ドル円110円台半ばまで下落 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • 米4-6月期のGDP発表を受けドル円は続落。

    節目の110円台後半を下回り、110円55銭まで

    ドル安が進む。

  • ユーロドルは1.17台半ばまで反発する。

    オバマケア廃案が否決されるなど、トランプ政権の先行きが

    不透明な状況からドル売りが続き、ユーロを押し上げた。

  • 株式市場では、アマゾンの業績見通し失望からハイテク株が

    売られナスダックは7ポイント下落。一方ダウは33ドル上昇し、

    3日連続で最高値を更新。

  • 債券相場は上昇。GDPが市場予想を下回ったことが利上げ観測の

    後退につながった。長期金利は2.28%台へ低下。

  • 金は続伸。原油価格も続伸し、約2カ月ぶりに49ドル台後半に。


  • 4-6月GDP(速報値)              →  2.6%

  • 7月ミシガン大学消費者マインド(確定値)  →  93.4


    本日の注目イベント

  • 日   6月鉱工業生産

  • 中   中国 7月製造業PMI(速報値)

  • 中   中国 7月非製造業PMI(速報値)

  • 欧   ユーロ7月消費者物価指数(速報値)

  • 欧   ユーロ圏6月失業率

  • 英  英6月消費者信用残高

  • 米   7月シカゴ購買部協会景気指数

  • 米   6月中古住宅販売成約指数
                                       

    米第2四半期のGDP速報値が市場予想の「2.7%」を下回り、「2.6%」

    だったことで利上げ観測がやや後退し、長期金利が低下したことでドル円は一時

    110円55銭まで売られました。約1カ月半ぶりのドル安水準を記録していま

    す。これまでは110円80-90銭近辺ではドルが反発し、上値は重いながら

    も底堅い動きでしたが、今回、この水準を下回ってきました。

    110-110円台半ばが次のサポートゾーンと見ていますが、ここを下抜けす

    るようだと、市場にもドルの先安観が一気に台頭してくると予想しています。も

    っとも、今回のGDPはそもそも上方修正されていて、1週間ほど前までは「2

    .5%」の予想でした。従って、「2.6%」の結果そのものは決して、悪い数

    字ではないと言えます。

    ただ、GDPが予想に届かなかっただけではなく、ミシガン大学消費者マインド

    も速報値よりも下方修正され、さらにオバマケアを廃案する法案も否決され、医

    療改革制度の先行きも怪しくなってきました。それに加え、28日にはトランプ

    大統領はプリーバス主席補佐官を更迭しました。しかもこの更迭をツイッターだ

    けで公表しており、トランプ氏の対応にも非難の声が上がっています。

    これで、政権発足以来わずか半年でフリン大統領補佐官、スパイサー報道官に次

    ぎ3人の重要な側近が更迭され、異常な状況になっています。

    政策実施の可能性だけではなく、政権の維持そのものにも不透明さが付きまとう

    トランプ氏ですが、ロシア問題でも同国に対する制裁強化法案の成立が確実にな

    っており、ロシアとの融合を目指すトランプ氏にとって不利になっており、まさ

    に逆風が吹き荒れている状況と言えます。また北朝鮮問題でも、夜中のミサイル

    発射に関して「中国は口先だけで、何もしない」と不満を表しています。

    ドル円は今朝方のオセアニア市場で、110円49銭までドル安が進んでおり、

    市場は下値を試す動きを見せています。日本株は相変わらず2万円の攻防で、上

    昇のきっかけを掴みきれていません。

    本日、日本株が大きく値を下げるようだと、ドル円も110円を目指す方向に向

    かうと予想しています。

    本日のレンジは110円―111円程度を見ますが、朝方10時に発表される中

    国のPMIにも注意が必要です。


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    ドル円「往って来い」の展開 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は111円台で戻りを試す展開。
      経済指標が良かったことと、長期金利の上昇を手掛かりに
      朝方は111円を割り込む場面もあったが反発。111円72銭
      までドル高が進み、111円20-30銭で引ける。

    • ユーロドルは利益確定の売りに押され反落。1.17台に
      乗せたが、売りに押され1.1650まで下げる。

    • 株式市場はまちまち。ダウは85ドル上昇し、連日の最高値
      更新をみせたものの、ナスダックは40ポイント下落。
      情報技術が大きく下げた一方、電気通信は大幅高。

    • 債券相場は反落。AT&Tの起債に関連して長期債が
      売られた。長期金利は2.31%台に上昇。

    • 金は反発。原油は続伸して49ドル台で引ける。

    • 6月耐久財受注        →  +6.5%

    • 新規失業保険申請件数  →  24.4万件

    本日の注目イベント

      豪  豪第2四半期生産者物価指数
      日  6月失業率
      日  6月消費者物価指数
      日  日銀金融政策決定会合における主な意見(7月19、20日分)
      独  独7月消費者物価指数(速報値)
      欧  ユーロ圏7月景況感指数
      欧  ユーロ圏7月消費者信頼感(確報値)
      米  4-6月GDP(速報値)
      米  7月ミシガン大学消費者マインド(確定値)
      加  カナダ5月GDP
             
    110円台半ばが底堅いのか、112円前後が重たいのか、連日決定的な方向感が見られないなか上下するドル円です。昨日も東京時間やNY時間でも111円を割り込み、110円台後半までドル安が進む場面が何度かありましたが、勢いもなく反転しています。NYでは、長期金利が2.31%台まで上昇したことや、6月の耐久財受注が予想を上回ったことを手掛かりに111円72銭までドルが買われています。

    6月の耐久財受注は6.5%増加し、2014年7月以来の大幅な伸びを見せました。この結果、本日発表される4-6月期のGDP速報値にも上振れ期待が高まり、ドルを押し上げた部分もあります。ただ内容的には、航空機が全体を押し上げ、先行指標となる航空機を除くコア資本財の受注は減少しています。(ブルームバーグ)本日発表の4-6月期GDPの事前予想値は前期比で、年率2.7%と直近になって上方修正されています。

    ドル円は短期的な動きを示す「1時間足」を見ると、雲の上下を行ったり来たりしていることが伺え、狭いレンジ内で上下を繰り返しているのが確認できます。足元の値位置は雲の下方で推移していますが、この雲も急速に下に下げており、111円50銭をしっかりと上回れば「雲抜け」が完成する状況になっています。ただそれでもこのところの傾向として、雲抜けしても伸びずに上昇も下落も
    抑えられているのが現状です。それでも雲抜けでエントリーをし、一方方向への伸びを期待するのか、それともここは逆張りで攻めるのか、迷うところです。もっとも「様子見」という手も、もちろんあります。

    防衛大臣や民進党の代表が辞任するなど、日本の政局も米国と同様に混沌としてきました。日本の政治リスクで為替が大きく動く場面はそう多くはありません。ここはやはりトランプ政権の今後の行方が最も重要な鍵となります。本日はGDPの結果に注目ですが、予想レンジは110円70銭~112円程度と見ています。

    ======================================
    昨日、日本人の2016年の平均寿命は男女ともに世界2位という結果が出ましたが、先日新聞で「寿命広がる都道府県格差」という記事を読みました。都道府県別でみると、結構差があるようです。2015年の調査で、最も平均寿命が長いのが「長野県」で、80.2歳です。そして最も短いのが「青森県」で77.7歳だそうです。その差は2.5歳と、かなりの差になります。
    何が原因なのか、定かではないようですが、良く言われる東北地方の人は「味の濃いものを好む」という説は有力ですが、それだけはないようです。それは、3位に山形県が入っているからです。では3位の山形県と47位の青森県では何が異なるのでしょうか?もう少し調査が進めば、その原因も分かってくるかもしれません。

    良い週末を・・・・・。

    FOMC声明文でドル安進む 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は堅調に推移し、FOMC声明文発表前には
      112円21銭までドル高が進んだものの、声明文を受け反落。
      インフレ率に関する文言がややハト派的だったことから、
      111円07銭まで売られ、この日の安値圏で引ける。

    • 前日IMFのレポートで急落したユーロドルは反発。
      声明文がドル安材料であったことで1.1740までユーロが買われ、
      2015年1月以来となるユーロ高を記録。

    • FOMC声明文で利上げ期待がやや後退したことから株価は続伸。
      ダウは連日100ドル近い上昇を見せ、引け値では2万1700ドル台に
      乗せ、最高値を更新。

    • 債券相場は反発。インフレ率が依然として目標値を下回っている
      と記載されていたことで買い物を集める。長期金利は2.28%台まで低下。

    • 金は3日続落し、原油は続伸。

    • 6月新築住宅販売件数   → 61.0万件

    本日の注目イベント

    • 中 中国 6月工業利益
    • 欧 ユーロ圏6月マネーサプライ
    • 米 6月耐久財受注
    • 米 新規失業保険申請件数
    • 米 企業決算 → P&G、ツイッター、ベライゾン、インテル、スターバックス、アマゾン

    注目のFOMCでは予想通り政策の変更はなく、500兆円規模の保有資産の縮小に関しては6月の声明文から修正された分、市場はドル売りで反応しています。保有資産縮小に関する声明文では、6月の「年内開始」から「比較的早期に開始する」という文言に修正され、「委員会はインフレの進展を現実と期待の面から、対称的なインフレ目標と関連付けて注視していく」と記載されていました。

    この声明文を受けドル売りが強まり、ドル円は直前の高値、112円21銭近辺から111円07銭まで売られ、ユーロドルも1.1740までドル安が進み、こちらは2015年1月以来のユーロ高水準を記録しました。先の議会証言で「インフレ率を注視する」とイエレン議長は発言しましたが、今回の声明文でも前年比でのインフレ率が「2%を下回る水準で推移している」と指摘し、6月の声明文にあった「やや」という文言を削除したことから、FRBが最近の低調なインフレ率を意識したものと市場は受け止めて、ドル売りで
    反応しています。(ブルームバーグ)

    110円台半ばから反発し、112円台に乗せたものの、わずか1日で111円近辺まで押し戻されたドル円は、依然として110-115円のレンジ内で推移しています。このレンジの上か下を抜け切る鍵を握っているのが米国の長期金利であると昨日も述べましたが、足元のそれは2.28%台で、なかなか「2.6%の壁」を突破できません。声明文からも9月の会合でのバランスシートの縮小の可能性は排除できません。これまで通り今後の経済データ次第ですが、その中でもインフレ指標がより注目されることになります。

    昨日オーストラリアの第2四半期の消費者物価指数(CPI)が発表されました。FRBと同じように、同数値がRBA(オーストラリア中銀)の目標に届かなかったということで発表後豪ドルが急落しましたが、今朝は再び前日の水準を回復しています。RBAのロウ総裁は昨日講演で、主要国で利上げ機運が高まっていることについて「世界の他の中銀に金利で歩調を合わせる必要はない」と述べ、利上げには否定的な見方を示しました。また豪ドルの水準についても「豪ドルがやや下落すればもっと良い」とも述べ、豪ドル下落に拍車をかけましたが、今朝方のFOMC声明文をきっかけに元の水準を回復しています。労働市場の改善が続いているオーストラリでは、いずれそう遠くない時期に利上げがテーマになって来ると予想していますが、やや長い目で見て豪ドルの押し目買いが有効かと思います。

    ドル円は再び110円台を覗く水準まで下落してきましたが、上記豪ドル円や、ユーロ円の130円台回復を見ると、クロス円の上昇がドル円を下支えする構図にもなっていると考えられます。従って上値の重いドル円ですが、110円が維持されている間はレンジ内での推移と見ていいと思います。ただ足元の動きは110円突破を狙った動きと見られます。
    本日のレンジは110円70銭~111円70銭程度を予想しています。

    ユーロドルIMFのレポート受け急落 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場

  • ドル円は反発。良好な経済指標に長期金利が上昇した
    ことで、円売りが強まった。ドル円は111円95銭まで買われ、
    高値圏で引ける。株高もドル円を押し上げた。

  • ユーロドルも一時は1.1712までユーロ高が進み、
    2015年8月の高値と並ぶ。ただその後IMFがECBに対して、
    緩和策の解除に慎重になるよう求めたことで急落。
    上昇分を吐き出す結果に。

  • 株式市場は反発。キャタピラーやマクドナルドの好決算を
    好感し、ダウは100ドルを超える上昇。S&P500は最高値を
    更新。

  • 債券相場は大幅に続落。消費者マインドなど良好な経済指標に
    反応し、売りが強まる。長期金利は2.33%台まで上昇。

  • 金は続落。原油価格はOPECなど産油国が減産の追加策を
    発表したことで大幅に買われる。

  • 5月FHFA住宅価格指数        → +0.4%

  • 5月ケース・シラ-住宅価格指数   →  +5.69%

  • 7月消費者信頼感指数        →  121.1

  • 7月リッチモンド連銀製造業指数  →  14

    本日の注目イベント

    • 豪  豪第2四半期消費者物価指数
    • 英  英4-6月期GDP(速報値)
    • 米  FOMC 声明発表
    • 米  6月新築住宅販売件数
    • 米  企業決算 → コカコーラ、ボーイング、フェイスブック
                
    昨日のこの欄で、ドル円は111円台半ばを越えれば、上昇のきっかをつかむことができるかもしれないと述べましたが、NY市場でドル円は111円95銭まで反発し、110円台半ばが目先の底値の可能性が出て来ました。あくまでも「目先の」という形容詞をつけなければなりませんが、110-115円のレンジ内での動きが継続し、まだメインのトレンドの発生は確認されていないということです。

    ドル円上昇のきっかけは、カギを握っている米長期金利の急騰(価格は下落)でした。昨日発表されたコンファレンスボードの消費者マインドなどの経済データが事前予想を上回っていたことで、米景気の先行きに対する懸念が後退し、これが米国債の売りにつながりました。やはり、米長期金利とドル円との強い相関関係が続いていることになります。

    本日も、米国株が上昇し円安傾向に振れたことで、日本株の上昇も見込めると思います。それに伴って、ドル円も上値を試しそうな雰囲気ですが、「1時間足」では112円に乗せた直ぐ上に「120時間線」があり、先ずはこのレベルを抜けることできるかどうかに注目しています。また、仮に上抜けに成功しても「4時間足」では112円20銭より上に雲の下限があり、ここから112円台半ばまでドル高が進むには、かなりのドル買い材料が必要と言えます。一般的な相場観からしても、前日に110円62銭まで売られた後であることを考えると、上記水準からはドル売りも出そうな水準ではあります。

    興味深いのはユーロドルの動きです。ECBによる量的緩和縮小観測を材料にユーロ高が続いていますが、昨日はついに1.17台に乗せ、1.1712までユーロ高が進みました。この欄でも何度か触れましたが、この水準は2015年8月24日に記録した直近高値です。「ユーロドルの1.7台からは慎重になるべき」という言葉も残しましたが、昨日はIMFから冷や水を浴びせられ、上昇分を一気に吐き出す荒っぽい動きでした。

    IMFはこの日のレポートで、「インフレの道筋がECBの物価安定目標に向けて持続的な上昇を見せるまで、金融政策はしっかりと緩和的な状態を維持すべきだ」と言明しました。(ブルームバーグ)このレポートをきっかけにユーロ売りが強まりましたが、IMFが安易な政策変更は市場の混乱を招くと、異例の警告を発信した格好です。

    FOMCは明日の朝方3時に発表されます。110円台半ばからようやく反転の兆しを見せたドル円ですが、声明文の内容次第ではまた、元の鞘に押し戻されることになるかもしれません。また反対に、再び114円台への踏み台になる可能性もあります。声明文では米景気の見方に変化はないのかどうかに注目しています。本日のレンジはややワイドに、111円~112円50銭程度を予想します。

  • ドル円110円台半ばから切り返す 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • 上値の重いドル円は欧州市場でもジリ安が続き、110円62銭
      まで売られた。NY市場でも110円78銭の安値をつけたが、その後金利が
      上昇したこともあり111円台に戻して引ける。

    • ユーロドルは上値がやや重くなってきたものの下げる気配は
      なく、終始1.16台で推移。

    • 株式市場は材料のない中、セクター別で強弱まちまち。ダウは
      3日続落したが、ナスダックは23ポイント上昇し、最高値を更新。

    • 債券相場は終日軟調な展開。3カ月物の財務省短期証券(Tビル)
      の入札が不調だったことが響いた。長期金利は2.25%台へと小幅に
      上昇。

    • 金は小幅に反落、原油価格は前日の大幅下落から反発。

    本日の注目イベント

    • 日  日銀金融政策決定会合、議事要旨(6月15日、16日分)
    • 独  独7月ifo景況感指数
    • 米  FOMC(26日まで)
    • 米  5月FHFA住宅価格指数
    • 米  5月ケース・シラ-住宅価格指数
    • 米  7月消費者信頼感指数
    • 米  7月リッチモンド連銀製造業指数
    • 米  企業決算 →マクドナルド、キャタピラー、GM、AT&T、デュポン、3M
         
    ドル円は昨日の朝方日経平均株価の下落とともに110円77銭まで売られたが、その後111円台に戻す展開でした。欧州市場では再び下落し、110円62銭までドル安が進みました。NY市場でも引き続き上値は重かったものの、長期金利が上昇したことを手掛かりにドルを買う動きも出て、111円台で戻って来ました。

    今月11日に114円49銭の高値をつけてからは一貫して下げて来ました。約4円ほど下げたことになりますが、足元ではレンジの下方である110円を試している展開です。今日の動きで111円台半ばを超える場面があれば、短期的には110円台半ばで下げ止まった印象も出ており、若干値を戻すことも考えられます。

    本日から始まるFOMCの内容が明日声明文として発表されますが、労働市場が好調の割には、その他の経済データがよくありません。特に消費者物価指数など、インフレ指標が伸びず、これが利上げ観測にブレイキをかけています。イエレン議長も、先の議会証言で「FOMCは向こう数カ月インフレ動向に注視していく」と述べています。直近のインフレ率の鈍化を受けても、利上げの道筋に変化はないのかどうかを確認したいと思います。今回のFOMCでは、声明文発表後にイエレン議長の会見は予定されていません。そのためサプライズはないと思われますが、それでも上述のように、声明文の内容次第では為替に影響を与えます。

    今回のFOMCが「無風」に終わると、8月はFOMCが開催されないので、次の注目は8月24~26日に行われる「ジャクソンホール」です。これはカンザスシティー連銀が毎年開催する「経済シンポジューム」です。既にECBのドラギ総裁の講演が予定されており注目を集めていますが、イエレン議長も参加することになっています。現時点では講演があるかどうかは定かではありませんが、近いうちに同連銀からアジェンダが公表されることになっています。9月のFOMCを前にイエレン議長の胸のうちを探る良い機会になるかもしれません。

    ここまでのドル円下落の要因は、長期金利の低下とトランプ政権への不透明感がメインでした。引き続きこの2つが重要な鍵を握っていますが、トランプ氏の娘婿であるクシュナー上級顧問は昨日、上院情報特別委員会から2時間半に及ぶ聴取を受けました。氏はその後の会見で「私はロシアと共謀しなかったし、トランプ陣営の他の誰かが共謀したとも関知していない」とホワイトハウスで述べています。一方で、期間中にロシア人と4回接触したことは認めているようで、(ブルームバーグ)まだ不透明さは拭いきれません。

    本日は110円台半ばが維持されたことで、戻り上値を確認する展開を予想しています。レンジは110円70銭~111円70銭程度をみています。

    ドル円111円台を割り込んで取引が始まる 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は続落し、ちょうど1カ月ぶりとなる111円01銭までドル安が
      進む。ホワイトハウスのスパイサー報道官が辞任したことで、トランプ政権の
      政策推進がより不透明となり併せて、長期金利の低下傾向が止まらない
      ことも円買いにつながった。

    • ユーロドルは小幅ながら続伸。ドル安に引っ張られ、1.1683まで
      買われる。

    • 株式市場は続落。トランプ政権に対する不透明感に加え、GEの決算も
      失望を招き、ダウは31ドル下落。また原油価格の大幅下落もエネルギー株の
      下押し要因に。

    • 債券は株価の下落を受け買い物を集める。長期金利も低下し、
      3週間ぶりの低水準に。

    • 金は6日続伸。原油はOPEC加盟国の7月の原油生産量が今年
      最高になるとのレポート受け大幅に下落。

    本日の注目イベント

    • 独  独7月製造業PMI(速報値)
    • 独  独7月サービス業PMI(速報値)
    • 欧  ユーロ圏7月総合PMI(速報値)
    • 欧  ユーロ圏7月製造業PMI(速報値)
    • 欧  ユーロ圏7月サービス業PMI(速報値)
    • 米  6月中古住宅販売件数
    • 米  IMF、世界経済見通し                                   

    トランプ政権のロシアを巡る問題で、既にモラー特別検察官が捜査の範囲を広げていることに加え、今度はホワイトハウスのスパイサー報道官が辞任するというニュースを受け、ドルが下落しています。トランプ政権の政策実施がますます遅れ、先行きがさらに不透明になってきたことでドルの下落が続き、なかなか買い場を見つけにくい状況です。ドル円は先月22日以来となる111円ぎりぎりのレベルまで売られてきました。

    前日まで、重要な移動平均線が多く集まるため、底堅い動きを見せていた111円台半ばを割り込み、111円01銭までドル安が進んで来ました。この水準も、「日足」では雲の上限にあたり、ドルの下落を抑えるゾーンになっていますが、厚さはそれほどありません。トランプ政権の混迷を背景に米長期金利の低下傾向が続き、これがドルを押し下げていますが、当のトランプ氏は相変わらず意に介していないところが、今後の政権運営を不透明にしています。

    シューマー民主党上院院内総務はABCのTV番組で「トランプ大統領が特別検察官を解任したり、自身に恩赦した場合、極めて重要な法律違反の一つになると同時に、民主主義の本質に関する伝統的な民主的規範にも反することになる。ワシントンは激震に見舞われるだろう。」と述べています。(ブルームバーグ)この発言は、トランプ氏が「米大統領が恩赦に関する完全な権限を持つことは誰もが同意していることだ」とツイートとしたことに対するコメントで、大統領周辺がますます不透明になっています。

    ユーロドルの上昇が止まりません。先週末には1.1683までユーロ高が進み、2015年8月に記録した1.1713が視野に入ってきました。既に今年1月の底値からは1300ポイント以上の上昇を記録しており、ECBによる量的緩和の縮小開始が「秒読み段階」に入っているとはいえ、やや急騰のスピードが速すぎる印象です。上記水準を抜けば、その上には200週移動平均線が1.1796近辺にあり、この辺りを抜くことが出来るかどうかが最大の焦点になると考えています。ECBはまだ利上げ政策に舵を切ったわけではありません。マイナス金利を正常化しようという段階です。市場の雰囲気は「まだまだ上がる」といった状況のようですが、1.17台からの上値には注意が必要だと思います。

    ドル円についても上で述べたように、雲を下抜けすれば6月22日以来となる110円台です。米長期金利次第というところですが、110円―110円20銭辺りが、目先の下値のメドと予想していますが、どうでしょうか。本日のレンジは110円50銭~111円50銭程度を予想します。トランプ政権の混迷度がさらに増すのか、長期金利の行方とともに見ていきたいと思います。



    ドラギ発言でユーロドル一段高 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • 欧州市場で112円台半ばまで値を戻したドル円だったが、

    ドラギECB総裁の記者会見をきっかけにドル安ユーロ高が

    進み、引っ張られる形でドル安円高も進む。一時は111円48銭まで

    ドル安が進み、ここ3日ほぼ同レベルで下げ止まる。

  • ドラギ総裁は会見で「秋に議論する」と発言したことで市場は、

    秋以降に金融緩和縮小が開始されるとの思惑からドル売りユーロ買い

    のスタンスを強めた。ユーロドルは1.1659まで買われ、2015年8月

    以来のユーロ高水準を記録。

  • 株式市場は反落。トランプ大統領のロシア疑惑を巡る問題から

    ダウは28ドル下落。一方ナスダックは4ポイント上昇し、3日連続で最高値を

    更新。

  • 債券相場は反発。モラー米特別検察官がトランプ大統領のビジネスにも

    捜査網を広げているとの報道を受け、安全資産である債券に資金が逃避した。

  • 金は3ドル上昇し、5日続伸。原油は反落し46ドル台に。


  • 新規失業保険申請件数        →  23.3万件

  • 7月フィラデルフィア連銀景況指数  →  19.5

  • 6月景気先行指標総合指数      →  0.6%


    本日の注目イベント

  • 米  企業決算 → GE

  • 加   カナダ5月消費者物価指数

  • 加   カナダ5月小売売上高
                                     

    短期的な値動きを示す「1時間足」ではドル円が112円台に乗せ、雲抜け

    をしたことで欧州市場では112円42銭までドル高が進みましたが、その

    後のドラギECB総裁の発言でユーロが買われ、急速に「ユーロ高ドル安」

    が進んだことから、ドル円でもドル安が進行しました。

    ドル円は一時111円48銭まで売られ、これで3日間ほぼ同じレベルをそ

    の日の底値にする展開が続いています。

    ドル円は上値が重いものの、111円50銭前後では底堅い動きを見せては

    います。

    市場はどちらかといえば、この底堅い111円50銭前後の突破を試してい

    るように見えます。一旦明確に割り込むと110円台も視野に入ってくるこ

    とになります。

    それにしても、個人的には昨日のドル安ユーロ高はドラギ総裁の発言に反応

    し過ぎだったのではとの印象を持っています。総裁は「しっかりとした景気

    回復がついに訪れた。あとは賃金と物価がこれに追随するのを待つばかりだ」

    とした上で、「粘り強さと忍耐、慎重さが必要だ。まだそこまでに至ってい

    ないからだ」との発言もしています。また、「基調的なインフレ圧力が徐々

    に高まるためには、極めて高い度合いの金融緩和は依然必要だ」とも述べ、

    先行する市場にブレイキをかける配慮も行っています。

    それでも動くのが市場だと言ってしまえばその通りですが、ユーロドルは1.

    1659まで買われ、実に2015年8月以来のユーロ高水準を記録しまし

    た。因みに、目先の高値のメドは同じ8月につけた、1.1713というこ

    とになります。おそらくユーロの持ち高を増やしているヘッジファンドなど

    は、このレベルを狙ってくるのではないかと予想しています。

    ドル円もユーロ高に引っ張られ円高傾向ですが、111円台半ばが重要な

    値位置になっています。

    そもそもここには「日足」の120日線や200日線など、重要な移動平均

    線が多く集まっており、さらにその下には、薄いながらも「雲」が横たわっ

    ています。テクニカル的にも非常に重要な水準だと言えます。

    米長期金利がなかなか上がらず、昨日も、昨年の米大統領選におけるトラン

    プ氏とロシアとのつながりを捜査しているモラー特別検察官が、捜査の対象

    を拡大し、トランプ氏や関係者のビジネスにかかわるさまざまな取引につい

    て調べていることが報道され、これが安全資産の債券に資金が向かった理由

    になっています。(ブルームバーグ)

    トランプ疑惑や、それに伴う長期金利の低下傾向がドルの上値を抑える一方、

    労働市場の拡大が続き、完全雇用に近い失業率がドルの下支えになっている

    状況が続いていますが、この状況をFRBがどのように判断するのかが今後の

    焦点になります。

    9月のFOMCまでに発表される経済データ次第ということになり、残り2ヶ

    月のファンダメンタルズの内容が注目されます。

    本日のドル円は111円20銭~112円20銭程度を予想します。


  • ドル円上値が重く111円台で推移 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円はトランプ政権の政策の不透明感や、日欧の

    金融会合を控え上値の重い展開が続く。ユーロ円でも

    利益確定の動きも作用し、ドル円は前日の安値をやや下回る

    111円53銭まで下落。その後111円80-90銭近辺まで

    小幅に戻して引ける。

  • ユーロドルはECB会合を控え、利益確定の売りが先行。

    1.1510までユーロ安が進むが、下落も限定的。

  • 株式市場は続伸し、主要3指数ともに最高値を更新。

    企業決算が好調だったことや、住宅関連指標も上振れ

    したことを好感した。ダウは66ドル上昇し、2万1640ドルで引ける。

  • 債券相場は株価の上昇にやや軟調な展開。朝方は一時上昇した

    ものの、前日比マイナスで引ける。長期金利は2.270%台へと

    小幅に上昇。

  • 金は続伸。原油価格は在庫が減少していたことを手掛かりに

    買われ、7営業日続伸。47ドル台を回復。


  • 6月住宅着工件数   → 121.5万件

  • 6月建設許可件数   → 125.4万件

    本日の注目イベント

  • 豪   豪6月雇用統計

  • 日   6月貿易収支

  • 日   日銀金融政策決定会合

  • 日   黒田日銀総裁記者会見

  • 独   独6月生産者物価指数

  • 欧   ECB政策金利発表

  • 欧 ドラギ・ECB総裁記者会見

  • 欧   ユーロ圏7月消費者信頼感(速報値)

  • 英   英6月小売売上高

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   7月フィラデルフィア連銀景況指数

  • 米   6月景気先行指標総合指数

  • 米  企業決算 → VISA、マイクロソフト、ブラックストーン                                  

    ドル円はやや上値の重い展開が強まってきました。

    昨日の東京市場では111円台では底堅く推移したものの、海外市場ではむしろ

    112円台から上値が重く、NY市場ではドル円を動かすドライバーである米長

    期金利が小幅に上昇したにもかかわらず112円を超えられない展開でした。

    一方NY株式市場では企業決算が好調だったことや、住宅着工件数などが市場予

    想を上回ったことを好感し、ダウなど主要3指数は揃って最高値を更新していま

    す。急速な金利上昇はないという市場の見方を表している証左だと考えられます。

    もっともドル円が下押しした理由の一つがユーロの動きの影響との見方もできま

    す。ECBの理事会が今夜開催され、ドラギ総裁の発言が注目されています。

    総裁は先月27日、ポルトガルで行われた年次総会で「デフレ圧力がインフレ圧

    力に変わった」と述べました。

    この発言をきっかけに市場は、金融緩和縮小が近いと読み、ユーロドルを中心に

    買い戻しに舵を切り替え、ユーロ高につながった経緯があります。

    本日の理事会で緩和政策の変更はないとしても、その実施タイミングについての

    ヒントが得られる可能性があります。

    ユーロ円の売りもNY時間の朝方には目立っており、これがドル円を押し下げた

    とも言えそうです。ユーロが主要通貨に対して買われており、その額も積み上が

    っているものと思われます。

    ドラギ総裁の一言で上にも下にも行く可能性があるため、ここはひとまず利益を

    確保しておきたいと思うのはごく自然の流れです。ただ現時点ではドル円の下落

    に対してそれほど心配はしていません。WTI原油価格が44ドル台まで下げた

    後戻り調子であることや、米長期金利も4月のドル円が108円台前半まで下げ

    た時には2.18%台まで低下していました。昨日の住宅関連指標のように、今

    後も経済指標は強弱まちまちであるとの前提に立てば、米長期金利が一方的に下

    げ続ける展開が想定しにくいと思われます。

    良好な経済指標が続けば金利上昇につながり、今回のように低調な経済指標が続

    けば金利が下がる。そのような波の揺り戻しが続いているのが、足元の相場展開

    かと思います。

    本日はECBに加え、日銀も政策決定会合を開きます。政策変更はないとしても、

    現行の緩和策の継続を強調するような発言が黒田総裁の口から出てくるようだと、

    ドル円反転のきっかけになるかもしれません。

    予想レンジは111円30銭~112円30銭程度とします。


  • ドル円金利低下を受け111円台半ばまで下落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は112円を割り込み、約3週間ぶりとなる111円69銭

    までドル安が進む。オバマケアの代替案の議会通過を危ぶむ

    声が高まり、今後の政策の不透明感が広がった。ドル円はその後

    112円台に戻して引ける。

  • ドル安が進んだことからユーロドルは続伸。1年2カ月ぶりとなる

    1.1583までユーロ高が進む。

  • 株式市場はまちまち。ダウは54ドル下落したものの、ナスダックと

    S&P500は最高値を更新。フェースブックなど、ハイテク株が買いを

    集めた。

  • 債券相場は大幅に続伸。米国の金利政策が続いても、今後も

    低金利が続くとの見方が広がる。長期金利は2.3%台を割り込み、

    2.25%台まで低下。

  • 金と原油はともに買われる。

  • 7月NAHB住宅市場指数 → 64

    本日の注目イベント

  • 米   6月住宅着工件数

  • 米   6月建設許可件数

  • 米   米中経済対話

  • 米  企業決算 → モルガンスタンレー、アメックス、アルコア
                                      

    ドル円は6月30日以来となる111円69銭まで売られてきました。

    米長期金利が急低下し、2.25%まで下がってきたことで円が買われた

    ようです。米金利は一時2.4%に近い水準まで上昇しましたが、ここ最

    近は8営業日のうち7営業日で低下(価格は上昇)しています。

    昨日は2年間の猶予付きで医療保険制度改革法(オバマケア)を廃止する

    上院共和党指導部の新たな案が議会を通過しないのではないかとの懸念が

    広がり、これがトランプ政権が目指す一連の景気刺激策を遅らせるのでは

    ないかとの見方が強まりました。

    ブルームバーグによると、昨日の米債券市場では大型ブロック取引が2件

    成立し、その後に金利低下が加速したと伝えています。この取引を行った

    投資家は、米金融当局者から出てくる発言内容にもかかわらず金利低下は

    長期間続くと予想しているとのことです。テクニカルでも、米長期金利は

    低下傾向が続いたことで200日移動平均線の2.27%を下回り、50

    日移動平均線の2.255%に接近していています。金利低下は上記理由

    に加えて、最近発表されたインフレ指標が市場予想を下回っており、当局

    が予定しているようには利上げが進まないのではないかとという見方も後

    押ししています。

    今後も米長期金利の上げ下げを受け、ドル円の一喜一憂する展開が続き

    ます。

    ドル円は114円49銭を記録してから下落が続いています。大きくは1

    10-115円のレンジの中での動きで、「マイナー・トレンド」の変化

    は観られますが、まだメイン・トレンドの発生は確認出来ていません。

    日足チャートでは111円台半ばから上方に200日線や120日線など、

    主要なサポート線が集まっており、この近辺が重要なサポートであること

    を示唆しています。昨日の動きも111円69銭を付けた後、112円台

    まで反発していることから日足チャートでは「長い下ひげ」を示現してい

    ます。米長期金利が今後も下げ続けると、ドル円ももう一段の下げの可能

    性はありますが、111円台半ば前後からはひとまずドルの手当てをゆっ

    くりと行ってもいいレベルではないかと考えています。

    米経済データは引き続き強弱まちまちで、いいものと悪いものが交互に出

    ているように思えます。労働市場は引き続き良好で、インフレ指標がいま

    いちといったところですが、仮にこのままの状況が続いたとしても、9月、

    あるいは12月の利上げを止めるほどの材料になるとも思えません。

    本日の予想レンジは111円60銭~112円60銭程度をみています。


  • ユーロ円128円台半ばまで反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • やや材料不足と、この日はクロス円が取引の中心だったこともあり

    ドル円は小動き。前日112円台後半までドル安が進んだが、この日は

    終始113円台前半から半ばで推移。

  • ユーロドルは反落し1週間ぶりに1.13台まで売られる。特段

    材料はなかったものの、利益確定の売りに押される。ユーロ円も

    128円台半ばまで下落。

  • 株式市場は続伸。イエレン議長の証言で引き続き利上げは

    緩やかなものになるとの見方が支えに。ダウは20ドル上昇し、

    連日の最高値更新。

  • 債券相場は反発。30年債入札がやや不調だったことで、10年債

    も小幅に売られる。長期金利は2.34%台へと上昇。

  • 金は反落。原油価格は続伸し46ドル台を回復。


  • 6月生産者物価指数    →  +0.1%

  • 新規失業保険申請件数  →  24.7万件

  • 6月財政収支        →  -902億ドル

    本日の注目イベント

  • 日   5月鉱工業生産(確定値)

  • 米   6月消費者物価指数

  • 米   6月小売売上高

  • 米   6月鉱工業生産

  • 米   6月設備稼働率

  • 米   7月ミシガン大学消費者マインド(速報値)

  • 米   カプラン・ダラス連銀総裁講演(メキシコ)

  • 米  企業決算 → JPモルガン、ウェルズ・ファーゴ、シティーグループ
                                   

    前日のNY市場に続き、昨日の東京市場でも113円割れがあり、112円86銭辺り

    まで円が買われましたが、113円割れではドル買いが優勢で、今のところ底堅い水準に

    なっています。もっとも、それでも上値は113円台半ば辺りで抑えられ、次の材料待ちと

    いった雰囲気です。特に昨日のNY市場ではドル円は蚊帳の外で、クロス円の利益確定

    の取引が活発だったようです。

    ユーロ円は一時128円台半ばまで売られ、直近高値から2円以上の下落です。ポンド

    円も148円台がなかなか抜け切れなく、これでトリプルトップを確認する動きになってい

    ます。

    そんな中、豪ドル円が堅調です。昨日は87円台半ばをしっかりと超え、3月に記録し

    た高値を抜いて来ました。これで目先のターゲットは2月16日につけた88円17銭

    近辺ということになります。

    テクニカルで観ても、「日足」「週足」ともに雲抜けを完了させており、単純移動平均

    線も上昇トレンドを完成させようかという形状を見せています。

    経済データでもNBA企業信頼感や、ウエストパック消費者信頼感などが好転しており、

    まだ利上げ観測が高まる段階ではないとしても、根強くあった利下げ観測は後退したと

    みられます。今後もドル円が大きく円高に振れないという前提に立てば、底堅く推移す

    るものと予想しています。

    ECBのドラギ総裁は、8月下旬に米ワイオミング州ジャクソンホールで行われる年次

    シンポジュームに出席するようです。このシンポジュームは、カンザスシティー連銀が

    主催するもので毎年中央銀行総裁や著名エコノミストなどが参加し、講演を行うことで

    有名です。今年もドラギ総裁が参加することで、ECBの量的緩和縮小に関する手掛か

    りがつかめるかもしれないということで注目されそうです。

    シンポジュームは8月24~26日まで開催されます。

    イエレン議長は公聴会で引き続きインフレ率の不確実性について述べています。

    今後数カ月FOMCではこのデータを注視するとも述べていました。

    本日は6月の消費者物価指数(CPI)が発表されます。

    前月比では「0.1%」、前年比では「1.7%」と予想されていますが、原油価格が

    下落傾向の中、どのような数字が出てくるのか、これまでよりも注目度が高いと思われ

    ます。本日はこれ以外にも、ミシガン大学消費者マインドや小売売上高など、重要な指

    標発表があります。レンジは112円80銭~114円程度を予想しますが、経済デー

    タが上振れし114円台をテストしても、そのまま114円台を維持して戻って来るの

    はまだ難しそうなイメージです。


  • FRB議長の証言でドル反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円はイエレンFRB議長が議会下院の証言で、インフレ率の不確実性

    を指摘したことで反落。一時は113円を割り込んだが、113円10-20銭

    近辺まで値を戻して引ける。長期金利の大幅低下もドル売りに拍車。

  • ユーロドルも反落。1.14台半ばから1.14台割れまでユーロ安が

    進み、対円でも130円を割り込む。

  • 株式市場は急反発。議会証言から急激な利上げはないとのシグナルに

    反応しダウは123ドル上昇し、2万1532ドルと、最高値を更新。

  • カナダ中銀が政策金利を0.75%引き上げたことでカナダドルは

    急進。政策金利の引き上げは7年ぶり。

  • 債券相場も続伸し、長期金利は急低下。インフレ率が不確実との表現から

    政策金利の引き上げは緩やかになるとの見方に、資金が債券にも向かった。

    長期金利は2.31%台へと低下。

  • 金と原油は3日続伸。

    本日の注目イベント



  • 中   中国 6月貿易統計

  • 独   独6月消費者物価指数(改定値)

  • 米   6月生産者物価指数

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米   6月財政収支 

  • 米   イエレン・FRB議長、上院銀行委員会で証言

  • 米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演

  • 米   ブレイナード・FRB理事講演

    注目されたイエレンFRB議長の議会証言で議長は、「経済見通しは常に、相当な

    不確実性が伴う」とし、「例として、インフレがいつ、そしてどの程度、リソース

    活用の引き締まりに反応するかを巡る不確実性が挙げられる」と述べました。

    (ブルームバーグ)

    市場はこの発言から政策金利の引き上げペースは緩やかになり、急激な利上げはな

    いとの判断に傾き、ドル売りで反応しました。

    ドル円は113円台半ばから113円割れまで売られ、ユーロ円も129円近辺ま

    で急落するなど、結局これまでの円売りポジジョンを巻き戻し、利益を確定する機

    会を提供した格好になったようです。議長はさらに「向こう数年間に2%のインフ

    レ率を達成する軌道にないという判断を下すのは時期尚早だ。FOMCは向こう数

    カ月、インフレの動向を注視していく」とも述べ、今後も政策金利引き上げは急が

    ないとも取れる発言も行っています。先週の雇用統計で確認したように、労働市場

    は安定した拡大傾向を続けていますが、賃金上昇率の鈍化や、インフレを示す指標

    がFRBの想定した動きになっていないことに触れたものと思います。

    そうなると、明日発表される6月の消費者物価指数(CPI)がより重要な意味を

    持ち、仮に予想を大きく下振れているようだと、今後の利上げ観測に大きな影響を

    与える可能性があります。今後はさらにCPIや、PCE・コアデフレーターなど

    の『インフレ指標』の注目度がより高まってくるものと思われます。

    ドル円はイエレン議長の証言を受け113円を割り込んだものの、浅い下げでした。

    今回の値動きを踏まえると、基本的には112-115円のレンジである可能性が

    高いと思われます。114円台半ばまで上昇したものの、115円台にしっかり乗

    せるにはやはり米長期金利の一段の上昇というサポートが必要です。

    一方で日銀の金融緩和姿勢は明確で、昨日も債券市場で残存期間3-5年債の買い

    オペを300億円増やしています。米金利の急上昇はないとしても、緩やかな金利

    上昇が見込めるのであれば、日米金利差も緩やかに拡大していき、ドル円の支援材

    料になると考えています。

    ドル円は今朝7時過ぎには113円25銭前後で推移しており、既に「1時間足」

    ではゴールデンクロスを見せています。

    本日の予想レンジは112円80銭~113円80銭程度とします。


  • ドル円トランプJrメール問題で反落 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は金利差に着目したドル買いが続き、一時は114円49銭

    まで上昇。その後、金利が低下したことや、トランプ大統領の長男

    トランプ・ジュニアがロシア人弁護士と接触したことに関するメールを

    公開したことで、ドル売り円買いが強まり反落。113円72銭までドル安が

    進み、114円近辺で取引を終える。

  • ユーロドルは続伸。1.1480までユーロ高が進み直近高値を更新。

    大統領の長男がロシア問題でメールを公開したことでドルが売られたことが材料に。

  • 株式市場はトランプ大統領の長男のメール問題で急落した後持ち直す。

    ダウは一時160ドル近い下げを見せたが、引け値ではほぼ変わらず。

    ナスダックとS&P500はプラスで引ける。

  • 債券市場もリスクを反映して債券が買われたものの、上げ幅を縮める。

    長期金利は小幅に低下して2.36%台に。

  • 金と原油は続伸。

    本日の注目イベント

  • 欧   ユーロ圏5月鉱工業生産

  • 英   英6月雇用統計

  • 米   ベージュブック(地区連銀経済報告)

  • 米   イエレン・FRB議長、下院金融委員会で証言

  • 米   レイ次期FBI長官の指名承認公聴会

  • 米   ジョージ・カンザスシティー連銀総裁講演

  • 加   カナダ中銀政策金利発表
                                   

    突然降って湧いてきたようなトランプ・ジュニアのロシア疑惑に関するメール

    に市場は一瞬「ヒヤッ」としたようです。メールの内容が公開されると、ドル

    円は114円台半ばから急落し、株価もダウは150ドルを超える下げを見せ

    るなど「リスクオフ」が進みましたが、投資家は冷静だったようです。

    主要株価はその後ほぼプラス圏まで戻し、ドル円も114円前後まで反発しま

    した。

    トランプ大統領の長男、トランプ・ジュニアが昨年の大統領選で、クリントン

    候補に不利になるロシア政府からの情報を、ロシア人弁護士が持っていると、

    仲介者から持ちかけられた際のメールを公開しました。

    ブルームバーグによると、この仲介者に対してトランプ・ジュニア氏は「あな

    たが言っている通りなら非常に欲しい、特にこの夏の終わり頃までには」とメ

    ールで返答していたことも明らかになりました。

    トランプ大統領自身の「ロシアゲート問題」もまだ不透明ですが、ここに大統

    領の長男も「トランプ大統領実現」のために暗躍していたことが明らかになっ

    たわけです。

    政治の世界とはそうゆうものなのかも知れませんが、米大統領選挙の舞台裏で

    繰り広げられた「陰の部分」を見せ付けられた気もします。

    この問題は今のところこれ以上拡大する状況ではありませんが、ロシアゲート

    問題が、ニクソン元大統領の「ウォーターゲート事件」と同じ道を辿るのでは

    と感じているのは筆者だけではないと思います。

    ドル円は日米金利差が拡大するとの見方からジリ高が続き、NY市場では11

    4円49銭まで上昇し、その後113円台後半まで反落しました。一旦は11

    5円台を観るのではないかと思われますが、この水準からのドルロングはなか

    なか長時間保有しにくいのではないかと考えています。昨日のNY市場のよう

    に、何かリスクオフの材料が出ると、1円程度の急落は簡単に起きてしまいます。

    これは投機筋を含め、ドルロングが溜まってきていることが背景です。しばらく

    は小まめに利益を確定していく方法が有効かと思います。

    昨日、ドル円の下落は113円72銭まで進みましたが、これは「1時間足」の

    雲の下限でしっかりサポートされた格好でした。

    従って、短期的にもまだ上昇傾向が続いているとは思いますが、この雲の下限を

    明確に下抜けするようだと、短期的には利益確定のドル売りを誘い易い状況にな

    ろうかと思います。ここは注意が必要です。

    本日は日本時間23時にイエレン議長の議会証言があります。

    証言原稿はこれより早い21時半に公表されるため、この時間に為替が大きく動

    く可能性があるので注意してください。

    予想レンジはややワイドに、113円~114円30銭程度にしたいと思います。


  • ドル円上昇一服 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は上昇も一服となり小動き。114円前後から

    114円25銭程度の値動きとなり、明日のイエレン議長の

    証言を待つ姿勢が強まった。

  • ユーロドルも同様な動き。1.1383から1.14台に乗せるも

    上昇は限定的。

  • 株式市場はナスダックとS&P500が上昇。テクノロジー株に

    買いが入り、ナスダックは23ポイント高。一方ダウは5ドル安と

    上昇も一服。

  • 債券相場は小じっかり。連日売られていたことで買いも入ったが、

    基本的にはイエレン議長の証言待ちの雰囲気に。

  • 金と原油は小幅に反発。

  • 6月労働市場情勢指数(LMCI)   →  1.5

  • 5月消費者信用残高          →  184.1億ドル

    本日の注目イベント

  • 米   ブレイナード・FRB理事講演

  • 米   ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁講演(シドニー)

  • 加   カナダ6月住宅着工件数                                  

    連日上値を切り上げてきたドル円はさすがに上昇が一服。

    上昇傾向を強めていた米長期金利も2.34%手前で反落し、これがドル円の

    上値を抑えた形でした。明日は下院でイエレン議長の証言があり、その内容次

    第ではどちらにも動く可能性があるため、この日の市場はポジション調整の域

    を出ない1日だったようです。

    イエレン議長の証言は下院金融委員会で現地時間午前10時から行われます。

    先週末に発表された6月の雇用統計では雇用者数が22.2万人と、予想を

    大きく上回り、直近3カ月の平均も18.2万人と、1-3月期の平均16.

    2万人と比べても増加しており、こと雇用に関しては「問題はない」状況です

    。一方平均時給の方は、横ばいが続いており、失業率が「完全雇用」状態であ

    るにもかかわらず伸びていません。

    これらの状況を踏まえて、イエレン議長が利上げとバランスシート縮小につい

    てどのような発言をするのかが注目されています。

    基本的にはサプライズはないものと予想していますが、年内あと1回の利上げ

    に触れても、この点はこれまでとは変わりません。問題はバランスシートの縮

    小の時期です。市場のコンセンサスは9月にバランスシートの縮小開始と12

    月に利上げです。果たしてそうでしょうか?イエレン議長の任期が来年2月に

    迫っていることを考えると、利上げは「出来る時に行っておきたい」との思惑

    がありそうです。株価は高値で安定し、長期金利も上昇したとはいえまだ2.

    3%台です。このタイミングは利上げには「適温」ではないかと思っています。

    北朝鮮リスクやトランプリスクを考えると、この先まだ不透明感が残ります。

    従って、9月にまず利上げを優先するのではないかと予想しています。

    ドル円は昨日の夕方に114円30銭を記録し、その後もみ合いを経てやや下

    落しています。「週足」の120日線は抜けており、まだ上昇傾向が継続され

    ていると観られます。クロス円での円売りがメインになっており、これがドル

    円の下支えになっていると考えられます。先週末の雇用統計を通過して、市場

    のセンチメントは一気に「ドル高円安」を予想する向きが増えて来ました。

    やや楽観的な雰囲気も出ており、輸出企業には余裕も出ています。

    それでもここからは慎重にトレードすることが重要です。

    先週のドイツでの日米首脳会談では、トランプ大統領の口から日米貿易不均衡

    問題も出ています。いつはしごを外されるかわかりません。

    本日は113円50銭~114円50銭と、昨日と同じレンジを予想します。


  • ドル雇用統計発表後114円台に乗せる 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は良好な雇用統計を受け114円台に乗せ、

    約2カ月ぶりとなる114円18銭までドル高が進む。

  • ユーロドルはしっかり。1.14台を挟み上下したものの、

    根強いユーロ円買いもあり、1.1440までユーロ高が進む。

    ユーロ円も130円12銭まで上昇し、こちらは1年5カ月

    ぶりの水準を記録。

  • 株式市場は揃って反発。予想以上の雇用統計に

    安心感が広がりダウは94ドル(0.4%)上昇。S&P500は0.6%上昇し、

    ナスダックも1.0%上昇。

  • 債券相場は続落。好調な労働市場に、利上げ観測が正当化され、

    債券は売りものが優勢に。長期金利は2.38%台まで上昇。

  • ドル高が進んだことで金は売られ、前日比13ドル安。

    原油も反落し、44ドル台で引ける。


  • 6月非農業部門雇用者数     →  22.2万人

  • 6月失業率              →  4.4%

  • 6月平均時給(前年比)      →  0.2%

  • 6月平均時給(前月比)      →  2.5%

  • 6月労働参加率          →  62.8%

    本日の注目イベント

  • 日   5月、1-3月国際収支

  • 中   中国 6月消費者物価指数

  • 中   中国 6月生産者物価指数

  • 独   独5月貿易収支

  • 米   6月労働市場情勢指数(LMCI)

  • 米   5月消費者信用残高
                                      

    6月の雇用統計はまあまあの内容でした。失業率は4.4%と、5月の

    4.3%からは悪化したものの、非農業部門雇用者数は22.2万人と、

    予想の17万人からは大きく増加しており、さらに5月分と4月分も共

    に上方修正されました。

    ちょうど先月の雇用統計発表時とは正反対の状況でした。

    ここまで見る限り、イエレン議長が「第一四半期の景気の鈍化は一時的

    なもの」と述べた言葉が正当化されたことになります。

    したがって、このままの状況が続けば、年内あと1回の利上げと、バラ

    ンスシートの縮小開始が実施される可能性は高いと判断できます。

    ドル円は雇用統計発表後に113円台半ばまで売られ、その後米長期金

    利の上昇を材料に114円台までジリ高が続きましたが、今回の114

    円台乗せの原動力は雇用統計というよりも、金曜日の朝方の日銀の債券

    オペの姿勢にあったように思います。

    この日の朝10時過ぎ、日銀は5カ月ぶりに「指し値オペ」を実施しま

    した。欧米の長期金利が、金融政策の変更があるとの見方からじり高と

    なり、この影響を受ける形で日本の長期金利も上昇傾向にありました。

    日銀は「指し値オペ」をすることで、金利を上昇させないという「強い

    意志」を見せたということです。それまで「0.105%」で推移して

    いた長期金利は、日銀のアナウンス以後「0.085%」まで低下

    (価格は上昇)しました。つまり、今後も超低金利政策は維持されると

    いうことです。

    ECBは年内にも量的緩和の縮小に踏み切ると見られており、FRBや

    BOEなども含め、中央銀行の政策スタンスの差が円売りにつながった

    と観ることができます。

    そう考えると、先週金曜日の「ドル円114円台への上昇」には影の伏

    線があったと言っていいのかもしれません。

    雇用統計では賃金の伸びが思ったほど強くはなく、FRBもここの部分

    には注目しているようですが、それでも今後の利上げを阻止するもので

    はないという印象です。

    ドル円は114円18銭までドル高が進みました。

    先週月曜日には112円台前半でしたので、先週1週間で2円ほど円安

    に振れたことになります。

    2円の値幅そのものはそれほど大きな変動ではありませんが、110-

    112円のレンジが長かっただけに、値幅以上に「円安に振れた」とい

    うイメージはあります。ここから上値はこれまでにも述べた通り、11

    4円33銭辺りにある「120週移動平均線」が意識されます。

    ここを明確に抜ければ、「115円台が見えてくる」と予想しています

    が、それでもドルの上昇は緩やかなものになろうかと思います。

    米長期金利もジワジワ上昇傾向を見せていますが、これがドルの支えと

    なって今しばらくはドルが「強含む」と観ています。

    本日も円安を好感して日本株は上昇すると観られます。

    ドル円がどこまで株高に引っ張られるかという視点で、レンジは113

    円50銭~114円50銭程度を予想します。


  • ユーロ円1年5カ月ぶりに129円台半ばに 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は113円台でやや膠着状態。112円割れでは買いも

    入り底堅い一方、113円台半ばから上方ではドル売り意欲が強く

    抜け切れない展開。米金利の上昇傾向もドルを下支え。

  • ユーロドルは急伸。ADP雇用者数の結果が悪かったことと、

    ドイツ連銀総裁が金融緩和縮小に前向きな発言をしたことで

    1. 1425までユーロ高が進む。ユーロ円も一時129円40銭まで

     買われ、1年5カ月ぶりの高値を記録。

  • 株式市場は大幅に反落。欧州中銀メンバーによるタカ派発言に

    債券は売られ、金利が上昇したことが悪材料に。民間雇用統計の下振れも

    売りを加速し、ダウは158ドル安。他の主要指数も大幅に下落。

  • 債券相場は反落。欧州債に引っ張られたことに加え、低調なADP雇用者数も

    売り材料に。長期金利は2.36%台まで上昇し、ドル円の下支えに。

  • 金は小幅ながら続伸。原油も反発。


  • 新規失業保険申請件数    →  24.8万件

  • 6月ADP雇用者数       →  15.8万人

  • 5月貿易収支          →  -465億ドル

  • 6月ISM非製造業景況指数  →  57.4

    本日の注目イベント

  • 中   中国 6月外貨準備高

  • 独   独5月鉱工業生産

  • 英   英5月鉱工業生産

  • 英   英5月貿易収支

  • 米   6月雇用統計

  • 独   G20(ハンブルグ、8日まで)

  • 米   FRB、半期に一度の金融政策報告

  • 加   カナダ6月就業者数

  • 加   カナダ6月失業率
                                   

    前日1.13台前半まで売られたユーロドルは急反発し、再び1.14台に

    乗せて来ました。

    ECBによる金融緩和縮小に関する情報には非常に反応しやすい状況が続い

    ていますが、この日の動きもまさにその通りでした。

    ECB政策委員会メンバーのバイトマン・ドイツ連銀総裁は「景気回復の持

    続が金融政策正常化の展望を開く」と述べ、タイミングとペースは「インフ

    レ持続性次第」と述べると、ユーロは上げ足を強め1.1425までユーロ

    高が進みました。

    ドル売りユーロ買いが進んだことで、通常はドル円でもドル売り円買いが進

    み、円高方向に振れるのが一般的ですが、この日は米長期金利の上昇がドル

    円の下落を抑える格好となり、ドル円は113円台を維持。その結果、ユー

    ロ円は1年5カ月ぶりとなる129円40銭まで上昇しています。

    6月のADP雇用者数は、市場予想の18万人に対して15.8万人でした。

    5月の同指数は予想を大きく上回り、雇用統計本番への期待を膨らました経

    緯がありましたが、今回はその逆のようです。ただ穿った見方をすれば、も

    し逆だとすれば本日の雇用統計の雇用者予想18万人が上振れすることにも

    なりますが、果たしてどうでしょう。

    短期的な動きを表す「1時間足」チャートでは、ドル円は「ヘッド・アンド

    ・ショルダー」を形成していると観ることができます。

    この形状の『ネックライン』は112円75-85銭辺りにあり、ここが今

    のところサポートゾーンとなりドルの下落を支えていると見られます。

    113円を割りこむと直ぐに反発し113円台に戻る展開が続いている一つ

    の要因とみることができそうです。

    もう一つ考えられるのが米10年債利回りの上昇傾向です。先月には2.1

    4%台まで低下した米10年債は、昨日2.36%台まで上昇しました。

    ドル円と米長期金利との関連性が高いことはこの欄で何度も述べてきました

    が、昨日の米長期債の下落は、ドイツ国債など欧州債が売られ金利が上昇し

    たことの影響を受けたようです。これらがドル円にとってはサポート材料に

    なってはいますが一方で、北朝鮮リスクが徐々に高まっているのも事実です。

    トランプ大統領の口調も徐々に強いものに変わり、米国連大使も「武力行使

    もあり得る」ことを安保理の席で示唆しています。

    本日からドイツで開催されるG20でもこの問題が話し合われる予定ですが

    今週発射した「ICBM」が米国の言う「越えてはならない一線」なのかど

    うか注意が必要です。

    本日は日本株も軟調に推移すると見ていますが、113円を割り込んだ際こ

    れまで通り反発する力があるのかどうか見ていきたいと思います。

    本日は雇用統計もあることで、レンジは112円20銭~113円70銭程

    度を予想します。


  • ドル円113円台でもみ合い 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は朝方113円を割り込む場面もあったが、FOMC議事録が公開され、
      予定通り利上げが進むとの見方からドル円は113円64銭まで上昇。
      その後は米金利の低下や原油価格の下落などから113円台前半まで反落。

    • ユーロドルは反落。ECB理事がギリシャ問題に関して悲観的な
      見方を示したこともあり、1.1318までユーロ安が進行。

    • 株式市場はFOMC議事録の内容を受け上昇。これまで売られていた
      ハイテク株などが買われ、ナスダックは40ポイント上昇。一方ダウはほぼ
      変わらず。

    • 債券相場は小幅に反発。長期金利は2.32%台へと低下。

    • 金はやや買われ、原油価格は大幅に売られる。原油価格の下落は
      ロシアが一段の減産に否定的だったことが材料視された。

    本日の注目イベント

    • 豪  豪5月貿易収支
    • 独  独5月鉱工業生産
    • 欧  ECB議事要旨
    • 米  新規失業保険申請件数
    • 米  6月ADP雇用者数
    • 米  5月貿易収支
    • 米  6月ISM非製造業景況指数
    • 米  パウエル・FRB理事講演
    • 加  カナダ5月建設許可件数
    • 加  カナダ5月貿易収支
              
    ドル円は北朝鮮の挑発行為が続く中、一部には米国の武力行使を予想する向きもあり、円が買われ易い地合いかと思われます。
    そのためか、113円割れも何度かあり下値を試す動きが観られたものの、底堅い展開が続いています。

    昨日の東京タイムでも朝方、前日北朝鮮が発射したミサイルが「ICBM」であるとの声明をティラーソン米国務長官が発表すると、ドル円は112円74銭辺りまで売られましたが、直ぐに切り返す展開でした。NY市場でも112円95銭まで売られる局面がありましたがこちらも反発し、FOMC議事録の内容を材料に、113円64銭までドル高が進みました。

    議事録では、当局が段階的に利上げを継続する意向を確認しつつ、保有資産の縮小開始のタイミングについては意見が分かれたことが明らかになりました。その内容は「幾人かは2カ月以内にプロセス開始を発表することを支持した」とした一方、「一部には、年内のより遅い時期まで決定を先送りすることで経済活動やインフレの見通しを精査するさらなる時間が生まれると主張する
    当局者もいた」と記されていました。(ブルームバーグ)

    足元の経済データは昨年末までのように良い状況ではなく、強弱が混在しており、「景気は悪くもないが、それほど良いうといわけでもない」状況を示していることから、メンバーの中から上記意見が出てくるのは当然と言えます。ただ多くのメンバーや執行部の考えは、年内もう一回の利上げと保有資産の縮小開始に傾いていると思われます。

    ドル円は欧州時間に113円69銭まで買われ、「週足」の120日線を試す動きが観られましたが、ブレイクするには至っていません。日銀以外の主要中銀が利上げに前向きな姿勢を示していることで、金利差を材料に円を売る動きが続いています。ドル円もクロス円も、もうしばらく上値を試す余地は残っているとは思いますが、北朝鮮リスクや株価の推移、あるいは米国の長期金利が置かれている状況を考慮すると、ここからの大幅な上昇は予想しにくいと思っています。

    本日はADP雇用者数が発表されます。事前の予想は18.5万人ですが、前月のように予想を大きく上回り、本番の雇用統計への期待が大きく膨らんだ結果、実際の内容が悪くドルが大きく売られました。仮に数字が良くても、過度の期待は禁物です。
    本日の予想レンジは112円50銭~113円70銭程度とみます。

    ドル円北朝鮮リスクで下落後反発 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    欧州市場


    • 北朝鮮からの午後3時半の「重大発表」を巡り、ドル円は
      113円を割り込み、112円74銭まで売られたもののその後は反発。
      113円33銭あたりまでドル高が進み、再び元の水準に。

    • ユーロドルもNY市場が休場のため動きは緩慢。
      1.1333から1.1363近辺の値動きに収まる。

    本日の注目イベント

    • 中  中国 6月財新サービス業PMI
    • 中  中国 6月財新コンポジットPMI
    • 独  独6月サービス業PMI(速報値)
    • 欧  ユーロ圏6月総合PMI(速報値)
    • 欧  ユーロ圏6月サービス業PMI(速報値)
    • 欧  ユーロ圏5月小売売上高
    • 米  FOMC議事録(6月13、14日分)
       
    昨日の午後1時過ぎ「北朝鮮が3時半に重大な発表を行う」という報道に、ドル円は113円を割り込み、それまでプラス圏で推移していた日経平均株価がマイナスに沈むなど、市場は万が一の場合に備え身構えました。結局内容は、朝方発射したミサイルが「ICBM」であり、米国本土も射程距離に入ったことを誇示するもので、市場は直ぐに元の水準に戻っています。

    昨日発射されたミサイルが「ICBM」であるかどうかは未確認でしたが、今朝のニュースでは米国務長官が「北朝鮮がICBMを試射」と声明を出しており、「ICBM」だった可能性が高まりました。これで北朝鮮は今年に入って10回目のミサイル発射です。これは、これまでの米国からの軍事的圧力と中国からの外交的圧力では効果がないことを示しています。安倍首相は記者会見で「さらに脅威は増している」と発言しており、トランプ大統領がこのまま静観しているとも思えません。

    北朝鮮の挑発行為は、今週末ドイツで行われる「G20」での議論の一つになると思われますが、今後北朝鮮がさらにミサイル製造技術を誇示する行動にでるようなら、軍事的な衝突になる可能性があるのではと考えています。今年4月にシリアを攻撃した際も「越えてはならない一線を越えた」として前ぶれもなくトマホークで攻撃しました。米国が、日中韓に同意をとりつけて攻撃に踏み切ることもあり得ると見て置くべきだと思います。

    ドル円は元の水準に戻り、クロス円も昨日より水準は低いものの概ね円安傾向を維持しています。海外市場で112円74銭までドル安が進んでも、直ぐに元の水準を回復するなど、ドルの先高感が優勢となって来ました。今後はまず113円台を固められるかという点に注目していますが、113円台をしっかりと維持できるようなら、115円テストもあり得るのではないかと思います。ただ、上で述べたように北朝鮮のリスクが高まっているため、一方的にドルロングで攻めるのも難しそうです。ロングで攻めた場合には早めのポジション整理も必要かと思います。

    本日は112円50銭~113円50銭程度を予想しますが、休場だった米国の株と債券がどのような反応を見せるのか注意が必要です。


    ドル円113円台半ばまで続伸 

    ひと目で分かる昨晩の動き
    NY市場


    • ドル円は113円台を回復し、113円48銭まで上昇。
      米金利高に加え、ISM製造業景況指数が2年10カ月ぶりに
      高水準だったことでドル買いが強まった。

    • ユーロドルは小動き。1.13台半ばから後半でもみ合い
      ながらも、上値が徐々に重くなる。

    • 株式市場は指数で明暗が分かれる。ダウは129ドルと、
      大幅高だったものの、ナスダックは30ポイント安。

    • 債券相場は続落。良好な経済指標に反応し売りが先行。
      長期金利は2.35%台に乗せ、直近底値から20bpを超える上昇。

    • ドルが大幅に上昇したことで金は20ドルを超える下落。
      一方原油価格は米国のリグ稼動数が減少したことで8日続伸し、
      47ドル台まで上昇。

    • 6月ISM製造業景況指数  → 57.8

    • 6月自動車販売台数     → 16.41M台

    本日の注目イベント

    • 豪  RBA、キャッシュターゲット
    • 豪  豪5月小売売上高
    • 欧  ユーロ圏5月生産者物価指数
    • 米  NY休場(独立記念日)
         
    ドル円が5月中旬以来となる113円台中半ばまで上昇してきました。ここ最近の大きな値動きはほぼ全てNY市場で起きていますが、昨日も6月のISM製造業景況指数が2014年10月以来となる高水準だったことを好感しドルが買われ、一気に113円48銭までドル高が進みました。さすがにNY市場での値動きはエキサイティングです。

    筆者が毎週出演させていただいている「ラジオ日経」の番組で先週、112円台をしっかり超えてきたドル円相場を「ドル高トレンドの始まりの始まり」と表現しましたが、昨日のNY市場での動きはこれを裏付けるものでした。長い間続いた110-112円のレンジを超え、113円台に突入して来ました。115円台までドル高が進むには、米長期金利のサポートが必要であることもこの欄で述べてきましたが、こちらも昨日は2.35%台まで上昇し、ドルを押し上げる一因になっています。115円と2.5%の金利水準が似合いそうな雰囲気になってきました。

    チャートでは、「日足」の雲は完全に上抜けし、重要な「200日線」もクリアしています。この先の上値のメドは「週足」の200日線にある113円80-90銭辺りと、その水準を抜けば、5月中旬に記録した114円35-40銭辺りと見ます。113円台をしっかりと回復したことで市場関係者の相場観も徐々に変化しているはずです。輸出企業の為替担当者も、112-113円台では予約を済ませ、次はもう一段の円安水準を狙っているはずです。予約を持ち込むスタンスにもかなり余裕が出たものと思われます。

    ユーロ円は129円に届く水準まで上昇し、ポンド円も147円に近く、豪ドル円も3カ月半ぶりに87円を伺う水準です。こうなると、「ドル高」ではなく「円安」です。円が主要通貨に対して全面安の展開になっているということです。言うまでもなく、FRBに続いてECBも年内に金融緩和策の変更に踏み切るとの観測が強まり、金利差による円売りが強まってきたことが背景です。上記両中銀に加え、カナダ中銀やイングランド銀行も利上げを視野に入れており、昨日はオーストラリア中銀も利上げに踏み切るのではとの観測も出ていました。まさに日銀だけが「量的緩和のジレンマ」から抜け出せない状況と言えます。

    本日も輸出銘柄を中心に日本株は堅調でしょう。ドル円は112円80銭~113円80銭程度と予想します。NY市場は「独立記念日」で休場のため、動きが見られるのは欧州時間までかもしれません。


    ドル円都議選の結果を受けやや円高に 

    ひと目で分かる昨晩の動き

    NY市場

  • ドル円は良好な経済指標に反応し112円60銭まで上昇

    したが、PCE・コアデフレーターが+1.4%に留まったことで反落

    する場面も。それでも長期金利の上昇が支えとなり112円40銭

    近辺まで戻して越週。

  • ユーロドルは堅調ながらも前日記録した高値には届かず。

    1.1428までユーロ高が進んだが上昇は一服。

  • 株式市場は上昇。工業や消費財が上昇を牽引。ダウは62ドル

    上昇したものの、ナスダックは小幅に下落。

  • 債券相場は長期債を中心に下落。10年債利回りはさらに

    上昇し、約1カ月半ぶりに2.3%台に乗せる。

  • 金は売られ、原油価格は続伸。

  • 5月個人所得                   →  +0.4%

  • 5月個人支出                   →  +0.1%

  • 5月PCE・コアデフレータ ―            →  +1.4%

  • 6月シカゴ購買部協会景気指数        →  65.7

  • 6月ミシガン大学消費者マインド(確定値)  →  95.1

    本日の注目イベント                                   
  • 豪   豪5月住宅建設許可件数

  • 日   12月日銀短観

  • 中   中国 6月財新製造業PMI

  • 欧   ユーロ圏6月製造業PMI(改定値)

  • 欧   ユーロ圏5月失業率

  • 英   英6月製造業PMI

  • 米   6月ISM製造業景況指数

  • 米   6月自動車販売台数

  • 米   株式・債券は短縮取引

  • 米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演

    米長期金利が2.3%台まで上昇し、ドル円を下支えする展開が続いています。

    長期金利は先月には一時2.13%台まで低下傾向が続いていましたが、どう

    やら底を打ち、上昇傾向が鮮明になってきたように思います。

    ただ、ドル円がこの先115円に向かうには、長期金利は2.5%程度まで上

    昇することは不可欠で、その先の「2.6%の壁」を抜けるかどうかが、長い

    目で見たドル円の行方には重要なポイントになってくると思われます。

    先週末のNY市場では、シカゴ購買部協会景況指数などが予想を上回り、ドル

    の上昇を促しましたが、PCE・コアデフレーターが前年比+1.4%と年初

    の+1.8%と比べると上昇力が鈍化していることが見られました。FRBはこ

    の指標のメドを+2%としていることから、発表後ドルが売られる場面もあり

    ました。それでも110-112円のレンジの上限を試す流れは変わっていま

    せん。先週木曜日には112円98銭までドル高が進み、113円には届かな

    かったものの、ECBが年内にも金融緩和政策の変更を決めるとの見方も強ま

    り、日米欧の中銀の中では日銀だけが依然として緩和策から脱却できない状況

    が想定されます。

    その結果、中銀の金融政策の差に着目した「円売り」がさらに強まる可能性も

    ありそうです。

    昨日の都議会選挙で、都民ファーストが圧勝し、自民党が議席を半分以上も失

    う大敗をきっしました。早朝のオセアニア市場では、ドル円は一時112円を

    割り込み、111円91銭まで円高が進む場面もありました。

    都議選の大敗は安倍首相への不信任ということになり、「アベノミクス」の終

    焉にもつながることから、円が買われドルが売られたということかと思います。

    ドル円はその後112円30銭台まで値を戻していますが、目先は円高に振れ

    る可能性はありますが、安倍政権もこのままでいるとも考えられず、場合によ

    っては「景気刺激策」などを出してくることも考えられます。

    また「減税」など、今回の都議選が国政レベルに影響することを阻止する政策

    も十分考えられ、これらの政策が円売りにつながる可能性もあります。この流

    れが国政レベルにまで届くのかどうかは不明ですが、東京都民が「安倍一強」

    に一石を投じたことは事実で、来月末までに行われると予想される「内閣改造」

    で、どこまで信頼を取り戻せることができるのか、見ていきたいと思います。

    本日のドル円の予想レンジは111円60銭~112円70銭程度とします。


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