FC2ブログ

月別アーカイブ

 2016年05月 

4月の米雇用統計不調 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は4月の雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想を

    下回ったことで下落。106円台半ばまで売られたが、株価と

    金利の上昇で107円台まで反発して引ける。

  • ユーロドルも発表直後、1.14台後半まで買われたが、

    ドルが反発したことで、1.1387までユーロ安が進む。

  • 株式市場は雇用統計を受け、利上げ観測が後退したことで上昇。

    ダウは79ドル上昇し、他の株価指数も揃って上昇。

  • 債券相場は反落。株価が上昇したことからやや売り物優勢の

    展開となり、長期金利は1.78%台まで上昇。

  • 金は大幅に反発。原油価格も小幅に買われ44ドル台半ばに。


  • 米   4月失業率         → 5.0%

  • 米   4月非農業部門雇用者数   → 16.0万人

    本日の注目イベント

  • 日   日銀金融政策決定会合、議事要旨(3月14日、15日分)

  • 欧   ユーロ圏財務相会合(ギリシャ金融支援協議)

  • 米   10月労働市場情勢指数(LMCI)

  • 加   カナダ4月住宅着工件数

    4月の米雇用統計は市場予想よりも悪化していました。

    失業率は5.0%と予想通りでしたが、非農業部門雇用者数が20万人の増加

    予想に対して、16万人と1月以来3カ月ぶりに20万人の大台を割り込み、

    雇用者数の伸びも7カ月ぶりの低水準でした。さらに3月、2月ともに下方修

    正され、堅調だった雇用の拡大にやや不安が出て来ています。

    ドル円は雇用統計発表直後に106円台半ばまで売られましたが、その後10

    7円台まで戻しましたが、これは、利上げ観測が後退したことが株価のプラス

    材料となり、株価の上昇がドルのサポートになったに過ぎません。

    これまで、他の経済指標に比べ好調だった労働市場が崩れると、6月の利上げ

    が遠のき、年内利上げはせいぜい1回との見方が強まります。

    まだ現段階で6月の利上げがないとは判断できませんが、FOMCメンバーの

    予想する利上げ回数とは徐々にギャップが広がっているようにも思えます。

    この日もNY連銀のダドリー総裁は、年内2回の利上げは妥当だとの認識を示

    しています。

    ドル円は2月の急落から徐々に上値を切り下げています。

    日足チャートを見ると、急落後は一旦もみ合いが続き、114円台半ばがキャ

    ップされたように重くなり、ここを抜けずに水準を下げて来ました。

    その後は再びもみ合いに入り、今度は112円がキャップされここが抜けずに、

    105円台まで一段と円高が進みました。

    先週は105円55銭まで売られ、約1年半ぶりの円高水準を記録しましたが、

    その後は107円台後半まで押し戻されています。

    もっとも、この水準には「週足」の200週線があり、ここで一旦下落が抑え

    られた格好になっています。

    現在足元では107円を挟んでのもみ合いになりつつありますが、ここから再

    びもみ合いを終えて105円台を試すかどうかが注目されます。

    上で述べたように105円台半ばはテクニカル上では重要なレベルと見ること

    ができ、その下の105円は心理的なサポートになります。

    そして105円以下では政府日銀による市場介入があるのかどうかが焦点にな

    ります。米利上げが回数が1回に留まるとすれば、105円を割り込んでいく

    と予想されますが、こちらはまだ不透明です。

    また今月下旬に開催される伊勢・志摩サミットでは、世界経済についてどのよ

    うな議論があるのか、同時に日本の消費税増税延期が理解されるのかどうかに

    よっても、今後のドル円の水準に影響を与えます。

    今週はそれ程重要な経済市場の発表はありません。

    そうなると105円台半ばを下値に、108円程度を上値としたレンジで推移

    することが考えられます。引き続き株価の動きと、原油価格からは目が離せま

    せん。原油価格と言えば、今月サウジアラビアの石油相が交替しました。

    新しくエネルギー産業鉱物資源相に就任したファリハ氏は、国営石油会社「サ

    ウジアラムコ」の会長です。氏は、原油価格の安定よりも販売を優先する政策

    をとることを既に表明しています。40ドル台で安定してきた原油価格ですが、

    再びシェア獲得競争が拡大すると、原油価格が市場を動かす最大のドライバー

    になる可能性もあります。

    本日のドル円は106円70銭~108円程度を予想します。


  • スポンサーサイト
    このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
    断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
    社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
    相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
    レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
    損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
    決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
    (法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
    34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
    「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
    取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
    また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
    信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
    等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
    ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
    通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
    決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
    また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
    お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
    契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
    開始していただくようお願いいたします。