トランプリスク顕在化でドル円113円台へ 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は大きく反落。米国への入国を制限する大統領令で、

    世界中で混乱が起きていることにドル売り円買いが加速した。

    ドル円は113円45銭まで売られ、先週末の水準から2円の

    円高が進む。

  • ユーロドルでもドル売りが進んだが、1.07台に乗せた

    だけで、ユーロの上昇は緩やか。

  • 株式市場は大幅に続落。入国禁止令による混乱を嫌気して

    ダウは1カ月ぶりの大幅安。先週末比122ドル下落し、2万ドルの

    大台をあっさり割り込む。

  • 債券相場は概ね堅調。ただ株価が大きく値下がりした割りには

    買い物が続かなかった。長期金利は2.48%台に。

  • 金は反発し、原油は続落。

  • 12月個人所得            → +0.3%

  • 12月個人支出            →  +0.5%

  • 12月PCEコアデフレータ      →  +1.7%

  • 12月中古住宅販売成約指数    → +1.6% 

    本日の注目イベント

  • 日   12月失業率

  • 日   12月鉱工業生産

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 日   黒田日銀総裁記者会見

  • 独   独1月雇用統計

  • 欧   ユーロ圏12月雇用統計

  • 欧   ユーロ圏10-12月期GDP(速報値)

  • 英  英1月GFK消費者信頼感

  • 米   FOMC(2月1日まで)

  • 米   10-12月雇用コスト指数

  • 米   1月シカゴ購買部協会景気指数

  • 米   1月消費者信頼感指数

  • 米   11月ケース・シラ-住宅価格指数

  • 米  企業決算 → ファイザー、マスターカード、アップル、スプリント


    米国への入国を制限した大統領令を巡って、世界中で混乱が広がっています。

    多様性を一つのバネとして成長してきたアップルやムーバーなどのグロ-バ

    ル企業も今回の措置を批判しており、共和党内部からも批判の声が上がって

    きました。トランプ大統領の強硬な姿勢に企業の混乱が続き、金融市場では

    トランプ・リスクに警戒感が増し、2万ドルを回復したNYダウは、先週の

    木、金、と今週の月曜日は大台を維持していたものの、「3日天下」に終わ

    っています。ドル円も先週末のNY市場では115円38銭までドル高が進

    んだものの、昨日は113円45銭まで売られ、今年に入ってからは連日値

    幅を伴って、乱高下しています。昨日は個人消費など、経済指標は引き続き

    良好でしたが、投資家は今後のトランプ氏の行動がさらなる混乱を引き起こ

    すことに身構え、安全資産の円を買い、さらに債券や、金を買う行動に出て

    います。米アップルやスタバはトランプ大統領の入国禁止令に反対しており、

    今後は連邦裁判所で精査され、違憲論争に発展することは必至です。

    元財務長官のサマーズ氏はブルームバーグとのインタビューで、

    「1週間の出来事のみに基づいて政権に最終的な判断を下すような過ちを

    犯すべきではない。だが同時に、この1週間に起きたことを真剣に捉えな

    いという間違いも犯してはならない」と述べています。

    先週115円台を回復したドル円は再び下値を試す展開を見せてきました。

    心配されたトランプ・リスクが顕在化した格好ですが、これはある程度想

    定されたことで、サプライズではありません。

    常に先を読む市場は、この先の事態を懸念して、ポジションを安全資産に

    ややシフトしている状況です。

    確かに、メキシコとの国境に壁を建設する大統領令にも署名をし、さらに

    今回はイスラム教徒が国民の多数を占めるシリアなど、7カ国の国民によ

    る米国入国を90日間禁止する大統領令にも署名し、混乱を引き起こして

    います。

    これらから想定できることは、大規模なインフラ投資に関しても同じよう

    に、粛々と実行していくだろうということです。

    ただ、共和党幹部も今回の措置を非難していることから、トランプ氏が公

    約した規模での景気刺激策が果たして議会で承認されるのかという懸念も

    生じてきます。「アメリカファースト」は保護主義そのものだという意見

    も出始めており、多くの専門化が指摘するように「全てはトランプ次第」

    です。

    本日は日本株も「どこまで売られるのか」といった状況でしょう。

    1万9000円の大台を割り込むようだと、ドル円も113円割れがある

    かもしれません。

    113円台半ば以下でどの程度ドル買い需要があるのかという点と、日本

    株がどの程度粘り腰を見せるかという点がカギになります。

    レンジは113円~114円50銭程度を予想します。


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    NYダウ上昇一服 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は115円38銭まで上昇したが、GDPや耐久財受注が

    低調だったことで反落。114円75銭まで売られ115円台に戻して

    引ける。

  • ユーロドルは1.06台から1.07台前半まで買われたが

    値動きは緩慢。

  • 株式市場は上昇が一服。ダウは7ドル下落したが、ナスダックは

    5ポイント上昇し、最高値を更新。

  • 債券相場はほぼ変わらず。長期金利は2.48%台に。

  • 金は続落し、原油価格も反落。

    本日の注目イベント

  • 独   独1月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   ユーロ圏1月消費者信頼感(速報値)

  • 米   12月個人所得

  • 米   12月個人支出

  • 米   12月PCEコアデフレータ

  • 米   12月中古住宅販売成約指数


    ドル円は先週末のNY市場で115円38銭まで上昇したものの、114円

    台に押し戻され、今朝は下方に「窓」を開けて取引が開始されています。

    「4時間足」の120日線が115円台前半にあり、この移動平均線に抑え

    られた形になっています。

    トランプ大統領は精力的に各国首脳と電話会談を行い、2月10日には日米

    首脳会談が行われることになりました。ロシアのプーチン大統領とは関係修

    復を印象付ける会談だったようで、米ロ関係が改善するとの見方が強まって

    います。一方、米国への入国を制限する大統領令に署名したことで、空港で

    は混乱が続いているとの報道です。

    これに対してカナダやドイツの首相は非難や懸念を表明しています。

    いずれにしても、就任してまだ一週間しかたっていない中、既にトランプ色

    を前面に出している印象です。

    ここから連想されることは、選挙運動中の公約も実際に行われる可能性が極

    めて高いということになります。

    米国の第4四半期GDPは「1.9%」と、市場予想の「2.2%」から減

    速していました。個人消費は堅調だったものの、項目別では純輸出の寄与度

    がマイナス1.7ポイントで、これが予想を下回った主因だったようです。

    ただトランプ効果への期待もあり、今年度は再び高水準を維持できるとの見

    方が大勢です。

    今週は、米国では明日からFOMCが開催され、1日には声明文が発表され

    ます。イエレン議長の記者会見は予定されていないことから、利上げは見送

    られると思われますが、ここで今月の講演で述べたように「2019年末ま

    で、年2~3回の利上げが妥当」といった文言があるのかどうかが注目され

    ます。また、FOMCメンバーである一部地区連銀総裁が言及しているよう

    に、満期になった国債やMBSの元本を再投資することを止めるべきだとの

    意見に対して、どのような政策変更があるのかと言う点にも注目です。

    ドル円は112円を割り込まずに切りかえし、115円台半ばまで上昇しま

    した。トランプ大統領による、円安批判のリスクは残っているものの、ひと

    まず112~115円台が落ち着き所のようにも思えます。

    それでも今後、日銀金融政策決定会合やFOMC、さらには日米首脳会談な

    ど重要なイベントが控えていることから、まだ相場が安定するかどうかは予

    断を許しません。

    本日はFRBがインフレ指標として注目しているPCE・コアデフレータが

    発表されます。

    予想レンジは114円20銭~115円50銭程度にしたいと思います。


  • ドル円株高を好感し114円台後半に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 東京時間に113円05銭まで売られたドル円は、株価の上昇に

    引っ張られ113円台半ばへ。NYではその流れが続き114円86銭

    まで上昇。株価が続伸したことや企業業績への期待がドルを押し上げた。

  • ユーロドルはドル高の流れから売られ、1.06台半ばへ。

  • 株式市場は高値近辺でもみ合い。ダウは続伸し2万100ドル台に。

    S&P500は小幅に下落。

  • 債券相場はほぼ変わらず。前日比下落して始まったが、7年債入札が

    好調だったことから下げを埋める。

  • ドル高が進み金は続落。原油は反発し53ドル台に。

  • 12月新築住宅販売件数    → 53.6万件

  • 新規失業保険申請件数    → 25.9万件

  • 12月景気先行指標総合指数 → 0.5%

    本日の注目イベント

  • 豪   豪第4四半期生産者物価指数

  • 日   12月消費者物価指数

  • 欧   ユーロ圏12月マネーサプライ

  • 米   10-12月GDP(速報値)

  • 米   12月耐久財受注

  • 米   1月ミシガン大学消費者信頼感指数(確定値)


    前日2万ドルの大台を達成したNYダウは、昨日も小幅ながら続伸し、

    引け値では2万100ドル台で取引を終えています。

    力強い上昇に、昨年11月のトランプ氏が大統領選で勝利した直後の

    ラリーを彷彿させます。

    大統領就任直後からまさかと思った、メキシコとの国境に壁を作る大

    統領令に署名するなど、ネガティブな政策ではあるが、その実行力が

    評価され、公約の「大規模なインフラ投資や法人税減税も粛々と実行

    に移すだろう」との連想につながっているようです。

    実際、トランプ大統領は石油パイプラインの建設を促がす大統領令に

    も署名を終えています。

    いずれの政策も企業業績にはプラスに働き、株価の押し上げ要因にな

    って来ます。

    ただ株式市場は通常情報を先に織り込む傾向があるため、このまま上

    昇が続くかどうかは不明です。

    ドル円も「トランプラリーは終わった」という声をよそに、114円

    86銭までドル高が進み、112円台半ば~115円のレンジは継続

    していると思われます。

    株式と債券市場に再びトランプ効果が現れてきましたが、為替市場で

    はまだ不透明感が払拭できていません。

    米金利高がドルをサポートするものの、いつトランプ大統領が「為替

    水準」や「保護貿易」に切り込んでくるのか分からないというのがそ

    の一因です。明らかなことは、現在のトランプ氏の政策にドル高は受

    け入れられないということです。

    輸出を増やし、輸入を減らすという基本的な考え方にドル高は合致し

    ないということですが、それでも足元の110~120円のレンジな

    ら問題がないのか、このあたりも今後見えてくると思われます。

    今夜は米国で10-12月期のGDP速報値が発表されます。

    市場予想は前回よりも低めの2.2%と見ていますが、これが上振れ

    ると利上げ観測の高まりにつながり、ドル円も115円をテストする

    可能性があります。115円前半には「4時間足」の「120日線」

    があり、本日はこの辺りが上値のメドになるのではないかと予想して

    います。

    レンジは113円70銭~115円20銭程度と見ています。


  • NYダウ2万ドルの大台達成 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は昨日の東京時間に113円99銭まで上昇したが
      その後失速。NYではダウが2万ドルの大台を突破し、長期金利も
      上昇したにも関わらず、113円台前半までドルが売られ伸び悩む。

    • ユーロドルは1.07台半ばを中心にもみ合い。上値は限られるものの
      下値も徐々に切り上がる。

    • NYダウはついに2万ドルの大台を突破。経済成長への楽観的な
      見方が強まり、企業業績も支えに。ダウは155ドル上昇し、2万68ドルで
      取引を終える。

    • 債券相場は続落。ダウが2万ドルの大台を達成したこともあり、債券には
      売りが集まる。長期金利は昨年12月以来となる2.51%台まで上昇。

    • 金は続落し、原油は小幅ながら反落。

    • 11月FHFA住宅価格指数  → +0.5%

    本日の注目イベント

    • 中   中国 12月工業利益
    • 英   英10-12月期GDP(速報値)
    • 米   12月新築住宅販売件数
    • 米   新規失業保険申請件数
    • 米   12月景気先行指標総合指数
    • 米  企業決算 →ブラックストーン、キャタピラー、アルファベット、インテル、マイクロソフト

    NYダウはついに2万ドルの大台を達成しました。
    個人的には昨年末にも達成するのではないかと思っていましたが、
    時間はかかったものの、ようやく大台達成です。
    トランプ大統領はツイッターで、「Great ! Daw20K」とつぶやいていました。
    1万ドルの大台を達成したのが2009年11月でしたから、約6年で倍になった
    わけです。
    改めて米国企業の底力と、成長力に敬服します。

    株価が大幅に上昇し、債券市場では安全資産の債券が売られ金利が上昇し、
    金も売られたことで「リスクオン」が強まった環境でしたが、ドル円の上昇は
    限定的でした。
    114円には届かず、113円台前半で戻ってきました。
    トランプ大統領がいつドル高をけん制するかもしれないという警戒感が、ドルの上値を
    抑えているかと見られます。
    米長期金利が2.5%台に乗せ、直近のドル円は金利との相関度を強めていることを考えると
    114円台に乗せてもおかしくはなかったと思われます。
    「為替市場では既にトランプラリーは終わった」という声がNY市場からは
    聞こえています。

    本日もトランプ大統領を避けては通れません。
    大統領はメキシコ国境に壁を建設するとともに、米国への移民流入規制を強化する
    大統領令に署名しました。(ブルームバーグ)
    これらは選挙運動中から述べていましたが、まさか本気で壁建設を推進するとは
    誰も思ってはいなかったのではないでしょうか。
    どうやら本気のようです。
    トランプ大統領は昨日の午後に国土安全保障省を訪問して署名を行いましたが、
    同省は国境を管轄し、トランプ氏が求める移民規制の多くを実施する主要な権限を
    持っているそうです。

    ドル円は113円台でのもみ合いが続いていますが、これは今年に入っては珍しい
    現象です。
    112円台半ばを3回テストして跳ね返されているため、目先この水準は底堅い
    ことが確認されていますが、一方で115円から上値が徐々に重くなりつつあります。
    上述のトランプ大統領の奇抜な行動もドルの上値を抑えていることと無関係では
    ありません。
    トランプ氏が一言ドル高けん制をすれば2円ほど円高に振れることは実証済みです。
    ただそれでも米金利が上昇し、株価が堅調に推移する以上、どちらもインフレを加速
    させることになり、FRBの利上げ観測につながります。
    そう考えると、ドル円が下げたとしても一気に110円を割り込むような水準には
    至らないと予想しています。
    怖いのは、トランプ大統領がさらに保護主義色を強め、株式市場にも悪影響が
    出て、「リスクオフ」から金利が低下する事態です。
    この辺りは今後もしっかりと目を凝らしていかなければなりません。

    本日はNYダウの2万ドル突破を好感して、日経平均株価も上昇するでしょう。
    予想レンジは112円70銭~114円程度と見ています。
    114円が壁になりつつありますが、ここが抜けないとすると下値のリスクも
    あるかもしれません。

    米株高からドル円反発 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は堅調に推移。113円台を回復し、一時113円89銭近辺まで
      買われる。株価が大きく上昇し、原油価格や金利の上昇にも反応した格好。

    • ユーロドルは1.07台で推移。ドルが買われたことで、ユーロが
      1.0720辺りまで売られたが、下落も限定的。

    • 株式市場は大幅に反発。銅やアルミ相場が上昇したことで
      素材関連銘柄が買われる。ダウは1万9900ドル台を回復し、S&P500
      とナスダックは最高値を更新。

    • 株高や、2年債入札の不調を嫌気して債券は下落。長期金利は
      再び2.46%台まで上昇。

    • 金は反落。原油価格はOPE減産の進捗度合いを好感し続伸。
      今月6日以来の高値となる53ドル台に乗せる。

    • 12月中古住宅販売件数 → -2.8%

    本日の注目イベント

    • 豪 豪第4四半期消費者物価指数
    • 日 12月貿易収支
    • 独 独1月IFO景況指数
    • 米 11月FHFA住宅価格指数
    • 米 企業決算 → ボーイング、AT&T、eベイ

    ドル円は112円台半ばでは粘り腰を見せ反発。NY市場ではダウが
    大幅な上昇を見せ、長期金利も再び2.46%台まで続伸したことで
    ドル高が進む。ドル円は一時113円89銭近辺まで買われ、この日
    の高値圏で取引を終えています。
    投資家がトランプリスクを意識し始めたことでやや流れが逆流し始め
    た感はありますが、為替市場は『熱しやすく、冷めやすい』典型的な
    マーケットです。
    連日、「トランプ」という文字を見ない日はありませんが、いずれは、
    材料視されない日も来るのでしょう。
    大統領そのものがリスク要因になるなど、筆者は記憶にありません。

    そのトランプ大統領は就任以来精力的に「トランプ流」施策を進めて
    いますが、昨日は米大手自動車「ビッグスリー」のトップと会談し、
    雇用増を求めたようです。トヨタ自動車も、米インディアナ工場の増
    設と数百人の雇用を増やすと発表しています。
    トランプ大統領が一言為替に触れただけで2円も円高になるリスクは
    ありますが、一方で米国内への投資と雇用は着々と増加しているのも
    事実です。これによって、良好な米景気が一段と上振れすると見てい
    ますが、ここはトランプリスクとは裏腹です。
    足元の動きは、トランプ氏のドル高けん制と良好な米経済との
    「綱引き」といったところです。

    連日1円以上の値幅を伴って上下するドル円ですが、今年に入ってか
    らの方向性はなかなか見えてきません。
    118円台がやや遠くなりながらも、まだ「トランプラリー」が終わっ
    たとは言い切れません。
    一方でドルの上値の重さも残っており、昨年11月から12月までの、
    あのドルの上昇力もありません。
    NYダウ2万ドル乗せもまだ視野に入っており、株価の一段の上昇が
    長期金利を押し上げれば、ドル円も115円~117円辺りまでの
    ドル高も十分考えられます。
    米長期金利の2.6%台乗せが、そのための一つの条件と見ています。

    本日は円高も止まり、NYでは株価が大きく反発したことから、日経
    平均株価も200円~300円程度の上昇が見込めると思います。
    ドル円も114円台をテストするか可能性がありそうです。
    予想レンジは113円30銭~114円30銭程度と見ますが、
    114円を越えたところに、一目均衡表の雲の上限と、120日線や
    200日線(全て1時間足)があることから、ここをクリアできるか
    どうかがポイントになりそうです。

    ドル円再び112円台半ばへ 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は日本株の大幅下落に113円台前半まで売られ、

    その後一旦は114円台まで反発したものの、NYでは

    112円68銭まで売られる。金利低下やトランプ大統領がTPP離脱に

    署名したことが背景。

  • ユーロドルは小幅に続伸し、1.07台後半まで買われる。

    ユーロ円は121円台前半まで下落。

  • 株式市場はトランプ大統領が「極めて大規模」な国境税を課す、と

    発言したことを嫌気して売られる。ダウは27ドル下落し、プラスで推移して

    いたナスダック指数も引けはマイナスに。

  • 債券相場は反発。トランプ発言や株安に買い物が優勢となる。

  • ドルが売られたことで金は続伸し、1215ドルに。

    原油は米国のリグ稼動数が3年ぶりに大幅増加したことで反落。

    本日の注目イベント

  • 独   独1月製造業PMI(速報値)

  • 独   独1月サービス業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏1月総合PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏1月製造業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ圏1月サービス業PMI(速報値)

  • 英  英12月財政収支

  • 米   12月中古住宅販売件数

  • 米   財政予算局、財政・経済見通し発表

  • 米   1月リッチモンド連銀製造業指数

    トランプ大統領就任後、最初のマーケットである東京市場ではドル安、株安が

    進み、日経平均株価は246円安。先週末のトランプ氏就任前には115円台

    前半で取引されていたドル円は112円台までドル安が進み、トランプ・リス

    クが再び意識され始めた格好です。

    トランプ大統領は公約通り、TPP離脱に関する署名を行い、雇用を米国外に

    移す企業には「極めて大規模」な国境税を課す方針を示しました。

    また、米大手企業経営者とも会談し、日本の自動車貿易を「不公平だ」と名指

    しするとともに、2月上旬にも行われる日米首脳会談でも議題にのぼる可能性

    も出てきました。

    トランプ大統領は「もし日本が、われわれが日本市場に自動車を売ることを困

    難にしているようなら、不公平だ」と述べ、日本への風あたりを強める姿勢も

    示しました。中国へは「ドルが強すぎる」とけん制したことを考えると、円に

    対しても「いよいよ口撃(?)してくる可能性」が強まって来た印象です。

    当初から「アメリカ・ファースト」を標榜したトランプ政権が、ドル高円安を

    許容するはずはないと指摘してきましたが、それでもドル円は連日高騰し、昨

    年12月には118円66銭までドルが買われました。

    そのドライバーとなったのが、日米での大幅な株高と米長期金利の上昇でした。

    トランプ氏の政策にドル高は合致しないと見られながらも、市場の実態がドル

    をサポートする流れに変わったことで、投資家はドル買いで反応したわけです。

    足元ではドル買いを牽引した株高、金利高がやや崩れかけてきました。

    トランプ期待が先週の就任式を境に再び後退したことで、ドル円も112円台

    半ばまで落ちて来ました。目先のサポートは先週記録した112円台半ばです

    が、今朝は既にその水準を試しています。

    この水準から下値ではドル買い需要もあると観られていますが、112円を割

    り込むとストップのドル売りも出てくる可能性があり、もう一段の下げがある

    かもしれません。

    トランプ氏の過激な発言は現時点では変わりそうもありません。

    このままではドルの上値が徐々に重くなり、110円の方向に向って行くこと

    にもなります。ここはやはりトランプ・ラリーが復活し、株高、金利高の再現

    を待つしかありません。トランプ氏が公約通り、大規模なインフラ投資と法人

    税減税や個人所得減税を実施できるとすれば、ドルの下値も限られると思われ

    ます。

    本日はどこまでドル売りが進むのかが注目されますが、日本株も軟調だと11

    2円前半から112円割れを試すことがあるかもしれません。今年は想定され

    たこととは言え、ドル円は年初から連日上下に、しかもある程度の値幅を伴っ

    て動いています。含み益があったとしても、浅目のストップはことごとく執行

    されてしまいます。ここは慎重になり、大きな損を避けなければいけません。

    本日のレンジは112円~113円50銭程度と予想しますが、いつものよう

    にどちらにも抜ける可能性はあります。


  • トランプ演説にやや失望? 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円はトランプ氏の大統領就任式が行われたことで

    注目されたが、115円台前半から緩やかに下落。114円21銭まで

    売られ、この日の安値で引ける。

  • ユーロは続伸。1.0710まで上昇し、直近高値近辺まで

    ユーロ高が進む。

  • 株式市場は反発。原油価格の上昇からエネルギー株が

    買われる。ダウは94ドル上昇し、主要指数も揃って反発。

  • 債券相場は上下したものの、結局前日とほぼ同水準で引ける。

  • 金、原油は共に上昇。

    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏1月消費者信頼感(速報値)

    トランプ大統領が正式に発足しました。

    トランプ氏は、注目された演説では、「米国第一主義」の推進を表明したものの

    財政支出や減税には触れず、今月11日の記者会見と同様にやや拍子抜けの印象

    でした。この日はやや期待感が先行し、ドル円は115円台前半まで買われまし

    たが結局そこから1円ほど売られ、株価や原油価格の上昇の割には上値の重い展

    開でした。

    今朝の情報によると、ホワイトハウスはウェブサイトで、経済を再び軌道に乗せ

    るため、向こう10年で新たに米国民2500万人分の雇用を創出し、4%の経

    済成長率に戻るための大胆な計画の概要を示してきたと説明しています。

    (ブルームバーグ)

    ただ、これらに関しても具体的な手法は明らかにされておらず、エコノミストの

    間では総じて懐疑的です。またTPPからは撤退し、NAFTAの再交渉を先ず

    イギリスと行うことを発表しています。

    期待された大統領就任演説では、大規模なインフラ投資や法人税減税などについ

    て、なんら言及しませんでした。市場ではさらに力強い言葉や規模の拡大などが

    あるのではないかとの期待が一部にはありましたが、やや失望感は拭えません。

    むしろメディアからは、反対運動の規模の大きさを強調するような報道が目立ち、

    今後の政策運営においても、障害になるのではないかと懸念されます。

    これで正式にトランプ氏が第45代米国大統領に就任したわけですが、今後もツ

    イッターからのつぶやきや、ホワイトハウスからの情報で市場が動くケースが多

    くなるだろうと思われます。

    先ずは、中国、日本、メキシコに対してどのような対応を迫るのかが焦点になり

    ます。既に「ドルは強すぎる」と発言しており、中国の人民元を意図した発言だ

    ったとしても、円にも同様な発言をしてくる可能性は十分あります。

    本日は日本株が小幅ながら続伸しそうな気配です。

    112円台まで下落した後、115円台を2回試して落とされていることから、

    115円台前半から半ば超えが目先の天井っぽい感じもしますが、だからと言っ

    てさらに上値が望めないわけでもないと思われます。

    米国株と金利の行方が鍵を握っており、この動きに注目したいと思います。

    本日の予想レンジは113円50銭~114円80銭程度と見ます。


  • ドル円115円台を回復 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円はECBが政策を据え置いたことや良好な経済指標で

    ドル買いが進み、115円62銭近辺まで上昇。ただ、その後

    次期財務長官のムニューチン氏の発言に114円台半ばまで反落。

  • ユーロドルはECBの決定を受け1.05台後半まで

    売られたが、その後値を戻す。ECBは債券購入プログラムを

    年末まで継続する政策を再確認。

  • NYダウは5日続落。ムニューチン次期財務長官が公聴会で

    規制緩和を支持しなかったことや、トランプ次期大統領の政策への

    不透明感が背景。ダウは72ドル下げ、年初からの上げ幅を失う。

  • 債券相場も続落。良好な経済指標に反応し、売りが優勢に。

    長期金利は2.46%台で引ける。

  • 金は続落し、原油は小幅に反発。


  • 12月住宅着工件数           →  122.6万件

  • 12月建設許可件数           →  121.0万件

  • 1月フィラデルフィア連銀景況指数  →  23.6

  • 新規失業保険申請軒数        →  23.4万件

    本日の注目イベント

  • 中   中国 10-12月GDP

  • 中   中国 12月小売売上高

  • 中   中国 12月鉱工業生産

  • 独   独12月生産者物価指数

  • 英   英12月小売売上高

  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演

  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演

  • 米   トランプ氏、第45代米大統領に就任

  • 米  企業決算 → GE 

  • 加   カナダ12月消費者物価指数

  • 加   カナダ11月小売売上高


    ドル円は一段と上昇し、NY市場では115円62銭までドル高が進んだ

    ものの、115円台は維持できず、114円台後半で戻ってきました。

    昨日の東京市場でも堅調な株価を背景にドルは底堅く、しっかりと114

    円台半ばから後半で推移したことが115円台回復につながったと思われ

    ます。

    それでも本日の大統領就任式を前に神経質な動きを繰り返していることに

    は変わりはなく、今夜もトランプ氏の演説内容に乱高下することも予想さ

    れます。

    氏の新大統領としての就任演説は日本時間夜中の2時ごろから始まる予定
    です。

    昨日のNY市場では次期財務長官に指名されているムニューチン氏が議会

    公聴会で「長期的には強いドルが重要だ」と述べたことや、住宅関連指標

    など、経済指標が良好だったことがドルを押し上げた背景のようですが、

    ムニューチン氏はその後ドルは「非常に、非常に」強い(ブルームバーグ)

    と発言したことが、ドル高をけん制したとも受け止められ、結局114円

    台へ反落したようです。

    118円台から112円台までドル安が続き、その後は115円台まで戻

    すなど、今年は年初からドルの落ち着き場を探す動きが続いています。

    115円を中心に上下3円の値幅を見たわけですが、もしかしたら115

    円前後が居心地のいい水準なのかもしれません。

    まだトランプ新政権の明確な政策も、ムニューチン次期財務長官の考えも

    不透明ですが、トランプ氏が「ドルは強すぎる」と一言発言しただけで2

    円も下落する不安定な状況は今後も続きます。

    本日のトランプ氏の演説内容には世界中が注目していますが、その中に、

    対中国政策が含まれるかどうかに、個人的には最も注目しています。

    トランプ氏は選挙中に、大統領になったらその日に中国を「為替操作国」

    に認定すると発言してきました。

    昨日の公聴会でも、ムニューチン氏は、正当化されるなら中国の為替操

    作国認定を支持すると述べています。

    米経済指標は引き続き良好です。

    従って、やや長い目で見ても金利上昇圧力となり、インフレ率の上昇に

    つながると思われます。

    これが長期的にみて、ドルのサポート材料になると予想しています。

    本日は114円30銭~115円80銭程度のレンジを想定しています

    が、上述のように、演説内容次第でどちらにも大きく振れる可能性があ

    ることは言うまでもありません。

    もちろん常識的な内容に終始するかもしれませんが、その場合、投資家

    は「失望感」からドルを売るのか、あるいは「安心感」からドルを買う

    のか、その辺りも読み切れないのが正直なところです。


  • ドル円イエレン発言を受けて急反発 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は昨日の朝方112円57銭まで下落したが、そこを底値に
      株価の上昇もあり反発。NYではイエレン議長の発言に113円台半ばから
      114円77銭近辺まで上昇。議長は年内数回の利上げに再び言及。

    • ユーロドルは1.07台から徐々に下落。イエレン発言を受けて、
      1.06台前半まで下落。

    • 株式市場は高安まちまち。ゴールドマンなど、銀行の好決算があった
      一方、小売株などが軟調。ダウは22ドル安ながら、ナスダックは
      16ポイントの上昇。

    • 上昇基調だった債券は大きく反落。イエレン議長が改めて年数回の利上げ
      の可能性に言及したことで急落。長期金利は2.43%台へ急上昇。

    • 金は反落し、原油価格も大幅に反落。

    • 12月消費者物価指数    → +0.3%

    • 12月鉱工業生産       → +0.8%

    • 1月NAHB住宅市場指数  → 67

    本日の注目イベント

      豪 豪12月雇用統計
      欧 ECB政策金利発表
      欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
      米 12月住宅着工件数
      米 12月建設許可件数
      米 1月フィラデルフィア連銀景況指数
      米  新規失業保険申請件数
      米 イエレン・FRB議長講演
      米 企業決算 → IBM、アメックス

    昨日のこの欄で、フィボナッチ・リトリースメントでのドルの下値のメドについて
    触れ、112円~110円が目先下値のメドと紹介しましたが、ドル円は昨日の
    東京時間午後から113円台を回復し、海外では大きく値を戻しました。

    イエレンFRB議長はサンフランシスコで講演をし、「米経済が最大限の雇用に近く、
    インフレ率がわれわれの目標に向っていると言うのが妥当だ」と指摘し、
    「私と同僚の大半が、先月、2019年末にかけて年数回の利上げを予想していた」
    と述べ、今年中に2~3回の利上げが妥当との見方を改めて述べました。
    昨日発表された12月の消費者物価指数(CPI)」も、前月比+0.3%で、
    前年同月比では+2.1%の高水準を維持しています。

    昨年からの米景気の好調さは疑うべくもありませんが、これに加え
    トランプ次期大統領が公約している1兆ドル(約114兆円)という大規模な
    インフラ投資や法人税減税などの施策が実施されれば、これが金利上昇圧力となり、
    インフレが加速することも十分想定されます。
    もっとも、そのトランプ効果にやや陰りが見え始め、期待感が徐々に後退して
    来たことが、ドル円を112円台まで押し下げた面があったことも事実です。

    従って最も重要なポイントは、それらの施策がどの程度実施されるのかという
    点と、実施のタイミングです。
    単なる大言壮語に終わるのか、それとも有言実行なのかということです。
    イエレン議長は昨日の講演の中でもそのあたりのリスクについて触れ、
    「金融政策の支援のレべルを緩やかに減らすのが合理的だ」が、次回の利上げの
    タイミングは「米経済が今後数ヶ月間に実際にどのように推移するかに左右
    される」(ブルームバーグ)と述べ、大規模な財政出動が景気に与える影響が
    極めて大きいことを意識した発言と捉えることができます。

    ドル円は今朝早い時間に114円77銭近辺まで上昇しました。
    目先の底値を確認した感もありますが、118円台半ばからの下落だったことを
    考えると、まだ一気に115円を超えて118円を目指す展開とも思えません。
    短期的な動きを示す「1時間足」では、とうに雲抜けを完了していますが、
    「4時間足」では115円台半ばに雲があり、その前に52日線が114円90銭手前に
    位置しています。
    よって、ドル円がさらに上昇した場合には、114円台後半から115円台半ばが
    「抵抗帯」として意識され易いと考えられます。
    予想レンジは114円~115円30銭程度と見ますが、明日の大統領就任式を前に
    一波乱ないとは言えません。
    引き続き軽めのポジションでフットワークを軽くすることをお勧めします。

    ドル全面安続く 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は約1カ月半ぶりに112円台まで下落。
      トランプ次期大統領がWSJ紙とのインタビューで、ドルは
      既に「強すぎる」と発言したことや、株安、金利低下に円を
      買い戻す動きが加速し112円60銭まで円高が進む。

    • ドルは主要通貨に対して全面安。ユーロドルも1.0720 
      まで買われ、1カ月ぶりの高値を付ける。

    • メイ英国首相はEUからの完全撤退を表明したが、ドル安の
      流れと、既にポンドが大きく売られていたことからポンドドルは急反発。

    • 株式市場は続落。日欧で株価が下落したことや、ドル急落に
      ダウは58ドル安。

    • 債券相場は一段と上昇。株価の下落やトランプリスクを懸念し、
      安全資産の債券に資金が向った。長期金利は2.32%台まで低下。

    • ドル安が一段と進んだことで金は大幅続伸。約2カ月ぶりに
      1200ドル台を回復。原油も小幅に続伸。

    • 1月NY連銀製造業景気指数 → 6.50

    本日の注目イベント

    • 独独10月消費者物価指数(改定値)
    • 欧ユーロ圏12月消費者物価指数(改定値)
    • 英英12月雇用統計
    • 米12月消費者物価指数
    • 米12月鉱工業生産
    • 米1月NAHB住宅市場指数
    • 米ベージュブック(地区連銀経済報告)
    • 米イエレン・FRB議長がパネル討論会に出席
    • 米カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
    • 米企業決算 → シティグループ、ネットフィリックス、ゴールドマン・サックス
    • 加カナダ中銀政策金利発表

    ドル円は約1カ月半ぶりに112円台まで売られ、日経平均株価も
    1万9000円を割り込み、さらに安全資産の金も、約2カ月ぶりに
    1200ドルの大台を回復しました。
    欧米で政治リスクが急速に高まり、投資家は昨年11月からのポジシ
    ョンの解消にやっきになっている状況です。

    トランプ次期大統領の過激な発言が相次ぎ、今週末に迫った大統領就任式で
    行われる就任演説をも不安視する声が高まってきた中、市場はリスクオフの
    姿勢を強めています。
    114円前後では底堅い動きが続いていたドル円は、WSJの報道もあり、
    113円を割り込み、一気に112円60銭までドル売り円買いが進み、
    今朝も112円台半ばを試す動きになっています。

    まさに政治リスクが顕著になってきたという感じがします。
    トランプ氏に加え、英国のメイ首相は昨日の演説でEU単一市場からの完全
    撤退を表明しました。
    ただ、離脱を巡る最終案を議会の採決にかけることを表明したため、ポンドは
    ドル高の流れもあり、前日に比べ大幅な反発を見せています。
    また、スイスのダボスで開催されている世界経済フォーラム(ダボス会議)
    では、習近平中国国家主席が「保護貿易」には反対の姿勢を示し、トランプ
    氏の政策を批判する格好になりました。

    ダドリーNY連銀総裁は講演で、「インフレは全く問題になっていない
    ことから、金融当局が近く景気拡大を終わらせるリスクは極めて低いと
    考えられる」と述べました。
    また、景気に関しては「景気拡大が向こう数年にわたって続くと楽観して
    いる」と語っています。

    昨年12月には118円66銭まで一気に上昇したドル円は112円台半ば
    まで売られて来ました。
    フィボナッチ・リトリースメントで計算される38.2%に当たるレベルが
    111円99銭あたりになり、トランプラリーも正念場を迎えていると言え
    ます。
    因みに半値戻しでは109円93銭という数字が導き出され、概ね110円
    という大台が極めて重要な値位置ということになります。

    トランプ新政権に対する期待が徐々にはがれてきたという印象ですが、
    公約通り10年間で1兆ドル(約112兆円)のインフラ投資や大規模な
    減税ができるのかという懸念も出てきています。
    個人的には、これらの政策を実施することは間違いないと考えていますが、
    議会共和党幹部との考え方の違いなどから、同氏の言う財政規模がそのまま
    実施されるかどうかはこれからの課題です。

    米国に向う資金が逆流するとすれば話は異なりますが、今後米国内に
    投資される新規の資金は少なくはありません。
    その観点に立てば、ドル円も現時点では110円を割り込む可能性は低いと
    予想しています。
    まさにこの辺りがドル円にとっても正念場です。
    本日の予想レンジは112円20銭~113円70銭程度を見ますが、
    株価の動きが重要です。
    昨日に引き続き300円ほど下げるようだと、日本株に対する期待も一気に
    後退し、円が買われる展開も想定されます。
    週末の大統領就任式が反転のきっかけになるような気もしますが、
    どうでしょうか。

    ポンド再び急落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    欧州市場

  • ドル円は東京時間に113円65銭近辺まで売られたが、その後は

    NY市場が休場のこともあり、114円台前半で小動き。

  • ポンドは急落。本日にもメイ首相がEU離脱単一市場からの

    撤退を表明するとの報道から対ドルでは1.20を割り込む。

  • 欧州の主要株式市場は続落。

    本日の注目イベント

  • 日   11月鉱工業生産(確定値)

  • 独   独1月ZEW景況感指数

  • 欧   ダボス会議(スイス)

  • 英  英12月物価統計

  • 米  1月NY連銀製造業景気指数

  • 米   ダドリー・NY連銀総裁講演

  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演

  • 米  企業決算 → モルガン・スタンレー

    ドル円は昨日の午後、113円65銭近辺まで売られ、先週記録した113

    円76銭をやや下回る円高を示現しました。

    トランプ新政権に対する期待が徐々に後退している中、昨日はポンドが急落

    したことで安全通貨の円が選好された面もあります。

    加えて、日経平均株価も一時は200円を超える下げを見せるなど、リスク

    オンがじわりと後退して来ました。

    今週金曜日に迫ったトランプ氏の大統領就任式も、外交政策がリスクを増大

    させる可能性も高まって来ました。

    就任式で、どのような演説をするのか世界の耳目を集めることは必至です。

    英国のメイ首相が本日の講演で、EU単一市場からの撤退を表明すると

    報じられたことでポンドが急落し、ポンド円は昨年11月以来となる136

    円台まで売られました。

    移民制限を優勢したい英国は、移動の自由を原則とするEUからの離脱を早

    期に実現したいとの思惑があります。

    今朝の報道では、英国政府が公表した演説の抜粋によると、メイ首相は英国

    がEUの一部加盟国や準加盟国となることには関心がないとし、EUからの

    撤退を表明するとあります。(ブルームバーグ)

    昨年6月のBrexitで急落したポンドは、その後落ち着きを取り戻し、

    対円では148円台まで値を戻しましたが、再びポンド売り圧力にさらされ

    てきました。

    IMFが世界経済の見通しを発表しました。

    世界の成長率は昨年10月時点の3.4%で据え置きましたが、日本の成長

    率を0.6%から0.8%に上方修正し、米国についても2.2%から2.

    3%に上方修正しています。

    ただ、今週末に大統領に就任するトランプ氏の政策については、公約してい

    る財政刺激策による米経済の押し上げ効果は小さいと想定し、慎重な見方を

    示しています。

    このあたりは昨年のトランプラリーで、市場に楽観論が充満した際に公表さ

    れたOECDとの見方とは距離があります。

    また米利上げペースも昨年10月時点よりは早まると予想しているようです

    が、利上げ回数については明らかにしていません。(ブルームバーグ)

    本日は欧州時間に行われるメイ首相の講演で相場は乱高下する可能性があり

    ます。ブルームバーグによると、英政府は投資家の不安を解消するための計

    画を策定しているとの関係者の情報も伝えていますが、ポンドは一旦動き出

    したら止まらない通貨だけに、注意が必要です。

    ドル円は上値が重い展開が続いていますが、113円台ではドル買い意欲も

    そこそこあるようです。

    ただ、リスクオフになると円が急騰することは昨年何度も経験しています。

    底値を断定的な判断とすることは避けるべきです。

    予想レンジは113円20銭~114円70銭程度にしたいと思います。


  • ドル円やや膠着状態 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は115円台半ばまで買われたものの、上値は重く、

    本日が祝日であることもあり、ポジション調整のドル売りに押された。

    114円18銭まで下落し、114円台半ばで越週。

  • ユーロドルは1.06を割り込んだが徐々に買いが優勢となり、

    1.06台後半までユーロ高が進む。

  • 株式市場はまちまち。バンク・オブ・アメリカなど銀行決算が良かった

    もののダウは小幅安。一方ナスダックは20ポイント上昇し高値を更新。

  • 債券相場は小幅に反落。生産者物価指数が上昇していたことで、

    3月会合までに利上げに動くとの見方が強まった。

  • 金は5日ぶりに反落。原油も小幅ながら反落。


  • 12月生産者物価指数              →  +0.3%

  • 12月小売売上高                  →  +0.6%

  • 1月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値) →  98.1

    本日の注目イベント

  • 日 日銀支店長会議

  • 欧    ユーロ圏11月貿易収支

  • 米 IMF、世界経済の見通し公表

  • 米 株式、債券市場休場 (キング牧師生誕記念日)


    ドル円だけでなく、ユーロドルなど、為替はやや膠着状態が続いています。

    相変わらずツイッターで発言し続けるトランプ氏の先行きが読みきれない

    ことが背景です。

    今週末にはいよいよ正式に第45代米国大統領に就任することになります

    が、これまでの言動からすると、今後も歯に衣着せぬ発言を繰り返すもの

    と思われ、いつどんな形でトランプ政権の「火種」になるのか予想がつき

    ません。市場の気迷いはそんな不透明さを反映しているものと思われます。

    12月の生産者物価指数は+0.3%で、米経済の堅調さが示されたとし、

    3月のFOMCまでには利上げがあるとの見方がやや強まったようです。

    債券は売られ金利が上昇しましたが、上昇幅は小幅に留まっています。

    トランプ氏が公約通り、大規模なインフラ投資を実施できるのかどうかが

    鍵を握っていますが、債券市場でも先行きが読みにくいのは同様です。

    先週末に発表された小売売上高は、市場予想を下回ったものの、1月のミ

    シガン大学消費者マインド指数はまずまずの結果でした。

    2004年以来の高水準だった先月からは低下していましたが、ほぼ同水

    準を維持しています。

    トランプ新政権が公約通りの景気刺激策を実施すれば、景気はさらに上振

    れすることも十分想定され、今年3回と予想されている利上げ回数も上振

    れする可能性が出てきます。

    ドル円は118円台半ばを天井に上値を切り下げてはきましたが、上述の

    ように、堅調な米景気に伴い利上げ観測が大きく後退しない限り大幅な円

    高は見込みにくいと考えられます。

    思えば昨年は、4回の利上げ見込みに対して12月の最後のFOMCまで

    は1度も利上げができない状況でした。

    これは労働市場を中心に、米景気そのものは堅調でしたが、中国や英国な

    ど外部環境の変化が利上げ観測を後退させたものでした。

    今年も欧州では政治イベントが多く、中国も貿易収支などに変化が見られ、

    潜在的なリスクはあるものの、ここもトランプ新政権次第というところで

    す。先ずは20日の就任式で、どのような具体的な政策を打ち出すのかが

    注目されます。

    さすがに今回は11日の記者会見のような肩透かしはないものと考えてい

    ます。

    予想レンジは113円70銭~114円90銭程度とします。


  • ドル円一時113円台後半に 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は日本株の急落もあり、欧州市場で113円75銭まで下落。
      4週間ぶりの円高水準を記録。NY市場でも113円台後半での取引が
      あったものの、114円台半ばまで反発して引ける。

    • ユーロドルも買われ終始1.06台で推移。一時は1カ月ぶりの
      ユーロ高水準となる1.0682まで上昇。

    • 株式市場は反落。トランプ氏の会見に対する反動から
      金融や半導体関連株が売られる。ダウは63ドル下げ、1万9900ドル台を
      割り込む。

    • 債券相場は反発。10年債利回りは2.35%台で取り引きを終えたが、
      一時は昨年11月30日以来の低水準まで買われる。

    • 金は続伸し1200台に乗せたが、引け値では維持できず。
      原油価格は続伸。

    • 新規失業保険申請件数 → 24.7万件

    本日の注目イベント

    • 中 中国 12月貿易収支
    • 米 12月生産者物価指数
    • 米 12月小売売上高
    • 米 1月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
    • 米 ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
    • 米 企業決算 → ブラックロック、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン、エウェルズ・ファーゴ
                 
    昨日のドル円の下落はやや想定外でした。日経平均株価が大きく下げれば
    その可能性はあるとは思っていたものの、一時300円に迫る下げを見せ
    たことで、海外市場では113円台後半までドル安が進みました。
    大統領選後の動きは行き過ぎだったとの見方が急速に高まっているのが、
    根底にあるようです。

    その見方を増幅したのが、前日のトランプ氏の記者会見でした。
    大統領選後初の公式な記者会見で、メディアの注目度だけではなく市場の
    注目度も極めて高い中、結果は経済や外交政策への具体的な言及はなく、
    肩透かしをくらった印象でした。会見会場ではメディアからの質問も一方
    的にさえぎって、会場を後にしたと伝えられています。
    政治家としての経験がないことも露呈した格好でした。
    仮に来週行われる大統領就任式でも同様なことになるようだと、投資家は
    もう一段失望の巻き戻しに出てくる可能性もあります。

    昨日の海外市場で113円台後半まで円高が進んだことで、「日足」チャ
    ートにもやや変化が見て取れます。
    一目均衡表の「遅行スパン」が下落してローソク足にかかって来ました。
    もう一段ドルが売られると、ローソク足を下抜けし、均衡が崩れることに
    なります。まだ「MACD」がプラス圏に留まっていることから、トレン
    ドが変わったと見ることはできませんが、113円を割りこむと日足では
    「トレンド転換」が点滅しそうです。
    従って、今朝は114円台半ばを超える水準まで戻していますが、このま
    ま114円台が維持できるのかどうかも、上記転換がおこるかどうかの分
    岐点になります。昨日の底値から1円ほど反発している状況では、113
    円台ではある程度のドル買い需要があることも確認された形です。

    本日から米国企業の第4四半期決算が本格的に始まります。
    特に本日は大手金融機関や大手資産運用会社の決算があり、銀行のトレー
    ディング部門は、四半期では過去最高の収益をあげたのではないかと見ら
    れており、決算結果が注目されています。
    市場予想を超える内容だと、ややセンチメントの悪化してきた米株式市場
    に再浮上のきっかけを与えることも考えられ、雰囲気が一変することにも
    なります。
    注目したいと思います。

    本日は114円~115円30銭程度と予想しますが、高いボラティリ
    ティが続いているため、材料次第ではどちらにも抜けるリスクはあります。

    ============================

    来週19日で8年の任期を終えるオバマ大統領。
    最後のさよなら演説は地元シカゴで行なわれました。
    8年前「YES,WE CAN 」のスローガンを掲げて、「黒人初の大
    統領」として颯爽と登場しました。
    すっかり白いものが目だってきた頭髪が、この間の苦労を物がっています。
    最後の言葉は「YES,WE DID 」(われわれは成し遂げた)でし
    た。多くの支持者の「THANKS BARACK!」という声が聞こえ
    るようです。

    良い週末を・・・・・。

    ドル円トランプ会見失望から一時114円台に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円はトランプ氏の会見を受けて116円台後半から一気に

    売られ、114円24銭をつける。会見では財政など具体的な言及が

    なかったことが失望の売りを誘った。その後は株価が上昇し、原油価格も

    大幅に上昇したことから115円台半ばまで戻して引ける。

  • ユーロドルも朝方は売られていたものの、会見後には1.0623まで

    買い戻しが進む。

  • 株式市場は会見直後売られたもののその後切り返し、ダウは98ドル高。

    エネルギー株が上昇したものの、バイオ株などは売られた。

  • 債券市場は小幅ながら反発。10年債入札が好調だったことからしっかり。

    長期金利は小幅に低下し、2.37%台に。

  • 金は3日続伸。原油価格は反発し前日の下げ幅を埋め、52ドル台に。

    本日の注目イベント

  • 日   11月国際収支

  • 日 12月景気ウオッチャー調査

  • 独   GDP(2016年)

  • 欧   ユーロ圏11月鉱工業生産

  • 欧   ECB議事要旨

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

  • 米   ロックハート・アトランタ連銀総裁講演

    NYのトランプタワーで行われたトランプ氏の会見に、市場はひとまず失望で

    反応しました。

    会見では財政や外交など具体的な政策はなく、ドル円は116円台後半から一

    気に114円24銭まで下落。

    株式市場も下げで反応しましたが、原油価格がしっかりしていたこともあり、

    結局ダウは前日比98ドル高で取引を終え、ドル円も115円台半ばまで戻し

    ています。

    トランプ氏はこれまでの発言を繰り返し、メキシコとの国境の壁に関しては

    「メキシコに壁の費用を負担させるが、後で米国に払い戻す形になる」

    などと述べ、これまでの強硬姿勢を維持しています。

    また、自身のお金と私的な行為についての不名誉な疑惑については、ロシア

    に弱みを握られていないと断言し、「ばがげている」と、米メディアがトラン

    プ氏の不名誉な情報をロシアが集めていたとする報道を一蹴しています。

    全体的にみれば、今回の会見はこれまで通りの強気姿勢と、自身の疑惑に対す

    る弁明の場になっただけという印象で、市場の期待とはかなりの距離があった

    と思われます。もっとも、これまでの言動から何が飛び出すのか「予想不能」

    の面も十分あったことから、この日の市場の混乱は最小限にとどまったと言え

    ます。

    今回の記者会見で、トランプラリーが終わったのかどうかのヒントが得られる

    のではないかと期待もしていましたが、結論的に言えばその判断はできなかっ

    たということになります。ドル円は一時昨年12月9日以来となる114円台

    前半まで円高が進みましたが、115円台半ばまで戻しており、昨日の朝方よ

    り若干円高水準ですが、大きな変化はありません。

    NYの株価は主要3指数とも反発しており、2万ドルの大台達成を前に足踏み

    が続いていたダウは、再び大台まで46ドルと迫ってきました。

    また50ドル台まで下落したWTI原油価格も昨日は反発して52ドル台まで

    反発しています。

    このように見ると、まだリスクオンの流れが続いていると見られますが、気に

    なるのは米債券市場の動きです。

    リスクオンンが継続しているとすれば、昨日のセンチメントでは債券が売られ

    金利が上昇してもおかしくはなかったと思われますが、昨日は10年債入札が

    好調で、市場には「トランプ・トレードの見直し買い」といった声も出ている

    ようです。一時は2.6%台まで上昇した米長期金利は、今年に入ってからは

    2.3~2.4%台で底堅く推移しています。

    トランプラリー終焉の動きかどうかは分かりませんが、今後とも米金利の動き

    には注意が必要なことは確かです。

    長期金利が2%に向っているとするなら、ドル円も110円に向う可能性があ

    るからです。

    本日はひとまず米国株が下げ止まったことから、仮に115円を割り込んでも

    昨日のNYほどの下げにはならないと思われます。

    上値の重さは相変わらずですが、114円50銭~116円程度と予想します。


  • トランプ氏のNYでの記者会見に注目 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 東京時間に115円20銭まで売られたドル円は、NYでは

    116円台を回復したものの、株安、原油安に115円台後半まで

    下落。レンジ内でのもみ合いが続く。

  • ユーロドルも同様に、1.06台まで上昇したものの、

    1.05台半ばまで反落。

  • NYダウは続落し31ドル安。一方ナスダックは20ポイント上昇。

    決算発表シーズンを控え、内容を見極めたいとする雰囲気が優勢。

  • 債券相場は小幅ながら下落し、10年債利回りは2.37%台へ

    小幅に上昇。3年債入札は好調だったことからイールドカーブは

    スティープ化。

  • 金は続伸し、原油価格は減産懸念が残り続落。

    本日の注目イベント

  • 日   11月景気動向指数

  • 英   英11月鉱工業生産

  • 英   英11月貿易収支

  • 米   トランプ次期大統領が記者会見(NY)


    ドル円は昨日の東京時間に売られ、115円20銭まで円高が進みましたが、

    今回も115円台は維持しています。本日のトランプ氏の記者会見を前にポ

    ジションを軽くしておこうという動きが出た模様です。

    トランプラリーで、ドル高、株高、債券安が急速に進みましたが、足元では

    その巻き戻しの流れが続いています。問題はトランプラリーが終わったのか

    どうかということです。

    巻き戻しといっても、その規模は11月からの上昇幅に比べれば小幅なため

    まだラリーが終わったとは判断できないと思っています。

    今日の材料は何といってもトランプ氏のNYでの会見です。

    現時点では何時から会見が始まるのか、またどんな内容なのか

    わかってはいませんが、日本時間明日の未明になるとの情報もあります。

    内容は、おそらく米国の強い経済を強調するのではないかと思われますが、

    外交についてどのような政策を進めていくのかに注目しています。

    特にこのところ関係が悪化している中国との外交政策には注目が集まります。

    トランプ氏は連日ツイッターで言いたい放題つぶやいていますが、20日に

    正式に大統領に就任してもツイッターは続けると話しています。

    昨年11月9日の大統領選に勝利してからしばらくは「優等生」ぶりを

    演じ、これが市場に好感されトランプラリーが起きましたが、最近は再び歯

    に衣着せぬ言動が再開するのではないかとの印象があります。

    大統領選勝利以来初となる会見でどのような発言を行うのか予想がつきませ

    ん。それだけで市場のボラティリティが上昇しており、ボラティリティの高

    さは市場参加者の不安の表れです。

    外交政策と共にもう一つ注目されるのは、為替に関する言及があるのかどう

    かです。

    ここに関してはこれまで全く触れてこなかっただけに、何らかの発言が飛び

    出す可能性があります。

    もしこれまで通り、全く触れない様なら「現行の為替水準を容認」と受け止

    めることも出来、再びトランプラリーの再燃も期待できそうです。

    もっともそれ以降は、公約どおり大規模な財政出動や法人税減税に着手でき

    るのかどうかが次の課題になります。

    いずれにしても氏の一言でどちらにも大きく動くことになりそうです。

    本日は予想レンジも難しく、予想をどちらにも抜ける可能性が十分ある

    ことを前提に、114円80銭~116円80銭程度にしたいと思います。


  • ドル円117円台半ばへ上昇後反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は欧州で117円台半ばまで上昇したものの、その後反落。

    原油価格が下落し、長期金利が低下したことでリスクオンが後退。

    115円95銭まで売られる。

  • ユーロドルは反発。1.0518までユーロが買い戻される。

  • 株式市場は先週末の勢いはなく反落。ダウは76ドル下げたものの、

    ナスダックは10ポイント上昇。

  • 債券相場は反発。英国のEU離脱を巡る懸念が再燃し、全ての

    年限で相場は上昇。10年債利回りは2.365%台へ低下。

  • 金は反発し1184ドル台に。原油はイラクの減産順守に対する

    不安が高まり大幅安。

    本日の注目イベント

  • 豪   豪11月小売売上高

  • 中   中国 12月消費者物価指数

  • 中   中国 12月生産者物価指数

  • 米   オバマ大統領、お別れ演説(シカゴ)

  • 加   カナダ11月建設許可件数

    先週末の雇用統計では、賃金の上昇が引き金となり、ドル円は115円

    台から反発し117円台を回復し、昨日は117円台半ばまで上昇した

    ものの、再び元の115円台まで押し戻されています。

    昨年末まで続いたトランプ効果が明らかにその威力を失いつつあるもの

    の、一方でトランプラリーが終わったとは判断できない、難しい状況が

    続いています。

    昨日の117円台半ばからの下落はやや想定外でした。

    先週末に発表された12月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数は予

    想を下回ったものの、賃金上昇が今後の利上げにプラスに働くとの見方

    からドルが買われ、さらに米景気の好調さを裏付けるとして株価も上昇

    しました。昨日の展開は、その流れを断ち切る動きでした。

    確かに原油価格の急落から、リスクオンが後退する動きではありました

    が、ドル円の下落幅はやや大きかったと思われます。

    ブルームバーグによると、ロンドンフィキシング直前にマクロ系がドル

    売りを行ったとの説明がありましたが、やや不透明です。

    明日はNYでトランプ次期大統領の記者会見が行われます。

    すでにツイッターで「アメリカファースト」を地で行くような発言を繰

    りかえしていますが、この会見でどのような発言を行うのか、極めて注

    目されます。トランプ氏の批判を受けて米空調大手だけではなく、フォ

    ードやフィアット・クライスラーも米国内への投資を決めています。

    昨日はメキシコ工場への投資を批判されたトヨタ自動車も、豊田社長自

    ら今後5年間で100億ドル(約1兆5000億円)の投資を米国で行

    うことをアピールしました。

    このような大規模の投資は、企業戦略に基づいて慎重に行われるもので

    すが、メキシコからの輸入車には高関税をかけると脅したことに対応し

    たものと受け止められそうです。

    このように歯に衣着せぬ言動は、今後も大きな影響を持つものと思われ

    ます。明日の記者会見では新政権での具体的な政策について述べるので

    はないかと考えますが、為替問題に関する発言を行ったら、相場はかな

    り動くものと思われます。昨日のNYでドルが売られたのも、その前に

    ロングのポジションを一部手仕舞ったと考えることも出きそうです。

    本日は再び上値の重い展開を想定しています。

    先週末は115円前半までドル売りが進みましたが、結局115円台は

    維持されて反発しました。

    現時点では115円は底堅い水準かと思いますが、トランプラリーの巻

    き戻しが、為替だけではなく、株式や債券市場でも大規模に起こるよう

    なら、底堅いとはいえ注意が必要です。

    予想レンジは115円30銭~116円50銭程度と見ます。


  • ドル円115円台前半まで下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は急落。人民元が急騰したこともあり、ドル円の

    ロングを手仕舞う動きが加速し、115円21銭までドル安が進む。

  • ユーロドルも米金利の低下を受け、1.0615まで買われる。

  • 株式市場はまちまち。ダウは42ドル下落したが、ナスダックは

    10ポイントの上昇。

  • 債券は大幅高。株価が下落したことも追い風となり、買戻しが

    進む。長期金利は2.34%台と、約1カ月ぶりの低水準を記録。

  • ドル安を受け金は大幅高。原油価格も続伸。

  • 新規失業保険申請件数     → 23.5万件

  • 12月ADP雇用者数       → +15.3万人

  • 12月ISM非製造業景況指数  → 57.2

    本日の注目イベント

  • 豪   豪11月貿易収支

  • 欧   ユーロ圏12月景況感指数

  • 欧   ユーロ圏11月小売売上高

  • 米   11月貿易収支

  • 米   12月雇用統計

  • 米   ラッカー・リッチモンド連銀総裁講演

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演


    ドル円は昨日の東京時間午後から下げ足を早め、116円台半ばを下抜け

    してからは、ストップロスのドル売りも巻き込んで115円台へ下落しま

    した。欧州市場にかけては一旦116円台半ばまで買い戻されたものの、

    NY市場では株安、金利低下を背景に、ドルロングを手仕舞う動きも出た

    模様で、115円21銭まで円高が進みました。

    昨年1月の大統領選以来、118円台半ばから上値が重くなってきていま

    したが、今回のドルの下落で高値からは3円50銭程度下げたことになり、

    最大の調整局面と言えます。

    一時2.6%まで上昇した米長期金利も昨日は2.34%台まで低下し、

    NYダウは2万ドルの大台を前に足踏み状態が続いています。

    それに呼応するかのように、ドルの上値も徐々に重くなっていました。


    ただ、まだこれでトランプラリーが終わったとは判断できません。

    来週11日のNYでの記者会見ではどんな言葉が飛び出すか分かりません。

    その前に一旦手仕舞う動きが出たと見るべきでしょう。

    トランプ氏のツイッターは相変わらず乱暴な物言いが続いています。

    昨日も、トヨタ自動車のメキシコ工場建設計画を「NO  WAY!」と批判し、

    高関税をかけることを辞さないとつぶやいています。

    昨日のドル下落の一因にADP雇用者数の下振れも挙げられています。

    12月の同数値は予想の「17.5万人」に対して、「15.3万人」で

    した。この「15.3万人」は昨年1年間を見れば、決して悪い数字では

    ありません。同時に発表された失業保険申請件数も「23.5万件」と、

    こちらは8週間ぶりの低水準で、労働市場の好調さを窺わせています。

    その他、ISM非製造業景況指数も出ましたが、これも「57.2」と前

    月と同様に高水準を維持していました。

    現時点では、米景気の先行きに暗雲は見られないということだと思います。

    上述のように115円台前半まで下落したドル円は、昨年11月にトラン

    プ氏が大統領選に勝利して以来最大の下落幅です。

    テクニカルでもボリンジャーバンドの「25日移動平均線」を下回ってお

    り、基準線あたりまで下落しています。(いずれも日足)

    ただ基準線方向はまだ上向きであることから、ここからの下落は限定的で

    あることを示唆しているものと思われます。

    いずれにしても、足元の金融市場は「トランプ氏を中心に回っている」と

    言っても過言ではなく、本日の雇用統計と共に来週11日の記者会見が最

    大の見所と言えます。

    予想レンジはワイドに114円80銭~116円30銭程度と見ます。


  • 株価上昇の割にはドル円の上値が重い 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は118円台が重く、FOMC議事録公表後は

    金利が低下したこともあり117円05銭までドル売りが進む。

  • ユーロドルは12月のCPIが予想を上回ったことから

    買いが優勢となり1.0500まで上昇。

  • 株式市場は続伸。FOMC議事録がややハト派寄りと捉えられ、

    自動車や銀行株などが買われた。ダウは60ドル上昇し1万9900

    ドル台を回復。

  • 債券相場はほぼ変わらず。相場は上下したものの、

    結局前日比やや上昇して引ける。

  • 金と原油は共に上昇。

    本日の注目イベント

  • 日   12月マネタリーベース

  • 欧   ユーロ圏11月生産者物価指数

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   12月ADP雇用者数

  • 米   12月ISM非製造業景況指数

    昨日の東証「大発会」では、日経平均株価が480円ほど上昇して取引

    を終えています。米中で景気拡大が鮮明になったことを好感し、日本株

    にも先高を見越した海外からの買いが入ったとのコメントがありました

    が、昨年の「大発会」とは大きく異なります。これもトランプ効果なの

    でしょうか。

    NY市場でもダウは60ドル上昇し、2万ドルの大台達成はお預けです

    が続伸しています。

    全体的に見れば昨年11月からのトランプラリーがまだ継続していると

    見ていいと思いますが、そのトランプ氏は、来週11日にNYで記者会

    見を行うと発表しています。

    20日の就任式を前に、政策の大筋が見えてくるかもしれません。

    大方の主要閣僚が決まり、昨日は新しい駐日大使も決まりました。

    これまではツイッターでしか持論を伝えていませんでしたが、今回の記

    者会見でどのような言葉を発するのか注目されます。

    ドル円は東京と欧州市場で118円台には乗せましたが、上値は限定的

    でNY市場では終始117円台で取引され、米金利の低下を材料に11

    7円近辺まで売られる場面もありました。

    株価の上昇の割には上昇が続かないとの印象が残ります。

    昨年12月13-14に行われたFOMC議事録が公開されました。

    それによると、トランプ新大統領の大規模なインフラ投資を意識してか、

    「今後数年の財政政策が拡大方向に動くと見込まれることから、自身の

    経済成長予測に対する上振れリスクが高まった」とメンバーのほぼ全員

    が示唆したとあります。

    ただそれでも、今後数年は「緩やかな」ペースの利上げが適切との見方

    を維持していました。(ブルームバーグ)

    全体的に見れば、やや「ハト派」といった印象です。

    12月のFOMCでは1年ぶりとなる利上げを決めた会合でした。

    もう少し「タカ派的な」議論が交わされたと予想していましたが、トラ

    ンプ氏の政策に対するリスクの部分も含まれている結果と思われます。

    依然として118円台半ばから上が重い展開です。

    全ては11日あるいは20日の就任式がきっかけとなって、どちらかに

    跳ねるのではないかと予想されますが、120円方向に向う可能性が上

    回っていると見ています。今年は昨年同様、あるいは昨年以上に相場が

    乱高下するのではないかと予想しています。

    キーワードはもちろん「トランプ新大統領の言動」です。

    トランプ氏は就任したら直ちに中国を「為替操作国」に認定すると述べ

    てきました。もしそうであれば、日本も該当する可能性があります。

    トランプ氏が為替に言及すればそれだけで相場は大きく動くことになり

    ます。ボラティリティが高止まりしているのも、そのあたりを想定して

    のことです。本日はADP雇用者数が発表されます。

    その他失業保険申請件数もでますが、これら経済指標の結果でドルが売

    られる可能性は低いと思われます。

    予想レンジは116円80銭~118円程度と見ます。


  • ドル円118円台回復後失速 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は良好な中国のPMIを受けて118円台に乗せ、

    118円60銭まで上昇したものの、その後失速。

    原油価格が下がり、金利も低下したことで117円22銭まで売られ、

    117円70銭近辺で取引を終える。

  • ユーロドルもドル上昇に伴い、1.0340辺りまで売られた後

    反発し、1.04台半ばまで戻す。

  • 経済指標を受け株価は大きく上昇したものの、原油価格の

    下落に伴い上げ幅を縮小。ダウは119ドル上昇し、S&P500も

    16ポイント上昇。

  • 債券価格は下落して取引が始まったが、引け値では

    昨年末と同水準。長期金利は2.44%と変わらず。

  • 金は上昇。原油価格は大幅な上昇を見せ

    一時は55ドル台まで買われたが、結局昨年末比マイナスで

    引ける乱高下。

  • 12月ISM製造業景況指数 → 54.7

    本日の注目イベント

  • 日 東京証券取引所、大発会

  • 中   中国 12月財新サービス業PMI

  • 中   中国 12月財新コンポジットPMI

  • 欧   ユーロ圏12月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   ユーロ圏12月総合PMI(改定値)

  • 欧   ユーロ圏12月サービス業PMI(改定値)

  • 米   FOMC議事録(12月13、14日分)


    明けましておめでとうございます。

    本年もよろしくお願い致します。

    さて、為替相場の方は昨日から取引が始まっていますが、

    ドル円は昨年末の116円台後半からは大きく値を上げて取引が始まり

    ました。

    元旦に発表された12月の中国PMIが、前月よりは悪化していたもの

    の高水準を維持していたことや、昨日発表された財新製造業PMIが2

    013年1月以来の高水準だったことを好感し、ドルが買いが先行しま

    した。

    NYでは、同じく経済指標が良好だったことから株高、金利高が進み、

    ドル円も118円60銭近辺まで買われ、約3週間ぶりのドル高が進行

    しましたが、そこから1円以上も下落し、今年1年も相場が荒れること

    を示唆するような動きを見せています。

    原油価格が急落し、一時175ドル高まであったダウも上げ幅を縮めた

    ことで、ドル円も売られた形になりましたが、一方でトランプ相場への

    不透明感が根底にあることも事実です。

    今月20日に大統領に就任するトランプ氏ですが、自身のツイッターを

    通じて様々な「つぶやき」を行っています。

    一部にはトランプ氏は中国とはうまくやっていき、米中関係にはプラス

    だとする意見もありましたが、台湾総統との電話会談を皮切りに、中国

    を批判する「つぶやき」が目立って来ました。

    為替問題についてのスタンスはまだ未知数ですが、「アメリカファース

    ト」を掲げる同氏の政策からするとドル高容認は考えられません。

    この辺りが為替相場を予想する上で、今年前半というか、1月の最大の

    鍵を握っていると言っていいのかもしれません。

    昨日発表された12月のISM製造業は「54.7」と、2年ぶりの高

    水準でした。このように、米ファンダメンタルズは極めて良好です。

    ここから連想されることは、景気の拡大に伴い米利上げペースは安定的

    に進むということです。

    従って、ドル高が緩やかに続くという見立てですが、昨年11月の大統

    領選での勝利以来、金融市場に大きな影響を与えて来たトランプ氏です。

    今後の言動によっては、FRBの利上げそのものにも影響を及ぼすのは

    必至です。やはり、トランプ新大統領が今年のキーワードになろうかと

    思います。大手金融機関にはFRBの動きを観察する「フェド・ウォッ

    チャー」と呼ばれる人たちがいます。

    今年は「トランプ・ウォッチャー」という部署を新設する必要があるの

    かもしれません。

    本日は、「大発会」です。

    日本株も上昇して始まりそうですが、どこまで上値を追えるかに注目し

    ています。ドル円も同様に、118円台に乗せられるかどうかが焦点で

    す。予想レンジは117円20銭~118円50銭程度とします。


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    社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

    外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
    相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
    レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
    損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
    決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
    (法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
    34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
    「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
    取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
    また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
    信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
    等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
    ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
    通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
    決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
    また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
    お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
    契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
    開始していただくようお願いいたします。