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原油価格続落でドル円120円台 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は連日の原油価格の下落や株安の影響から「リスクオフ」

    の流れが強まり大幅に下落。一時は11月3日以来となる

    120円59銭まで売られ、120円80-90銭で越週。

  • ユーロドルはドル売りが強まる中、再び1.10台まで

    ユーロが買い戻される。

  • 株式市場は大幅に反落。原油安に加え、鉄鉱石などの

    商品相場も下落したことから、エネルギーや素材株が

    下落を牽引。ダウは309ドル下げ、S&P500も2ヵ月ぶりの

    安値を記録。

  • 債券相場は大幅に上昇。株価が急落し、VIX指数も大幅に

    上昇したため債券に資金が向った。長期金利は2.12%台まで低下。

  • 金は小幅に反発。原油価格は続落。OPEC総会以来6日続落し

    下落に歯止めが掛からず、35ドル62セントで取引を終える。

    本日の注目イベント

  • 日   12月日銀短観

  • 欧   ユーロ圏10月鉱工業生産


    先週金曜日のコメントでも、「原油価格がもう一段下落するようだと、120円台

    もありえる」と書きましたが、先週末のNYでは原油価格がさらに下げ35ドル台

    まで売られたことから、ドル円は一時120円59銭まで下落しました。

    NYダウは300ドルを超える下げを演じ、米長期金利も2.12%台まで下落す

    るなど、典型的な「リスクオフ」状態となり、円買いが進んだものです。

    株価の大幅下落で、恐怖指数と呼ばれる「VIX指数」は急騰し、この日は前日比

    26%も上昇し、「24.39」まで上昇しました。

    今週のFOMCではほぼ利上げが見込まれている上に、原油価格だけではなく、商

    品相場全体が下げ基調を強めていることから、リスクの高い株式を売却し、安全資

    産の債券を購入する動きが加速しました。

    ドル円は120円59銭まで売られ、11月3日以来の円高水準ですが、ここか

    ら120円を割り込むのかどうかが注目されます。

    120円を割り込むようだと、市場参加者の相場観にも影響を与え、戻りを売る姿

    勢に変わってくることも予想され、現時点では123円台半ばから上値が「壁」に

    なりつつありますが、その水準が円高方向に修正されてくることも予想されます。

    さらに120円を割り込むと、テクニカル的にも「雲」を下抜けし、さらに「MA

    CD」でも「ゼロの軸」を抜け、「マイナス圏」に突入することになりそうです。

    つまり、テクニカルでも「ドル下落」を示唆することになり、その意味でも120

    円の大台は重要な水準であると言えます。

    本日の下値のメドは、近いところでNYの底値の120円60銭前後で、その下は

    やはり120円の節目が意識されます。

    個人的には120円割れはそれほど簡単ではないと予想していますが、もちろん、

    それには原油価格が下げ止まることが不可欠です。

    今週は今年最後の大荒れ相場になるかもしれません。

    米国ではFOMCで利上げが決められる可能性が高く、この決定を受けて市場がど

    のように反応するのかなかかな読みにくい状況です。

    シカゴ通貨先物市場での建て玉を見ると、さすがに円の売り持ち枚数は減少してい

    ますが、利上げを「材料出尽くし」と見て、円を買い戻して来るのかどうか注目さ

    れます。

    また、週末には日銀の今年最後の金融政策決定会合が開催されますが、ここでの政

    策変更はないものと思われますが、今朝発表の「日銀短観」が予想を下回っている

    ようだと、緩和観測がやや強まることも予想されます。

    本日のドル円は120円20銭~121円50銭程度と予想します。


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