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 2015年07月 

円、ユーロ共に反発 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は124円台半ばを抜けなかったことや、

    米長期金利が低下したことで、利益確定のドル売りに押される。

    124円台を割り込み、123円76銭まで反落。

  • ユーロドルは反発。ドル売りが優勢となり、前日の安値から

    150ポイントほどユーロ高が進む。

  • 株式市場は大幅に反落。IBMなどの決算が予想を下回った

    ことをきっかけに売りが優勢となり、ダウは前日比181ドルの

    下落。

  • 株安が進んだことで債券は反発。2年債利回りは1ヶ月ぶりの

    高水準から低下した。長期金利も2.33%台まで低下。

  • 金は下げ止まらず、年始来安値を更新。原油は1週間ぶりに

    反発したものの小幅に留まる。

    本日の注目イベント

  • 豪   豪第2四半期消費者物価

  • 中   中国 6月景気先行指数

  • 英   BOE議事録

  • 米   5月FHFA住宅価格指数

  • 米   6月中古住宅販売件数

    先週から堅調に上昇して来たドル円は、結局124円台半ばを抜けきれずに

    反落しました。124円台半ばは、6月10日の「黒田ショック」でドルが

    急落した際の、起点となった水準で市場参加者の多くが意識した水準だった

    と思われます。株価の方もやや調整を見せたことで、ギリシャと中国という

    二つの不安要因が後退したあとのリスクオンの動きにもブレイキがかかった

    と見られます。

    ただこの先はそれ程不安要因は見あたらず、米利上げを織り込みながらドル

    が緩やかに上昇していく展開を予想しています。

    昨日の東京時間では株価もしっかりし、日経平均株価はほぼ年初来高値の水

    準でした。しかし、先週末比191円上昇した株価の割りにはドル円の伸び

    は限定的で、124円台半ばが意識されていることが窺えました。

    NYでは経済指標の発表もなく、株価が下落し、債券が買われたことに反応

    して、ドル円は123円台後半まで売られています。

    またNY時間には黒田日銀総裁が、物価上昇率が秋口以降かなりのテンポで

    上昇していく可能性があると発言したことが伝えられ、こちらも円買いを誘

    ったと見られます。

    注目のユーロドルも前日の急落から反発し、1.09台半ばを超えてきまし

    た。結局ドル円は120-125円のレンジを、上も下も抜け切れない展開

    が続いているということです。

    ギリシャと中国問題から下値を試しましたが、120円は抜けずに120円

    41銭を底値に反転し、今度はその二つのリスクが後退したことから上値を

    試しましたが、124円47銭で折り返してきた形です。

    今週はなかなか材料にも乏しく、方向感もいまいち掴みにくい展開が予想さ

    れます。来週には夏休み前最後のFOMCが開催されます。

    今回のFOMCではイエレン議長の記者会見はありませんが、それでも9月

    に利上げがあるのかそれとも、12月になるのかのヒントを得ることができ

    る可能性があり、重要なイベントであることに変わりはありません。

    そしてその翌週には7月の雇用統計が発表になり、言うまでもなく、利上げ

    のタイミングには大きな影響を与えます。

    それまでは、しばらく蒸し暑い相場展開が続くと見ておいた方がよさそうで

    す。本日はやや目線を下に見て、レンジは123円30銭から124円30

    銭程度を予想します。順調に回復してきた日経平均株価が、予想外の下落を

    見せるようだと、123円前後までの下落もあるかも知れません。


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