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ドル円東京時間に103円台半ばに 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 日銀が金融政策を据えおいたことで一気に円高株安が進み、

    ドル円は東京時間に103円50銭台まで急落。NYでも下値を

    試したが、株価が反発したこともあり104円台半ばまで

    ドルが買い戻された。

  • ユーロドルは1.11台から反落し、1.12台前半に反発。

  • 株価はアジアや欧州の株安の流れを受け、ダウは朝方

    160ドルを超える下げを見せる。午後にはこれまでの下げから

    自律反発もありプラスに転じ、ダウは92ドル高で取引を終える。

  • 債券相場も続伸して始まったが、引けは前日よりも小幅安。

    長期金利は1.57%台後半に。

  • 金は続伸し、原油は大幅に続落。前日比1ドル80セント下げ

    46ドル台に。


  • 新規失業保険申請件数   → 27.7万件

  • 5月消費者物価指数     → +0.2%

  • 6月NAHB住宅市場指数  → 60

    本日の注目イベント

  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演

  • 米   5月住宅着工件数

  • 米   5月建設許可件数

  • 加   カナダ5月消費者物価指数


    日銀は市場予想通り、追加緩和には踏み切らずに政策据え置きを決定しました。

    個人的には「もしかしたら」という期待は持っていましたが、多くの市場関係

    者が予想した通りの結果でした。

    ただ、その後の動きは予想を超えるものでした。

    直後にドル円は節目の105円台を割り込み、一気に103円50銭台まで急

    落し、日経平均株価は500円を超える下げを見せ、円全面高の様相でした。

    4月の会合で日銀が動かなかった時と全く同じ展開で、会合メンバーと市場の

    期待値とは、かなり温度差があるようです。

    金融政策は市場期待を意識してやるものでないことは分かりますが、これで1

    00円割れも視野に入ってきたと思われ、仮に7月の会合で動いたとしても、

    110円はかなり遠い水準になっており、ドルの戻りにも限界がありそうです。

    円は全ての通貨に対して買われ、ユーロ円は115円台に。またポンド円は1

    45円台まで円高が進みました。

    黒田総裁は記者会見の席で、ファンダメンタルズを反映しておらず好ましくな

    い、と発言をしていましたが、菅官房長官の発言と同様に、円高方向に加速し

    た流れは止まっていません

    FOMCで利上げが見送られ、日銀会合でも追加緩和が見送られ、これで来週

    の英国の国民投票で「離脱」が決まれば、「最悪のシナリオ」ということにな

    ります。

    昨日英国では残留支持派の国会議員が銃で撃たれ死亡するという痛ましい事件

    がありましたが、英国では来週の国民投票が、それ程重要なイベントであると

    いうことです。

    足元では依然として「離脱派」が優勢と伝えられていますが、今回の事件で、

    「残留派」にどれだけ同情票が流れるのか注目されます。

    EU離脱問題で、「離脱派」が勢いを増しているという報道にヘッジファンド

    などはリスクオフのポジションを積み上げているものと思われます。

    「離脱」が決まり、大きく値を下げたところでは利益を確定するものと思われ

    ますが、ドル円はその際100円を割り込んでいる可能性も否定できません。

    国民投票は‌23日で、次回の日銀会合には既に追加緩和期待が高まっています

    が、開催日は28-29日です。

    英国の国民投票からは1カ月以上も次回会合までの期間があるため、「臨時会

    合」が召集されるのではないかとの観測もあります。

    「残留」が決まればその可能性はないと思われますが、もし「離脱」となった

    場合、「臨時会合」は十分考えられると思います。

    本日はドル円の下げも一服でしょう。

    大きく値下がりした株価も、本日は買い先行で始まりそうです。

    ただ、ドル円の戻りも限定的で、多くの市場参加者のスタンスは「戻り売り」の

    姿勢を崩していないと見ていいと思います。

    予想レンジは103円50銭~105円程度と見ます。


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