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原油価格下落でドルの上値重い 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 121円台で堅調に推移していたドル円は、経済指標が不調で

    原油価格が31ドル台まで下げたことから120円68銭まで下落。

    ただその後は底堅く121円前後まで戻して取引を終える。

  • ユーロドルは1.09台前半まで買われたが、ドラギ総裁の議会証言

    を受けて1.08台半ばまで値を下げる。

  • 債券相場は反落。前日の急騰から利益確定の売りに押される。

    長期金利は1.95%台に上昇。

  • 株式市場はプラスマイナスを繰り返しまちまち。ダウは原油価格の

    下落もあり、17ドル下げたが、ナスダックは6ポイント高い。

  • 金は続伸し約3ヶ月ぶりの高値。一方原油は中国のPMIの

    悪化などもあり、2ドル下げ31ドル台に。


  • 12月個人所得         → +0.3%

  • 12月個人支出         → 0.0%

  • 12月PCEコアデフレーター  → +1.4%

  • 1月ISM製造業景況指数    → 48.2


    本日の注目イベント

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット

  • 日   1月マネタリーベース

  • 独   独1月雇用統計

  • 欧   ユーロ圏12月生産者物価指数

  • 欧   ユーロ圏12月失業率

  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演

  • 米  企業決算 → ダウ・ケミカル、エクソンモービル、ファイザー


    ドル円は先週末のマイナス金利導入の影響も残り121円台で堅調に推移した

    ものの、先週末のNY市場で付けた121円台後半を試す動きでもなく、次の

    材料を探す展開でした。それでもやはり、相場の行方を決める重要な材料であ

    る原油価格が値を下げると、121円台を割り込み、120円68銭まで下げ

    る場面もありました。

    WTI原油価格は週明けのNY市場で、インドネシアがOPECに再加盟した

    こともあり、昨年12月の産油量は、日量3311万バレルと増加していたこ

    とが嫌気され、先週末比2ドルの急落でした。昨日発表された中国のPMIが

    予想を下回ったことも売り材料と見られたようです。

    先週末の金融政策会合で決定した「マイナス金利」の影響は昨日の債券市場に

    も大きな影響を与え、10年国債の利回りは、ついに0.05%まで低下して

    きました。

    既に、5年債まではネガティブ金利になっており、国債を購入したら金利を支

    払らわなければならない、異常な状況です。

    決定会合前の長期金利の水準が0.19%前後だったことを考えると急低下と

    言え、この影響は銀行預金やMMF、さらには住宅ローンの金利にも影響を及

    ぼします。単純に言えば、お金を持っている人にはマイナスで、借金をしてい

    る人にはプラスだということです。

    お金を運用する機関投資家にとっても厳しい環境が続きます。

    このままでいけば10年債までもがマイナス金利になる可能性が高く、ここか

    らはトランプの「ババ抜き」の世界に入ると見ています。

    機関投資家は国内には安全で利回りの高いものはなく、価格リスクをとって

    株式市場への運用をさらに増やすか、あるいは為替リスクをとって海外へ出

    て行くしか方法はありません。量的緩和を進めている日銀にとっても、年間8

    0兆円もの国債を市場から購入しているわけで、ここからはかなりのリスクが

    残ることになりそうです。

    このまま国債の価格が上昇し、金利が低下し続けることはありません。

    かつて「高所恐怖症」という言葉が頻繁に使われたことがありましたが、足元

    の水準はかなりの「高所」であることは間違いないと思われます。

    このように、多くの機関投資家などが為替リスクを取って外物に投資をしなけ

    ればならないことで、ドル円は再び125円に向かうという見方もでてきたよ

    うですが、原油価格と、中国景気の先行き、あるいは昨日のISM製造業に見

    られた様に、米景気そのものへの懸念も残ります。このことが今後の米利上

    げ回数に直接つながってくるだけに、目が離せません。

    フィッシャーFRB副議長は昨日の講演で、「最近の金融市場の混乱や中国を

    巡る不透明感が米経済にどの程度影響を及ぼすかの判断はあまりにも難しく、

    米金融政策当局は次の行動を決められない」と述べており、まだ安心してドル

    を買えばいいというわけではないようです。

    日銀の「サプライズ」がどこまで効果を維持できるのかをしっかりと見極める

    必要があります。先ずは120円台が維持されるかどうかですが、120円が

    底堅く、維持されるようなら120-125円のレンジに戻ったと言えるかも

    しれません。

    本日のドル円は120円40銭~121円40銭程度と見ます。


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