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 2017年02月 

ドル円再び111円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は東京タイムから欧州にかけては112円台でもみ合ったが、

    NYでは長期金利の低下を手がかりに111円63銭まで下落。

    その後112円近辺に戻して引ける。

  • ユーロドルは上値が重い展開が続き1.06台半ばまで下落。

  • 株式市場は反落。金利低下を材料に金融株などが売られ、

    2万ドルの大台を維持しながらも一進一退の展開。

  • 債券相場は4日続伸。トランプ政権の財政政策に不透明感が

    高まってきたことが背景。長期金利は2.33%台まで低下し、

    ドルの上値を抑える。

  • 金は小幅ながら5日続伸。原油価格は在庫が予想外に減少していた

    ことから反発。

    本日の注目イベント

  • 独   独12月貿易収支

  • 欧  企業決算 → ソシエテ、ウニクレディト、モンテ・パスキ

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米  企業決算 → コカコーラ、ツイッター

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

    明日ワシントンで行われる、日米首脳会談を前に、会談でトランプ政権側

    からどんな議題が提起されるのか読み切れないことから、ドル円は昨日の

    東京時間から欧州時間にかけては112円台前半から半ばのせまいレンジ

    で一進一退でした。だだ、NY市場では一時111円台半ばまで下落する

    場面があり、もみ合いの中でも上値の重さが目立つ展開です。

    ドル円の上値を重くしているのは、日米首脳会談の不透明さだけではあり

    ません。米長期金利が低下傾向を鮮明にしているからです。

    昨日のNY債券市場でも、長期債が買われ、金利は2.33%台まで低下

    しています。金利はこれで4日続落(価格は4日続伸)しましたが、投資

    家の間で、景気刺激策が近く発表されるとの期待が薄れたことが背景です。

    また欧州でも、ドイツ国債などに見直し買いが入り、金利が低下している

    ことも材料になっているようです。

    世界最大の運用会社のブラックロックのCEOは、財政出動の出遅れで

    10年債利回りが2%を下回る可能性が高まっていると指摘しています。

    (ブルームバーグ)

    明日からの会談で、いわれなき円安誘導を避け、今後の新しい日米関係を

    構築すべく、政府もその方策に苦心しているようです。

    今朝の報道によると、安倍首相は会談で日米の「新しい経済協議」の枠組

    みを提案する模様です。

    具体的な内容はまだ分かりませんが、貿易や投資に関する内容で、双方が

    利益を得る経済関係の構築を提起するようです。

    すでに、ソフトバンクやトヨタなどが米国への大規模な投資を表明してい

    ますが、米企業もトランプ大統領に嫌われまいと、投資を表明しています。

    世界最大の半導体メーカーであるインテルは8日、アリゾナ州チャンドラ

    ーの生産施設に70億ドル(約7840億円)を投じることを、トランプ

    大統領との会談で明らかにしています。

    米国に資金が集まり、同時に雇用も拡大することが、ドルの下落には一定

    のサポートになると考えられます。

    ドル円は再び111円台まで下落して来ました。

    上述のように、米長期金利の低下が重石となっており、本日もドルの下値

    を試す展開が予想されます。

    2日前には111円60銭で下げ止まり、112円台半ばで反発しました

    が目先の下値のメドは111円台半ばでしょう。

    テクニカル上の重要な節目は110円前後まで見当たりませんが、111

    円も心理的な節目と見られます。

    明日の日米首脳会談前に、ドル売りを仕掛けるのもリスクがあり、

    一気に110円台という展開は予想しにくいと思われますが、米金利の上

    昇のきっかけがつかみ切れないのも事実です。

    ドルの下落には注意しながら、予想レンジは111円~112円30銭程

    度とします。


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