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ドル円102円台を維持できず 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 東京時間に102円台まで乗せたドル円は、NYでは上値が重く

    101円86銭まで押し戻される。長期金利の低下がドル上昇の重石に

    なった。

  • ユーロドルは1.11台半ばから後半でもみ合い。

  • 株式市場は大幅に反発。利上げは好調な米景気の表れだとの

    見方からダウは107ドル上昇し、他の2指数も揃って買われる。

  • 債券相場は大幅に反発。前日の急落から買い物を集め、

    長期金利は1.55%台まで低下。

  • 金は反発し、原油は小幅に反落。


  • 7月個人所得    → +0.4%

  • 7月個人支出          → +0.3%

  • 7月PCEコアデフレーター   → +1.6%

    本日の注目イベント

  • 豪   豪7月住宅建設許可

  • 日   7月失業率

  • 独   独8月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   ユーロ圏8月景況感指数

  • 欧   ユーロ圏8月消費者信頼感(確報値)

  • 米   6月ケース・シラ-住宅価格指数

  • 米   8月消費者信頼感指数


    先週末のイエレン議長の講演に続き、フィッシャー副議長も利上げを支持する発言を

    行い、さらに黒田日銀総裁はマイナス金利の限界を否定する発言を行ったことを好感

    し、昨日の東京株式市場では日経平均株価が400円を超える上昇を見せる場面も

    ありました。株価の上昇に呼応するかのように、ドル円は102円台を回復し、一時

    は102円39銭までドル高が進みました。

    一方NYではドルの上値が重く、米長期金利の低下がドルの上昇を押さえ、

    101円台後半までドルが押し戻されています。

    ジャクソンホールでの一連の講演を終えて、9月利上げはまだしも、年内の利上げ

    はほぼ確実な状況になっています。

    利上げは本来、株式市場にとっては「逆風」となり、株価のマイナス要因ですが、

    昨日は大幅な反発を見せ、ダウは107ドル高と、最高値に迫る水準まで買われて

    います。利上げは景気の良さの証左であり、景気拡大はかならずしも株価にとって

    はマイナスではないといった見方が株価を支えました。

    株価の上昇はドル高につながる傾向がありますが、昨日のドル円は米金利の低下に

    反応し売られたものと見られます。

    これは、まだ安心してドル買う状況ではないことを示唆しています。

    今後は先ず、今週末の米雇用統計の結果を見極め、さらに9月20-21日に開催

    される日米の金融会合でどのような政策変更があるのかを確認する必要があります。

    目先の動きは101-103円前後での推移を予想していますが、上記会合での内

    容を経て、上下どちらかに振れると見ています。

    9月のFOMCで利上げに踏み切り、さらに日銀の追加緩和という「連携プレー」が

    あれば、105円の方向へと舵を切るのではないかと見ています。

    その鍵を握っているのが8月の雇用統計です。

    8月の非農業部門雇用者数は18万人を見込んでいますが、7月は25万5000人

    でした。増加ペースが緩やかになると見られています。

    それでも20万人を維持できれば、市場はまずまずの結果と受け止め、9月利上げを

    意識することになるでしょう。

    9月利上げは雇用統計の結果次第という状況になっていますが、ブルームバーグが

    まとめたデータによれば、9月利上げの確率は1週間前の24%から36%に上昇し

    ています。また、12月利上げの確率は約60%になっています。

    8月は明日で終わりですが、9月はこのように重要なイベントが多くあり、年末に向

    けてある程度、ドル円の方向性が決まって来るのではないかと予想しています。

    本日の予想レンジは101円50銭~102円50銭程度を見ています。


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