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 2015年04月 

ドル円120円台半ばに 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は120円台が重く、119円後半まで押されたものの、

    失業保険申請件数が予想より改善したことや、長期金利の上昇に

    ドル円は買われた。120円74銭までドル高が進み、ドルが全面高

    の展開に。

  • ユーロドルでもドル高が進み、一時1.0637までユーロは下落。

    ギリシャがIMFへの資金返済を完了したとの報道にも反応せず。

  • 株式市場は続伸。原油価格が上昇したことを受けてエネルギー株が

    買われる。ダウは56ドル高。

  • 債券相場は続落し、金利は上昇。30年国債の入札が低調だった

    ことを受け、10年債も売られた。長期金利は1.96%台まで上昇。

  • 金は3日続落。原油は反発して50ドル台に。

  • 新規失業保険申請件数 → 28.1万件

    本日の注目イベント

  • 中   中国 3月消費者物価指数

  • 中   中国 3月生産者物価指数

  • 英   英2月鉱工業生産

  • 米   3月財政収支 

  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演

  • 米   コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁講演

  • 加   カナダ3月住宅着工件数

  • 加   カナダ3月失業率


    ドル円はNY市場で買われ、120円台半ばを超えてきました。

    120円40-50銭辺りがレジスタンスになっていましたが、NYでは120円74銭

    までドル高が進んだことで、一応レジスタンスは抜けた形になっています。

    株価が上昇し、長期金利も1.96%台まで反発。リスクオンの流れからドル円が120

    円台半ばを超えたものと思いますが、ユーロドルが1.06台まで下落し、「ドル高」が

    進んだことも影響しているようです。

    注目の日経平均株価は、シカゴの先物で2万円台まで上昇していることから、今朝も買い

    気配で始まりそうです。株価との連動性が低下しているとはいえ、やはり株価が一方的に

    上昇している限り、円高には向かいにくいと言えます。

    この水準から121円にかけては、3週間ぶりということもあり、ドル売り需要も多いと

    予想されます。そのドル売りをこなして上昇できるかどうかが、今日のポイントになりま

    す。

    冷静に見て、この水準まではこれまでも何度も挑戦していますが、数日後には押し戻され

    る展開でした。今回は、121円台に乗せて、さらにその水準を維持できるかどうかです

    が、チャートを見ると期待もできます。

    「日足」の「MACD」では、2月下旬以来の「ゴールデンクロス」が完成しています。

    しかも、「MACD」はプラス圏に入ってきており、この形状を基本に考えればドルが上

    昇すると予想することに無理はありません。

    一方で、米企業の1-3月期決算発表が始まり、トップバッターのアルコアは低調でした。

    発表は来週から本格的になりますが、ドル高の影響が色濃く出るようだと、株価が下がり、

    ドル円でも円が買われやすい状況も生まれます。

    米企業の四半期決算には注目ですが、日本でもまもなく3月期決算発表のシーズンになり、

    こちらはかなり良好だと、予想されています。

    昨年からドル円が急激にドル高円安に振れたことで、日米の企業業績にも影響が出ている

    状況で、NY株式が調整色を強め、日本株が上昇するのも、ある意味自然なことと言えま

    す。

    言うまでもなく、今日の最大の焦点は日経平均株価の行方です、朝から2万円台を回復し

    た取引になると思われますが、どこまで指数を伸ばすことができるのか。

    株式市場が2万円の大台を回復することで、一段と株価の先行きに強気になることも考え

    られます。ただ、それでもドル円の上昇スピードは緩やかだと予想します。

    本日のレンジは120円ー121円10銭程度を予想します。


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