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ドル円1週間ぶりに123円台を回復 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は堅調に推移し、1週間ぶりに123円台前半まで上昇。

    3日のECB理事会での追加緩和観測が根強いことから、ドルが

    買われ円も売られた。この日のドルの高値は123円34銭。

  • ユーロドルは一時1.0558まで売られ、直近の安値を更新。

    追加緩和観測がユーロを押し下げる流れが続く。

  • 株式市場は続落。重要なイベントを控え、様子見気分が優勢だったが、

    経済指標の鈍化に売り物に押され、ダウは79ドル安。

  • 債券相場は小幅ながら続伸。金利低下が続いているドイツ国債との

    スプレッドの拡大が顕著に。

  • 金は反発し、原油は続落。


  • 11月シカゴ購買部協会景気指数  → 48.7

  • 10月中古住宅販売成約指数    → +0.2%

    本日の注目イベント

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット

  • 豪   豪7-9月期経常収支

  • 豪   豪10月住宅建設許可件数

  • 中   中国 11月非製造業PMI(速報値)

  • 中   中国 11月製造業PMI(速報値)

  • 中   中国 11月財新製造業PMI(確報値)

  • 中   中国 11月財新サービス業PMI

  • 中   中国 11月財新コンポジットPMI

  • 独   独11月雇用統計

  • 欧   ユーロ圏11月製造業業PMI(改定値)

  • 欧   ユーロ圏10月失業率

  • 英   英11月製造業PMI

  • 米   11月ISM製造業景況指数

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

  • 加   カナダ7-9月期GDP


    ドル円は11月23日以来となる123円台に乗せて来ました。特段材料があった

    わけではないものの、3日のECB理事会での追加緩和観測が根強く、ユーロドル

    が直近安値を僅かながら更新し、1.0558までユーロ安が進んだことで、「円

    も売られた」という側面が強いと思われます。

    ECB理事会では中銀預金のマイナス幅を拡大するとの見方も強く、そのためドイ

    ツ国債など、欧州の債券利回りは軒並み低下しています。

    ドイツの5年債利回りはマイナス1.85%で、米国の1.645%を大きく下回

    っています。そのため欧州の債券投資には慎重にならざるを得ず、運用難から米国

    や日本への投資が増えるといった見方もあります。

    今朝の経済紙などにも、欧州の債券資金が日本の株式市場に流入することで、年末

    にかけて日本株が上昇する一因になるとの指摘もありました。

    日本はともかくとして、米国へ欧州からの資金が流れているものと思われます。

    欧州の投資家とすれば、ユーロを売ってドルを買い、そのドルで米国債に投資すれ

    ば「高金利と為替益」の両方を享受することができ、この動きがユーロドルを押し

    下げていると見られます。

    ECB理事会に、イエレン議長の議会証言、さらには11月の雇用統計と、今週は

    ビッグイベントが目白押しで、今後の為替水準に大きな影響を与えそうです。

    正直なところ、これらのイベントを通過した後、ドル円がどの水準にいるのか、な

    かなか予想できません。おそらく、それ程円高水準にはなっていないと思われます

    が、市場がどのような反応をみせるのか、予想しづらい状況です。

    雇用統計が多少下振れしたとしても、12月のFOMCでの利上げは揺るがないと

    予想していますが、反対に、利上げが見送られた場合には大きな「サプライズ」と

    して捉えられます。

    もちろん、その可能性は低いと思われますが、昨日発表されたシカゴ購買部協会景

    況指数を見ると不安がつのるのは正直な印象です。

    同指数は「50」が好不況の分かれ目でさが、昨日発表された11月の指数は「4

    8.7」でした。10月が「56.2」と、今年最も良好な結果だっただけに、景

    況感が急速に悪化したことを物語っています。

    雇用は良好でも、それ以外の経済指標はまだらで、特に製造業の鈍化傾向は続いて

    います。

    本日は中国のPMIをはじめ、市場にインパクトのある指標が多く発表されます。

    まだ、足元の方向感のない流れを決定付けるとは思えませんが、それなりに値幅が

    出ることは十分あり得ます。

    予想レンジは122円70銭~123円70銭程度と見ています。


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