ユーロ円一時130円を割り込む
ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場
が良好で利上げ観測が強まったことでドル円は122円93銭
まで買われた。
NYでは来週のECBによる追加緩和観測が強まり1.0565まで
下落し、直近安値を更新。
薄商いの中、ダウは1ドル上昇し、ナスダックも13ポイント上昇。
今週に入っても方向感が見られない。
本日の注目イベント
昨日は6日ぶりに日経平均株価が下落し、ドル円も歩調を合わせるように下値を
試し、122円26銭までドルが売られる場面がありましたが、それでも122
円割れはなく、NYでは再び122円台後半まで押し戻されています。
耐久財受注など、多くの経済指標が発表されましたが、概ね良好だったことで、
12月利上げのシナリオが維持された格好でした。
123円台半ばから上値が重く、一方で122円を割り込むこともできない展開
が続いています。このレンジをブレイクするには、やはり、それなりの材料が必
要なのかもしれません。そうなると、注目は来週の「11月の雇用統計」という
ことになりそうです。
ドル円が122円台に留まっている中、ユーロドルは再び1.06台を割り込み
1.0565までユーロ安が進み、直近の安値を更新しています。
今週月曜日の展開と同じように、1.05台からは押し戻されてはいますが、
「1歩前進2歩後退」を繰り返して、1.05割れを目指していると思われます。
対ドルで円以上にユーロの下落が際立っていることから、ユーロ円も4月28日
以来となる130円割れを示現しています。
ユーロ圏の景気回復のためには「何でもやる」と繰り返し述べているドラギ総裁
ですが、来週には実際に何をやるのかが判明します。
量的緩和の期限を引き延ばすとか、現在マイナス0.2%の中銀預金の金利を、
さらにマイナス幅を拡大するのではないかといった見方が広がっています。
12月に利上げ観測が強まっている米国と、さらに緩和策を拡大しそうなECB
との「政策の差」が如実にレートに表れていると言えます。
ただ、この「政策の差」も徐々に市場には織り込まれつつあると見られ、深追い
は危険です。利益が十分取れる「根っこの部分」は維持しながらも、突込み売り
したショートは早めに利益を確保する手法をお勧めします。
本日NY市場は感謝祭のため休場です。
為替も値動きは限定的かと思われます。
予想レンジは122円30銭~123円程度と見ています。

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- [2015/11/26 08:51]
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