今週は2つのイベントに注目 

ひと目で分かる昨晩の動き

海外市場

  • 株式、債券市場が感謝祭後の翌日ということで短縮取引だったため、

    ドル円も小動き。122円62銭~88銭と値幅も出ず様子見。

  • ユーロドルも値動きは限定的だったものの、今週のECB理事会で

    何らかの追加緩和策が講じられるとの見方から、上値を徐々に切り下げ、

    1.05台後半で引ける。

  • 株式市場はまちまち。エネルギー株が売られる中、ダウは14ドル下げ、

    S&P500はほぼ変わらず。

  • 債券相場は短縮取引ということもあり小動き。中国株が大幅な下落を見せた

    ことで、債券への需要が見られ、長期金利は2.22%台と小幅に低下。

  • 金は続落し、約5年10ヵ月ぶりに1、056ドル台に。原油も反落し

    再び41ドル台に。

    本日の注目イベント

  • 日   10月鉱工業生産

  • 独   独10月小売売上高

  • 独   独10月消費者物価指数(速報値)

  • 米   11月シカゴ購買部協会景気指数

  • 米   10月中古住宅販売成約指数

    先週のドル円は122円台半ばから123円程度の動きで、ほぼ様子見の展開

    でした。NY市場が感謝祭で休場だったこともありますが、相場を動かす材料

    が今週に集中していたことから取引を手控える市場参加者が多かったものと思

    われます。

    今週は2つのイベントに注目しています。

    1つ目は言うまでもなく、週末の雇用統計です。

    現時点では失業率が5.0%で先月と同じで、非農業部門雇用者数は20万人

    と予想されています。個人的には今回の内容が仮に予想に届かなかったとして

    も、利上げを延期するほどの材料にはならないと予想しています。

    その利上げに関して、2日にはイエレン議長の講演があり、翌3日には議会で

    証言が行われる予定です。ここで議長が「利上げを延期する理由は見あたらな

    い」などの発言を行うようだと、利上げは秒読み段階に入ったと考えられます。

    また、今後の利上げのペースに関しても言及があるかもしれません。

    2つ目は3日のECB理事会です。

    ユーロ圏では低インフレ率に加え、パリ同時多発テロによって地政学的リスク

    が高まっており、これが消費者心理を冷えこますなど、域内の成長鈍化につな

    がる可能性が出てきました。ECBとしても、何らかの対応に迫られていると

    考えられ、ドラギ総裁のこれまでの発言を考えると追加緩和の可能性は極めて

    高いと予想されます。ユーロドルはこれらの状況を織り込みながら、下値を切

    り下げる展開がつづいています足元では1.05台半ばが底堅い動きをみせて

    はいますが、1.05を割り込み、1.04台半ばを割り込むようだと、一気

    に水準を切り下げることも想定されます。

    ドル円はやや予想が異なります。

    日米の金融政策の差が、欧米ほど明確ではないからです。

    そのため、仮に米国が利上げに踏み切れば「材料出尽くし」と見て、ドルが下

    落するといった見方もそれなりに支持されているようです。

    確かにその可能性は否定できませんが、ユーロドルが水準を大きく切り下げる

    ようなら、ドル円でも円売り、ドル買いが強まることも考えられます。

    本日のドル円は122円30銭~123円30銭程度を予想します。


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    NY市場休場のため動かず 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    海外市場


    • NY市場が感謝祭で休場のため、ドル円は小動き。
      122円台半ばで推移し、前日と水準は変わらず。

    • ユーロドルは1.06台で推移。上値が重い展開から
      1.06ちょどまで下げたが、商いは閑散。

    本日の注目イベント

    • 日   10月消費者物価指数
    • 日   10月失業率
    • 中   中国 10月工業利益
    • 欧   ユーロ圏11月景況感指数
    • 英   英7-9月期GDP(改定値)
    • 米   ブラック・フライデー
    • 米   株式市場と債券市場は短縮取引

    昨日はNY市場が感謝祭で休場だったため為替はほとんど動いて
    いません。
    ユーロドルがやや値を下げ、1.06ちょうどまで売られる場面が
    ありましたが、基本的には来週のイベント待ちの状況です。

    来週はいよいよ12月です。
    週を通して重要なイベントが多くあります。
    1日には中国のPMIが発表され、米国ではISM製造業景況指数が
    発表されます。注目のECB理事会は3日に開催され、ここで追加緩
    和が実施される可能性が高く、ユーロ売りを誘発しています。

    今週、ユーロドルは1.05台半ばまで売られ、多くの市場関係者は
    「いずれ1.0まで下げる」と予想しています。
    このため、ドイツ国債などの利回りは低下し、5年債でもマイナス金
    利になっています。
    ECBが、現行の中銀預金金利マイナス0.2%を、さらに0.2
    ポイント引き下げるのではないかといった観測が金利低下につながっ
    ています。

    3日には、もうひとつ注目イベントがあります。
    イエレンFRB議長が上下両院合同委員会で証言を行うことになって
    います。12月15-16日のFOMCで、いよいよ利上げが決定さ
    れると見られているため、会合を前に利上げの可能性や、その後の利
    上げのペースなどについてヒントが得られるかもしれません。

    そして4日の金曜日には11月の雇用統計が発表されます。
    市場予想は、失業率が前月と同じ5.0%で、非農業部門雇用者数は
    20万人となっています。10月の雇用統計が大きく上振れしたことで、
    利上げに相当なインパクトを与えたため、仮に11月分が多少下振れ
    したところで、政策判断に与える影響は限定的だと思われます。
    多くのFOMCメンバーの発言が、すでに利上げにむけた舞台は整って
    いると感じさせるものになっています。

    市場の関心は、既に「利上げ後」に移っていると見られ、利上げが
    決定された後、果たしてこれまで通りドルが上昇するのかどうかが焦点
    になっています。
    過去30年で見ると、金融緩和から引き締めに移行した回数は5回です
    が、多くは利上げ後ドルが売られる展開でした。
    とりわけ1997年の利上げが今回と似ていると言われています。
    この時は123台で利上げが実施され、127円台までドルが上昇しま
    したが、その後約1ヶ月で110円台までドルが急落しました。
    同じ展開になるかどうかは分かりませんが、一応頭に入れておいたが無
    難かと思います。

    本日のドル円は122円20銭~123円程度を予想します。

    ================================
    2週間前にこの欄で、米国で人気のハンバーガー・チェーンの「シェイ
    クシャック」が、13日に東京神宮外苑に日本1号店をオープンすると
    いうコメントを書きましたが、
    当日は約400人の行列ができたそうです。
    価格は680円~980円と、決して安くはありませんが、それでも
    この行列。
    日本では2020年までに10店舗まで増やす計画だそうですが、
    わずか10店舗ではなかなか「試食」にはありつけませんね。
    良い週末を・・・・・。

    ユーロ円一時130円を割り込む 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は122円台半ばから反発。耐久財受注など、経済指標

    が良好で利上げ観測が強まったことでドル円は122円93銭

    まで買われた。

  • ユーロドルは欧州時間には1.0689まで上昇したものの、

    NYでは来週のECBによる追加緩和観測が強まり1.0565まで

    下落し、直近安値を更新。

  • 株式市場は前日とほぼ変わらず。感謝祭前ということもあり、

    薄商いの中、ダウは1ドル上昇し、ナスダックも13ポイント上昇。

  • 債券相場は動意がなく前日と変わらず。利上げ観測が強まる中、

    今週に入っても方向感が見られない。

  • 金は小幅に反落。原油は地政学的リスクが意識され続伸。

    本日の注目イベント

  • 米 NY休場(感謝祭)

  • 欧   ユーロ圏10月マネーサプライ

    昨日は6日ぶりに日経平均株価が下落し、ドル円も歩調を合わせるように下値を

    試し、122円26銭までドルが売られる場面がありましたが、それでも122

    円割れはなく、NYでは再び122円台後半まで押し戻されています。

    耐久財受注など、多くの経済指標が発表されましたが、概ね良好だったことで、

    12月利上げのシナリオが維持された格好でした。

    123円台半ばから上値が重く、一方で122円を割り込むこともできない展開

    が続いています。このレンジをブレイクするには、やはり、それなりの材料が必

    要なのかもしれません。そうなると、注目は来週の「11月の雇用統計」という

    ことになりそうです。

    ドル円が122円台に留まっている中、ユーロドルは再び1.06台を割り込み

    1.0565までユーロ安が進み、直近の安値を更新しています。

    今週月曜日の展開と同じように、1.05台からは押し戻されてはいますが、

    「1歩前進2歩後退」を繰り返して、1.05割れを目指していると思われます。

    対ドルで円以上にユーロの下落が際立っていることから、ユーロ円も4月28日

    以来となる130円割れを示現しています。

    ユーロ圏の景気回復のためには「何でもやる」と繰り返し述べているドラギ総裁

    ですが、来週には実際に何をやるのかが判明します。

    量的緩和の期限を引き延ばすとか、現在マイナス0.2%の中銀預金の金利を、

    さらにマイナス幅を拡大するのではないかといった見方が広がっています。

    12月に利上げ観測が強まっている米国と、さらに緩和策を拡大しそうなECB

    との「政策の差」が如実にレートに表れていると言えます。

    ただ、この「政策の差」も徐々に市場には織り込まれつつあると見られ、深追い

    は危険です。利益が十分取れる「根っこの部分」は維持しながらも、突込み売り

    したショートは早めに利益を確保する手法をお勧めします。

    本日NY市場は感謝祭のため休場です。

    為替も値動きは限定的かと思われます。

    予想レンジは122円30銭~123円程度と見ています。


  • 豪ドル円3ヶ月ぶりに88円台後半に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は反落し122円31銭近辺まで売られる。

    GDP改定値は予想通りだったが、消費者マインド指数が

    予想を下回った。また、トルコ軍がロシア機を撃墜した

    ことも円買いにつながった。

  • 前日1.06台を割り込んだユーロドルは買戻しが

    優勢となり、1.06前半から1.06台後半で推移。

  • 株式市場は小幅ながら反発。原油価格が反発したことを

    受けて、エネルギー株が上昇。ダウは19ドル上昇し、

    その他株価指数も引けにかけてプラスに転じる。

  • 債券相場はほぼ横ばい。2年債の入札は低調だったものの、

    動意はなく、長期金利も2.23%台で変わらず。

  • 金はドルが売られたことで反発。原油も41ドル台から

    反発し42ドル台後半に。

  • 7-9月GDP(改定値)    → +2.1%

  • 9月ケースシラー住宅価格指数  → +5.45%

  • 11月消費者信頼感指数     → 90.4

    本日の注目イベント

  • 米   10月個人所得

  • 米   10月個人支出

  • 米   10月PCEコアデフレーター

  • 米   10月耐久財受注

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   9月FHFA住宅価格指数

  • 米   10月新築住宅販売件数

  • 米   11月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)

    ドル円は今月6日の雇用統計発表をきっかけに123円台に乗せ、その後はしばらく

    もみ合いが続いていましたが、利上げ観測を背景に下値は限定的で、122円台半ば

    を割り込むことなく底堅い動きでした。

    昨日のNYでは122円31銭までドルが売られ、大きく売り込まれたわけではない

    ものの、 約20日ぶりに122円50銭を割り込んでいます。

    11月の消費者信頼感指数が予想を下回り、さらにトルコ軍がロシア機を撃墜したこ

    とで、緊張感が高まり、円買いが進んだものです。

    イスラム国によるテロに対して歩調を合わせてきたロシアとトルコでしたが、シリア

    のアサド政権に対する対応がそもそも異なっていたことが表面化した形です。

    今のところ、米国とロシアとの対立につながるという見方はありませんが、今後も地

    政学的リスクとして意識しておく必要があろうかと思います。

    7-9月期のGDP改定値は市場予想通りでしたが、在庫投資が寄与したことと、個

    人消費は依然として好調さを維持しているようです。

    この結果、少なくとも12月のFOMCでの利上げ議論にブレイキをかけることはな

    さそうです。

    問題は消費者信頼感指数です。

    コンファレンス・ボードが発表した11月の消費者信頼感指数は「90.4」と、2

    014年9月以来の低水準でした。

    さらに今後6ヶ月の期待指数は「78.6」と、前月の「88.7」から大きく低下

    しています。現時点では12月の利上げの確率は極めて高いと思われますが、利上げ

    後にドル安が進むと予想している市場関係者も多く、その多くはこのように「労働市

    場の指標はいいが、その他はいまいち」と考えているようです。

    ドル円は今のところ急落する可能性は低いと思いますが、下値のメドとしては122

    円の大台と、その下に日足の120日線が示す、121円98銭前後かと思われます。

    122円を大きく割り込むようだと、仮に12月に利上げがあったとしても、ドルの

    上昇はさらに抑制される可能性があると考えます。

    豪ドル円が戻り基調です。

    これは先日発表された豪雇用統計で、失業率が低下し、雇用者数が予想以上に増加し

    ていたことから、利下げ観測がやや後退したことが背景です。

    豪ドル円は足元では89円に届く水準で、ここには120日線があり、89円台をし

    っかり超えて維持できるかどうか、重要なレベルにいると思われます。

    200日線のある、90円80銭あたりを抜くことができれば上昇トレンド入りした

    と見ています。

    本日のドル円は122円ー123円のレンジを予想し、昨日のレンジと同様です。

    NYでは経済指標が多く発表されます。

    特に、ミシガン大学消費者マインド指数が注目されるでしょう。


  • ユーロ、対ドル、対円でさらに下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は欧州時間に123円26銭まで上昇したが、NYでは

    株価の下落などを背景に122円78銭まで反落し、122円80

    ー85銭で引ける。

  • ユーロドルはさらに水準を切り下げ、一時は1.0593まで

    ユーロ安が進む。サンフランシスコ連銀総裁が年内利上げの見通しを

    示したことに反応。

  • 株式市場は反落。消費関連銘柄は上昇したものの、M&Aを発表した

    ファイザーは下落。ダウは31ドル下げ、主要指数も下げる。

  • 債券相場は小幅に上昇。2年債の入札では政策金利引き上げ観測

    から、最高落札利回りも高水準だった。

  • 金は下落し、原油は大幅に反発。

  • 10月中古住宅販売件数 → 536万戸

    本日の注目イベント

  • 独   独7-9月期GDP(改定値)

  • 独   独11月IFO景況指数

  • 米   7-9月GDP(改定値)

  • 米   9月ケースシラー住宅価格指数

  • 米   11月消費者信頼感指数


    先週末122円70銭近辺まで下落したドル円は、東京市場が休場だった昨日、

    123円台を回復し123円26銭までドルが反発する場面もありましたが、

    今朝方には再び元の位置に戻っています。123円台半ばが依然として重いも

    のの、122円台半ばも徐々に底堅い展開になっています。

    ドル円の動きは限定的でしたが、ユーロドルは再び下値を試す展開で、昨日は

    サンフランシスコ連銀総裁の発言をきっかけに一時は1.06台を割り込み、

    約7ヶ月ぶりの安値を記録し、ユーロ円も130円35銭まで売られ、こちら

    も約7ヶ月ぶりの安値をつけています。

    ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁は、経済統計が引き続き堅調であれ

    ば、金融当局が12月に金利引き上げに踏み切る「強い論拠」になると述べて

    います。

    一方でECBのドラギ総裁は、インフレ率押し上げに必要な措置を取ると述べ、

    FRBとECBの金融政策の差がそのままレートに表れた格好でした。

    (ブルームバーグ)

    このように、ユーロドルは米欧の金融政策の方向性に着目すればドルを買って、

    ユーロを売るというポジションを持ちやすいものの、ドル円はそれ程明確では

    ありません。日銀は「必要ならちゅうちょなく行動する」と繰り返し述べては

    いますが、10月末のように、市場の緩和観測が高まっていたにも関わらず動

    きませんでした。

    足元の為替と株価の水準が「行動に必要な水準」ではないと言うことのようで

    す。ただそれでも緩和観測は根強く、さらにユーロドルの先安感があることか

    ら、ドル円も堅調に推移する最大の根拠になっています。

    ドル円は今月6日の雇用統計で一気に123円台に乗せて以来もみ合いが続い

    ています。12月FOMCでの利上げ観測が急速に高まり、足許ではほぼ「確

    定」とみなされる状況になっているものの、ドル円の上値は抑えられています。

    「黒田ラインが近い」、「利上げ後には円高に振れる」、あるいは「2015

    年度下期の輸出企業の為替レートが円安方向に修正されていることで、ドル売

    りが出易い」など、ドル円が上昇しにくい理由が幾つか揚げられています。

    それでも米景気の回復と、ユーロ安に牽引され、ゆっくりとドルが上昇してい

    くシナリオを維持しています。

    本日は米GDP改定値が注目されます。

    市場は速報値の「1.5%」に対して、「2.1%」を予想しています。

    本日のドル円のレンジは122円50銭~123円50銭程度と見ています。


  • ドル、対円、対ユーロで下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場


    • ドル円は123円台が徐々に重くなり、株価の上昇も一服し、
      金利も低下したことで122円台に反落。一時は122円62銭
      までドル売りが進む。

    • ユーロドルも下げ止まる。12月の緩和観測は根強いものの、
      1.06が目先の壁になりつつある。ユーロドルの高値は1.0763。

    • 株価の上昇は一服。原油安が進んだことでエネルギーセクターが
      売られ、ヘルスケアー関連銘柄も売られた。ただ3指数とも下落幅は
      限られ、ダウは4ドル安で引ける。

    • 債券相場は小動き。FOMC議事録では利上げのペースは緩やかに
      なると示唆されていたものの反応は限られ、長期金利は2.23%台と
      やや低下。

    • ドル安が進んだことで金は反発し、1077ドル台に。原油は
      小幅ながら反落し、約3ヶ月ぶりの安値に。

    • 新規失業保険申請件数        → 27.1万件

    • 11月フィラデルフィア連銀景況指数 → 1.9

    • 10月景気先行指標総合指数     → 0.6%


    本日の注目イベント

    • 中   中国 10月景気先行指数
    • 欧   ユーロ圏11月消費者信頼感指数(速報値)
    • 欧 ドラギ・ECB総裁講演
    • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
    • 加   カナダ10月消費者物価指数
    • 加   カナダ10月小売売上高

    ドル円は123円台が維持できず、3日ぶりに122円台半ば
    までドルが売られました。前日のNYでは株高の影響もあり、
    123円76銭までドルが買われたものの、昨日は株価も冴えず、
    利益確定のドル売りに押された格好でした。頼みのユーロドルも、
    1.06台前半が底堅くなり、昨日は1.07台半ばまで押し戻
    されています。

    12月のFOMCでの利上げ観測が強まる中、フィッシャー
    FRB副議長は講演で、「比較的近い将来、一部主要国の中銀が
    ゼロ金利から徐々に離れ始めるだろう」と語り、利上げに前向き
    な考えを示しました。ただ一方で、利上げの正確な時期はまだ決
    まっていないとの認識も示しています。市場では金利先物の
    水準から、70%程度の利上げを見込んでいます。(ブルーム
    バーグ)

    日米欧で株高が続き、これがドル高を維持している、好循環が
    続いています。日経平均株価も、昨日はNYの大幅高を受けて、
    2万円の大台に迫る場面もありましたが、大台達成には至って
    いません。
    株高の割にはドル円の上昇が抑制されているように見られます。

    経済紙などでも、12月のFOMCで利上げが決定された後は
    円高が進む、といったような記事も散見され、投資家の間でも
    「材料出尽くし」でドルが下落すると予想する人も出てきてい
    ます。1985年から現在まで、ここ30年間で金融緩和局面
    から引き締めに政策変更が実施された回数は5回あります。
    その際、ドル円がどのような反応を見せたかを調べて見ると、
    実に4回はドルが売られています。その後に反発して上昇に転
    じているケースもありますが、やはり「材料出尽くし」と捉え
    られる可能性は十分あるということです。

    ドル円は122円台半ばまで下落しましたが、ここはちょうど、
    一目均衡表の「転換線」(日足)で止められています。
    今回レンジ相場を上抜けしてからは、この「転換線」がサポー
    トとして機能しているのが分かります。また、仮に「転換線」を
    抜けたとしても122円前後に「120日移動平均線」があり、
    こちらもサポートとして意識され易い水準になろうかと思います。

    ドル円の123円台半ばから上値と、ユーロドルの1.06から
    下値がやや壁になっていますが、ドル高トレンドは依然として
    続いていると考えられます。
    まだしばらくは、下値を拾うスタンスでいいと思いますが、
    利益確定は、水準が水準だけに小まめに行う必要があるでしょう。

    本日はドラギECB総裁の講演が予定されています。ユーロの
    動きにドル円も影響を受ける可能がもあります。
    予想レンジは122円50銭~123円円50銭程度とします。
    ==========================================================
    今年は日本でも、保険会社が海外の企業をM&Aで買収するケー
    スが目に付きますが、その規模は、世界ではまだまだ「小粒」です。

    先日、世界最大のビール会社インベブが世界2位のSABミラーを
    約12兆4800億円で買収するといニュースがありましたが、昨
    日は米ファイザーがアイルランドに本社を置く、同業のアラガンを
    買収するというニュースが流れました。
    買収額は何と、18兆5000億円にもなるそうです。
    年々大型化するM&A。
    成功した際のアドバイザー料もうなぎ上りとか。
    良い週末を・・・・・。

    NY株高でドル円123円台半ばを抜く 

    ひと目で分かる昨晩の動き



      NY市場

      • ドル円は、米株式市場が大幅な上昇を見せたことからドル高が進み、
        123円76銭までドルが買われた。FOMC議事録でも12月の
        利上げの可能性がさらに高まったとの認識が広がる。

      • ユーロドルは下げが一服。1.0617まで下げる場面があったが、
        利益確定のユーロ買いに押し戻される。

      • 株式市場は大幅に上昇。FOMC議事録では利上げの可能性が高まった
        ものの、利上げのペースは緩やかなものになることが強調されており、
        安心感が広がった。ダウは247ドル上昇し、主要株価指数も揃って上昇。

      • 債券相場はFOMC議事録にも反応は限定的。12月利上げ観測が
        高まったが相場は堅調。長期金利も小幅に上昇したものの、2.27%台に
        留まる。

      • 金、原油は小幅に上昇。

      • 10月住宅着工件数     → 106万件

      本日の注目イベント

      • 日   10月貿易収支
      • 日   日銀金融政策決定会合
      • 日   黒田日銀総裁記者会見
      • 欧   ECB議事要旨
      • 英   英10月小売売上高
      • 米   新規失業保険申請件数
      • 米   11月フィラデルフィア連銀景況指数
      • 米   10月景気先行指標総合指数
      • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

      12月の利上げ観測がさらに高まって来ました。
      昨日公表された10月のFOMC議事録では、早ければ12月に利上げを開始しても、
      米経済には乗り切れる力があると政策当局者が考えていることが示唆され、利上げ
      のペースは緩やかなものになることも強調されていました。(ブルームバーグ)

      議事録では、「メンバーらは、この変更が、事前に決定されていないものの、次回会
      合で正常化へのプロセスを開始することが恐らく適切になるという見解の伝達を
      意図したものであることを強調した」と記されています。
      また、経済情勢に関する政策当局者の見解が3つに割れたことも明らかになりまし
      たが、大半の参加者は利上げの条件が「12月には満たされる可能性が高い」と
      予想しています。

      さらに、アトランタ連銀のロックハート総裁は、12月利上げは適切だとの認識を
      示し、新しく就任したばかりのカプラン・ダラス連銀総裁も、緩和的な金融政策を
      しばらく維持すべきだが、必ずしも政策金利はゼロで維持される必要はないと述
      べています。
      このようにFOMCメンバーの認識も、概ね12月利上げでまとまってきたような印
      象です。

      今朝のテレビで、ある株式の専門家も言っていましたが、昨日のNY株式市場では
      株価が大きく上昇しました。
      利上げは本来、株価にとっては悪材料であり、利上げ観測が高まる度に嫌気され
      株価の下落を引き起こして来ましたが、昨日は全く逆の反応を見せています。
      利上げをするのか、しないのか不透明の時には、利上げ観測が株価の足を引っ
      張るが、いざその可能性が確実性に変わると、景気の良さを材料に株価が急伸
      しました。相場の難しさでもあり、ある意味おもしろさである、と言えるかもしれま
      せん。

      ドル円はNY市場で123円76銭まで買われましたが、週初に予想したとおり、
      その上昇スピードは極めて緩やかなものです。
      123円半ばから124円には、実需を含めたドル売り注文が多くあると思われ
      ます。12月利上げが徐々に市場に織り込まれていることから、125円を大きく
      超えていくにはまだ時間がかかると見ています。
      125円を超えていく可能性がないわけではありませんが、それにはユーロの
      もう一段安などの「追い風」が必要と思われます。

      本日はNY株の大幅高を材料に、日経平均株価も2万円の大台を試しに行き
      そうです。株価は大幅高が見込まれますが、ドル円はゆっくりと上昇しそうです。
      NY市場での高値である123円76銭が抜けるかどうかと、その上の124円の
      壁を超えられるかどうかが焦点です。
      いつものように、東京市場では上値が重くても、海外市場ではあっさりと抜ける
      ことも考えられます。予想レンジは123円10銭~124円10銭程度でしょうか。

    ユーロドル7ヶ月ぶりの安値を記録 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は小動きながら堅調に推移。利上げ観測を背景に

    ユーロドルに引っ張られる形で123円49銭までドル高が進み、

    高値圏で引ける。

  • ユーロドルは続落。欧米中銀の金融政策を背景に、ユーロ安が

    進み、一時は1.0630と、約7ヶ月ぶりの水準を記録。

  • 株式市場はまちまち。ダウは50ドル以上上昇する場面もあったが、

    上げ幅を縮め6ドル高。一方、S&P500は2ポイントマイナス。

  • 債券相場は横ばい。長期金利の水準も2.26%台と、

    前日とほぼ変わらず。

  • 金は利上げを嫌気され続落。原油も反落し40ドル台半ばに。

    本日の注目イベント

  • 米   10月住宅着工件数

  • 米   FOMC議事録(10月27、28日分)

  • 米   フィッシャー・ダラス連銀総裁講演

    ドル円は底堅い動きを見せてはいますが、これはやはりユーロドルが連日下値を

    試していることによる影響と見ています。

    欧州市場に入ると、ユーロを売ってドルを買う動きが強まり、これに引っ張られる

    格好で円売りドル買いが誘発されているものと思われます。

    日米中銀の金融政策の方向性よりも、欧米中銀の政策の方がより、その違いが鮮

    明で、これがユーロドルの方向性を決定付けています。

    米国では12月の利上げがかなり確実視される一方、ECBはドラギ総裁が12

    月の追加緩和を示唆する発言を繰り返していることが、その背景です。

    昨日発表された、米10月の消費者物価指数(CPI)がプラスに転じたことも、

    利上げを後押しすると見られています。

    またそれに加え先週末にはフランスで、大規模なテロが発生し、今後のフランス

    の経済成長にも影響を及ぼす可能性も出てきました。

    ただヘッジファンドなど、投機筋のユーロの売り持ち額も膨らんでいます。

    商品先物取引委員会(CFTC)の10日までのデータによれば、大口投機家の

    8主要通貨に対するドルの買い越し額は過去3週間で19万8491枚増と、2

    013年3月以来の大幅な増加となっています。(ブルームバーグ)

    12月の利上げの可能性がさらに高まり、利上げが秒読み段階になるまではドル

    が堅調に推移すると思われます。

    今回のフランスで起きたテロで、一瞬緊張が高まり、安全通貨の円が買われる場

    面がありましたが、その動きも、線香花火のように消えています。

    引き続きユーロドルに引っ張られる格好で、ドル高円安が緩やかに進むものと思

    われます。

    日本の株式市場もドル高の影響を受け、堅調に推移しています。

    本日も日経平均価株価は上値を試す展開が予想され、1万9800円~2万円の

    レベルが見込まれます。

    ただこちらも9月の中間決算発表を終え、2015年度下期の業績に市場の目が

    移ります。懸念されるのは、先日のGDPでも明らかになったように、企業の設

    備投資が伸びていないことです。

    好調な企業業績にも関わらず、経営者は先行きに慎重な見方を変えていないとい

    うことになります。中国の景気鈍化、米国の利上げ観測、さらには今回のテロな

    どが、企業経営者の行動を慎重にさせていると思われます。

    本日も株価が堅調に推移すると見れば、ドル円も先週の戻り高値である123円

    60銭を試すと予想されます。

    レンジは123円~124円といったところでしょうか。


  • ドル円再び123円台前半へ 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は週明けのオセアニア市場で122円23銭まで

    ドル売りが進んだが、その後は徐々に正常に戻り、NYでは

    株価が上昇したことから、123円28銭までドルが買われる。

  • フランスでのテロと、来月の追加緩和観測からユーロドルは、

    再び下値を探る展開に。一時は1.0674までユーロが売られ、

    1.05を目指す展開か。

  • 株式市場は大幅に反発。テロの影響も一時的だとの見方から

    欧州株もフランス以外は上昇し、ダウも237ドル上昇。

  • 債券相場はほぼ横ばい。長期金利は2.26%台後半で、テロの

    影響も限定的。

  • 金は反発し、原油価格も4日ぶりに反発。


  • 11月NY連銀製造業景気指数   → -10.74

    本日の注目イベント

  • 豪   RBA議事録

  • 独   独11月ZEW景況感指数

  • 英  英10月物価統計

  • 米   10月消費者物価指数

  • 米   10月鉱工業生産

  • 米   11月NAHB住宅市場指数

  • 米   タルーロ・FRB理事講演


    先週金曜日にパリでおきた同時多発テロの影響は、どうやら限定的で、この土日

    を挟んだことで金融市場への影響も軽微で終わりました。

    週明け早朝のオセアニア市場で、ドル円は一時122円23銭までドル安が進み

    ましたが、その水準を底値に、海外市場では結局元の位置に戻り、123円台前

    半までドルが買い戻されています。

    予想外だったのは、欧州株が上昇したことです。

    フランスのCAC40でさえ、マイナス3.6ポイントで取引を終え、その他の

    主要欧州株式市場は軒並み上昇しています。

    金融市場は一足早く平静さを取り戻した格好ですが、やや楽観的だという印象は

    残ります。

    NY市場でも11月のISM製造業景況指数はマイナス10.74と、市場予想

    よりも大きく悪化していたにも関わらず、株式市場は大幅に反発しました。

    経済指標の下振れで、利上げ観測が後退するという読みと、先週は大きく株価が

    下落したことで、値ごろ感からの買戻しもあったと思われますが、こちらも楽観

    的との印象です。過激派側はさらなる攻撃を警告しているとの報道もあり、まだ

    緊張感を維持する必要があろうかと思います。

    海外の主要株価が上昇したことで、本日の日本株も上値を試す展開が予想されま

    す。ドル円も株価の上昇に合わせて123円台半ばを試しそうです。

    ドル円は先週月曜日に123円60銭を記録して以来、ジリ安が続いてきました

    が、再び123円台半ばを試す展開になりそうです。

    ただ123円台半ばから124円を覗くにはまだ材料不足です。

    米経済指標が、労働市場以外は強弱まちまちで、利上げがあったとしても、まだ

    無条件にドルを買えばいいという状況ではありません。

    来月初めの雇用統計で12月利上げが確定的になるまでは125円を抜けるには

    厳しいのではないかと予想しています。

    今週19日には日銀決定会合があります。

    あれだけ追加緩和観測が高まった10月末の会合でも、追加緩和は見送られたわ

    けですから、今回の会合でのサプライズはまず無いと予想されます。

    今後は7-9月期のGDPが2期連続でマイナス成長だったことから、補正予算

    の規模が注目され、さらにはまもなく発表されると思われる、「GDP600兆

    円」実現に向けた、具体的な政策内容が注目されるところです。

    本日のドル円は122円70銭~123円80銭程度を予想します。


  • 米経済指標に利上げ観測やや後退 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場


    • ドル円は注目されていた10月の小売売上高が予想を
      下回ったことでドルが売られた。株価も連日大幅に下落し、
      長期金利も低下したことで、122円43銭までドル安が進行。

    • ユーロドルも買戻しが優勢に。1.107台前半から1.0790
      までユーロ高が進むが、12月の追加緩和観測が上値を抑える。

    • 株式市場は大幅続落。予想よりも弱めの小売売上高で
      成長懸念が高まる。ダウは202ドル下げ、1万7245ドル台に。

    • 債券相場は続伸。予想を下回った小売売上高やインフレ率を背景に
      買いが膨らんだ。長期金利は2.26%台まで低下。

    • 金は小幅に下落。原油は3日続落し2ヵ月半ぶりの40ドル台に。

    • 10月小売売上高               → +0.1%

    • 10月生産者物価指数             → -0.4%

    • 11月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) → 93.1

    本日の注目イベント

    • 日   7-9月GDP(速報値)
    • 欧   G20(トルコ)
    • 欧   ドラギECB総裁講演
    • 米  11月NY連銀製造業景気指数

    先週末のNYでは、10月の小売売上高が、市場予想の+0.4%に対して、+0.1%と
    予想を下回ったことから、やや12月の利上げ観測が後退し、さらにCPIもマイナスに
    なって来ました。そのため、ドル円は終始122円台で、10月の雇用統計が発表されて
    一気に123円台までドル高が進行して以来、はじめて123円台には届いていません。
    123円台半ばより上値が徐々に遠くなって来ましたが、まだトレンドの変化を確認するに
    は至っていないと思います。

    先週金曜日には、パリで同時多発テロがあり、多くの犠牲者がでています。
    世界的に緊張感が高まったことで、今朝のオセアニア市場では円が買われて取引が始まって
    います。先週末のNYの引け値からは40銭ほど円高で始まっており、ユーロは対ドルや
    円では窓を開けて取引が開始されています。
    計画的な犯行のようですが、今後さらにテロが拡大するようだと、ユーロが売られ、円や
    スイスフランが買われることも予想されます。

    今回のパリでのテロが、米国の利上げに影響を与えることは、現時点ではないと思われま
    すが、先週末の小売売上高や、消費者物価指数を見る限りでは、「やはり労働市場以外の
    分野では不透明」と言わざるを得ません。
    10月の雇用統計の結果は相当インパクトが強く、このままでいけば12月利上げに向けた
    流れは変わらないと思われますが、11月の雇用統計の結果が早くも注目されています。

    ドル円は上値を徐々に切り下げて来ましたが、目先の下値のメドは122円05銭近辺かと
    思われます。ここには日足の「120日線」があり、まずはこのレベルである122円台が
    維持できるかどうかが注目されます。
    先週末の欧州市場もNY市場も、パリでのテロを織り込んではいないことから、今夜の両
    市場、とりわけ株式市場の反応を見極める必要があります。
    ここで、両市場で大幅に株価が下落するようなら、ドル円も121円台ミドル辺りまでの
    円高もあり得るかもしれません。
    そうなると、利上げ観測の高まりだけで維持されてきたドル高の流れに、変化の兆しも
    見えるかもしれません。

    朝方には日本の7-9月期のGDP速報値が発表されます。
    前期比マイナス0.1%と予想されていますが、結果がさらに悪いようだと、一旦後退した
    追加緩和観測が再び高まり、ドル高要因になることも考えられます。
    本日のドル円の予想レンジは、ややワイドに121円50銭~122円80銭程度を見て
    います。

    ドル円、依然膠着状態 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は引き続き上値の重い展開が続く。123円台を

    つける場面もあったが、株安と金利低下を背景に122円台半ば

    までドルが売られ、この日の安値圏で引ける。

  • ユーロドルでも利益確定のユーロ買いが優勢となり、1.08台

    前半までドル安が進む。主要通貨に対してドルは軟調。

  • 株式市場は大幅に続落。原油安が引き金となり、素材関連株が

    売られ、ダウは254ドル安と、ここ1ヶ月では最大の下げ幅を記録。

  • 株安から債券には買いが集まる。利上げ観測が根強いこともあり

    上昇幅は限られ、利回りも2.31%台と、小幅な低下に留まる。

  • 金は続落し1081ドルまで売られる。原油も続落し、2ヵ月

    半ぶりに41ドル台まで下落。

  • 新規失業保険申請件数   → 27.6万件

  • 10月財政収支      → -1365億ドル

    本日の注目イベント

  • 日   9月鉱工業生産(確定値)

  • 独   独7-9月期GDP(速報値)

  • 欧   ユーロ圏7-9月期GDP(速報値)

  • 欧   ユーロ圏9月貿易収支

  • 米   10月小売売上高

  • 米   10月生産者物価指数

  • 米   11月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演


    ドル円は引き続き上値の重い展開が続き、昨日も述べましたが、徐々に上値

    を切り下げています。ただ122円台半ばを割り込んではいないため、見方

    を変えれば「底堅い」とも言えます。先週末雇用統計の大幅な上振れをきっ

    かけに、一気に123円台まで急上昇したドル円でしたが、今週は方向感も

    なく、もみ合いが続いています。市場参加者も、ここからどうポジションメ

    イクを行っていくのか、攻めあぐんでいるようです。

    昨日はFOMCメンバーの講演が多くありましたが、いずれも市場へのイン

    パクトは限定的でした。筆者が最も注目したシカゴ連銀のエバンス総裁は講

    演で、「初回利上げを実施する際、FOMCは同時に将来の利上げを緩やか

    なペースで進めていく方針を明確、かつ効果的に伝達することが極めて重要

    だと考えている」と述べました。

    また、具体的には「FF金利誘導目標を2016年末まで1%を下回る水準

    に抑えることが適切だとみている」とも述べ、金利水準についても言及して

    います。

    この発言からは、同総裁が年内の利上げをどのように見ているかは判断でき

    ませんが、利上げを前提にした発言であることは窺えます。

    どうやら「ハト派」の重鎮であるエバンス総裁も、12月利上げに傾いてき

    たと見られます。

    またセントルイス連銀のブラード総裁は、労働市場とインフレが当局の目標

    水準に近いため緊急の政策は必要ないとして、FOMCはゼロ付近にある政

    策金利を引き上げるべきだと、こちらは明確な姿勢を見せています。

    (ブルームバーグ)

    こうして見ると、不統一だったFOMCメンバーの考えも、12月利上げに

    むけた方向に集約されてきたとの印象が強まりました。

    今夜の小売売上高と12月に発表される雇用統計が、よほど予想を大きく下

    回ることがないかぎり、利上げが実施されると予想します。

    昨日最も注目された人物はドラギECB総裁でした。

    同総裁はブリュッセルの欧州議会で証言し、「コアインフレ率が持続的に回

    復する兆候は幾分弱まった」と発言し、12月の理事会で追加緩和を行うこ

    とを改めて示唆したものと受け止められる発言を行っています。

    本日はNY株の大幅下落を受け、日本株も利益確定の売りに押されるものと

    思われます。日経平均株価で300円を超える下げを見せるようだと、ドル

    円も122円台半ば割れを1週間ぶりに試すとみられます。

    下値を大きく割り込む展開は想定されませんが、株価の下げ幅には注意が必

    要です。本日の予想レンジは122円~123円程度とみています。


  • ドル上昇が一服 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は引き続き小動きながらも、徐々に上値を切り下げる

    展開。123円17銭までドルが買われたが、その後はジリ安と

    なり、この日の安値近辺で取引を終える。

  • ユーロドルは1.07台前半から半ばで小動き。材料難から

    様子見気分が強まった。

  • 株式市場は反落。百貨店大手メーシーズが通期の利益を

    下方修正したことや、原油が下落し、エネルギ-セクターが

    売られた。ダウは56ドル下落し、他の株価指数も揃って下落。

  • 債券市場は休場。 

  • 金は3日にぶりに反落。原油も続落し2ヵ月ぶりに42ドル台

    を記録。

    本日の注目イベント

  • 豪   豪10月雇用統計

  • 欧   ユーロ圏9月鉱工業生産

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   10月財政収支

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演

  • 米   イエレン・FRB議長講演


    先週金曜日の雇用統計を受けて123円台までドル高が進みましたが、それ以来ほ

    とんどの時間帯は123円台での取引です。昨日のNYで4営業日連続で123円

    台を見ています。今週月曜日のコメントでも触れましたが、123円台から125

    円にかけては、ドルの上値は重く、12月利上げを材料にドルが買われても、その

    上昇スピードは緩やかなものになるだろうと予想しました。

    それは、仮に12月の利上げが決められても、その後の引き上げスピードは極め

    てゆっくりとしたものになるであろうということと、125円に近づけば、「黒田

    ライン」も意識されること、さらにドル高による米企業への影響などを考慮したも

    のです。

    123円台は維持してきたものの、上値が徐々に切り下がって来ました。

    その結果、短期的な動きを示す「1時間足」では既に「雲」を下抜けしています。

    もっとも、今回の「雲の下抜け」は相場が急速に下げて雲を抜けたものではなく、

    雲の水準が切り上がったことで、雲抜けが完成した、いわば「他力本願的」な結

    果であり、このままドルが下げるかどうかは不明です。

    ドルが下がってきたとはいえ、今週に入ってまだ122円台半ばは割り込んでい

    ません。

    この水準を割り込めば、下落に勢いがつくことも考えられますが、それでも上昇

    トレンドが崩れるわけではありません。

    ここは慎重に、買い場を探る戦略でいいと思います。

    本日は、失業保険申請件数以外、これといった重要な経済指標はありませんが、

    FOMCの主要メンバーによる講演が多くあります。

    イエレン議長、フィッシャー副議長、それにダドリーNY銀総裁の、いわゆる

    「ビッグスリー」の講演が予定されています。

    3人は、ともに年内利上げには前向きと思いますが、先週末の雇用統計でのサプ

    ライズを受けて、どのようなニュアンスの発言をするのかによっては、相場への

    影響もあるでしょう。

    個人的には、エバンス・シカゴ連銀総裁の発言に注目しています。

    同総裁は、「ハト派」の重鎮で、これまでは一貫して年内利上げはすべきではな

    いと主張してきました。

    ただ、ブルームバーグなどのニュースによると、年内利上げ支持に傾いてきたと

    伝えられていますが、雇用者数の大幅増加を受けて、どのように変化したかを見

    極めたいと思います。

    今朝のドル円は122円台後半で取引されています。

    やや、下値を試すのではないかと予想して、レンジは122円30銭~123円

    30銭程度を考えてます。


  • ユーロドル半年ぶりに1.07を割り込む 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は123円台前半で小動き。上値が徐々に重くなる一方、

    下値も利上げ観測を背景に限定的。NY市場での値幅は40銭程度

    に留まる。

  • 先安感が強いユーロドルは一時1.07台を割り込み、

    約半年ぶりとなる1.0675までユーロ安が進む。その後は

    1.07台に押し戻されるが、反発力は弱い。

  • 株式市場は高安まちまち。材料が乏しい中、ダウは27ドル上昇するも、

    ナスダックは12ポイント下落。

  • 債券相場は7営業日ぶりに反発。10年債入札が好調だったことで、

    利回りも2.33%台に低下。

  • 金は小幅ながら続伸。原油も小反発。

    本日の注目イベント

  • 中   中国 10月小売売上高

  • 中   中国 10月工業生産

  • 英   英10月失業率

  • 米 債券市場休場(ベテランズデー)


    ドル円は123円台半ばが徐々に重くなる一方、123円を割り込むと、すかさず

    買いが入る展開が続いています。

    先週末の雇用統計をきっかけに、一気に123円台までドル高が進んだものの、こ

    こから125円を目指すのか、あるいは一旦は調整局面に入るのか、市場は攻めあ

    ぐんでいるようにも見えます。

    昨日は特段材料はなかったものの、ドル円は123円44銭まで買われる場面があり、

    依然として上値をトライする動きが見られました。

    ユーロドルが約半年ぶりに1.06台後半まで売られ、ユーロ安が進んだことに連れ

    安したものと思えます。

    ドル円の動きは限定的ですが、ユーロの先安感が根強く、これがドル円を押し上げる

    展開も想定されます。

    昨日は株も債券も下落は一服でした。

    債券は、10年債の入札が好調で、特に海外からの需要が旺盛だったと伝えられてい

    ます。ECBの追加緩和観測が見込まれる中、ドイツ国債など、欧州債の利回りが低

    下しています。そのため、米国債とドイツ国債の利回りは拡大傾向にあり、欧州の投

    資家にとって、米国債の利回りは魅力的となります。

    投資家は、ユーロを売って、ドルを買い、そのドルで米国債を購入するという投資行

    動を取り易い環境になっていると言えます。

    金利差と為替益の両方を狙えるということにもなります。

    これは、日本の機関投資家にも言えることで、円を売ってドル買い、そのドルで米国

    債に投資することで、運用利回りを高めています。

    実際8月の円高局面では生保など、機関投資家のドル買いがドルの下落を抑えたとの

    データもあり、ここからさらにドル高が進むようなら、為替リスクを回避するために

    売っていたドルを買い戻す、「ヘッジはずし」の動きも想定されます。

    本日も材料難に加え、米国ではベテランズデーのため、債券市場が休場となり、為替

    は動きにくい展開が予想されます。

    株価を見極めて、というスタンスは変わりませんが、ドル円のレンジは122円80銭

    ~123円60銭程度を見ています。


  • ドル円123円台半ばから反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場


    • 12月利上げ観測を背景にドル円は123円60銭まで上昇したものの、
      株価が軟調となり反落。123円を割り込む場面もあったが、勢いはなく、
      123円10-20銭で取引を終える。
    • ユーロドルも前日と同じ水準の1.0705まで売られたが、警戒感も
      あり、そこからは切り返す。
    • 株式市場は大幅に反落。利上げ観測が重石となり、ダウは173ドル
      下落。
    • 債券相場は6日続落。ヘッジファンドが、債券の先安を見越して先物で
      大きく売りを建ているとの報道も売り方優勢に。長期金利は2.35%台まで
      上昇。
    • 金は8営業日ぶりに反発したが小幅に留まる。原油は続落し43ドル台に。
    • 10月労働市場情勢指数(LMCI)  → +1.6

    本日の注目イベント

    • 日   9月国際収支
    • 日   10月景気ウォッチャー調査
    • 英   英10月生産者物価指数
    • 英   英10月消費者物価指数

    ドル円は昨日の東京時間では、株価が急伸したわりにはいつものように上値は
    重く、123円48銭まで上昇した後は、じり安でした。
    NYでは、利上げ観測を背景に123円60銭までドルが買われましたが、
    その後は再び上値が重くなっています。

    雇用統計の上振れを材料に、123円台までは急速にドルが買われましたが、
    さすがに123円台では今のところ「もみ合い」が続いています。
    ここから、さらにドルが上昇することがあるとは思いますが、これまでの
    スピードとな異なり緩やかな上昇になると予想しています。
    また、昨日のNYのように、利上げ観測が高まると、株価が下落し、債券も
    売られ金利が上昇します。
    ドル円は、金利上昇がサポートとなっていることで、下値は限定的となって
    いますが、それでもNYダウが300ドルほど下げれば、ドル円も下値を試す
    動きにならざるを得ません。
    先週金曜日のように、雇用統計の上振れで利上げ観測が急速に高まっても、
    それは「米景気が好調」の証左であり、米景気を買う格好で、株価が上昇しま
    したが、昨日は純粋に利上げを嫌った格好でした。

    12月の利上げが日増しに確実性を増しているように思えます。
    FOMCメンバーの中でも「ハト派」とされているボストン連銀のローゼング
    レン総裁は昨日講演で、「経済が予想通りに改善し続ける限り、12月を含む
    将来のFOMC会合すべてが利上げに適切なタイミングとなり得る」と述べ、
    早ければ来月の会合で利上げを行う可能性があることを示唆しました。

    これまで、FOMC内部でも、利上げに慎重な見方をするメンバーも多く、
    代表格のシカゴ連銀のエバンス総裁までもが、利上げに柔軟な姿勢を見せ始め
    ています。どうやら、バラバラだったFOMCメンバーも利上げに向けた意思
    形成ができつつあると見られます。

    個人的には、もう一回の雇用統計を残しているとはいえ、12月利上げの可
    能性は極めて高いと予想しております。
    そうなると、今後のドル円も12月まではそれほど下押しはないかもしれま
    せんが、重要なベンチマークになるのが、ユーロドルの動きと見ています。

    米利上げ観測が高まる中、ECBは12月にも追加緩和を実施する可能性が
    高いと見られます。まさに、両中銀の「金融政策の方向性の違い」が明確に
    表れていることになります。そのため、ユーロドルは今後も下値を探る展開
    が続くと予想され、ECBのドラギ総裁もユーロ安を望んでいると思われます。
    ユーロドルがさらに下値を切り下げて、1.05を切るようなら、ドル高が
    進むことになり、ドル円も引っ張られるように、上値を試すことが予想されます。

    足元ではドル円の上値は重そうですが、ユーロドルがドル高を牽引することも
    十分考えられます。ユーロドルの動きには十分な目配りが必要です。

    本日は日本株もやや下値を試しそうですが、こちらも急速に「2万円台回
    復観測」が強まっています。そのため、大幅な下げがないとすれば、ドル円の
    下値も限定的と見られます。

    予想レンジは122円50銭~123円50銭程度とします。

    ドル円123円台に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場


    • ドル円は雇用統計の発表をきっかけに急伸。121円90銭辺りから
      123円27銭までドル高が進んだ。非農業部門雇用者数が市場予想を
      大きく上回ったことで、12月利上げの可能性が急速に高まった。

    • 雇用統計受け、ユーロ売りドル高が進み、ユーロドルは1.0705まで
      下落。今年4月末以来、約半年ぶりの安値を記録。、

    • 株式市場は反発。雇用統計を受け利上げ観測が高まったものの、
      景気そのものがいいとの見方が広がり、ダウは46ドル上昇。

    • 債券相場は大幅に続落。2年債利回りは2010年5月以来の上昇を
      記録し、長期金利も2.32%台に乗せる。

    • 金は続落し、1100ドルを割り込む。原油も続落し44ドル台に、

    • 10月非農業部門雇用者数   → 27.1万人

    • 10月失業率         → 5.0%

    • 10月消費者信用残高     → +289.1億ドル

    本日の注目イベント

    • 日   10月マネタリーベース
    • 独   独9月貿易収支
    • 欧  OECD経済見通し
    • 米   10月労働市場情勢指数(LMCI)
    • 米   グアテマラ・ボストン連銀総裁講演
    • 加   カナダ10月住宅着工件数

    10月の雇用統計では、非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に上回る
    27.1万人だったことで、来月のFOMCで利上げが実施される可能
    性が大きく高まり、ドルは主要通貨に対して全面高の展開になりました。
    失業率も5.0%と、先月より0.1ポイント改善し、「完全雇用」に
    近い状態になっています。

    それにしても雇用統計のぶれの大きさには、市場関係者は悩まされます。
    9月の数字は、20万人の予想に対して14.2万人だったことで驚か
    されましたが、今度は反対に予想よりも9万人増加の「ポジィティブ
    ・サプライズ」でした。

    イエレン議長は先週の議会証言でも、12月の利上げには前向きな発言を
    行っていましたが、それでも「経済指標次第」というのが基本でした。
    今年に入って最も良好な数字をたたき出したことで、12月利上げの
    可能性は「当確」とみています。
    もともと、9月での利上げを想定していましたが、8月の中国発の世界
    同時株安や、新興国への影響、さらに米国自身の景気低迷懸念などから
    利上げを見送った経緯がありましたが、利上げを遅らせるリスクも意識
    されていました。FRBとすれば、早い時期に「金融引き締め」への筋
    道をつけておきたいと考えていたことは、この欄でも何度も述べた通り
    です。

    12月のFOMCは15-16日に行われるため、それまでにもう
    1度雇用統計を確認することができます。
    11月の雇用統計が、またどちらかにぶれることも考えられますが、
    よほど下振れしないかぎり利上げ実施に向うかと思います。
    サンフランシスコ連銀のウイリアムズ総裁は、雇用統計が発表された
    翌日の講演で、「失業率が5%となっており、この尺度に基づけば私が
    完全雇用だと推定する状況に達している」と指摘し、インフレ率につい
    ても「インフレ率が今後2年以内に2%の目標に戻りつつあるとみてい
    る」と述べています。

    ドル円は「122円を超えれば上昇トレンドが加速する」と、先週
    ここで記述しましたが、その抵抗線を大きく上抜けして来ました。
    これで124円30-50銭あたりまでは、大きな抵抗線はありま
    せんが、このまま125円に向うかどうかは不明です。
    ドル高による米企業の業績が懸念されるからです。
    今回の雇用統計は良好だったとはいえ、サービス業による部分が大きく、
    製造業ではむしろ成長が鈍化している見方もあります。
    目先ドルは堅調に推移すると予想しますが、123-125円の
    水準でのドルロングは、今後の経済指標をしっかりと確認していか
    ないと、リスクを伴うと思われます。

    本日の予想レンジは122円60銭~123円80銭程度とします。

    ドル円一時122円まで上昇 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は続伸。12月利上げを織り込むように、ドルがゆっくりとv

    買われ、一時122円丁度までドル高が進む。その後は株安や、

    失業保険申請件数が軟調だったことを受け121円台半ばまで下げる。

  • ユーロドルは1.08台前半では、利益確定の買いが優り

    底堅い動きを見せたものの、方向感のない展開となり小動き。

  • 株式市場は続落。一時はプラス圏で推移する場面もあったが、

    引けにかけては小幅安。ダウは4ドル下げ、ナスダックも14ポイント

    下落。

  • 債券相場は小幅ながら続落したが、今夜の雇用統計を見極めたいとの

    空気が優勢。長期金利は2.24%近辺まで上昇。

  • 金は6営業日続落。原油も続落し45ドル台に。


  • 新規失業保険申請件数     → 27.6万件


    本日の注目イベント

  • 豪   豪第3四半期金融政策報告

  • 日   9月景気動向指数

  • 日   黒田日銀総裁、内外情勢調査会で講演

  • 独   独9月鉱工業生産

  • 英   英9月鉱工業生産

  • 英   英9月貿易収支

  • 米   10月雇用統計

  • 米   10月消費者信用残高

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

  • 加   カナダ10月失業率


    ドル円は、今週に入ってからは緩やかに底値を切り上げていく展開が続い

    ており、昨日のNYではついに122円丁度までドル高円安が進んできま

    した。ただその後はこの水準が天井となり、121円台半ばまで下げる場

    面もありましたが、依然としてドル堅調な地合いは続いています。

    昨日のこの欄で、122円を明確に抜けないと上昇トレンドは加速しない

    と述べましたが、昨日は122円を頭に上昇が止まっています。

    この水準の直ぐ上に、重要な「120日移動平均線」があることが意識さ

    れたことは言うまでもありません。ドル円は東京市場では上値が重く、じ

    りじりとドル売りに押されますが、海外市場に入るとドル買いが活発とな

    り、上値も抜いて行く展開が先週末から続いています。

    ユーロドルで、ドル高ユーロ安が続いている影響もあると思いますが、米

    長期金利も徐々に上昇しており金が連日売られていることも、12月利上

    げを織り込んでいる動きと理解することができます。

    今夜の雇用統計次第というところもありますが、利上げの舞台は整ってい

    ると思われ、今夜の雇用統計が上振れるようなことがあれば、「当確」か

    もしれません。予想は、非農業部門雇用者数が18.5万人で、失業率は

    5.0%です。どこまで上振れしたら「当確」かの判断は難しいところで

    すが、20万人を超えるようなら、その可能性が極めて高くなり、予想通

    りでも「当選圏内」というところでしょうか。

    反対に、15万人を下回れば、限りなくグレーに近いと思われます。

    利上げの舞台が整っていると思われるのは、今週のイエレン議長の議会証

    言が大きな要因でした。経済指標次第としながらも、米経済は「順調」だ

    との判断を示し、現在低水準のインフレ率についても、徐々に目標に近づ

    いて行くと、楽観的な見方を示していました。この言葉の裏には「皆さん、

    いよいよ利上げをしますから準備を怠らないように」という警鐘と受け止

    めたのは、筆者だけではないと思われます。

    NY連銀のダドリー総裁も会見で、イエレン議長の認識を支持していまし

    たが、昨日はアトランタ連銀のロックハート総裁も、政策金利の引き上げ

    が必要になるだろうとの認識を示しました。総裁はスイスのベルンで講演

    し、「利上げ開始が近く適切になるだろう」と語っています。(ブルーム

    バーグ)

    また、シカゴの金利先物市場に織り込まれている12月利上げの確率は6

    0%近くあるとの報道も伝えられています。

    もっとも、12月に利上げがあったからといって、そのままドルが上昇す

    るかどうかはまた、別の話です。

    利上げが確実視されるようになれば、ドルが上昇することにはなります。

    しかし、実際に利上げが決定されたら、「材料出尽くし」と捉えられ、利

    益確定のドル売りに押されることも十分想定されます。

    この辺りが、為替の難しいところと言えます。

    本日のドル円は、雇用統計ということもあり、120円50銭~122円

    50銭程度を予想します。


  • イエレン証言を受けドル円121円台半ば超え 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は、依然として東京タイムでは上値が重かったものの、

    NYでは金利が上昇したことに加え、イエレン議長が議会証言で

    12月利上げの可能性に言及したことで121円72銭まで

    ドル高が進行。

  • ユーロドルは下落し、1.0844まで売られ、約3ヶ月ぶりの

    ユーロ安水準を記録。

  • 株式市場は反落。ADP雇用者数が予想を上回り、イエレン議長の証言も

    あり、利上げ観測の高まりから売りが優勢となる。ダウは一時100ドルを

    超える下げをみせたが、引けは50ドルの下落に留まる。

  • 債券相場は12月の利上げ観測が高まったことから続落。2年債利回りは

    2011年以来の高水準を記録。

  • 金は5営業日続落。原油も反落し46ドル台に。


  • 10月ADP雇用者数      → 18.2万人

  • 9月貿易収支          → -408.1億ドル

  • 10月ISM非製造業景況指数  → 59.1

    本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合、議事要旨(10月6、7日分)

  • 欧   ECB経済報告

  • 欧   ユーロ圏9月小売売上高

  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演

  • 英   BOE金融政策発表

  • 英   BOE四半期物価報告発表

  • 英   BOE議事録

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   プロッサー・フィラデルフィア連銀総裁講演

  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演


    昨日の東京市場では株価が大きく上昇したにも関わらず、121円台半ばの

    「壁」は抜けずに、121円近辺まで押し戻される場面もありましたが、N

    Y市場では一時121円72銭までドル高が進んでいます。

    ユーロドルでも、1.0844までユーロが売られ、こちらは約3ヶ月ぶり

    のユーロ安水準をつけており、ドル高傾向が鮮明になりつつあります。

    昨日はADP雇用者数が予想を上回り、ISM非製造業も良好でした。

    加えて、イエレン議長は議会証言で「現時点では、米経済は順調だと判断し

    ている」と述べ、12月利上げの舞台は整っているとの認識を示しました。

    議長は、議員の質問に対して、「国内の支出は着実なペースで増加してい

    る」として、経済データで成長と物価の上昇が引き続き示されれば、12月

    利上げの「実質的な可能性」はあると証言しています。(ブルームバーグ)

    この結果、政策変更の影響を受けやすいとされる2年債利回りは、一時0.

    82%に上昇し、利上げを織り込む動きを見せました。

    また議長は、中国など新興市場のリスクについても低下したとの認識を示し

    ました。

    今回の証言は、先月FOMC声明文と同じように「タカ派的」との印象が残

    ります。10月以降に発表された経済指標は決して好調とは言えません。

    それを踏まえても、あえて「米経済は順調だ」と言い切るイエレン議長は、

    よほど今後の景気に自信をもっているということなのでしょう。

    製造業だけではなく、住宅市場にも暗雲が覆い始めてきた状況ですが、イ

    エレン議長だけではなく、FRBも共通の認識のようで、FOMCでも十

    分なペースで米経済は成長していくと見ているようです。

    イエレン議長の12月利上げの可能性を示唆する発言を受けて、明日の雇

    用統計が一層重みを増しています。8月と9月、2ヵ月連続で、成長のメ

    ドとなる20万人を割り込んでいる雇用統計です。

    10月分も仮に20万人を大きく割り込むようだと、さすがにイエレン議

    長も首をかしげる状況になろうかと思いますが、もし20万人を超えるよ

    うだと、12月利上げが現実味を帯びてきます。

    ドル円は日足の「雲」を抜けて来ました。

    現在は雲を抜けて上昇中ですが、まだ完全に上昇トレンドに入ったと判断

    はできません。

    直ぐ上に「120日線」があります。そのため122円を抜けて初めて、

    「上昇トレンド入り」と判断できるのではないかと思われます。

    本日も東京市場ではやはり、久しぶりのレベルということでドル売りが意

    識されますが、122円を抜けるとストップロスのドル買いもあるといっ

    た噂もあります。

    高値警戒感を維持しながらも、レベル感だけでの安易なドルショートには

    注意が必要です。

    日本株は今日も堅調に推移しそうで、株価の動きにも目配りが必要です。

    本日の予想レンジは121-122円といったところでしょうか。


  • 米長期金利6週間ぶりの高水準 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は株高、金利高を好感し終始堅調に推移。

    120円台前半から緩やかに上昇し、121円23銭まで

    上昇する場面も。

  • ユーロドルは、ドラギ総裁が改めて追加緩和の可能性に

    触れたことからユーロ安が進んだ。1.0937まで売られ

    再び下値を試す展開に。

  • 株式市場は続伸。原油高を受けてエネルギー株を

    中心に買われる。ダウは89ドル上昇し、1万7918ドル

    で引ける。S&P500も最高値に1%の水準まで上昇。

  • 債券相場は続落。本日にはイエレン議長の議会もあり、

    利上げ観測がくすぶる。長期金利は6週間ぶりの高水準となる

    2.21%台まで上昇。

  • 金は続落し、原油は約1ヶ月ぶりに48ドル台に迫る。

    本日の注目イベント

  • 豪   豪9月貿易収支

  • 豪   豪9月小売売上高

  • 日   10月マネタリーベース

  • 中   中国 10月財新サービス業PMI

  • 中   中国 10月財新コンポジットPMI

  • 欧   ユーロ圏10月サービス業PMI(改定値)

  • 欧   ユーロ圏9月生産者物価指数

  • 英   英10月サービス業PMI

  • 米   10月ADP雇用者数

  • 米   9月貿易収支

  • 米   10月ISM非製造業景況指数

  • 米   イエレン・FRB議長、議会証言

  • 米   フィッシャー・FRB副議長講演

  • 米   ダドリー・NY連銀総裁記者会見


    祝日前の月曜日には、日本株が大きく下落したことに伴い、ドル円も120円38銭

    近辺まで売られましたが、1日あけたら、再び121円台に戻しています。

    特段材料はなかったものの、ユーロドルでドル高が進んだことや、長期金利が約1ヵ

    月半ぶりに2.2%まで上昇したことなどで、ドル買いが強まったものと思われます。

    市場では依然として12月の利上げの可能性を排除できません。

    債券市場では、その動きがじわじわと浸透し始めているようにも、見受けられます。

    長期金利の上昇がそれを物語っているようで、さらに金価格の動きもその一例かもし

    れません。

    その意味では、本日のイエレン議長の議会証言が注目されます。

    10月のFOMCでは、予想通り利上げを見送りましたが、明確に「次回会合で」利

    上げが適切かどうか判断すると、声明文に明記されていました。

    今日のイエレン議長の議会証言はFOMC後、最初の公の場での言葉になります。

    経済指標が軟調な展開を見せる中、どのような認識を示すのか注目されます。

    また、本日はフィッシャー副議長の講演も予定されており、さらにNY連銀総裁の

    会見もあります。これら要人が、12月のFOMCを前にどのような認識をもってい

    るのかに注目です。

    イエレン議長は日本時間今夜24時に議会証言を行い、ダドリーNY連銀総裁は明日

    の未明4時半にNYで記者会見を開き、フィッシャー副議長は明日の9時半ごろから

    、ワシントンのナショナル・エコノミスト・クラブで講演する予定になっています。

    豪ドル円は再び87円台まで上昇し、上値を試す展開です。

    昨日RBAは政策金利据え置きを決めています。

    一部には、利下げ観測もあったため、豪ドルは対米ドルで買われており、ドル円も円

    安になったため、再び反発したものです。

    豪ドル円は現在日足では、雲の中でのもみ合いが続いていますが、87円40銭辺り

    を、しっかりと抜ければ「雲抜け」が完了するように見えます。

    ただ前回10日ほど前にも、87円台後半まで上昇して「雲抜け」を完成させたよう

    には見えましたが、結果として、そこを頂点として落とされています。

    「MACD」もプラス圏で推移していることから、上値を試す可能性はありますが、

    ここは利益を取れるのであれば、確実に取っておくべきで、上昇トレンドに勢いが

    ついたら「順張り」で対応することをお勧めします。

    本日はADP雇用者数などの経済指標も発表されます。

    要人発言とともに、注目していきたいと思います。

    ドル円の予想レンジは120円60銭~121円60銭程度にしたいと思いますが、

    ドルが買われた際「壁」になっている、121円台半ばが抜けるかどうかには注意

    が必要です。


  • ドル円、日銀会合後乱高下 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は日銀決定会合で、追加緩和が見送られたことで

    ドル売りが強まった。120円38銭までドルは下落したが、

    120円台は維持される。

  • ユーロドルは、ユーロ圏の消費者物価指数が前月よりも

    強めだったことからユーロを買い戻す流れが強まった。

    一時は1.10台後半まで買われ、ユーロ円も反発。

  • 株式市場は続落。エネルギー株などは上昇したものの、

    総じて利益確定の売りに押された格好。ダウは92ドル下落し、

    他の主要指数も続落。

  • 債券相場は小幅に反発したが、週間では下落し1ヶ月ぶりの

    水準を記録。この日は2.14%台で取引を終える。

  • 金は続落し、原油は続伸。


  • 12月個人所得                → +0.1%

  • 12月個人支出                → +0.1%

  • 12月PCEコアデフレーター         → +1.3%

  • 10月シカゴ購買部協会景気指数        → 56.2

  • 10月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値) → 90.0

    本日の注目イベント



  • 豪   豪9月住宅建設許可件数

  • 中   中国 10月財新製造業PMI

  • 欧   ユーロ圏10月製造業PMI(改定値)

  • 英   英10月製造業PMI

  • 米   10月ISM非製造業景況指数

  • 米   ウイリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演


    先週末の日銀金融政策決定会合では、予想通り「追加緩和」は見送られ、発表と

    同時にドル売りが強まり、一時は120円31銭までドルが売られましたが、

    そこからは急反発を見せました。経済紙に掲載された、「政府3兆円を超える補

    正予算」の記事が好感され、株価が急速に戻したことに引っ張られ、ドル円は1

    20円台半ばから、121円49銭まで上昇しました。ただ、この水準は先週月

    曜日にも記録しましたが、抜けきれていない水準でした。

    結局今回の上昇でも抜けずに押し戻されており、121円台半ばが「壁」になり

    つつあります。

    日銀決定会合では、8対1で緩和が見送られましたが、市場ではまだ緩和観測が

    根強く残っています。黒田総裁は記者会見の席で、これまで通り「必要ならちゅ

    うちょなく行動する」と述べています。また「2%の物価目標」の達成時期を、

    「2016年後半ごろ」に先送りしたものの、物価の上昇基調は維持されている

    との認識も変えていません。

    さらに、仮に追加緩和を行う場合でも、「手段はいろいろある」とも述べており、

    今後も日銀の政策を巡ってドル円が上下することになりそうです。

    先週末は、日銀会合でドル円が乱高下しましたが、チャートを見ると、ドルの上

    昇基調は保たれていると見られます。

    FOMCでは利上げが見送られ、さらに日銀金融政策決定会合でも追加緩和が見

    送られ、これらはいずれも、ドル安円高容要因です。

    個人的にはもう少し円高方向に振れるのではないかと予想していましたが、12

    0円を割り込んでいません。

    日米の金融政策会合は10月分は終えましたが、まだ今年最後のFOMCは12

    月に控えており、日銀も11月と12月には会合を予定しています。

    今回政策変更はなかったわけですが、この先も日米の金融政策の方向性は変わり

    ません。従って、まだドルが上昇する余地は残っていると予想します。

    とりわけ、12月のFOMCが注目されます。

    先週のFOMCでは、利上げをするかどうかは12月の会合で決める、と明記さ

    れていました。

    イエレン議長をはじめ、FOMCメンバーも、まだら模様の米経済指標を意識し

    ていることは明らかで、その意味では今週末の「10月の雇用統計」が極めて重

    要な鍵を握ることになります。

    本日のドル円は120円~121円程度を予想します。


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    外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
    相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
    レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
    損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
    決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
    (法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
    34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
    「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
    取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
    また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
    信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
    等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
    ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
    通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
    決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
    また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
    お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
    契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
    開始していただくようお願いいたします。