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 2015年12月 

株価反落にもドル円堅調 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円はアジアの株式市場が軒並み上昇したことを受け

    堅調に推移し、NYでは122円88銭までドルが買われた。

    ただ引けにかけては、NY株式市場が下げ幅を拡大したことから

    122円半ばまで反落。

  • ドルが買われたことで、ユーロは約1週間ぶりに1.08

    近辺まで売られる。

  • 株式市場は朝方は続伸して始まったが、原油価格が35ドルを

    割ったことなどから下落に転じ安値引けとなる。ダウは253ドル

    下げる。

  • 債券市場は反発。原油安が進んだことや、株価の急落で債券に

    資金が向った。長期金利も2.22%台まで低下。

  • 金は大幅続落し、1050ドルを割り込む。原油価格は続落。

    前日比57セント下げ、35ドルを下回って引ける。


  • 新規失業保険申請件数        → 27.1万件

  • 12月フィラデルフィア連銀景況指数 → -5.9

    本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 日   黒田日銀総裁記者会見

  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演

  • 加   カナダ11月消費者物価指数

  • 加   カナダ11月小売売上高

    約10年ぶりの米利上げは、ひとまず無事に消化したようで、株高からドル円

    は122円88銭まで上昇しました。

    昨日はユーロドルも1.08割れ目前の水準まで売られ、ドル全面高の様相で

    したが、引けにかけてはやや変調も見られました。

    WTI原油価格が再び35ドルを割り込んだことが象徴的な動きでした。

    ドルが買われたことが根底にはあったとはいえ、中国景気の鈍化などで供給過

    剰感は払拭できず、下落圧力が強い状況は変わっていません。

    これまでと同じパターンですが、原油安からNY株式市場は大幅に下げ、安全

    資産の債券が買われ、金利が低下する悪循環です。

    FOMCで利上げが決定された昨日は、株高、金利高、さらにドル高と、市場

    はこぞって安心感から歓迎する動きを見せましたが、原油市場だけは続落して

    おり、他の市場とは異なる動きを見せていました。政策金利が市場予想通り引

    き上げられたことで、利上げするのか、据えおくのかという不透明感はなくな

    りましたが、市場の目は再び原油価格の動きに集中しそうな気配です。

    株価とドル円の相関がやや崩れ、株価が上昇してもドル円がついていかず、昨

    日のNYのように株価が下がっても、逆にドル円が下げない展開が散見されま

    す。ただ、株価が大幅に下げる中で、ドル円の上昇は考えられません。

    FOMCを終え、本日の日銀金政策決定会合が今年最後の重要イベントという

    ことになります。原油価格の下落が続いており、日銀の物価目標達成がますま

    す困難になることから、一部には サプライズの追加緩和を予想する向きもあ

    るようですが、個人的には本日は、まず変更なしと見ています。

    もしあったら、本当のサプライズということになります。

    ドル円は昨日のNYでの上昇局面でも123円には届いていません。

    123円台が重い展開は変わっていませんが、一方で120円も底堅さが確認

    されており、クリスマス休暇を考えると、来週からは上へも下へも動きにくい

    展開が予想されます。そんな中、注目すべきは上述のように、WTI原油価格

    の動きということになります。

    本日のドル円は、サプライズがないという前提に立ち、122円~123円程

    度を予想します。


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