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 2016年07月 

ドル円一時106円に迫る 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は一段と上昇し、欧州時間には105円93銭までドルが

    買われる。世界的に株価が上昇し、イギリスが利下げを行わなかったことも

    影響。ただ、NYではドルの上値は重く、105円台前半まで下げる場面も。

  • ユーロドルは続伸。ポンドが上昇したこともあり、1.1165まで

    ユーロ高が進む。ユーロ円も一段高を演じ、118円台まで続伸。

  • 株式市場は続伸。世界的に金融緩和が拡大するとの見方に加え、業績

    期待への楽観的な見方も株価を押し上げた。ダウは134ドル高と4日続伸。                                                              

  • 債券相場は続落、株価の上昇が重しとなり、売りが優勢となった。

    長期金利は1.53%台へ上昇。

  • ドル高から金は続落。原油は反発し一進一退。


  • 6月生産者物価指数     → +0.5%

  • 新規失業保険申請件数   → 25.4万件

    本日の注目イベント

  • 中   中国 4-6月GDP

  • 中   中国 6月小売売上高

  • 中   中国 6月鉱工業生産

  • 欧   ユーロ圏6月消費者物価指数(改定値)

  • 欧   ユーロ圏5月貿易収支

  • 米   6月小売売上高

  • 米   6月消費者物価指数

  • 米  7月NY連銀製造業景気指数

  • 米   6月鉱工業生産

  • 米   7月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

  • 米  企業決算 → ウェルズ・ファーゴ、シティーグループ、USバンコープ

  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演


    ドル円は昨日の欧州市場で105円93銭まで上昇し、これで先週末の99円99銭の

    底値から約6円もドル高に振れたことになります。

    急激に進んだ円高の揺り戻しとしては、かなり異例なことかと思いますが、予想外の展

    開で、見通しも見事に外れています。「谷深ければ、山高し」といったところでしょう

    か。ただ、そろそろ短期な天井圏を形成しているという見方は維持しています。

    やはりドライバーとなったのは株価の上昇でした。

    昨日も、東京株式市場の引け際に株価が上げ幅を拡大し、ドル円も105円台に乗せて

    来ました。株を買うと同時に、ドル円を買っている状況です。

    これで6月24日の英国のEU離脱のショックからほぼ抜け出たと考えられ、急落した

    ドル円の9割ほどを埋めたことにもなります。

    もう一度振り出しに戻ったとも言えます。ここからドル円がどちらに振れるのかが次の課

    題です。

    米利上げ観測の後退を背景に、NYダウやS&P500は連日高値を更新しています。

    考えてみれば当然かもしれません。

    世界的な金利低下から、日独の長期債はマイナス金利に沈み、行き場のない資金は米国

    債に向かいました。

    当時はまだ1.8%ほどの利回りを確保でき、相対的な魅力から資金流入が続き価格が

    急騰し、利回りも一時1.35%程まで低下しました。

    米国債の利回り低下は、株価の配当利回りと比較すると魅力が薄れ、今度は資金が株式

    に流れたという構図です。

    米国では自社株買いが非常に盛んで、もともと配当利回りが高水準のところに自社株買

    いが株価を支える流れが出来ていました。

    配当利回りと、キャピタルゲインを求めて資金が集まるのも頷けます。

    もっとも日本ではこのロジックが機能しないところに、日米の株価の違いが端的に表れ

    ていると言えます。

    本日も米株高に、日本株も上昇が見込まれます。

    日経平均株価は1万6500円台を回復すると見られますが、はたして維持できるかど

    うかが焦点です。

    ドル円も堅調な株価に支えられ105円台で推移するでしょうが、105円半ばから上値

    ではキャップされると予想します。

    昨日の欧州市場では106円に迫る水準までドル高が進みましたが、今日の東京では1

    06円台に乗せる力はないと予想します。

    本日も株価次第というところはありますが、104円50銭から106.00銭程度を

    予想します。


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