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 2016年08月 

雇用統計を控え小動き 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は前日に続き小動き。ADP雇用者数などの

    経済指標が予想に沿ったものであったことから101円台

    前半から半ばでもみ合う。

  • ユーロドルは1.12台から小幅に反落。ユーロ円も

    112円台半ばまで下落。

  • 株式市場は3指数とも揃って上昇。原油価格が反発し、

    ADP雇用者数もまずまずだったことを好感し、ダウは

    8日ぶりに41ドルの上昇。

  • 債券相場は小反落。株高と経済指標の結果に反応。

    長期金利は1.54%台でほぼ変わらず。

  • 金は反落し、原油価格は反発。ガソリン在庫が予想を

    下回ったことが買い戻しにつながった。

  • 7月ADP雇用者数     → 17.9万人

  • 7月ISM非製造業景況指数 → 55.5


    本日の注目イベント

  • 豪   豪6月小売売上高

  • 英   BOE金融政策発表

  • 米   新規失業保険申請件数 

  • 米   6月耐久財受注

  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演

    WTI原油価格は一時39ドル13セントまで売られましたが、そこから反発し、

    結局前日比1ドル32セント高の40.83ドルで引けています。

    連日の下落で、値ごろ感から買い戻しも入ったようですが、ガソリン在庫が4月

    以降で最大の減少となったことが材料視されました。

    原油価格が大幅な反発をみせたことで、NY株式市場では主要3指数が揃って上

    昇し、特にNYダウは8日ぶりの反発となり、ほっと一息ついた状況です。

    原油高、株高の割にはドル円の戻りは小幅で、「ドルの上値が重い」という印象

    を残したままです。本命は明日の雇用統計であることは、言うまでもありません。

    安倍再改造内閣が発足しました。

    財務大臣や外務大臣など主要閣僚は変えずに、アベノミクスの再起動を目指すこ

    とになります。28兆円を超える経済対策を打ち出し、個人消費の拡大を通じて

    デフレから早期に脱却したいところです。

    昨日の会見で安倍首相は「最優先課題は経済だ」と述べていましたが、これは前

    回の「新3本の矢」を発表した時にも述べていました。

    安倍首相の景気浮揚に対する並々ならぬ意欲は感じますが、既に28兆円を超え

    る景気対策にもその効果をいぶかる声も、海外を中心に聞こえてきます。

    今回の再改造内閣で個人的に注目しているのは、山本幸三氏の初入閣です。

    山本氏は「アベノミクスを成功させる会」の会長で、これまでにも安倍首相に

    政策提言をしてきました。

    自民党議員の中でも「リフレ派」の代表格ともいえる人です。

    先の消費増税延期に際しても、早くから「消費税を引き上げる時期ではない」と

    主張してきました。山本氏が入閣したことで、政権内部からもさらに積極的なデ

    フレ対策がなされるのではないかと期待しています。

    シカゴ連銀のエバンス総裁は記者会見で、「年内に1回の利上げが恐らく適切に

    なる可能性があるのではないだろうか」と述べましたが、インフレ率が低すぎる

    ことには懸念を表明しています。連銀総裁の一部には、依然として2回の利上げ

    が可能だとする意見もありますが、シカゴ連銀総裁の

    見方が現在の足元の状況を適切に表していると思われます。

    明日の雇用統計で、この見方がより2回に近づくのか、あるいは1回の可能性も

    危うくなるのか、分水嶺になります。

    本日は雇用統計を明日に控え101円台でのもみ合いを予想しますが、このとこ

    ろ元気な東京市場ですから、そこそこの値動きも期待できます。

    やはり100円台は底堅いとして、前月の雇用統計後にほぼ一直線で上昇し10

    7円台まで急反発した再現になるのか、はたまた、ドルの上値の重さを再確認す

    ることになるのか、今日明日の動きが重要です。

    レンジは100円80銭~101円80銭程度を予想します。


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