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ドル下落後反発し107円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は朝方106円24銭まで売られたが、失業保険申請件数が

    予想外に減少していたことでドルは反発。株価のマイナス幅の縮小もあり

    107円台までドルが上昇。

  • ユーロドルは反落。ドルが買われたことで1.13台前半まで売られる。

  • 株式市場は反落。ダウは1万8000ドル台ということもあり、利益確定の

    売りから4日ぶりに反落。

  • 債券相場は続伸。英国債も過去最高値まで買われたこともあり、

    米国債も買われ、長期金利は1.68%台まで低下し2月以来の低水準。

  • 金は続伸し1272ドル台に。原油は上昇が一服となり小幅に反落。

    本日の注目イベント

  • 米   6月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

  • 米   5月財政収支

  • 加   カナダ5月失業率


    ドル円は日本株の下落もあり上値の重い展開が続き、NY市場では朝方106円

    24銭までドル売りが進行しました。

    株価もマイナスで始まったことから、このまま105円台に入るのではとの雰囲

    気でしたが週間失業保険申請件数が26.4万件と、予想外の減少を見せたこと

    からドルが買い戻され、107円18銭まで戻っています。

    来週の日米金融会合の結果を確認するまでは、105-110円のレンジ取引が

    続く可能性が高まってきたと見られます。

    失業保険申請件数は事前予想が27万件でしたが、26.4万件と、2週連続で

    26万件台で、減少傾向が見られます。

    先週末に発表された5月の雇用統計が衝撃的な数字だっただけに、今回の失業保

    険申請件数もこれまで以上に注目され、一部では予想よりも増加しているのでは

    ないかと見られていましたが、結果は雇用の大きな変調は確認できませんでした。

    米長期金利は2月以来となる1.68%台まで低下し、株価は軟調で、通常なら

    ドルが買われる材料がなかったはずなのに、106円台前半から107円台に戻

    した原動力は、この失業保険申請件数だったと言えます。

    こうなると、先週末の数字は来月には上方修正される可能性が高く、さらに一時

    的だったことも考えられるため、ドル買いにつながったものと思われます。

    イギリスの国民投票が2週間後に迫ってきました。

    ポンドのボラティリティーは2008年のリーマンショック以来の高水準で推移

    しており、市場関係者が、残留でも離脱でも、相場は大きく動くと予想している

    表れです。個人投資家としては「様子見」に徹するのが賢明かと思います。

    今朝のブルームバーグの記事では、為替トレーダーは国民投票が行われる日の夜

    間の混乱に備え、コンピューター取引の時代になる前に確立された技術に頼る準

    備をしていると報じており、2015年1月に、スイス中銀が突然フラン対ユー

    ロの上限を撤廃して大混乱し、一部の電子取引プラットホームが機能しなくなっ

    たことを教訓とするつもりだと伝えています。

    いずれにしてもリスクは高く、ポジションを保有しているのであれば、証拠金を

    十分に確保しておくなどの対策は必要です。

    本日はミシガン大学消費者マインドが注目されますが、107円台半ばから上値

    は重く、一方で106円近辺ではサポートされやすいことから、レンジは106

    円40銭~107円40銭程度を予想します。


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