FC2ブログ

FRB議長利上げ時期には触れず 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は107円台で底堅く推移。イエレン議長の講演を

    受け、株価は反発し長期金利も上昇したことで、ドルが

    買い戻された。一時は107円66銭まで買われ、この日の

    高値圏で引ける。

  • ユーロドルは小反発。1.13台前半から後半で推移し、

    ユーロ円の買い戻しもユーロを押し上げた。

  • イエレン議長が利上げの時期に言及しなかったことから、

    株価は揃って反発。ダウは113ドル上昇し、1万7900ドル台

    を回復。S&P500は7カ月ぶりの高値を回復。

  • 株価の反発から債券は売られる。前日急騰したこともあり

    この日は上げ一服。長期金利は1.73%台まで上昇。

  • 金は続伸。原油価格はナイジェリアのパイプライン破壊の

    ニュースに反発し、49ドル69セントまで上昇。


    本日の注目イベント

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット

  • 日   5月マネタリーベース

  • 日   4月景気動向指数

  • 中   中国5月外貨準備高

  • 独   独4月鉱工業生産

  • 欧   ユーロ圏1-3月期GDP(確定値)

  • 米   4月消費者信用残高

  • 米   世銀、世界経済見通し公表


    注目されたイエレン議長の講演で議長は、今回の雇用者の減少には「失望した」

    と述べたものの、利上げの時期については言及しませんでした。

    前回5月27日の講演では「数カ月内に利上げをするのが適切になるだろう」と

    述べて、6月か7月のFOMCでの利上げの可能性が急速に高まり、ドル高に振

    れた経緯があります。

    昨日の講演で、この「数カ月内」という文言が外されるのかどうかも一つの注目

    ポイントでしたが、議長はこの点には触れていません。

    「雇用統計に失望した」という言葉や、利上げの時期に触れなかったことを考え

    れば、まず6月の利上げはないものと考えられますが、議長は「中長期的な物価

    安定と最大限の持続可能は雇用を確保するため、フェデラルファンド(FF)金

    利は時間をかけて緩やかに上昇しなくてはならないだろうと、私は引き続き考え

    ている」(ブルームバーグ)とも述べており、これまで通り利上げのタイミングを

    探っていく姿勢は変わっていないとの認識を示しました。

    このことから、6月の利上げの可能性はないものの、7月の利上げの可能性まで

    は排除できないとの印象です。

    今後の経済指標次第であることはもちろんですが、先週末の雇用者数の急激な鈍

    化で、ドル円が一気に106円台半ばまで急落したのは「行きすぎだった」との

    見方も出ております。ただ市場は常に「オーバーシュート」するもので、5月3

    日の105円台半ばまで円高が進んだ状況と似ていなくもありません。

    この時は、約1カ月かけて6円の値幅を戻し、111円台半ばまで反発したこと

    は、まだ記憶に新しいところですが、今回はどうでしょう。

    イエレン議長が講演で、7月利上げの可能性を全く否定しなかったのと同じよ

    うに、セントルイス連銀のブラード総裁も6日付けのウォールストリート・ジャー

    ナル紙(WSJ)とのインタビューで、「7月利上げはあり得る」と述べています。

    また、23日に行われる英国の国民投票に関しても「結果がどうであれBrexi

    tは米国経済にとってはそれ程問題ではないだろう」(ブルームバーグ)

    との見方も示しています。

    個人的にも7月の利上げの可能性はないとは言えないものの、現時点ではその確

    率は低いと思っています。先週末の雇用者数の低水準が、一時的なものであり、

    来月の雇用統計発表時に上方修正され、さらに6月分も20万人近い数字が出

    れば、再び利上げ観測が高まりますが、今後の指標がますます注目されます。

    これまでにも何度か述べているように、FOMC執行部からは早い段階で今年最

    初の利上げを実施したいという強い意志が感じられますが、肝心の経済指標の方

    がままなりません。

    昨日発表された労働市場情勢指数(LMCI)もマイナス4.8で、こちらも今

    年最も悪い数字でした。FRBの苦悩はまだ続くと思われます。

    ドルが買い戻され、株価も反発しました。

    本日は上値がどこまで伸びるのかに注目しています。

    「1時間足チャート」から探ると、107円80銭前後から上値がレジスタンス

    ゾーンになろうかと思いますが、下値も106円台ではとりあえずドル買いも出

    そうです。

    よって、今日のレンジは107-108円程度を予想します。


  • スポンサーサイト



    このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
    断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
    社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
    相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
    レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
    損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
    決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
    (法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
    34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
    「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
    取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
    また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
    信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
    等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
    ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
    通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
    決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
    また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
    お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
    契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
    開始していただくようお願いいたします。