いていません。

    先週末のシカゴ先物市場では再び2万円台に乗せ、20,035円で取引を終え

    ています。統一地方選の結果が株価にプラスに働くとすれば、ドル円でも支えに

    なると予想されます。

    市場の最大の関心である米国の利上げの時期を巡っては、6月の可能性はほとん

    どないと予想していますが、

    先週末ラッカー・リッチモンド連銀総裁は、最近の経済データに見られる弱さは

    一時的なものである可能性が高いとして、6月の利上げ開始への支持は変わって

    いないと述べています。

    ただ、このタカ派的な意見は現時点では少数派であって、「利上げを遅らせて混

    乱するリスクよりも、利上げを早めて混乱するリスクの方が大きい」とする意見

    がFOMC内部での多数派意見かと思われます。

    ミネアポリス連銀総裁は、FF(フェデラルファンド)金利誘導目標を比較的早

    期に引き上げることへの賛成論に「説得力はない」と改めて述べています。

    (ブルームバーグ)

    言うまでもなく、利上げのタイミングは今後の経済指標次第ですが、3月の雇用

    統計の予想外の下振れは、一時的なものだという見方が多いようです。

    4月と5月の雇用統計を見てみないと分かりませんが、新規失業保険申請件数の

    減少傾向を見る限り、一時的なものである可能性は高いと思います。

    目先は、明日の小売売上高に注目が集まります。

    本日も日経平均株価の行方に注意しながらの展開です。

    予想レンジは119円80銭~120円80銭程度をみています。


  • ドル円120円台半ばに 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は120円台が重く、119円後半まで押されたものの、

    失業保険申請件数が予想より改善したことや、長期金利の上昇に

    ドル円は買われた。120円74銭までドル高が進み、ドルが全面高

    の展開に。

  • ユーロドルでもドル高が進み、一時1.0637までユーロは下落。

    ギリシャがIMFへの資金返済を完了したとの報道にも反応せず。

  • 株式市場は続伸。原油価格が上昇したことを受けてエネルギー株が

    買われる。ダウは56ドル高。

  • 債券相場は続落し、金利は上昇。30年国債の入札が低調だった

    ことを受け、10年債も売られた。長期金利は1.96%台まで上昇。

  • 金は3日続落。原油は反発して50ドル台に。

  • 新規失業保険申請件数 → 28.1万件

    本日の注目イベント

  • 中   中国 3月消費者物価指数

  • 中   中国 3月生産者物価指数

  • 英   英2月鉱工業生産

  • 米   3月財政収支 

  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

  • 加   カナダ3月住宅着工件数

  • 加   カナダ3月失業率


    ドル円はNY市場で買われ、120円台半ばを超えてきました。

    120円40-50銭辺りがレジスタンスになっていましたが、NYでは120円74銭

    までドル高が進んだことで、一応レジスタンスは抜けた形になっています。

    株価が上昇し、長期金利も1.96%台まで反発。リスクオンの流れからドル円が120

    円台半ばを超えたものと思いますが、ユーロドルが1.06台まで下落し、「ドル高」が

    進んだことも影響しているようです。

    注目の日経平均株価は、シカゴの先物で2万円台まで上昇していることから、今朝も買い

    気配で始まりそうです。株価との連動性が低下しているとはいえ、やはり株価が一方的に

    上昇している限り、円高には向かいにくいと言えます。

    この水準から121円にかけては、3週間ぶりということもあり、ドル売り需要も多いと

    予想されます。そのドル売りをこなして上昇できるかどうかが、今日のポイントになりま

    す。

    冷静に見て、この水準まではこれまでも何度も挑戦していますが、数日後には押し戻され

    る展開でした。今回は、121円台に乗せて、さらにその水準を維持できるかどうかです

    が、チャートを見ると期待もできます。

    「日足」の「MACD」では、2月下旬以来の「ゴールデンクロス」が完成しています。

    しかも、「MACD」はプラス圏に入ってきており、この形状を基本に考えればドルが上

    昇すると予想することに無理はありません。

    一方で、米企業の1-3月期決算発表が始まり、トップバッターのアルコアは低調でした。

    発表は来週から本格的になりますが、ドル高の影響が色濃く出るようだと、株価が下がり、

    ドル円でも円が買われやすい状況も生まれます。

    米企業の四半期決算には注目ですが、日本でもまもなく3月期決算発表のシーズンになり、

    こちらはかなり良好だと、予想されています。

    昨年からドル円が急激にドル高円安に振れたことで、日米の企業業績にも影響が出ている

    状況で、NY株式が調整色を強め、日本株が上昇するのも、ある意味自然なことと言えま

    す。

    言うまでもなく、今日の最大の焦点は日経平均株価の行方です、朝から2万円台を回復し

    た取引になると思われますが、どこまで指数を伸ばすことができるのか。

    株式市場が2万円の大台を回復することで、一段と株価の先行きに強気になることも考え

    られます。ただ、それでもドル円の上昇スピードは緩やかだと予想します。

    本日のレンジは120円ー121円10銭程度を予想します。


  • ドル円「往って来い」の展開で120円台 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は120円台がやや重く、黒田日銀総裁の会見後にドルは

    緩やかに下落し、119円63銭近辺までドル安が進んだ。FOMC

    議事録では、6月利上げを主張した参加者がいたこともあり、ドルが

    買い戻され、120円台前半で引ける。

  • ユーロドルも1.08台まで上昇した後、ドルが買われ

    1.07台半ばまで下落。ユーロは円に対しても売られ、1週間ぶりに

    129円台前半までユーロ安が進行。

  • 株式市場は反発。M&Aのニュースなどを好感し、ダウは

    27ドルと小幅高。ナスダックは40ポイント上昇。

  • 債券は小幅に買われ、長期金利は僅かに低下。

  • 金は続落。原油は在庫が予想以上に増加していたことで、

    3ドルを超える大幅安。


    本日の注目イベント

  • 独   独2月鉱工業生産

  • 独   独2月貿易収支

  • 独   独2月経常収支

  • 英   BOE金融政策発表

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   ラガルド・IMF専務理事講演

    FOMC議事録が公表されました。

    今回の議事録は、3月17-18日の会合のもので、この会合で「辛抱強く」

    という文言が外されたこともあり、いつもよりは注目度が高かったように思い

    ます。その議事録では、6月利上げの是非を巡って参加者の中でも意見が分か

    れたことが明らかになりました。

    議事録によれば、「幾人かの参加者は、経済データや見通しが6月会合での正

    常化開始(政策金利引き上げ)を正当化する可能性が高いと判断した」と記さ

    れていました。一方、他の参加者は「エネルギー価格の下落やドル上昇が引き

    続きインフレを抑制しており、利上げは年後半にすべきであることが示唆され

    る」と主張したとあります。

    また二人は、政策引き締めが適切となる経済情勢は2016年まで訪れない公

    算が大きいとの見解も示していました。(ブルームバーグ)

    市場は、6月利上げが予想以上に意識されていたことで、ドルを買い戻す動き

    で反応しました。

    黒田日銀総裁が決定会合後の記者会見で、物価上昇率が予想通りに上がってい

    ないことに対してこれまでに何度も述べた「必要ならちゅうちょなく調整する」

    という言葉に留まったことで、ドルが緩やかに下落しましたが、FOMC議事録

    の内容がドルを押し上げる役目をし、結局「往って来い」の相場展開になってい

    ます。

    昨日の東京時間では、午前中は堅調な株価に支えられる形で120円台前半で留

    まっていましたが、午後に入ると、ドル売りがでて、119円台に押し戻される

    展開となり、まだ足許では120円台を固める段階でもなさそうです。

    ただ、ユーロドルを見ると、どちらかと言えば、ドル高ユーロ安の流れが勝って

    いるように見えます。この流れに引っ張られる形で、ドル円でもドルが底堅い動

    きを見せている面もあり、ユーロドルの動きにも、目配せが必要です。

    FRBの利上げがやや後ずれし、日銀も追加緩和に冷たい姿勢を見せる中、やは

    り株価の動きに注目するしかありません。

    日経平均株価は1万9800円近辺で、いよいよ2万円の大台が迫ってきました。

    投資信託を通じ、個人マネーの流入も高水準で、これまで見向きもしなかった海

    外の投資ファンドも日本株を「持たないリスク」を感じ始めたとの記事も散見さ

    れます。

    これに、円安を背景とした企業業績の上振れも予想され、NY株の調整を横目に、

    日本株の先高観は根強いものがあるようです。

    実際大量の日本株を保有している「生保」などの機関投資家は、今3月期は株式

    の含み益が増大し最高益を記録すると伝えられています。

    含み益で余裕が出てきたことで、多少の為替リスクをとっても利回りの高い米国

    債への投資を考えることはごく自然のことです。

    新年度はまだ始まったばかりですが、株価の上昇が続くとすれば、期間投資家の

    海外投資もこれから本格的になると考えられます。

    これはドル円の上昇要因と考えられ、「株高・ドル高」が同時に進行することも

    十分想定できます。

    本日も昨日と同様に、120円台を維持できるかどうかに注目しながら、レンジ

    は119円50銭~120円50銭程度を予想します。


  • ドル円2週間ぶりに120円台半ば 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は順調に上昇し、欧州市場では120円台に乗せ、

    NY市場では120円45銭までドルが上昇。約2週間ぶりの

    水準をつける。特段ドルを買う材料はなかったものの、ユーロドル

    でドル高ユーロ安が進んだことが影響した。

  • ユーロドルは前日から100ポイントほどユーロ安が進む。

  • 株式市場は3日ぶりに反落。一時はM&Aを材料に上昇する

    場面もあったが、引けにかけて値を崩す。ダウは5ドル安。

  • 債券市場は小幅に上昇したが、水準は先週末とほぼ変わらず。

  • 金は反落し、原油価格は続伸し、今年の最高値を更新する

    53ドル95セントで引ける。

  • 2月消費者信用残高  → 155.1億ドル

    本日の注目イベント

  • 日   2月国際収支

  • 日   3月景気ウォッチャー調査

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 日   黒田日銀総裁記者会見

  • 欧   ユーロ圏2月小売売上高

  • 米   FOMC議事録(3月17、18日分)

  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演

  • 米  企業決算 → アルコア

    ドル円はNY市場で120円45銭まで上昇し、先週末の雇用統計発表前の水準

    を上回りました。市場予想の半分程度まで落ち込んだ雇用者数の減少を、多くの

    市場参加者が一時的なものだと判断したということでしょうか。

    特に、イースター開けの欧州市場でドルが買われたことは、雇用統計ショックは

    既に消化された印象もあります。

    ドル円は、このところのレンジの上限までドル高が進んでいます。

    120円台半ばはある意味、重要な値位置です。

    ここを抜けると、121円台も見えてくることになり、3月20日以来のドル高

    水準となるからです。特に、ここでドルを買う理由は見当たりません。

    NYの株価は一進一退で、長期金利は低下傾向にあります。

    そして、そもそも経済指標は下振れ傾向を示している状況です。

    加えて、利上げのタイミングは後ずれしており、来年にずれ込むという見方さえ

    出ている状況です。昨日も、ミネアポリス連銀のコチャラコタ総裁は講演で、年

    内にFF(フェデラルファンド)金利の誘導目標を引き上げるのは「間違いだ」

    との認識を示しています。(ブルームバーグ)

    相場観的に言えば、ここからのドル買いは慎重にならざるを得ませんが、テクニ

    カルではやや変化が見られます。

    「日足」では、3月10日に記録した122円02銭を頂点とするレジスタンス・

    ラインを、昨日上抜けしています。

    レンジ相場を上に抜けたことを示していますが、このまま上昇するかどうかは現

    時点では微妙だと言うしかありません。

    「MACD」を見ても、丁度ゴールデンクロスをする状態で、さらにドルがもう

    少し上昇すると、「プラス圏」に入ります。

    つまり、早めに方向性を示唆するトレンド・ラインでは既にドル高を示してはい

    ますが、その他の指標では転換を示す一歩手前にいる状況で、「微妙」な値位置

    ということになります。

    ただ、ここからの上値は重い中、それでも120台を維持しているようなら、上

    記テクニカルの変化も頭の片隅に入れておくべきでしょう。

    今日はNYの株価がやや軟調な割りには、シカゴ日経平均先物は堅調でした。

    今朝の新聞にも、投信の設定が活発で個人マネーが流入しているとの報道もあり

    ます。

    株価とドル円の相関関係が以前ほど強くないとは言え、株の上昇がドル売りには

    つながりにくいのは事実です。

    株価が昨日に引き続き大幅に上昇するようだと、ドルが昨日のNYの高値を試す

    展開も予想されます。

    レンジは119円50銭~120円80銭程度を予想します。


  • 利上げ観測の後退から株価は上昇 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は連休明けの株価が上昇したことや、長期金利の上昇に

    ドル買い安心感が広がり119円68銭までドル高が進む。

    先週末の雇用統計の結果や、この日のNY連銀総裁の言葉などから

    利上げ観測が後退したことも材料に。

  • ユーロドルは小動き。ドル円で、円が売られた割にはユーロはしっかり。

    1.09台後半から1.10台でもみ合う。

  • 株式市場は上昇。利上げが遅れるとの見方が広がり、株価を押し上げた。

    ダウは117ドル上昇し、その他主要指標も堅調。

  • 債券相場は反落。原油価格が急騰したことで、インフレ期待が高まった。

    長期金利は1.89%台まで上昇。

  • 金は反発。原油もサウジアラビアがアジア向けの原油価格を引き上げた

    ことで、2ヶ月ぶりの水準まで上昇。

  • 3月ISM非製造業景況指数    → 56.5

  • 3月労働市場情勢指数(LMCI) → -0.3

    本日の注目イベント

  • 豪   豪2月小売売上高

  • 豪   RBAキャッシュターゲット

  • 日   3月マネタリーベース 

  • 欧   ユーロ圏3月製造業PMI(改定値)

  • 欧   ユーロ圏3月非製造業PMI(改定値)

  • 欧   ユーロ圏3月生産者物価指数

  • 米   2月消費者信用残高

  • 米   IMF、世界経済見通しを公表

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

    先週末に雇用統計が発表されましたが、株式市場は休場だったため、連休明け

    どのような反応を見せるのか注目されていましたが、雇用者の増加傾向が鈍化

    したことで、利上げが遅れるとの見方から株価は上昇しました。

    また、ダドリーNY連銀総裁の発言も株価にはプラスに働いたようにも思いま

    す。FRBが公表した労働市場情勢指数も「マイナス0.3」と、こちらも前

    月比で悪化しており、この日は「利上げは急がない」との見方が相場を支えた

    格好でした。

    ダドリー総裁は、「3日に鮮明になった3月の労働市場の軟化が、私が今想定

    しているよりも著しい労働市場の減速を予兆するものかどうか、状況の展開を

    注視することが大事だ」と述べ、利上げのタイミングについても、「データ次

    第であり、将来の経済動向が完全に予想できないため、依然見極めにくい」

    と語り、金融引き締めは「比較的低い軌道を進むものと想定している」と述べ

    るなど、初回利上げ後もその後の利上げのペースは緩やかなものになるとの認

    識を示しました。(ブルームバーグ)

    この発言内容は、特段これまでの発言と異なっているわけではなく、「ハト派」

    のメンバーのそれと一致しています。

    今回の雇用者数はサプライズではあったが、これが一時的なものなのかどうかは、

    まだ判断できないとのスタンスです。

    今週から、アルミ大手の「アルコア」を皮切りに決算発表が始まります。

    トムソン・ロイターの事前予想では、大手500社で前年同月比2.8%の減益

    が予想されており、その要因は「ドル高」の影響が大きいとの調査が出ています。

    ドル高の影響は、P&Gなど、グローバルに事業展開している企業ほど大きいと

    見られていますので、今後予想通り決算内容が下振れするようだと、こちらはド

    ル売り材料になるかもしれません。

    また、上述のように、毎月雇用統計発表後の月曜日に発表される労働市場情勢

    指数(LMCI)も、前月比悪化しており、前月分も「4.0」から「2.0」

    に下方修正されました。現時点では年内に利上げが実施されるとの見方は崩れて

    いませんが、マクロ的にはそのタイミングが徐々に先にずれて来ているように見

    受けられます。今後も経済指標には注目していかなければなりません。

    本日はオーストラリア準備銀行が理事会を開き、政策金利を発表します。

    市場の見方はほぼ半々に分かれており、個人的には利下げの可能性の方が高いと

    予想しています。資源価格の低下は依然として止まらず、景気てこ入れの観点か

    らも利下げのタイミングは近いと予想されます。

    さらなる利下げは住宅バブルにつながるとの見方もありますが、先週発表された

    住宅建設許可件数は前年同月比マイナスでした。

    利下げが仮に見送られても、あるいは実施されても、今回は相場への影響は大き

    いと思われます。発表は午後1時半です。

    本日のドル円のレンジは118円80銭~120円程度と予想します。


  • ドル円雇用統計後急落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 3月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想を

    大きく下回る12.6万人だったことからドルが急落。

    ドル円は119円台後半から、118円71銭までドル安が

    進んだが、市場参加者が少なかったこともあり、その後は

    小動き。

  • ユ-ロドルでもドル安が進み、10日ぶりに1.10台まで

    ユーロが買い戻される。ユーロ円も131円近辺までユーロ高

    が進む。


  • 3月失業率        → 5.5%

  • 3月非農業部門雇用者数 → +12.6万人



    本日の注目イベント

  • 日   2月景気動向指数

  • 欧   主要市場は休場(イースターマンデー)

  • 米   3月ISM非製造業景況指数

  • 米   3月労働市場情勢指数(LMCI)

  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演  



    3月の米雇用統計が発表されましたが、サプライズでした。

    市場予想の「24.5万人」を大きく下回り、FRBの目標である「20万人」をも

    下回る、「12.6万人」でした。

    この数字は、2013年末以降で最も少ない伸びになっています。

    また、2月と1月の雇用者数も下方修正され、どうやら順調に拡大を続けてきた労働

    市場にも、ブレイキがかかってきた可能性があります。

    もちろん、単月だけで雇用情勢を判断するわけにはいきませんが、雇用だけが順調に

    拡大しており、その他の経済指標には既に黄色信号が灯っていた状況を考えると、景

    気の鈍化が雇用にも影響を与え始めたとも考えられます。

    今後の雇用統計がますます重要な意味を持ってくるということです。

    雇用者増の予想外の鈍化で、6月の利上げの可能性はほとんどなくなったと思われま

    す。これで、利上げがさらに後ずれし、2016年になるといった見方は時期尚早で

    すが、FRBが利上げに関して、より慎重になるのではないでしょうか。

    今回の内容が例外で、今後20万人を超える状態が続くのではないかと予想していま

    すが、9月の利上げの可能性は依然として残っていると考えます。

    債券王と称され著名な、ビル・グロース氏は、ブルームバーグのインタビューで、米

    国の雇用の伸びが減速しても、金融当局は8月か9月に利上げを実施するとの見方を

    示してます。その理由として、金融当局が2008年以降続けている事実上のゼロ金

    利政策の正常化を望んでいることを挙げています。

    先週末は「グッドフライデー」であったため、NY株式市場が休場で、債券市場も短

    縮取引でした。そのため、それらの市場が為替市場に与える影響を見極めることが出

    来ませんでした。特に株式市場がどのような反応を示すのかが、重要です。

    「利上げが先送りになる」ということで、株価が上昇すれば、ドル円もそれ程ドル安

    円高には振れにくいと思われますが、景気そのものが悪いから雇用の伸びが減少した

    と捉えられれば、株価の下落につながることも考えられます。

    まずは、日本株がどのような反応をみせるのかを見極めたいと思います。

    本日もイースターマンデーのため、ロンドンやフランクフルトなど、主要市場は休場

    です。従って、東京市場が引けた後、NY市場が始まるまでは閑散とした取引になる

    ものと思われます。

    予想レンジは118円20銭~119円50銭程度とみます。


  • 雇用統計を控え小動き 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は今夜の雇用統計を控え小動き。

    119円台半ばから後半でもみ合い、失業保険申請件数が

    低下していたものの、相場への影響は見られなかった。

  • ユーロドルは上昇。雇用統計前の持ち高調整と見られる

    買いに、前日よりも100ポイントユーロ高の水準まで上昇。

  • 株式市場は3日ぶりに反発。こちらも雇用統計と連休前の

    買い戻しと見られ、ダウは65ドル上昇。

  • 債券相場は反落。失業保険申請件数が予想以上に減少して

    いたことが影響。長期金利は1.91%台まで上昇。

  • 金、原油は前日の大幅な上昇から反落。

  • 2月貿易収支     → 354億ドルの赤字

  • 新規失業保険申請件数 → 26.8万件


    本日の注目イベント

  • 中   中国 3月HSBCサービス業PMI(速報値)

  • 欧   欧州市場は休場

  • 米 株式市場休場、債券市場は正午まで (グッドフライデー)

  • 米   3月雇用統計

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

    今夜の雇用統計発表を控え、ドル円は動きがありません。

    特に昨日の東京時間では、株価が久しぶり大幅な反発をみせ、前日比277円も

    上昇したにも関わらず、ドル円は反応うすでした。「笛吹けど、踊らず」といっ

    た状況です。

    119円台が定着したかのような相場つきですが、今夜に期待したいと思います。

    市場予想は24.5万人の増加ですが、むしろ注目しているのは「平均時給」で

    す。こちらは、前月比0.2%の上昇を予想していますが、既にそれ程上昇して

    いないと読んでいることになります。

    注意したいのは、今日は「グッド・フライデー」で、欧州市場はほぼ休場です。

    NYでは、株式市場が休みで、債券市場は短縮取引になります。

    そのため、参加者が少なくなると思われ、流動性の低下から、結果次第では値が

    飛ぶのではないかと懸念されます。

    予想通りの結果であれば問題は無いかと思われますが、どちらかに大きく乖離し

    た場合には、荒れる可能性があります。

    雇用統計では、昨年12月分から、連続して市場予想から大きく乖離しており、

    それも全て上振れしています。

    先日のADP雇用者数が大きく下振れしたことから、目線は下方にバイアスがか

    かっているように思います。

    昨日はイエレンFRB議長の講演がありましたが利上げに関するは発言は一切な

    く、米経済を強くするための、経済学的なアプローチの内容に終始しています。

    市場の動きが徐々に読みにくくなっていますが、着地点は、米利上げがいつに

    なるのかという点に尽きます。

    6月はないと思われますが、それが9月なのか、あるいは来年にずれ込むのかで、

    相場の行方は異なってきます。

    現時点では、9月利上げを予想していますが、それでもドルの上昇スピードは緩

    やかなものになると思います。

    先ずは、今夜の結果が利上げ観測を早めるのか、後退させるのかに注目です。

    予想レンジは、ややワイドに118円50銭~120円50銭程度にします。


  • 冴えない米経済指標にドル円119円台 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円はADP雇用者数が予想に届かなかったことや、

    他の経済指標も不調だったことから119円43銭まで下落。

    ただ、相変わらず冴えない相場展開が続き、一方方向への勢いは

    なく、119円70-80銭まで反発して取引を終える。

  • ユーロドルも小動き。1.07台前半から1.08まで

    ユーロ買いが勝ったが、上昇も限定的だった。

  • 株式市場は続落。雇用や製造業指数が予想を下回ったことで

    売り圧力が増した。ダウは77ドル下落。

  • 債券相場は雇用の伸びが鈍化したことで続伸。

    長期金利は1週間ぶりに1.85%台まで低下。

  • ドル安から金と原油は大幅に反発。金は約1ヶ月ぶりに

    1200ドルの大台を回復。

    本日の注目イベント

  • 日   3月マネタリーベース

  • 米   2月貿易収支

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   イエレン・FRB議長講演


    ドル円は、雇用統計を控えているとはいえ、冴えない展開が続いています。

    売られもしないし、買われもしない展開で、120円を挟んだ取引が続いています。

    NY株式市場が調整色を強め、利上げ観測が重石となり、上値の重い流れが続いて

    いますが、昨日のように、経済指標が予想を下回り、利上げ観測がやや後退しても

    株価が反発しない状況になっています。経済指標が良好だと、利上げ観測が強まり

    株価が売られることから、どちらにしても株価の下落圧力が強く、調整局面と言え

    そうです。

    一方債券相場の方は、利上げ観測の後退を好感し買われているため、長期金利の低

    下傾向が続いており、昨日は1.85%台まで低下し、ドルの上値を抑える役割を

    演じています。1.85%台まで低下した長期金利の水準を考えると、120円を

    挟むレベルで推移しているドル円は、むしろ健闘していると見ることも出来そうで

    す。また、順調に上昇してきた日経平均株価の雲行きも怪しくなって来ました。

    2万円に届く水準まで買われていましたが、そこから1000円程度の調整を余儀

    なくされています。依然として先高観はあるものの、こちらもドル円の上値を重く

    していると見られます。

    ADP雇用者数は、市場予想の22.5万人に対して、18.9万人でした。

    この内容は、予想を下回っただけではなく、2014年1月以来で最も小幅な伸び

    となり、明日の雇用統計とは必ずしも相関しないとしても、下振れ懸念が頭をかす

    めます。順調に回復してきた雇用にも、そろそろ息切れが出てきたと考えられるか

    もしれません。
    米国の一人勝ちといわれる中でも、雇用以外の指標には一足先に黄色信号がともっ

    てきましたが、頼みの雇用にも悪影響が伝播してきたのかもしれません。

    自民党の山本幸三衆議院議員は、ロイター通信とのインタビューで、追加緩和は

    「展望リポート」が公表になる、30日会合が「良いタイミングだ」と述べていま

    す。

    また、「追加緩和でも円安が加速するとは考えておらず、国際的にも批判されるこ

    とはない」とも述べており、昨日の夕方にはこのニュースで120円33銭までド

    ルが買われる場面もありました。

    直近のインフレ率がほぼ「ゼロ」まで下がり、今後は「マイナス」に転じるのでは

    ないかとも見られている状況下で、まだ追加緩和の可能性は残っていると考えてい

    ますが、さすがに消費者物価指数が「マイナス」になると、2%の物価目標を掲げ

    ている日銀も何らかの対応を迫られるのではないかと思います。

    冴えない米経済指標がドル円の上値を重くしていますが、今日も上値は120円台

    半ばまであればいい方でしょう。

    予想レンジは119円~120円30銭程度とみます。


  • ユーロ下落でユーロ円128円台に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は120円を挟み一進一退。経済指標は強弱まちまち

    だったが、119円78銭まで下落。その後はユーロドルでドル高が

    進んだこともあり120円台に戻して取引を終える。

  • ユーロドルは、ギリシャ支援を巡る不透明さからユーロが売られる。

    前日より100ポイント下の、1.07台半ばの水準でもみ合う。

  • 株式市場は反落。ヘルスケア関連を中心に、前日の大幅高の8割方

    を失う。ダウは200ドル下落し、1万7700ドル台に。

  • 債券相場は続伸。原油価格の下落からインフレ率の低下が見込まれ

    債券に買いものが集まる。長期金利は1.92%台に低下。

  • 金、原油は共に続落。

  • 1月ケースシラー住宅価格指数  → +4.56%

  • 3月消費者信頼感指数      → 46.3

  • 3月シカゴ購買部協会景気指数  → 101.3

    本日の注目イベント

  • 豪   豪2月住宅建設許可件数

  • 日   3月日銀短観

  • 中   中国 3月非製造業PMI(速報値)

  • 中   中国 3月製造業PMI(速報値)

  • 中   中国 3月HSBC製造業PMI(改定値)

  • 欧   ユーロ圏3月製造業PMI(改定値)

  • 米   3月ADP雇用者数

  • 米   3月ISM非製造業景況指数

  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁、討論会を司会

  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁、討論会を司会

    昨日は3月末で、多くの企業は決算日でした。

    2015年度の最終日で、為替と株式の動向が注目されていましたが、引けに向けて

    株価が大幅に下落したことを受け、ドル円も119円台に入りました。

    NY市場では119円78銭までドル売りが進んだものの、勢いはなく、120円台

    に押し戻されています。

    もっとも、これはユーロドルが1.07台前半までユーロ安が進み、ドルが買われた

    ことの影響と見ることも出来そうです。

    ユーロドルは約10日ぶりに1.07台前半までユーロ安が進みましたが、これは、

    ギリシャへの資金支援が難航する中、今月中にもギリシャが資金ショートする可能

    性が報道されたことで、ユーロ売りが加速したものです。

    今後ユーロ売りがさらに進むようだと、ユーロ円は下落する可能性が高いと思われ

    ますが、ドル円でもドルが買われ易いことから、ドル円の下落を抑制することにも

    つながり、ドル円の大幅下落は見込みにくいことになります。

    市場の注目は既に週末の雇用統計へと移っているようですが、雇用統計の結果次第で、

    利上げ観測が前倒しになったり、後ずれしたりすることになります。

    リッチモンド連銀のラッカー総裁は昨日の講演で、「今後発表される経済指標が予想

    から著しくかい離しない限り、6月会合で利上げを決定する根拠は引き続き強いだろ

    う」と述べ、6月に利上げすべきだとの認識を示しました。(ブルームバーグ)

    ちなみに同総裁は、今年のFOMCでの議決権を持っています。

    本日も、重要な経済指標が多く発表されます。

    ADP雇用者数はもちろんのこと、日中もオーストラリアからは住宅関連の指標があ

    り、中国のPMIも発表されます。

    従って、今日は豪ドル円の動きからは目が離せません。

    その豪ドル円は、一昨日から下値を切り下げて来ました。

    2月3日に89円36銭を記録してからは底堅い動きを見せ、上昇に転じましたが、

    94円台半ばから95円のレジスタンスゾーンが抜け切れず、再び上記水準を試す展

    開になっています。

    既に「日足」では、雲を下抜けしており、「遅行スパン」も逆転をみせており、テク

    ニカル的には90円を目指すことが予想されます。

    また、政策金利についても利下げ観測が根強く、これが豪ドル円の上昇を抑制してい

    る面もあります。

    新年度入りして、GPIFなどの公的資金が外物への投資を増やすと見られています

    が、どのタイミングで出て来るのかはわかりません。

    やはり、週末の雇用統計を見ないことにはトレンドを見極めにくいと言えるでしょう。

    予想レンジは119円30銭~120円50銭程度を見ます。


  • このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
    断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
    社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
    相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
    レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
    損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
    決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
    (法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
    34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
    「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
    取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
    また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
    信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
    等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
    ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
    通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
    決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
    また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
    お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
    契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
    開始していただくようお願いいたします。