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 2016年03月 

 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • ドル円はベルギーの首都ブリュッセルで連続テロがあった
    ことから円買いが進み、111円台前半までドルが売られる。
    その後は連銀総裁の利上げに前向きな発言が伝わったことから
    買い戻しが入り、112円49銭までドルが反発。

  • ベルギーのテロでユーロが続落。ユーロドルは1.12近辺
    まで売られる。EUからの離脱の機運がさらに高まるとの観測から
    ポンドも下落。

  • 株式市場は8日ぶりに反落。ベルギーでのテロに米国でも警戒感が
    強まり、ダウは41ドル安。輸送関連株が大きく売られた。

  • 債券相場はハト派のシカゴ連銀総裁が、利上げに前向きな発言を
    したことが逆風となり下落。長期金利は1.94%台まで上昇。

  • 金は小動き。原油も小幅に反落。

  • 1月FHFA住宅価格指数     →  +0.5%

  • 3月リッチモンド連銀製造業指数   →  22

本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏3月消費者信頼感(速報値)
  • 米   2月新築住宅販売件数

ベルギーの首都ブリュッセルで空港や地下鉄駅で爆発があり、30人以上の人が
犠牲になりました。ブリュッセルは欧州の中心で、ハブ空港の役割もあり、EU
本部など重要な国際機関も多くあります。
イギリスや、フランス、それにベルギーやトルコなど、欧州のテロに対するリス
クは相当高まっていると思われます。
5月にサミットを開催する日本も例外ではなく、厳重なテロ対策が求められます
が、自爆テロを事前に防ぐ手段はなかなか難しいようです。

ドル円はテロの報道に、一時111円38銭まで円買いドル売りが進みました。
ユーロが売られ、さらにテロの影響からEUからの離脱の可能性が高まるとの
見方からポンドも売られました。ヨーロッパ全体の地政学的リスクが高まって
いると言えます。

ドル円は下値を試しましたが、その後は112円台半ばまで反発しています。
ハト派で知られるシカゴ連銀のエバンス総裁は講演で、「今年の米経済成長率を
2-2.5%と予想し、ファンダメンタルズが非常に良好な状態にある」と発言
しました。また、労働市場の一層の改善や賃金のさらなる上昇で、インフレ率も
当局が目標とする2%に向って加速するとの認識も示しました。(ブルームバー
グ)

先週のFOMCでは利上げが見送られましたが、その点に関しても「3月の金利
変更見送りは、2016年の経済:金融リスクが利上げを開始した昨年12月よ
りも幾分高いように見えることが論拠だ」と指摘しています。
サンフランシスコ連銀のウイリアムズ総裁、アトランタ連銀のロックハート総裁
に続き、エバンス総裁も利上げに前向きな姿勢を見せたことで、これまでノーマ
ークだった4月のFOMCが俄然注目を集める状況になってきました。

このままでいくと米利上げは、「あっても年内1回」と予想している市場の見方
はやや悲観的すぎるということになりますが、これら一連の発言で、今後の経済
指標次第では「4月利上げ」が現実味を帯びてくることにもなります。
それは、ドルにとっての追い風となり、115円に向ってドル円が上昇する
きっかけにもなり得ます。今のところ連銀総裁の発言は、弱気すぎる市場の見
方をけん制する意味合いもあると思われますが、
110円を割り込むと円高が加するという相場観が広がっている中で、ドルの
サポート要因になるかもしれません。

本日は材料的には特段相場を大きく動かすものはありませんが、欧州時間に
入ったら一応注意が必要です。予想レンジは111円70銭~112円70銭
程度と、昨日と変わりません。

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