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ドル円3週間ぶりに110円台回復 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • FOMC議事録で、多くのメンバーが6月利上げが
    適切になるとの認識を示していたことが判明しドルが急騰。
    ドル円は3週間ぶりに110円台に乗せ、110円25銭まで
    上昇した。

  • ドルが買われ、ユーロドルも3週間ぶりに1.12台前半まで
    下落。レンジを下抜けし、ユーロロングが切らされる展開。

  • 株式市場はまちまち。利上げ観測が高まり、ダウは小幅に
    続落したが、ナスダックは23ポイント上昇。

  • 債券相場は大幅に続落。6月利上げ観測が高まり債券には逆風と
    なり価格は大きく下落。10年債利回りは2週間ぶりに1.85%
    台まで上昇し、ドル高をサポート。

  • 金は小幅に反落し、原油価格は在庫が予想以上に増加していた
    ことから反落。

    本日の注目イベント

  • 豪   豪4月雇用統計

  • 欧   ECB議事要旨

  • 英   英14月小売売上高

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   4月景気先行総合指数

  • 米   5月フィラデルフィア連銀景況指数

  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演


    ドル円は3週間ぶりに110円台に乗せ、FOMC議事録では予想以上に6月利上げに前
    向きだったことがドルを押し上げました。
    個人的には、市場が利上げに対して弱気過ぎるとの印象は持っていましたが、FOMCメ
    ンバーの多くが予想以上にタカ派的だったことが、ドル円110円台乗せの原動力でした。
    ただこの内容は昨日も指摘したように、地区連銀総裁のこれまでの発言を正当化させるも
    のです。

    4月のFOMC議事録では「大半の参加者は、今後入ってくるデータが、4-6月期に経
    済成長が上向き、労働市場が引き続き力強さを増し、インフレが委員会の目標2%に向け
    て進展している状況と一致すれば、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標のレンジを
    6月に引き上げるのが適切になる可能性が高いと判断した」と記されていました。
    (ブルームバーグ)
    詳細に読むと、利上げには越えなければならないハードルが幾つかあるものの、これまで
    のように、外部リスクなどへの言及もなく、6月利上げの可能性は排除できないことが示
    されています。

    この議事内容が公表されたことで、ドルが主要通貨に対して大きく上昇しましたが、債券
    市場でも政策変更が反映されやすいとされる2年債利回りは急騰しました。
    2年債利回りは前日比6ベーシスポイント上昇し、3月以来の大幅な上げ幅になっていま
    す。また、市場が織り込む6月利上げの確率は16日の4%から32%に急上昇し、あら
    ゆる年限の利回りが上昇しています。(ブルームバーグ)

    こうなると来月発表される5月の雇用統計がますます重要になってきます。
    4月の雇用統計が予想外に低調で、さらにその後に発表された失業保険申請件数も、増加
    傾向にあります。市場はこれらの経済指標に反応し、「利上げは年内1回あるかないか程
    度」といった見方にバイアスがかかった経緯があります。

    FOMC議事録では、労働市場が引き続き力強さを増していることが利上げの条件になっ
    ていることから、6月14-15日の次回FOMCまでの労働市場関連の指標からは目
    が離せません。本日も、週間失業保険申請件数が発表され、さらにイエレン議長に近いと
    されるダドリーNY連銀総裁の講演もあり、注目度は高いと言えます。

    昨日もこの欄で触れましたが、テクニカルを観るとドル円は110円台を回復したものの、
    この水準の上方には「雲」が立ちはだかっています。(日足)
    この「雲」は昨年12月18日に下抜けして以来5カ月間上回っていません。
    しかも現在ドル円のローソク足は「雲の入り口」に差し掛かっていますが、ここには「5
    2日線」もあり、比較的強めの抵抗を示しています。
    この雲を完全に上抜けるには114円台半ばを抜ける必要があります。

    もちろん、だからといってここからの一段のドル高がないわけではありません。112~
    113円程度までの上昇の可能性がないとは言えません。
    ただこの先G7があり、さらには6月23日のイギリスの国民投票や、その前の日米の金
    融会合、またギリシャに対する支援問題など、円が急騰する「材料」には事欠きません。
    ある程度利益が乗っているポジションは手放す水準を探ってもいいのではないでしょうか。

    本日は110円台を維持できるかどうかに注目していますが、レンジは109円50銭~
    110円50銭程度と予想します。円安が進んだことで、輸出関連株がどこまで株価全体
    の上昇を牽引できるのかにも注目しています。



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