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ドル円105円は重いものの底堅く推移 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は104円を割り込む場面もあったが、底堅い動きを
    見せる。米長期金利が低下し、株価もまちまちではあったが
    104円台での取引に終始し、104円台半ばで引ける。

  • ユーロドルはレンジ内取引が続く。1.11を挟んでもみ合い、
    上値も下値を抜けきれない状況。

  • 株式市場はまちまち。ダウは4日続伸し高値を更新したが、
    ナスダックは17ポイント下落。

  • 債券相場は反発。30年債入札で、過去最低の落札利回りが
    記録され、10年債にも資金が向った。長期金利は1.47%台
    まで低下。

  • 金は6日ぶりに反発し、原油は反落。

  • 6月財政収支→ +63億ドル

本日の注目イベント

  • 豪   豪6月雇用統計
  • 英   BOE金融政策発表
  • 英   BOE議事録
  • 米   6月生産者物価指数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演
  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演
  • 米  企業決算 → ブラックロック、JPモルガン、

連日上値を切り上げているドル円もさすがに上昇は一服で、昨日は日米の市場で
104円を割り込む場面もありましたが深押しは観られず、底堅い動きでした。
105円を試す機会はありませんでしたが、欧州市場でも104円82銭辺りまで
ドルが上昇する場面もあり、まだ短期的にはドル買い意欲はあるようですが、
米10年債利回りも低下してきており、日本の輸出企業のドル売り注文も105円台
では確実に持ち込まれると観られることから、上値はそれ程伸びないのではないか
と予想しています。

為替を取り巻く懸念材料が徐々に取り除かれている状況が、円の売り戻しを誘発
していると見ていますが、投機筋のポジションも軽くなれば再び円買いを再開する
ことも想定されます。米利上げ観測がなかなか盛り上がらず、基本的にはこの部分
がドルの上値を抑えている状況ですが、昨日発表されたベージュブックでも、経済は
緩慢なペースで成長しているものの、物価圧力は「わずか」で、個人消費も幾分軟化
したと報告されていました。

また、ベージュブックでは「小売売上高や製造業、不動産などの経済の広範囲な
分野にわたって、見通しは概して前向きだった」と指摘しており、全体としては依然として
多くの地区で緩やかな拡大が続いていると観られます。
なだらかな経済成長が続いていることを背景に、昨日はフィラデルフィア連銀のハーカー
総裁が講演で、年内2回の利上げに前向きな姿勢を見せました。

ハーカー総裁は、「インフレ率が来年中には目標に戻ると確信している」とした上で、
「年内に最大2回の追加利上げが適切になる可能性があり、フェデラルファンド(FF)
金利は2018年末までに3.0%に近づくと私は予想する」と述べています。(ブルー
ムバーグ)「年内に1回あるかないか」と予想する市場の見方とは依然として温度差が
観られます。

105円台からさらに続伸するにはそれなりの材料が必要で、そう簡単ではないと
予想していますが、ここからの相場の行方を左右するのは、足もとでは堅調に推移して
いる株価の行方です。NYダウは昨日も史上最高値を更新しており、ここから見る限り米利
上げは当面ないという見方に支えられていると観られます。
今週からは米企業の四半期決算が本格的に始まります。
この決算でグローバルに展開している製造業がどの程度の内容の決算を出してくるのか
が焦点です。年初からの円高が20円を超えるスピードで進んでおり、米企業には追い
風です。この決算が失望に終わるようだと、堅調な株価にも売り圧力がかかることも想定
され、株価の下落がリスクオフから、再び円買いに転換することもあるのではないかと
思います。

短期的な動きを表す「1時間足」では雲が順調に上昇してきており、現在104円の前半では
雲の上限に支えられている状況です。この雲を下抜けすればドル円の下落に拍車がかかる
と観られますが、それには102円80銭辺りを明確に抜ける必要があります。
日本サイドからの政策期待もあり、しばらくは103-104円台でのもみ合いかもしれません。
予想レンジは103円50銭~104円80銭程度と見ています。

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