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市場はやや落ち着きを取り戻す 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場


  • 欧米の株価が反発し、米長期金利も上昇したことで
    ドル円は102円台を回復。市場はやや落ち着きを取り戻し
    ドルは102円84銭まで買われ、ほぼこの日の高値圏で引ける。

  • ユーロドルも小幅ながら反発。1.1090まで買われ、
    ポンドが対ドルで上昇したことに引っ張られた側面も。

  • 株式市場は大幅に反発。欧州株も3日ぶりに反発したことを
    受け、ダウは269ドル上昇。「VIX指数」も低下し、
    不安が和らぐ。

  • 債券相場は反落。不安心理が後退したことで債券には利益
    確定の売りが出た格好。長期金利は1.46%台まで上昇。

  • 金は反落し、原油価格は反発。

  • 4月ケースシラー住宅価格指数  → +5.44%

  • 6月消費者信頼感指数      → 98.0

  • 6月リッチモンド連銀製造業指数 → -7

本日の注目イベント

  • 独   独6月消費者物価指数(速報値)
  • 欧   ユーロ圏6月景況感指数
  • 米   5月個人所得
  • 米   5月個人支出
  • 米   5月PCEコアデフレーター
  • 米   5月中古住宅販売成約指数

昨日は日米欧の株式市場が揃って反発したことで、ドル円も102円台を回復し、
NY市場では102円84銭までドル高円安が進んでいます。
日経平均株価は小幅高でしたが、欧米の株式は大幅に上昇し、英国がEUから
離脱を決めた際には「25」を超えていた「VIX指数」(恐怖指数)も
「18台」まで低下し、市場全体がやや落ち着きを取り戻したようです。
この指数は「20」を超えると市場の恐怖心が高まったと見られ、投資家の
心理状態を表すとされており、1カ月前は「15」前後でした。

ただこれは一時の大混乱が治まったに過ぎず、平常に戻るにはまだまだ時間が
かかりそうです。市場が、英国に代わる次の材料を見つければ、市場の関心も
欧州から離れるものと思いますが、問題は次の材料が何かということです。
タイミング的には米国の6月の雇用統計ということになりそうで、先月の雇用
者数の下振れが一時的なものであったのかどうかに視点が移りそうです。

昨日は欧州首脳会議が開催され、キャメロン首相は英国がEUからの離脱を
決めた後の最初の会合に出席しました。
首相は「EUとはこれからも密接な関係を続けていきたい」と述べましたが、
メルケル独首相は英国に対し、EU離脱に関して幻想を抱かないよう釘を
さしました。またユンケル欧州委員長も辛口の言葉を放っていました。
(ブルームバーグ)

市場がやや落ち着きを取り戻したことで、買われていた円がドルだけではなく、
ポンドやユーロに対しても、昨日は売り戻されています。
ドル円も102円台後半までは反発しましたが、ここから103円台に乗せる
ことができるかどうかが試されます。
24日に99円前後まで急落したドル円は、その日のNY市場では
103円30銭前後までは反発していますが、そこから落とされています。
そのため、このレベルではドル売り注文も集まりやすいと予想されます。

英国のEU離脱という予想外の事態で市場はパニックに陥りましたが、
そのピークは過ぎたと思います。ただ2度目の国民投票の話や、スコットラン
ドの独立機運の盛り上がりなど、その余波はまだ続いています。
足元の動きが小康状態だとすれば、やはりドル円の上値は重いと見られます。
本日は日本株も上昇する見込みですが、その動きに併せて103円台に
乗せられるかどうかに注目しています。
予想レンジは102円~103円程度と見ます。

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