ドル円110円台半ばを試す 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル円は再び110円台半ばを試す展開に。トランプ大統領が

    オバマケア撤廃に伴う代替法案を取り下げたことで、今後の政策実行力

    を不安視する見方が台頭。ドル円は110円63銭まで売られたが、前回同様

    111円台まで押し戻されて取引を終える。

  • ユーロドルは方向感がなく、1.08を挟んでもみ合う。値幅も30ポイント

    程度で、今後のECBの政策を見極めたいとする姿勢が強まった

  • 株式市場はヘルスケア法案を取り下げたことで、下げ幅を縮小。

    ダウは59ドル下げたが、ナスダックは11ポイント上昇。

  • 債券相場はヘルスケア法案が取り下げられたことで小幅に上昇。

    長期金利は2.41%台で越週。

  • 金と原油は小幅に反発。

  •  2月耐久財受注  →  +1.7%

    本日の注目イベント

  • 独   独3月ifo景況感指数

  • 欧   ユーロ圏2月マネーサプライ

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演

    米下院共和党は24日、医療保険制度改革法(オバマケア)を改廃する法案の

    採決を断念しました、可決に必要な票を確保できなかったことで、トランプ政

    権の今後の政策実行力を疑問視する声が高まり、ドル円は再び110円台半ば

    まで売られる展開になりました。

    オバマケアの撤廃と、それに代わるヘルスケア案を決めることがトランプ氏に

    とっても最優先課題だっただけに、最後の段階で取り下げたことが、インフラ

    投資や減税問題も先送りになるのではとの懸念も生じており、これが市場のセ

    ンチメントを悪化させている状況です。就任2カ月にして最優先課題でつまず

    きを見せたことで、トランプ氏に対する期待は急速に低下しており、トランプ

    相場も曲がり角に差し掛かった印象です。

    ただ、先週末のNY株式市場ではヘルスケア法案の採決を断念したことで株価

    の下落に歯止めがかかり、引けに掛けては値を戻しています。一部には「トラ

    ンプ大統領と議会はこれから経済成長策の方に軸足を移すと見られ、その中核

    は税制改革だ」との意見もあるようです。(ブルームバーグ)

    NYダウは直近高値から500ドル以上も下落しており、トランプ効果も徐々

    に色あせてきています。

    振り返ってみれば、減税改革については「驚くべき内容」とぶちあげたのが2

    月9日でした。その後、「まもなく明らかになるだろう」とのツイートは1度

    ありましたが、いまだにその内容は発表されないまま、2カ月になろうとして

    います。ドル円の118円台半ばや、ダウの2万1100ドル台は、結局市場

    の先走りだったのでしょうか。

    ドル円は先週、110円台半ばを3回試しまたが、結局抜け切れなくて押し戻

    されてきました。今朝も同じように、同レベルを試しています。

    下値が110円半ばと上値は111円半ばのレンジが続いていますが、市場の

    センチメントは上で述べたように、トランプ相場への期待の低下から下値を試

    す流れに傾いています。チャートでは「週足」で、雲に入って来ました。

    「200週線」が110円台前半にあるため、仮に110円台半ばが抜けたら、

    このレベルあたりから下値がサポートになろうかと思います。

    昨年11月からのトランプラリーの半値戻しも、109円93銭と導き出され

    ることもあり、110円前後は非常に重要な水準です。

    本日の予想レンジは110円~111円20銭程度にしたいと思います。

    日本株も軟調な展開が予想され、株安、ドル安が同時に進む可能性があるかも

    しれません。


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    ドル円NYで再び110円台半ばに 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は下院共和党がヘルスケア法案の採決を延期した
      ためドル売りが強まり、110円62銭まで下落。前日のドルの安値を
      下回ったが、111円近くまで戻して引ける。

    • ユーロドルは1.07台後半で小動き。ユーロ円を売る動きも見られ、
      一時119円台半ばまで下落。

    • 株式市場は続落。オバマケアの代替法案の採決が延期された
      ことが嫌気された。ダウは小幅ながら6日続落。

    • 債券相場は反落。ヘルスケア法案が延期されたことで上昇する
      場面もあったが、SFシスコ連銀総裁のコメントに反応し売られた。

    • 金は反落。原油価格は続落し47ドル台に。

    • 2月新築住宅販売件数  →  59.2万件

    • 新規失業保険申請件数  →  25.8万件

    本日の注目イベント

    • 独   独3月製造業PMI(速報値)
    • 独   独3月サービス業PMI(速報値)
    • 欧   ユーロ圏3月総合PMI(速報値)
    • 欧   ユーロ圏3月製造業PMI(速報値)
    • 欧   ユーロ圏3月サービス業PMI(速報値)
    • 米   2月耐久財受注
    • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
    • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
    • 加   カナダ2月消費者物価指数

    注目されたオバマケアの撤廃に伴う代替法案が議会で可決されず延期
    されました。
    採決については楽観視されていただけに、昨日の市場では不透明感が
    増し、ドル円は前日のドルの安値を下回る、110円62銭まで売られています。

    NY株式市場の方も軟調な動きで、ダウは小幅でしたが6日続落し、あの
    トンプラリーがウソだったような状況になっています。
    代替法案は本日にも採決されるという見方もありますが、ライアン下院議長が
    予定していた記者会見を延期したことで、ホワイトハウスと下院首脳部との
    話し合いは難航していると見られます。

    SFシスコ連銀のウィリアムズ総裁はウォールストリートジャーナル紙(WSJ)
    とのインタビューで、最大限の雇用確保と物価安定という2大責務に対する
    金融当局の取り組み次第では、年内に3回か「もしくはそれ以上」の利上げ
    が理にかなうと述べています。(ブルームバーグ)
    先週のFOMCでは今年初めてとなる利上げには踏み切ったものの、
    FOMCメンバー による「ドットチャート」が、前回12月のそれから
    変わっていなかったことで、年内4回の利上げ観測が急速に後退し、
    これがドル円を115円台から110円台に押し下げた一因にもなって
    いました。
    ウィリアムズ総裁の認識には、依然として米景気が拡大しており、
    さらにその流れは継続すると見ている自信の表れだと見ることが
    できます。
    もっとも、昨日の市場は上述のように、ヘルスケア法案の行方に
    注目が集まっており、影響は軽微でした。
    トランプ大統領の最優先課題であったオバマケアの撤廃が、思惑通り
    進展しなくなってきたことで、今後の経済政策にも遅れが出て、米景気への
    好影響にも不透明感が漂ってきました。
    筆者も、トランプ氏の大規模な財政出動が景気を刺激し、長期金利の
    上昇圧力となり、FRBの利上げ回数を押し上げるといったストーリーを
    メインに置いてきました。
    この基本部分が崩れると、今後のドル高シナリオも修正を迫られる
    可能性も出てきます。
    もちろん、現時点ではまだ判断はできませんが、全てはホワイトハウス次第
    であることは確かなようです。

    ドル円は東京タイムでは底堅く、上昇する場面もありますが、海外市場に入ると
    売られる流れが続いています。
    意識される水準は、昨日も述べましたがトランプラリーで上昇した半値戻し
    にあたる、109円93銭前後ということになります。
    もともと軟調な日本株も、本日は日経平均が1万9000円を明確に
    割り込むようだと、東京タイムでも上値が重くなり、NYの下値を試す
    展開も予想されます。
    今朝のドル円は、再び111円台に押し戻されていますが、「一歩前進二歩後退」
    の流れは昨日から継続しています。
    予想レンジは110円50銭~111円50銭程度と見ています。

    ドル円4カ月ぶりに110円台に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は続落し、約4カ月ぶりとなる110円74銭近辺まで

    下落。トランプ政権の政策に対する不透明感が急速に台頭し、

    米金利の低下に円を買う動きが強まった。

  • ユーロドルはもみ合い。1.0825まで買われたものの、

    勢いはなく、1.07台に押し戻されて取引を終える。

    円高が進んだことから、ユーロ円は3週間ぶりに119円台に。

  • 株式市場はまちまち。ダウは小幅に続落したが、ハイテク銘柄

    の多いナスダックは27ポイント上昇。

  • 債券相場は続伸。財政刺激策への期待が薄れ、債券への

    需要が高まった。長期金利は2.40%台へと低下。

  • 金は続伸し、原油は小幅ながら続落。

  • 1月FHFA住宅価格指数   → 0.0%

  • 2月中古住宅販売件数    → 548万件

    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏3月消費者信頼感(速報値)

  • 欧   ECB経済報告

  • 英   英2月小売売上高

  • 米   2月新築住宅販売件数

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   イエレン・FRB議長講演

  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演

  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演                                   

    トランプ大統領の政策実現に対する見方に黄信号がともり、これまでの期待感

    が後退して来ました。期待感の後退はドル売り円買いを促し、ドル円は昨日の

    NY市場で一時110円74銭近辺まで下落し、約4カ月ぶりの円高水準を記

    録しています。この水準はもちろん今年の円の最高値ですが、昨日の日経平均

    株価も414円下げ、今年最大の下げ幅でした。

    投資家が「リスク回避」に動いたということですが、米景気の拡大基調が変わ

    っていない現状では、このまま「リスク回避」の流れが続くかどうかはまだ判

    断できません。

    ドル円は重要なサポートであった111円50-70銭近辺を割り込み、ゆっ

    くりでしたがドルを売って円を買う動きが続きました。

    円はその他の主要通貨に対しても買われ、ユーロ円は120円を割り込み、豪

    ドル円も1月6日以来となる84円台まで下落しています。ドルの全面安であ

    ると同時に、円の全面高の様相です。

    トランプ政権への期待が後退していますが、背景は医療保険制度改革法(オバ

    マケア)を撤廃し、与党共和党が提案する代替案が議会で承認されないのでは

    ないかとの懸念が広がっていることが挙げられます。もし議会を通らないとい

    うことになると、これまでトランプ氏が公約してきたインフラ投資や法人税減

    税など税制改革も遅れるという見立てで、市場に不透明感が広がっています。

    法人税減税の大幅引き下げは企業利益のかさ上げにつながり、これが株価を大

    幅に押し上げた経緯があります。法人税減税が先送りになれば、株式が売られ、

    株価の下落が円買いを促したというのが足元の動きです。

    ドル円は年初来の安値をつけたわけですが、ここからは慎重に状況を判断する

    必要があります。前述のように、米景気の好調さは現時点では変化はありませ

    ん。前日今年最大の下げ幅を記録したNYダウも、昨年末に比べればまだ90

    0ドル以上も高い水準です。株価に関しては、トランプラリーで先取りしたと

    いうことで、今その修正が進んでいるという状況かと思われます。

    株価の水準は景気の体温計とも言われますが、その株価が依然として高水準を

    維持していることからも、足元の米景気は高水準だと言えそうです。

    ドル円は110円台まで下落しましたが、仮に、さらに下値を試す展開がある

    とすれば意識されるのは109円93銭近辺です。この水準は昨年11月の大

    統領選直後に記録した101円20銭から、トランプラリーのピークだった1

    18円66銭までの「半値戻し」にあたるからです。

    また「110円」という数字も大きな大台であることから意識されます。

    従って、110円前後が非常に重要な「下値のメド」と言えるでしょう。

    トランプ氏が大統領に就任してから2カ月が経過しました。移民問題や、国境

    に壁をつくるだけではなく、そろそろ経済政策でも「実績」を示さなければな

    らない時ではないでしょうか。氏の「有言実行」が試される時です。

    本日はNY時間にイエレン議長の講演があります。

    今後の利上げのタイミングについて言及があるかどうかに注目ですが、

    東京時間にも、籠池理事長の証人喚問が午前中に行われる予定です。

    安倍政権に影響を与えかねない問題だけに、こちらにも注目したいと思います。

    予想レンジは110円70銭~112円程度としたいと思います。


  • ドル円続落し111円台半ばに 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は約4カ月ぶりとなる111円55銭まで下落。
      トランプ政権の政策見通しが不透明なことを背景に、株価が
      急落。長期金利も低下したことでドル売りが強まった。

    • ユーロドルも1.0819近辺まで続伸し、1カ月半ぶりの
      ユーロ高を記録。フランス大統領選で極右のルペン氏の支持率が
      下がったこともユーロ買いにつながった。

    • 株価は大幅に続落。北朝鮮が核ミサイルプログラムを
      加速させるとの報道も嫌気されダウは237ドル安。昨年11月の
      大統領選後で最大の下落。

    • 債券相場は続伸。株価の大幅安から安全資産の債券に
      資金が向かった。長期金利は2.41%台まで低下。

    • ドルが売られたことで金は続伸。原油価格は米在庫増加の
      見通しから4日続落し47ドル台に。

    本日の注目イベント

    • 日   2月貿易収支
    • 日   日銀金融政策決定会合、議事要旨(1月30日、31日分)
    • 米   1月FHFA住宅価格指数
    • 米   2月中古住宅販売件数

    ドル円はNY市場で111円55銭まで売られ、再び重要なサポートレベルまで
    下落して来ました。
    決定的なドル売り材料があったわけでもなく、北朝鮮で核ミサイルの開発が
    加速するとの報道はあったものの、結局はトランプ政権の財政面での刺激策が
    行き詰まる可能性があるとの見方が広がったことが背景です。

    好調だった株価も、昨日はダウが237ドル下げ、その他の主要株価指数も
    大幅に下落しています。
    昨日の下げは昨年11月のトランプラリーでは最大の下げになっています。
    リスク資産の株が売られたことから円が買われ、ドル円はテクニカル上でも
    重要な位置に来ています。

    今年に入って何度も下値を試しましたが、111円50-70銭のレベルでは
    全て跳ね返されていました。昨日のNYでも同じように111円55銭で
    一旦は下げ止まっています。
    ここには「日足」の120日線があり、この120日線を明確に下回れば、
    ヘッジファンドなどが売りで攻めるとも言われています。

    さらにこの近辺には「週足」の雲の上限もあります。
    この上限を割り込んで雲の中に入ると、200日線が110円近辺にあることから
    このレベルが再び次の重要なサポートになる可能性があります。
    さすがに「週足」のこの雲は相当厚いため、この雲を下抜けするのは簡単では
    ないと思われます。

    本コメント執筆時にも111円43銭あたりまでドル安が進み、NY市場での
    ドルの安値を下回って来ています。
    NYダウが237ドル下げたことで、本日の日経平均株価も大幅な下げは
    避けられない状況です。
    1万9000円の大台を割りむとすれば、前日比で450円以上の下げになる
    計算ですが、どうでしょうか。

    下値のめどは111円ということになりそうですが、この欄でも何度も述べている
    ように、ユーロドルも1.08台までドル安が進んでいます。
    さらに上昇して、1.10を目指すようだと、ドル円も110円を目指すことになる
    かもしれませんが、その水準はドルを一旦は拾ってもいい水準だと思います。
    トランプ政権の良い部分だけが強調されて101円台から118円台まで
    買われたドルでしたが、ここにきて、反対に悪い部分に焦点が当たってきた
    印象です。
    ただまだ判断を下す段階ではありません。
    景気刺激策の規模については議会の議論を経る必要があり、ここを見極め
    たいと思うからです。

    本日のレンジは111円~112円程度と予想します。

    ドル円一時112円台半ばを割り込む 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は続落し、112円50銭を割り込む場面も。
      米金利の低下や、G20での保護貿易の高まりを抑える
      具体的な合意に至らなかったことが背景。

    • ユーロドルは小動き。1.07台半ばを中心に
      一進一退。

    • 株式市場は高安まちまち。ダウは8ドル下落したものの、
      ナスダックは小幅に上昇。金融株の下落が目立った。

    • 債券相場は反落。ミネアポリス連銀総裁の、米成長率が
      依然として遅すぎるとの発言が買い材料に。
      長期金利は2.46%台まで低下。

    • 金は続伸し、原油は続落。

    本日の注目イベント

    • 豪  RBA議事録
    • 英  英2月物価統計
    • 英  英2月財政収支
    • 米  ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演
    • 米  クリーブランド連銀総裁講演
    • 加  カナダ1月小売売上高

    ドル円はじりじりと値を下げ、3月1日以来の112円台半ばです。FOMCでは
    予想通り利上げを行ったものの、市場で高まっていた年内4回利上げの見通しが、
    イエレン議長の発言で水を差された格好となり、115円台からゆっくりとロングの
    ポジションの解消が進んできたものと思われます。
    ムニュ―チン財務長官のデビュー戦となった今回の「G20」でも、保護貿易の
    高まりをとめることができず、共同声明でも「保護主義に対抗する」という従来の
    文言がはずされました。

    また、トランンプ大統領とメルケル首相の会談でも、移民問題では両者の溝は
    埋まらず、日米トップ会談のような「蜜月」は見られませんでした。
    トランプ大統領と欧州との「距離」が気になるところです。

    ドル円は再び下値を試す展開になってきました。
    今後再び下値の重要なサポートレベルと見られる111円50-70銭を
    試しに行くのか、あるいはドルが底堅さを見せ、112円台から反発する
    のか、見方が分かれるところです。

    ポイントは米利上げが年内にあと何回見込めるかという点と、トランプ大統領の
    経済政策の内容が重要だと思います。
    FOMC後の記者会見でイエレン議長が「ハト派」的な発言をしたことで
    年内4回という利上げ観測が急速に後退はしたものの、4回の可能性が全く
    なくなったわけではありません。
    事実イエレン議長は「利上げ回数が1回増えるか減るかしても、緩やかと言える」
    と発言し、年4回の利上げの可能性を排除してはいません。
    好調な米景気を基本とするならば、「年2-3回」よりも「年3-4回」の
    可能性を支持したいと思います。

    今週は木曜日にイエレン議長の講演が予定されています。
    やや材料不足の感は否めませんが、ここからドルが買われるにしても
    売られるにしても緩やかなものになろうかと思います。
    引き続きユーロドルの動きにも注意したいと思います。
    ECBがテーパリングを開始すれば、その後利上げに踏み切るのは
    予想されるよりも早いとの見方があるようです。

    本日のドル円は112-113円の程度を予想します。
    チャートでは「1時間足」だけではなく、「日足」も雲を下抜けしており、
    目先は上値が重い展開が想定されます。
    下げても112円台を維持できるかどうかも焦点です。

    ユーロドル続伸 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • FOMCもこなし、市場はやや気迷い状態。ドル円は
      113円台前半から半ばで推移し、動意に欠ける。

    • ユーロドルは続伸。ECB理事が債券購入プログラムを
      終了させる前に利上げに踏み切る可能性に言及したことで、
      1.0770まで買われる場面も。

    • 株式市場は反落。FOMCでの勢いを失い、ダウは15ドル下げる。
      公共事業とヘスルケア関連が売られた。

    • 債券相場は反落。欧州債が下げたことを受け、米10年債も小幅に
      売られる。長期金利は2.54%台へと上昇。

    • 金は大幅に反発し1227ドル台に。原油は小幅に反落。

    • 2月住宅着工件数            → 128.8万件

    • 新規失業保険申請件数        →  24.1万件

    • 3月フィラデルフィア連銀景況指数   →  32.8

    本日の注目イベント

      独   G20(バーデンバーデン、18日まで)
      欧   ユーロ圏1月貿易収支
      米   2月鉱工業生産
      米   10月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
      米   2月景気先行指標総合指数

    重要イベントのFOMCやオランダの総選挙を終えて、市場にはやや気迷い
    気分が漂い、動きが取れない状況のようです。
    昨日の夕方、ドルが売られる場面があり113円を割り込んだものの、
    112円90銭近辺で下げ止まり、一方反発しても113円台半ばで抑えられ、
    身動きが取れません。
    NYが終わっても、結局昨日と同じ水準で戻っています。

    年4回の利上げ観測が高まっていた中でのFOMCと、それに続くイエレン議長の
    会見で、これまでの金利見通しを変えていないことが判明し、タカ派に掛けていた
    市場関係者は肩透かしを食らった感じでした。
    これまで通り、緩やかな緩和解除が実施される見通しが強まり、ドル円は
    112円90銭近辺まで売られましたが勢いもなく、市場は次の材料を
    探している状況です。

    本日からドイツのバーデンバーデンで「G20」が開催されます。
    これが目先の材料になろうかと思われますが、市場の方向性を決定づける 
    ことにはなりにくいと思われます。
    注目したいのはムニューチン米財務長官の言動です。
    同長官は今回が国際舞台へのデビュー戦です。
    そのムニューチン長官はベルリンでドイツのショイブレ財務長官と会談し、
    共同記者会見を行っています。

    その中でムニューチン長官は、「長期的に最大の利益として、ドルの強さは
    良いことであり、長期的なドルの強さは準備通貨への信頼の表れだと思う」と述べて、
    強いドル支持を表明しています。(ブルームバーグ)
    ムニューチン氏が強いドルを支持するのはこれが2回目ですが、不思議な
    ことに市場への影響はなかったようです。

    また本日はメルケル独首相がトランプ大統領との会談に臨みます。
    トランプ氏はこれまでに中国、ドイツ、日本は自国通貨安誘導を行っており、
    これが貿易不均衡につながっていると主張してきました。
    果たして、「安倍―トランプ会談」のような友好的な雰囲気に
    なるのか、あるいは直接自分の主張をメルケル首相に伝え、対立的な雰囲気に
    なるのか注目されます。

    やや手詰まり感の出ているドル円ですが、112円台に下落しても、それほど
    深押しはないものと予想しています。
    米景気の拡大基調を基本とすれば、どこかでドルを拾う場面を探してもいいのでは
    ないかと考えていますが、昨日も述べたように、ユーロドルの動きには目配せ
    する必要があります。
    昨日も1.0770まで「ドル安ユーロ高」が進んでいます。
    ユーロが一段高になるようだと、ドル円も連れ高となり円が買われる可能性には
    注意が必要です。
    本日の予想は112円80銭~113円80銭程度とします。

    ===========================
    ナイフがなくても食べられる和牛。
    世界でもその人気は高まっています。
    ブルームバーグによると、米カリフォルニア州ビバリーヒルズにある
    セレブ御用達のステーキハウス「CUT(カット)」では、宮崎県産の和牛ステーキが
    2オンズ(56g)で140ドル(約1万6000円)もするとか。だが一方では、誰もが和牛を称賛しているわけでもなく、ステーキに関する
    著書もある専門家は「あれはステーキではない、どちらかといえばフォアグラだ」
    と言い、「ステーキには血がしたたる、動物の肉を食べているという食感が
    必要だ」と話しているそうです。
    個人的には「No, thank you」ですが・・・・。

    良い週末を・・・・・。

    FOMC受けドル急落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • FOMCでは予想通り利上げを決めたものの、メンバーによる

    金利見通しでは、前回と変わらず残り2回との見方にドルが急落。

    113円17銭まで一気にドル安円高が進む。

  • ユーロドルでもドル安ユーロ高が進む。オランダの総選挙で、

    出口調査では現与党の自民党が勝利との報道に、ユーロドルは

    1.07台半ばまで上昇。

  • 株式市場は反発。FOMC参加者の年内利上げ予測が変わって

    いなかったことで安心感が広がる。ダウは122ドル上昇し2万900ドル台

    を回復。

  • 債券相場は急伸。利上げペースが変わらないとの見方に、

    買い戻しが集まる。長期金利は2.5%を割り込む。

  • 金は小幅に続落。原油価格は在庫の減少が予想以上だったことを

    材料に8日ぶりに反発し、48ドル台を回復。

  • 3月NY連銀製造業景気指数  →  16.40

  • 2月消費者物価指数       →  +0.1%

  • 2月小売売上高          →  +0.1%

  • 3月NAHB住宅市場指数    →  71

    本日の注目イベント

  • 豪   豪2月雇用統計

  • 欧   ユーロ圏2月消費者物価指数(改定値)

  • 英   BOE金融政策発表

  • 英   BOE議事録

  • 米   2月住宅着工件数

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   3月フィラデルフィア連銀景況指数

  • 米   トランプ政権、予算概要を議会に提出
                                       

    予想通りFOMCでは、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利を

    0.25%引け上げました。昨日のコメントでも述べたように、市場の注目

    は今後の利上げ見通しで、メンバーの見通しが2017年、18年とも、こ

    れまでと変わっていなかったことでドルは急落。

    ドル円は113円17銭まで売られ、ユーロドルは1.0740までドル安

    が進みました。

    多くの市場参加者が今後の利上げペースに着目していたことは明らかです。

    利上げペースがこれまで通り緩やかであるとの見立てに、ドルが売られ、金

    利上昇を嫌う株と債券が買われました。特に米長期債は前日比10bp以上

    の金利低下につながっており、これがドル円を一気に113円台前半まで押

    し下げたともいえます。

    FOMC声明文では「労働市場とインフレに関する現状および予想を考慮し、

    委員会はFF金利誘導目標のレンジ引き上げを決定した」と表明。

    「短期的なリスクはおおよそ均衡しているように見受けられる」とも述べて

    います。注目されたイエレン議長の記者会見では「金融緩和の緩やかな解除

    という決定は経済の進展継続を反映している」とし、「この日の決定はその

    見解に沿うもので、判断変更はしていない」と述べています。

    (ブルームバーグ)

    また「当局の経済予測は昨年12月に示したものとほぼ同じだ」とも述べ、

    市場はこの言葉に反応したように思えます。

    良好な経済データを背景に、年4回の利上げ観測が盛り上がっていました。

    JPモルガンやゴールドマンが年4回の利上げに予想を変更するなど、

    市場が4回利上げの「言質」を催促していたようなところもあったことで、

    今回のイエレン議長の発言は、それをけん制するような印象とも受け取れ

    ます。先走る市場にブレイキをかけることによって、株や債券市場を落ち

    着かせようとしたところもあったのではないでしょうか。

    個人的には、それほど今回の議長の会見は「ハト派的」だったという印象

    です。

    ドル円の113円台前半にはやや驚きましたが、ユーロドルの1.07台

    半ばにはもっと驚きました。

    このレベルは約5週間ぶりで、「日足」では雲抜けが完成しています。

    ユーロドルの「雲抜け」は昨年9下旬以来となるユーロ高で、これは上記

    イエレン議長の発言に加え欧州の政治リスクが一つ取り除かれたことも大

    きく影響しています。

    今朝の報道ではオランダの総選挙で、出口調査を基に、ルッテ首相率いる

    与党・自由民主党が最大議席を獲得し、反イスラムを掲げる極右・自由党

    を破ったと伝えています。

    イギリス、アメリカと続いたポピュリズムの波が、今回の選挙で一旦止ま

    ったと見られ、来月のフランス大統領選での安心感につながっています。

    FOMCで利上げに踏み切った背景は、米経済が順調に拡大しているから

    に他なりません。

    しかも、現時点ではまだトランプ政策は実施されていない状況です。

    このように考えると、この先ドルがさらに大きく売られる可能性は低いと

    予想します。

    もみ合いを続け、今後はトランプ大統領の予算教書の中身を見極める必要

    があります。

    ただしユーロドルがこのレベルからさらに上昇し、1.1を目指す展開に

    なるようなら円も連れ高となり、再び111円台を狙いに行くことも考え

    られるため、ユーロドルの動きにも目配りをしたいと思います。

    本日の予想レンジは112円80銭~114円程度と見ます。


  • ドル円「往ってこい」の展開 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は欧州時間に115円20銭近辺まで買われたものの、

    NYでは金利が低下し、原油価格が47ドル台に下落したことで

    反落。114円51銭までドル安が進み、114円70-80銭で引ける。

  • ユーロドルは売られたものの1.06台は維持。ドイツの経済指標が

    良好だったものの、上値は限られた。

  • 株式市場は続落。原油価格が47ドル台まで売られたことで、

    石油関連株が下落。ダウは44ドル下げ、他の主要指数も揃って続落。

  • 債券相場は反発。2月のPPIは上昇したが、原油安でインフレ

    期待が後退。長期金利は2.60%台に低下。

  • 金はほぼ変わらず。原油価格はサウジなど、OPEC加盟国の

    減産が一段と進んでいることで7日続落。47ドル台まで売られ、

    昨年11月末以来の水準を記録。


  •  2月生産者物価指数  → +0.3%

    本日の注目イベント

  • 欧   オランダ下院選挙

  • 英   英2月雇用統計

  • 米   FOMC 政策金利発表

  • 米   イエレン議長記者会見

  • 米  3月NY連銀製造業景気指数

  • 米   2月消費者物価指数

  • 米   2月小売売上高

  • 米   3月NAHB住宅市場指数

  • 米   連邦債務上限の適用停止期間が終了

    ドル円は115円台がやや重くなりつつある一方、114円台半ばは維持され、

    重要イベントを前にポジション調整の域を出ません。昨日の欧州市場では11

    5円20銭までドルが買われたものの、上昇は続かず、NYでは一旦114円

    51銭まで売られた後、結局昨日の水準で戻って来ました。

    本日のFOMCでは利上げはほぼ確実で、発表は朝方3時です。

    現行のフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標0.5%~0.75%を

    0.75%~1.00%へと引き上げると見られています。

    注目すべきは、FOMCメンバーによる政策金利見通し(ドットチャート)

    です。

    年内利上げ3回が昨年12月時点での予測でしたが、これが4回を見通すこと

    ができるのかどうかです。既に大手米銀では3回から4回に予想を見直してい

    るところも出ており、個人的にもインフレ率以外の指標がほぼ良好なことから、

    その可能性は高いと考えています。

    また、その後のイエレン議長の会見内容も重要です。

    仮にドットチャートで4回の利上げを示唆しても、議長自らの言葉が「利上げ

    のペースは依然ゆるやかなものになる」といった内容であれば、ドルの上値は

    限定的なものになるかもしれません。また、その逆もあり得ます。

    議長は今月4日の講演で、「緩和縮小のプロセスは過去数年のようなゆっくり

    したものにはならない可能性が高い」と発言し、市場にその準備を促している

    からです。いずれにしてもカギは利上げではなく、ドットチャートと、イエレ

    ン議長の会見内容です。

    もう一つの注目は、やはりオランダの総選挙でしょう。そして市場が警戒する

    のは、この選挙でもし極右の自由党が勝利した時のフランス大統領選への影響

    です。ユーロ圏第二の大国であるフランスでも「FREXIT」が起こるよう

    なら、通貨ユーロの危機につながる恐れがあるからです。

    ただ今朝の情報では、その可能性がやや低下しています。

    投票前日の世論調査では、ウィルダース率いる自由党の大幅後退を示している

    ようです。ブルームバーグは、自由党の獲得議席は150議席中16にとどま

    る見通しだと伝えています。

    これは13日公表された前回の調査結果を4議席下回っており、昨年12月に

    は獲得議席数が32に達するとの結果もありました。

    自由党への支持率が低下していると見られます。

    ただイギリスの例もあり、昨年11月の米大統領選でも「まさか」が実際に起

    きており、ここは「学習効果」を無駄にしてはならない局面です。


    本日は上で述べたように、動きにくい相場展開が予想されます。

    ドルが売られた際には114円50銭が下抜けするのかどうか。

    また上値は115円台半ばが重要なポイントになろうかと思います。

    レンジはワイドに114円~115円50銭程度を予想します。



  • ドル円114円台で動かず 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は114円台で小動き。FOMCやオランダの総選挙を
      控えていることから、ポジション調整に終始。

    • ユーロドルは小幅に反落。ECB理事の金融政策の変更はない
      との発言を手がかりに、1.0653まで小幅に下落。

    • 株式市場はまちまち。ダウは21ドル下落したものの、ナスダックは
      14ポイント上昇。FOMCや各国中銀の金融政策を待つスタンスが強まる。

    • 債券相場は大幅に反落。この日は社債発行増加が重石となり、
      明日のFOMCでの利上げも確実視されていることから売りが膨らんだ。
      長期金利は2.62%台まで急上昇。

    • 金は10日ぶりに反発したものの小幅に留まる。一方原油は
      6日続落し48ドル40セントで取り引きを終える、米国のリグ(掘削装置)
      稼動数の増加が嫌気された。

    本日の注目イベント

    • 中   中国 2月小売売上高
    • 中   中国 2月鉱工業生産
    • 独   独2月消費者物価指数(改定値)
    • 独   独3月ZEW景況感指数
    • 欧   ユーロ圏1月鉱工業生産
    • 米   FOMC (15日まで)
    • 米   2月生産者物価指数
    • 米   メルケル独首相訪米、トランプ大統領と会談

    昨日からのドル円は上値が重く徐々に下落したものの、114円台半ばは
    維持し、米長期金利の上昇に114円台後半まで値を戻しましたが小康状
    態です。明日はFOMCがあり、欧州ではオランダの総選挙が控えています。
    ポジション調整の域を出ず、値動きも小幅に留まっています。

    明日のFOMCでは利上げが確実視されていることから米長期金利が上昇し、
    昨日は2.62%台で引けています。
    この水準は昨年12月15日以来の高水準ですが、その割にはドル円が上昇
    していません。
    昨年12月15日といえば、トランプラリーのピークで、ドル円が117円
    から118円台半ばまで買われた時でした。
    金利水準は同じでも、ドル円の水準は2円以上も円高水準です。
    これはトランプ政権の政策に対する不透明感と、欧州リスクを控えている
    ことが主因だと思われます。

    債券市場だけが利上げに反応して動いているようですが、明日15日は
    上記2つの重要イベントに加え、米連邦政府の債務上限引き上げ期限が
    来ます。
    期限までに議会が上限引き上げを承認しなければ今後、政府は新規の
    国債を発行することができなくなります。
    かつて、オバマ大統領の時にも期限までに承認できなくて、政府機関の一部の
    機能が停止されたことがありました。

    FOMCでの関心ごとは既に、年内利上げが3回なのか、4回になるのかに
    移っています。
    4回の利上げがコンセンサスになるようだと、株価が軟調に推移することに
    なるかもしれません。
    急激な金利上昇を嫌って、利益確定の売りが優勢になる可能性があり、
    金や、原油市場では既にその動きが顕著になっています。
    金利上昇が進むと、金利の付かない金は売られる傾向があり、金価格は
    2週間程前の1260ドル近辺から1200ドルあたりまで売られています。

    一方で、昨日のNY債券市場で見られたように、金利上昇は債券価格の下落
    要因となり、価格が下がり、金利が上昇します。
    金利上昇はドル高につながり易いため、ドル円が株価か債券のどちらの材料に
    より反応するのかを見極める必要があります。
    まずは、15日のFOMCで「ドットチャート」が先行きの金利をどのように
    示すのかに注目したいと思います。

    本日のドル円は114円50銭~115円50銭程度を予想します。

    ドル円雇用統計発表後反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 2月の雇用統計はまずまずの結果でしたが、ドル円は

    115円51銭まで上昇したものの、利益確定のドル売りに

    押され反落。長期金利の低下もあり、114円66銭までドルが

    売られた。

  • ユーロドルは大幅に反発。ECBによるテーパリングの噂なども

    流れ、1.05台後半から1.07近辺までユーロの買い戻しが進む。

  • 株式市場は続伸。利上げのペースはそれほど加速しないとの

    見方が広がり、ダウは44ドル上昇。他の主要指数も揃って続伸。

  • 債券相場は反発。4日連続で続落したことでショートカバーの

    買い戻しも入り、長期金利が2.57%台まで低下。

  • 金は9日続落。原油価格も5日続落し、約3カ月半ぶりとなる

    48ドル台まで売られる。

  • 2月失業率            →  4.7%

  • 2月非農業部門雇用者数   →  23.5万人

  • 2月平均時給          →  0.2%(前月比) 、2.8%(前年比)

  • 米2月財政収支        →  -1920億ドル


    本日の注目イベント

  • 欧 ドラギ・ECB総裁講演

  • 米   2月労働市場情勢指数(LMCI)                                   

    今週15日のFOMCでの利上げ観測が高まっている中、先週末に発表された

    2月の雇用統計がまずまずの結果であったことから、利上げは確実な状況にな

    ったと思われます。先週水曜日に発表されたADP雇用者数が予想を大きく上

    回る結果を見せたことから、上振れ期待もありましたが、非農業部門雇用者数

    は23.5万人で、失業率は4.7%と、いずれも予想よりも改善していまし

    た。注目された平均時給は予想と同じく、前年比で2.8%でした。ただ、こ

    の結果が利上げを遅らせるほどのものではありません。ドル円は115円51

    銭まで買われましたが、そこを天井に反落しています。雇用統計発表直前まで

    ジリジリとドルが買われていたことや、先週末のコメントにも書きましたが、

    良好な雇用統計がある程度期待されていたこともあり、115円~115円台

    半ばはドル売り注文が集まりやすい水準であったことが、この日の高値から1

    円ほど落とされた理由かと思われます。ただ、ここからドルがさらに一段と売

    られる可能性は低いと予想しています。

    それはやはり、労働市場の拡大が続いていると見られるからです。製造業の雇

    用者の伸びは1年ぶりのことで、予想通りだった平均時給の

    伸び率も8年ぶりの水準に戻ってきました。その結果、年内3回の利上げと見

    込まれている利上げ回数もJPモルガンやゴールドマンは今回の雇用統計を受

    けて、『年4回も可能』と上方修正しています。

    仮に4回の利上げだとすれば、15日のFOMCに続いて6、9、12月のイ

    エレン議長の会見を伴う会合全てで利上げを行うことになります。あるいは、

    利上げは全ての会合で可能との立場に立てば、15日に続いて5月の会合でも

    利上げを実施する可能性さえあります。トランプ大統領の経済政策がある程度

    の規模を伴って実施された場合、労働力が不足する事態も予想され、労働力確

    保のため賃金も上昇するはずです。

    今週の利上げは確実ですが、ドル円が再び115円台半ばを上回るには、やは

    り年4回の利上げが見通せるような裏づけが必要になります。

    15日の会合ではメンバーによるFF金利の見通し(ドットチャート)も発表

    されるため、この結果がヒントになります。

    また、会合後のイエレン議長の言葉に「年4回利上げ」を示唆する言葉がある

    のかどうかにも注目しなければなりません。

    本日のドル円は115円台に乗せれば売りも出でくると思いますが、下値もそ

    れほど深くはないと予想しています。

    下値は1時間足の雲の下限である114円30銭程度と見て、予想レンジは1

    14円30銭~115円30銭程度にしたいと思います。


  • 米長期金利ドル円を押し上げる 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 堅調な地合いが続いているドル円は続伸し、1月27日

    以来となる115円までドル高が進む。今夜の雇用統計が

    良好だとの見方や、長期金利の先高感がドル高を牽引。

  • ECBは政策金利据え置きを決定。ユーロドルは1.05台半ば

    から1.06台前半まで急伸。ユーロは対円でも121円88銭近辺まで

    買われる。

  • 株式市場は4日ぶりに反発したものの小幅な上昇に留まる。

    米金利の上昇から不動産株の下落が重石となり、ダウ、S&P500は

    小幅高。

  • 債券相場は続落。5年債が一段と売られ、2011年以来となる

    高利回りに。長期金利も2.6%台に乗せ、10年債も弱気相場入りした

    との声も。

  • 金は8日続落。原油も大幅に続落し、昨年11月末以来となる

    50ドル割れに。原油在庫が拡大していたことで売られた。


  • 新規失業保険申請件数 → 24.3万件

    本日の注目イベント

  • 独   独1月貿易収支

  • 独   独1月経常収支

  • 英   英1月鉱工業生産

  • 米   2月雇用統計

  • 米   2月財政収支

    ドル円が115円ちょうどまで上昇してきました。

    昨日もこの欄で述べましたが、111-115円のレンジ相場が上抜けする

    のかどうかは米金利次第ということでしたが、その金利は、10年債利回り

    が2.6%台に乗せたことが支えとなりドルを押し上げました。

    かつて米運用会社「ピムコ」で債券王と呼ばれたビル・グロース氏は、米1

    0年債利回りが2.6%台に乗せ、その水準が週間ベースで続けば弱気相場

    が始まるシグナルだとブルームバーグとのインタビューで述べています。

    今週水曜日に発表された2月のADP雇用者数が市場予想を10万人以上も

    上回る、ポジティブサプライズだったことで、今夜の雇用統計にも上振れ期

    待が高まっています。労働市場の拡大が来週のFOMCでの利上げ観測にも

    つながり、今回の会合での利上げは「ほぼ間違いない」という見方が強まっ

    ています。

    また、今夜の雇用統計で賃金の上昇なども確認できれば、その次の利上げの

    タイミングも早まるのではないかといった見方も浮上します。

    ECBは昨日理事会を開催し、予想通り政策金利の据え置きを決定しました。

    ドラギ総裁は会見で「相当程度の金融緩和が依然必要」と述べ、基調的なイ

    ンフレ圧力は依然として弱いとの認識を示しました。(ブルームバーグ)

    この発言を受け、思った以上にハト派的ではなかったことからユーロは買い

    戻され、1.06台まで上昇しました。

    NYで115円まで買われたドル円は、今朝方には115円17銭近辺まで

    続伸しています。

    ただここからのドル買いにはやや慎重さも必要でしょう。

    久しぶりの115円台ということで、輸出筋からはドル売り注文の入りやす

    い環境です。

    それをこなして上昇できるかどうかですが、今夜の雇用統計まではふたを開

    けてみなければ分かりません。週足チャートでは、ちょうどこの辺りに「1

    20週線」が横たわっており、ドルの上昇を抑えているのが確認できます。

    このレジスタンスラインを明確に越えていけるかどうかも、一つのポイント

    になります。今夜の雇用統計の予想を確認すると、非農業部門雇用者数は2

    0万人、失業率は4.7%、そして注目される賃金は前月比で0.3%、前

    年比が2.8%といずれも前回より改善していると見られています。

    この数字が0.5%と3.0%であれば、ドル円は115円50銭~116

    円あたりを試す可能性もあろうかと思います。

    因みに、今回が最後の日本時間22時半発表となり、次回からは21時半と、

    少し楽になります。

    ということで、本日の予想は114円30銭~115円80銭程度にしたいと

    思います。


  • ADP雇用者数大きく上振れ 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ADP雇用者数が予想を大きく上回ったことでドル円は上昇。
      114円75銭まで買われたが、前回の高値と同じ水準で上値を
      抑えられ、114円35-40銭で引ける。

    • ユーロドルは1.05台半ばから前半で小動き。ユーロ円が
      121円台まで上昇したが、こちらも上値を抜け切れずに小反落。

    • 株式市場は続落。来週の利上げが確実視されただけではなく、
      その後の利上げペースも早まるのではないかとの見方が浮上。
      ダウは69ドル安で、3日続落。

    • 債券相場も続落。民間雇用者数が大幅に伸びたことで
      利上げペースが早まるとの見方が相場を押し下げる。
      長期金利は一時2.58%台まで上昇し、昨年12月20日以来の
      高水準に。

    • 金は7日続落し1209ドル台に。原油価格は在庫が高水準だった
      ことから大幅に売られ50ドル台に。

    • 2月ADP雇用者数    → 29.8万人

    本日の注目イベント

    • 中 中国2月消費者物価指数
    • 中 中国2月生産者物価指数
    • 欧 ECB政策金利発表
    • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
    • 米 新規失業保険申請件数

    米労働市場の好調さが改めて確認できた内容でした。
    昨日発表された2月のADP雇用者数は、市場予想を10万人以上も
    上回る29.8万で、1月分も上方修正されました。
    この数字はほぼ3年ぶりの高水準で、明日労働省から発表される
    2月の雇用統計も大幅に上振れするのではないかとの期待も膨らんで
    います。
    この内容を受けてドル円は、一時114円75銭まで上昇しましたが
    このレベルは先週末にもテストして抜け切れない値位置で、昨日も
    同じように、ここで上値を抑えられ小幅に反落して引けています。

    ADP雇用者数は、民間の給与明細書作成代行会社であるオート・データ・
    プロセシング社の小会社である、ADPリサーチ・インスティテュートが発表する
    給与名簿に基づく集計調査です。
    市場予想の中央値の18.7万人を大きく上回る結果でした。
    内訳を見ると、特に製造業や建設業部門での雇用が10万6000人増加して
    おり、これは2002年以降で最大の増加幅だとブルームバーグは伝えています。
    また、従業員数が50-499人の中堅企業では12万2000人増え、49人以下の
    小企業でも10万4000人増加しています。大企業だけではなく、中小のメーカーでも
    雇用の拡大が見られることが特徴的です。
    今後トランプ大統領が公約したインフラ投資への1兆ドルが実施に移されたら、
    労働力が逼迫する事態も想定されるのではないでしょうか。

    ADP雇用者数の大幅な上振れ受けて、明日の雇用統計にも上振れ期待が俄然
    高まってきました。
    最早、来週のFOMCでの利上げは完全に市場は折り込み済みです。
    さらに、雇用統計の内容次第ではその次の利上げも予想以上に早まる可能性も
    出てきます。
    そして、その先にあるのが「年内3回の利上げが4回に」といった見方です。
    現時点ではまだそこまで利上げに対して強気にはなれませんが、債券市場では
    徐々にそのような動きが出てくる前兆も見え始めています。

    利上げは株式市場にとっては逆風になりますが、債券市場にとっても同じです。
    今後金利が上昇するとすれば、固定金利の債券を保有すると、金利収入の増加が
    見込めないからです。
    従って利上げ観測が高まれば、債券は売られ価格が下がると同時に利回りが
    上昇します。
    昨日のNY市場ではベンチマークの米10年国債は売られ、金利が一時2.58%台
    まで上昇する場面もありました。
    この水準は昨年12月20日以来の高水準となり、利上げを折り込む動きになって
    います。
    ドル円と米金利とは相関度が高いことは何度もこの欄で述べていますが、米金利の
    上昇の割には、ドル高円安が進んでいないことが気になります。
    因みに、昨年12月20日のドル円は117円台から118円台まで円安が進んだ
    タイミングでした。

    このころはトランプラリーの絶好調の頃で、政策の良い部分ばかりにスポットが
    あたり、ドル円はオーバーシュート気味だったのかもしれません。
    今は市場にも冷静さが戻り、トランプ大統領の遅れ気味の経済政策の発表を
    待っている状態で、不透明感が拭えない分、ドル円の上値を抑えている状況かと
    思われます。
    ここからは米長期金利が節目の2.6%台に乗せるかどうかが、非常に重要に
    なってきます。

    本日のドル円は113円80銭~115円程度を予想します。

    米長期金利2.51%台へ上昇 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円はほとんど動きがなく、114円を挟んだ展開。
      ECB理事会と雇用統計を見極めたいとする雰囲気が強く、
      値幅は27銭。

    • ユーロドルも1.05台半ばから後半で小動き。

    • 株式市場は続落。ヘルスケア関連銘柄などが売られ、
      ダウは29ドル安。他の主要指数も揃って続落。

    • 債券相場も続落。3年債入札が不調だったことと、利上げ観測
      が重石となり売られた。長期金利は2.51%台まで上昇。

    • 金は利上げ観測を背景に6日続落。原油価格も小幅に下落。

    • 1月貿易収支       → 485億ドルの赤字

    • 1月消費者信用残高  →  87.94億ドル

    本日の注目イベント

    • 日 2月景気ウオッチャー調査
    • 日 10-12月GDP(改定値)
    • 日 1月国際収支
    • 日 1月景気動向指数
    • 中 中国2月貿易収支
    • 独 独1月鉱工業生産
    • 米 2月ADP雇用者数
    • 加 カナダ2月住宅着工件数
    • 加 カナダ1月建設許可件数
             
    ドル円やユーロドルなど、為替はほとんど動いていません。
    昨年11月のトランプショック以来、これほど値動きがなかったことは
    ないと記憶していますが、原因は明日のECB理事会や週末の雇用統計を
    待つ雰囲気だけでもなさそうです。

    米長期金利が1月25日以来となる2.51%台まで上昇したものの、
    ドル円は115円を試す動きもなく、114円を挟んで膠着状態です。
    これは111-115円のレンジを上も下も抜け切れないことで、動きが
    取れない状況が背景にあるものと見られます。
    またユーロドルも、政治的イベントを多く控えていることから上値が重い
    ことはわかりますが、それでも1.05近辺では常に押し戻される展開が
    続いています。115円と1.05が、どちらも重要な値位置で、これを
    明確に抜けると大きく動くと見ています。

    1月の米貿易収支が発表されました。
    貿易赤字額は前月比9.6%増の485億ドルと、2013年3月以降で
    最大でした。特に自動車、同部品の輸入が過去最高となったほか、石油製
    品の輸入も2年ぶりの高水準だったようです。
    国別では、対中国が278億ドルで赤字幅が拡大しており、対メキシコは
    減少しています。(ブルームバーグ)
    赤字幅の拡大はトランプ大統領にとって、許容できないことがらの一つです。
    日中独が自国通貨を安く誘導し、その結果米国の赤字額が積みあがっていると
    主張しているからです。

    この件関して、ドイツのショイブレ財務相は「ドイツがこの黒字を不正操作で
    築いているとは、誰も言えない」とし、「根本にあるのはドイツ経済の競争力
    だ」と述べ、真っ向から反論しています。
    来週17~18日にはドイツのバーデンバーデンで「G20」が開かれます。
    この席で、米財務長官との間で貿易不均衡も議題の一つになる可能性もあり、
    この件に関しても、ジョイブレ財務相は、喜んで議論したいと述べています。

    好調だったNYダウは2日続落し、長期金利も2.51%台まで上昇し、
    市場はゆっくりと来週の利上げを折り込む動きを見せて来ました。
    ドル円にとって金利上昇は強い「味方」にはなりますが、株安は逆風になり
    ます。ただドル円はこのところ金利に反応する傾向があるため、足元の金利の
    動きが続くならドル円の大幅な下落は見込みにくいということになります。
    次回FOMCでの利上げはほぼ間違いないと思われますが、週末の雇用統計
    が注目されます。
    本日の予想レンジは昨日と同じく113円40銭~114円40銭とします。
    ドル円は現在、1時間足の狭い雲の中で上下しています。
    雲の上限と下限がそれぞれ売り買いのポイントになりますが、どちらか
    抜けたときには「順張り」で追随するのが定石です。
    本日のADP雇用者数がそのきっかけになるかもしれません。

    ドル円114円を挟んでもみ合い 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は北朝鮮のミサイル発射の影響もあり上値が重い

    展開。一時は113円64銭まで売られたが、114円台に戻す

    場面も。結局113円85-90銭で取引を終える。

  • ユーロドルはほぼ1.05台で推移。欧州時間に1.06台に

    乗せたものの、押し戻され1.0580-90で引ける。

  • 株式市場は利上げが意識され朝方からマイナス圏で推移。

    ダウは51ドル下落し、2万1000ドルを割り込む。

  • 債券相場も下落。先週のイエレン議長の発言が尾を引き

    軟調な展開。長期金利は2.49%台へと小幅に上昇。

  • 金は5日続落し、原油も小幅に反落。

    本日の注目イベント

  • 豪   RBA、キャッシュターゲット

  • 中   中国 2月外貨準備高

  • 欧   ユーロ圏10-12月期GDP(確定値)

  • 欧    OECD経済見通し公表

  • 米  1月貿易収支

  • 米   1月消費者信用残高

  • 加   カナダ1月貿易収支


    昨日の朝方に北朝鮮がミサイル4発を発射したことで、114円台で推移して

    いたドル円は113円台に。

    日本株も売り方が優勢となり、全体としてリスクオフの流れとなり冴えない1

    日でした。

    ドル円は113円56銭まで売られたものの、3月利上げを意識し、積極的に

    は売り込めず114円台を回復する場面もありましたが、戻りも限定的でした。

    市場では既に、週末の雇用統計を待つ雰囲気も漂っているような状況です。

    米長期金利が小幅に上昇したこともドル円の下落をサポートしたようですが、

    これは、先週末のイエレン議長の3月利上げには前向きな発言が意識された

    ものと見られます。

    今週末に発表される2月の雇用統計で「余程ひどい内容」が出ない限り、来週

    にFOMCでの利上げは揺るがないものと思われます。これまでの講演での発

    言を考えると、FOMCの主要メンバーのほぼ全員が利上が妥当だとの意見に

    傾いているようです。

    イエレン議長は先の議会証言では長すぎる緩和策の維持は賢明ではないとさえ、

    言明しています。3月利上げ確実視される中、市場は次の利上げのタイミング

    を探る状況になってきます。

    今後は、6、9、12月にイエレン議長の会見を伴う会合が予定されています。

    現時点では9月12月に再利上げが行われると予想していますが、景気の

    過熱感が出てくるようだと、6月にも再利上げがないとは言えません。

    トランプ大統領の経済政策はまだ実施されていません。

    インフラ投資や、減税の規模は今後議会での承認を経て決められますが、仮に

    この規模の政策が実施されるとしたら、6月の再利上げの可能性が高まること

    になります。

    2月の雇用統計の内容と、14-15のFOMCが終われば、市場の目は欧州

    に向かいそうです。

    オランダの総選挙を皮切りに政治的なイベントが続き、NEXIT(オランダ)

    やFREXIT(フランス)があるのかどうかで通貨ユーロが大きく揺れ動く

    ことになりそうです。

    もちろん、ドル円も「リスクオフ」が加速するようだと、蚊帳の外というわけ

    にはいきません。

    本日のドル円は113円40銭から114円40銭程度を予想しますが、個人

    的には中国の2月の外貨準備高に注目しています。1月には既に3兆ドルの大

    台を割り込んでおり、どこまで減少しているのかが焦点です。

    減少幅が拡大しているようだと、資本規制の強化が想定され、不動産価格の急

    落などにつながる恐れが出てきます。


  • ドル円114円台後半から反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円はイエレン議長の講演を受けて114円75銭まで

    上昇した。ただその後は利益確定のドル売りが優勢となり、

    113円83銭まで売られ、114円近辺で取引を終える。

  • ユーロドルは反発。1.05台半ばから1.06台前半まで買われる。

    今週のECBの金融政策を前に、ショートの買い戻しが優勢に。

  • 株式市場は小幅ながら反発。イエレン議長が3月の利上げを示唆した

    もののほぼ変わらず。ダウは2ドル上昇し、他の指数も同様の動き。

  • 債券相場も議長の講演を受け金利が上昇したものの、引け値では

    小幅な低下に留まる。

  • 金は4日続落し、原油は反発。


  • 2月ISM非製造業景況指数 → 57.6

    本日の注目イベント

  • 豪   豪1月小売売上高

  • 中   中国 全人代

  • 米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演


    「3月利上げが適切になりそうだ」・・・イエレン議長は3日、シカゴでの講

    演で、「FOMCは今月会合で雇用とインフレが当局の期待に沿って引き続き

    進展しているかどうかについて検証する。そうした場合には、フェデラルファ

    ンド(FF)金利のさらなる調整が適切になる可能性が高い」と述べました。

    14-15日に開催される会合で、昨年12月以来の利上げが実施されると見

    て、ほぼ間違いない状況になって来ました。

    議長は「FOMCが後手に回っているとの兆候は現在全く見当たらない。

    そのため、緩やかなペースでの緩和策解除が適切になる可能性が高いと

    する当局判断について、私は引き続き自信を持っている」(ブルームバーグ)

    と発言しています。

    これまでもNY連銀総裁や、SFシスコ連銀総裁など、多くのFOMCメンバ

    ーが3月利上げに前向きな発言を繰り返してきましたが、議長のこの日の発言

    で来週の会合での利上げはほぼ確実な情勢です。因みに金利先物市場が織り込

    む利上げ確立は、今朝の時点で94%まで上昇しています。

    ドル円はこの発言を受け、一時114円75銭までドル高が進みましたが、そ

    の後長期金利とともに伸び悩み、下落に転じ114円割れまでドルが売られま

    したが、これはいわゆる「材料出尽くし」ということで、「Sell on NEWS(FA

    CT)」と考えられます。

    一部の情報では、議長から今後の利上げペースの加速につながる発言がなかっ

    たことがその原因の一つだと伝えるところもありますが、議長はこのようにも

    述べています。「しかしながら、予期せぬ展開が経済見通しに悪影響を及ぼさ

    ない限り、緩和縮小のプロセスは過去数年のようなゆっくりしたものにはなら

    ない可能性が高い」と述べており、今後の利上げペースがこれまでとは異なる

    可能性にも言及しています。

    この種の発言はこれまでにはなく、株価の上昇が続き米景気が過熱する恐れが

    あることを念頭に置いての発言だと理解しています。

    ドル円は米利上げを織り込む形で、114円75銭まで上昇し、その前日に記

    録したドルの高値を抜いています。今回の上昇は111円半ばから利上げ観測

    の高まりが支えとなって3円ほど上昇したわけですが、115円を前に利益確

    定のドル売りが出るのは、セオリー通りの動きと言えます。

    先の議会で、トランプ大統領は過激な発言もなく、穏便に演説を終えましたが、

    「トランプリスク」は依然として残っており、市場も大統領がどの程度の為替

    水準を許容できるのか手探りの状況です。

    115円というのはその意味で、ドルが上昇する上での最初の節目であるとい

    うことが言えると思います。

    テクニカルで見ても115円台に乗せれば、日足の「雲抜け」を完成させるこ

    とになり、上昇に弾みがつくことになりますが、今のところ「雲抜け」には失

    敗しています。今後はもみ合いながら、今週末の雇用統計の内容を見極めるこ

    とになろうかと思います。

    本日の予想レンジは113円40銭~114円40銭程度とします。

    上昇を続けているNY株式市場も、このところ上昇の勢いが鈍ってきたように

    思えます。まだ「調整局面入り」するのかどうかの判断はできませんが、

    株価の動きには注意が必要です。

    今回のダウ上昇局面ではドル円への影響は軽微でしたが、株価が本格的な

    調整に入れば、リスクオフが進み、ドル円への影響は大きいと予想しています。


  • 米金利高に支えられドル円堅調 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は緩やかに上昇し、114円59銭まで買われる。

    FOMCメンバーからタカ派的な発言が相次ぎ、長期金利が上昇

    したことに反応。

  • ドル高が続き、ユーロドルも節目の1.05を割り込み、1.0495

    近辺まで下落。

  • 株式市場は反落。前日に300ドル以上の上昇を見せたことから

    利益確定の売りに押され、銀行株などが売られる。ダウは112ドル

    下落したものの、2万1000ドルの大台は維持。

  • 債券相場は4日続落。パウエルFRB理事が年内3回の利上げは

    適切などと発言したことが売りにつながる。長期金利は2.48%台に

    上昇。

  • 金は続落。原油価格は大幅に売られ52ドル台に。

  • 新規失業保険申請件数    → 22.3万件

    本日の注目イベント

  • 日  1月消費者物価指数

  • 日   1月失業率

  • 独   独1月小売売上高

  • 欧   ユーロ圏1月小売売上高

  • 英   英2月サービス業PMI

  • 米   2月ISM非製造業景況指数

    -                                    

    連日最高値を更新し、ややバブル化しているようにも見えるNY株式市場は

    昨日は大幅に反落しています。NYダウは112ドル下落し、前日に300

    ドルを超える上昇を見せたことを考えると、上昇一服も当然と受け止められ

    ているようです。ただ100ドルを超える下げを見せたのは、1月末以来1

    カ月ぶりのことです。

    株価が軟調だった割には、ドル円はしっかり114円台をキープし、NYで

    は114円59銭までドル高が進みました。

    FRB高官のタカ派的な発言が相次ぎ、3月利上げを織り込む格好で金利が

    緩やかに上昇してきたことが、ドルを支える構図になっています。

    FRBのブレイナード理事は、ハーバード大学でのイベントに参加し「(利

    上げは)すぐに適切になりそうだ」と発言しています。

    同氏は「ハト派」の論客として知られており、同氏がタカ派発言をしたこと

    は、それなりに驚きをもって受け止められています。

    また、パウエルFRB理事も同様の発言を行っています。

    パウエル理事はCNBCのインタビューで「3月に利上げする論拠がそろっ

    てきた。FOMC会合で協議の対象になるだろう」と語っています。

    今週はNY連銀総裁など、多くのFOMCメンバーが揃って「タカ派的」な

    発言を繰り返しています。

    そのため、金利先物市場が示す3月利上げの確率はついに90%まで上昇し

    てきました。

    本日も、イエレン議長とフィッシャー副議長の講演があります。

    明日からブラックアウト期間が始まるため、本日が最後の発言機会です。

    まさに真打登場といったところですが、上で述べたように、既に利上げを

    織り込む動きが進行しており、仮に両氏が利上げに前向きな発言をしても

    それほど新鮮味はないのかもしれません。

    もちろん市場はそれなりの反応を見せるかもしれませんが、関心があるの

    はその次の利上げのタイミングでしょう。

    ドル円は114円59銭まで上昇したことで、現在雲の中(日足)におり、

    雲の上抜けに挑んでいる状況です。

    52日「移動平均線」にちょうど到達したところで、雲抜けには114円

    90銭程度までの上昇が必要です。

    上記FRB幹部が利上げに対する明確なメッセージを発し、長期金利が2.

    5%台に乗せるようなら、この水準をテストすることにもなろうかと思い

    ます。この水準をしっかりと抜ければ、日足での雲抜けが完了することか

    ら、その後の「景色」は大きく変わってくることになります。

    ただそれでもトランプ大統領からの強烈なメッセージがなりを潜めている

    状況下では、ドルの上昇は緩やかなものになろうかと思われます。

    本日の予想レンジは113円80銭~114円80銭程度とします。


  • ドル高、株高、金利高が進む 

    ひと目で分かる昨晩の動き



    NY市場

  • トランプ大統領の演説は目新しいものはなく、具体性に

    欠けたものの安心感が広がり、ドル円は114円05銭まで上昇。

    長期金利の上昇と株高がドル円を押し上げた。

  • ユーロドルは続落。1.0514までユーロ安が進んだが

    1.05台は突破できず。

  • 株式市場は大幅に反発。トランプ大統領の演説で安心感がで、

    ダウは300ドルを超える大幅高。引け値では初の2万1000ドル台に。

  • 債券相場は続落。3月利上げの可能性が高まり、2年債は2009年以来の

    高水準に。長期金利も2.45%台に上昇。

  • 金と原油は続落。


  • 1月個人所得         → +0.4%

  • 1月個人支出         → +0.2%

  • 1月PCEコアデフレータ   → +1.7%

  • 2月ISM製造業景況指数  → 57.7

    本日の注目イベント

  • 豪   豪1月貿易収支

  • 豪   豪1月住宅建設許可

  • 日   2月マネタリーベース

  • 欧   ユーロ圏1月失業率

  • 欧   ユーロ圏2月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   ユーロ圏1月生産者物価指数

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   ロレッタ・クリーブランド連銀総裁講演

  • 加   カナダ10-12月期GDP

    注目されたトランプ大統領の議会演説は1兆ドルのインフラ投資には

    触れたものの税制改革など具体的な政策は示さず、演説中にはドル円

    が下げる場面もありました。

    ただ、市場の評価は「失望感」ではなく、むしろこれまでのような攻

    撃的な口調ではなかったことで「安心感」が広がり、株価は大幅に上

    昇しています。今月のFOMCでの利上げ観測も急速に高まり、長期

    金利は2.45%台まで上昇し、ドル円を114円台まで押し上げま

    した。

    前日のSFシスコ連銀やNY連銀総裁の発言が3月利上げを連想させ

    るものでしたが、昨日もダラス連銀のカプラン総裁は、米経済は強く、

    緩やかな利上げには耐えられると述べています。

    今朝の時点で、金利先物から想定される利上げ確率は80%まで上昇

    しており、6月の利上げ確率も90.2%まで上昇しています。

    3月のFOMCは14-15日に開催されますが、2月の雇用統計が

    発表されるのは来週10日です。

    この雇用統計で賃金の上昇率などを確認する必要はありますが、利上

    げの可能性はかなり高まったと見られます。

    また、明日にはイエレン議長とフィッシャー副議長の講演があり、こ

    こでの両氏の発言が極めて重要になってきます。

    個人的にも、良好なファンダメンタルズに加え、株価の上昇が個人の

    消費行動にも好影響を与えることなどを鑑み、利上げがあると予想し

    ています。

    その株価は昨日のNYでは再び大幅に反発しています。

    上述のように、トランプ大統領の演説にひとまず安心感が広がり、ダ

    ウは前日比303ドル上昇し、2万1000ドルの大台に乗せて引け

    ています。2万ドルを突破して、わずか5週間で1000ドル以上上

    昇したことになり、改めて米国経済の力強さというか、株式市場の潜

    在力に驚きます。著名な投資家として知られるウォーレンバフェット

    氏は、直近でもアップルなどの株式を1兆5000億円ほど買い増し

    たことを発表しています。米国では、株式市場が個人法人を問わず、

    長期の資産形成の場としての地位を確立していると言えます。

    考えてみれば、まだトランプ大統領の大規模な減税や、インフラ投資

    などは実行に移されてはいませんが、それでも良好な景気や株高、金

    利高を背景にドル円は111円台から114円台まで反発してきまし

    た。この先、「バッド・トランプ」のリスクは残るものの、「グッド

    ・トランプ」が金利上昇圧力になってくると思われます。

    市場の関心は既に、トランプ演説から3月利上げに移っています。

    利上げをにらみつつ、ドル円は上下しながらも緩やかに上昇していく

    ものと予想していますが、まだ欧州の政治的リスクもあり、手放しで

    ドルを買えばいいというわけにはいきません。

    111-115円のレンジ相場が継続中と思われます。

    本日はさすがに上値の重い日本株も大きく上昇するでしょう。

    予想レンジは113円40銭~114円50銭程度とみています。


  • 連銀総裁発言でドル円急反発 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は上値の重い東京市場の流れを受けて111円69銭まで

    下落したが、サンフランシスコ連銀総裁の発言をきっかけに急速に

    値を戻す。112円90銭までドルが買い戻され、昨日の東京市場の高値を上回る。

  • ユーロドルも1.06台からユーロ売りが強まり、1.0572まで反落。

  • 株式市場は反落。12日連続で最高値を更新していたダウも、この日は

    25ドル下落。本日のトランプ大統領の演説を前に利益を確定する動きが

    出た格好。

  • 債券相場は続落。SFシスコ連銀の総裁が3月での利上げを「真剣に協議する」

    と発言したことで売りが優勢に。長期金利は2.39%台まで上昇。

  • 金と原油は小幅に反落。

  • 10-12月GDP(改定値)        → +1.9%

  • 12月ケース・シラ-住宅価格指数   → +5.58%

  • 2月シカゴ購買部協会景気指数     → 57.4

  • 2月消費者信頼感指数          → 114.8

    本日の注目イベント

  • 豪   豪10-12月期GDP

  • 中   中国 2月製造業PMI

  • 中   中国 2月サービス業PMI

  • 中   中国 2月財新製造業PMI

  • 独   独2月雇用統計

  • 独   独2月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   ユーロ圏2月製造業PMI(改定値)

  • 英   英2月製造業PMI

  • 英  英1月消費者信用残高

  • 米   1月個人所得

  • 米   1月個人支出

  • 米   1月PCEコアデフレータ

  • 米   2月ISM製造業景況指数

  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)

  • 加   カナダ中銀政策金利発表

    -                                    

    連日最高値を更新中だったNYダウは、ついに上昇にブレイキがかかり、

    13日連騰にはなりませんでした。

    市場は本日の11時に行われるトランプ大統領の演説待ちの状況でした

    が、3月のFOMCでの利上げ観測がやや高まり、株式市場へも影響を

    与えたようです。もっとも、ダウは12営業日連続で最高値を更新中で

    したが、このまま上昇し続けることはなく、どこで上昇が止まるかは時

    間の問題でした。問題は、このあと2万1000ドルに向かって上昇で

    きるかどうかです、

    NY連銀のダドリー総裁はCNNとのインタビューで、データの大半が

    トレンドを上回る経済成長と合致していると述べ「FOMC議事録の

    『かなり早期』は、比較的近い将来を意味する」と語っています。

    また、SFシスコ連銀のウィリアムズ総裁も「3月に開かれるFOMC

    で利上げが真剣に協議されると予想している」と述べており、さらに

    「利上げをしたとしても、引き続き米経済は健全なペースで成長してい

    くと私は確信している」と語っています。(ブルームバーグ)

    因みに、NY連銀総裁はFOMCでの投票権は持っていますが、SFシ

    スコ連銀総裁は持っていません。

    市場のコンセンサスは3月利上げはないとの見方ですが、昨日の経済指

    標を見ても、GDP改定値は予想の2.1%を下回り1.9%でしたが、

    速報値から横ばいでした。しかし、2月の消費者マインドは「114.

    8」と、こちらは2001年7月以来の高水準で、向こう6カ月の期待

    指数も「102.4」と高水準でした。さらに、シカゴ購買部協会景気

    指数も予想の「111.0」に対して「114.8」と大幅に予想を上

    回っていました。ダドリー総裁が述べた「データの大半がトレンドを上

    回る」ことを証明したような形になりました。

    3月利上げに関しては五分五分と見ていますが、ここにきて個人的には

    やや「利上げもあり得る」との方向に傾いています。

    ドル円は111円台半ばを何度も試しては押し戻されています。

    現時点では上値が重いことはわかっていても、111円台ではドル買い

    意欲も強いようで、ここを抜けるには強力な材料が必要です。

    本日のトランプ大統領の演説内容次第では、その可能性もありますが

    スパイサー大統領報道官は27日、トランプ大統領は税制と規制改革の

    詳細を含む法整備の課題を説明すると述べています。

    税制改革についてはすでに「驚くべき内容」と述べているだけに、普通

    の内容では「失望」につながってしまうおそれがあります。

    投資家の期待に応えられる内容なのかどうか、注目したいと思います。

    本日の予想レンジはややワイドに、111円20銭~113円70銭程

    度にしたいと思いますが、一方方向に動いた場合、これでもどちらにも

    抜ける可能性があるかもしれません。


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