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ユーロ円約半年ぶりに125円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は東京時間に114円32銭まで買われたが、株価上昇の割には

    上値は重く、じりじり値を下げる。NYでは長期金利の低下や、株価下落に

    反応し、113円14銭まで円高が進む。

  • ユーロドルは、3月のECB理事会で追加緩和があるとの見方が強まり

    続落。一時は1.1071までユーロ安が進む。ユーロ円は125円台半ばまで

    下落し、2013年6月以来の安値を記録。

  • 株式市場は4日ぶりに反落。原油価格が上昇したことから、朝方は

    上値を試したが続かず、午後は様子見の展開。ダウは前日比40ドル下落。

  • 債券相場も4日ぶりに反発。株安から安全逃避先として米国債が買われた。

    長期金利は1.74%台まで低下。

  • ドル安が追い風となり金は14ドル上昇。原油も小幅ながら続伸。


  • 2月フィラデルフィア連銀景況指数 → -2.8

  • 新規失業保険申請件数       → 26.2万件

  • 1月景気先行指標総合指数     → -0.2%

    本日の注目イベント



  • 独   独1月生産者物価指数

  • 欧   ユーロ圏2月消費者信頼感(速報値)

  • 英   英1月小売売上高

  • 英  英1月財政収支

  • 米   1月消費者物価指数

  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演

  • 加   カナダ12月小売売上高

  • 加   カナダ1月消費者物価指数


    ドル円は114円台が徐々に重くなり、再び113円台前半まで押し戻されて

    います。今週16日の火曜日には、株価の上昇とともに114円87銭までド

    ル買いが進む場面もありましたが、テクニカル的にも重要な115円台は試さ

    ずに反落して来ました。111円割れの可能性はやや後退してはいますが、ま

    だ上値を追っていくセンチメントではないようです。

    環境的には徐々に落ち着きを取り戻してきたと言えます。

    NYのダウは昨日は下げましたが、その前までには3日で780ドルほど上昇

    し、今年に入って最大の上げ幅を記録しました。

    WTI原油価格は足元では30ドルを挟んで上下していますが、26ドル台を

    2回試していずれも押し戻され、「ダブルボトム」を形成しています。

    米景気についても、最後の砦である雇用については、大きく崩れる兆候は見え

    ていません。110-115円のレンジがしばらく続く可能性も出て来ました。

    一方でユーロドルの下落が鮮明になっています。

    先週1.13台後半まで買われたユーロでしたが、昨日は1.1071まで売

    られ、直近高値から約300ポイント売り込まれています。

    3月のECB理事会では、大胆な緩和策を講じるとの見方が強まっていること

    が背景です。ドラギ総裁は以前にも、口先では「やれることは何でもやる」と

    繰り返しながらも、蓋を開けたら内容が「小粒」だったことから、ユーロが大

    きく買い戻されたことがあります。さすがに今回は「おおかみ少年」にはなら

    ないだろうというのが、市場の見方です。

    ユーロドルでドル買いユーロ売りが進み、ドル円では円買いドル売りが進んだ

    ことで、ユーロ円は2013年6月以来となる125円台半ばまでユーロ安が

    進行しました。ユーロ圏の金利がさらに低下して、米国との金利差が拡大する

    という読みのようです。

    来週には上海で「G20」が開催され、世界経済や金融市場の安定が議論され

    る予定ですが、それほど市場へインパクトがあるとも思えません。

    今後の為替市場の動向に大きな影響を及ぼすのは3月10日から始まる、日米

    欧中銀による金融政策です。

    それまでは市場も様子見となるかもしれません。年初から続く市場の混乱に関

    係者の疲労もかなり溜まっているのではないかと思います。

    本日のレンジは112円80銭~114円程度を予想します。


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