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ドル円米GDP上方修正で一時121円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はGDP確定値が上方修正されたことや、株高などを
    好感し121円台まで上昇。一時121円24銭までドル高が進んだが
    その後は株価が上昇幅を縮小したことで、120円台半ばまで反落。

  • ユーロドルも続伸。1.11台前半を割り込めない展開が続いて
    いるが、上値を徐々に切り下げている。

  • GDP確定値を受け株価は反発。金融セクターなどの株価が
    上昇を牽引。ダウは113ドル上昇したが、ハイテク株は軟調。

  • 債券相場は反落。前日のイエレン発言が重石となり、2年債が
    売られる。長期金利は2.16%台まで上昇。

  • 金は反落し、原油価格は反発。

  • 米4-6月期GDP(確定値 )         → 3.9%

  • 9月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値) → 87.2

    本日の注目イベント

  • 中   中国8月工業利益
  • 米   8月個人所得
  • 米   8月個人支出
  • 米   8月PCEコアデフレーター
  • 米   8月中古住宅販売成約指数
  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演

    120円を中心にもみ合いが続いているドル円は、4-6月期の
    GDP確定値が、改定値から上方修正されたことを受け、一時
    121円24銭までドル高が進みました。
    この水準は9月10日に記録したドルの高値とほぼ同水準で、
    9月初めから続いているレンジの上限を試した格好でしたが、
    NY株式市場で、ナスダック指数がマイナスに転じたことから、
    120円台半ばまで反落し、引き続きレンジ相場を維持する
    結果になっています。

    9月に入ってからのドル円は概ね、119円~121円のレンジで
    推移しています。中国発の世界同時株安の影響は、今も進行中です。
    また米利上げ観測の影響で株式も大きく揺れ動きました。
    加えて、降って沸いたようなフォルクスワーゲンの不正問題もあり
    ました。
    しかし、それでもドル円は一時116円台前半まで急落する局面は
    ありましたが、底堅い動きを維持して
    います。レンジ相場が1ヶ月程度続いていることから、そろそろ
    日柄的にもどちらかに抜けてもいい頃かもしれません。

    その際に重要なポイントとなるのは、やはり米国の利上げ観測と
    いうことになります。イエレン議長は先週、FOMCメンバーの
    多くは年内利上げを想定していると述べました。
    10月の利上げは、まだ外部環境が不安定なことから難しそうですが、
    12月の会合では利上げの可能性が高いと予想しています。
    先週末の講演でセントルイス連銀のブラード総裁も、利上げへ
    「行動開始が望ましい」と述べ、イエレン議長と同様な認識を示して
    います。(ブル-ムバーグ)

    このように外部環境が落ち着きをみせれば、米国が利上げに踏み切る
    可能性は高く、今後どこかのタイミングで、現在のレンジが破れるを
    すればドル高の方向の可能性が高いのではないかと予想します。
    まだ足元では中国発の余震は続いており、株価の急落をきっかけに
    ドル円が大きく下落するリスクはないとはいえません。
    しかし、上記FRBのスタンスと、2%の物価上昇が非常に難しい
    状況下に置かれている日銀のスタンスを考慮すると、FRBの利上げと
    日銀の追加緩和がないとは言えません。

    今週末には9月の雇用統計が発表されます。
    ドル上昇のきっかけとすれば、これほどいいタイミングはありません。
    10月に入り、米国の経済成長が依然として緩やかに拡大している
    ことが確認されれば、ドル上昇のドライバーになることは十分考え
    られます。

    本日はいつものように、株価に注目することは当然ですが、地区連銀
    総裁の講演が二つ予定されています。
    ここでも利上げに前向きな発言が出るかどうかにも注目したいと
    思います。
    シカゴ連銀総裁は「ハト派」の代表格で、サンフランシスコ連銀総裁は
    イエレン議長に近い立場と見られています。
    本日の予想レンジは120円~121円30銭程度を見ています。

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