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 2018年02月 

ドル円106円割れ目前 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

  • ドル売りの流れは止まらず、ドル円は106円04銭前後まで下落。

    引き続き株価やVIX指数の低下にも反応せず。

  • ユーロドルでもドル安が続き、ユーロドルは2週間ぶりに1.25台を

    回復。再び1.25台半ばから上値の直近高値を抜けるかどうかが

    注目される。

  • 株式市場は5日続伸。先週までの大幅安を修正する動きが

    強まる中、まだ先行き不透明との声も多い。ダウは306ドル上昇し、

    この間の上げ幅は1300ドルを超える。

  • 債券相場は下落が一服。長期金利は2.90%台へと小幅に低下。

  • 金は反落し、原油は小幅に続伸。


  • 新規失業保険申請件数          →  23.0万件

  • 2月NY連銀製造業景気指数      →   13.10

  • 1月生産者物価指数           →   +0.4%

  • 2月フィラデルフィア連銀景況指数   →   25.8

  • 1月鉱工業生産              →   -0.1%

  • 1月設備稼働率              →   77.5%

  • 2月NAHB住宅市場指数        →   72


    本日の注目イベント

  • 英   英1月小売売上高

  • 米   1月住宅着工件数

  • 米   1月建設許可件数

  • 米   2月ミシガン大学消費者マインド(速報値)-  

    日米ともに株価が上昇しても、米長期金利が上昇しても売られるドル円。

    やや投機的との印象はぬぐえませんが、ドル円は106円台に突入し、2月2日の

    雇用統計直後の高値からはわずか2週間で4円以上の円高が進んだことになります。

    市場のセンチメントが「円買い」に大きく傾いており、ドル円反発のきっかけが掴

    めないのが現実です。

    昨日1日の動きを見る限り「円高」というよりも、「ドル安」の側面が強いと思わ

    れます。ドル円は106円割れ目前までドル安が進み、ユーロドルも1.2510

    近辺までドル安が進んでいます。

    株価が上昇してもドルが上がらず、金利が上昇しても同じようにドル高には向かい

    ません。おまけに、金利上昇は「ドル高要因」であるにも関わらず、米長期金利の

    上昇を「悪い金利上昇」との分析が出る始末。

    昨日は「恐怖指数」といわれる「VIX指数」も「19.13」前後まで低下し直

    近ピークの半分ほどに下がってきました。NYダウは5日続伸し、この間の上昇幅

    は1340ドルと、2月8日の1000ドルを超える下げを全て埋めた形になって

    います。そう考えると、「リスクオン」とはいかないまでも、「リスクオフ」が徐

    々に後退してきているのは鮮明です。

    この先まだドル安が進む可能性はありますが、今回のラリーの終焉は一旦は近いの

    ではないかと感じています。

    昨日の当社のセミナーでも話題にしましたが、米長期金利とドル円との相関は昨年

    11月初めころから大きく崩れ「逆相関」の形状を示し始めました。米金利は上昇

    し、ドル円は下落したことから、ちょうどワニが口を大きく開けた格好になってい

    ます。このような状況は2014年10月ごろにもありました。

    日銀が追加緩和を決め、米経済指標も改善傾向をみせ、さらに世界的な低金利から

    行き場のない資金が、流動性が高く、しかも相対的に金利の高い米国債に大量に流

    れ込みました。金利が低下したにも関わらずドル高が進んだのです。

    今回の動きとは正反対でしたが、この流れは数カ月続いたと記憶しています。

    106円04銭まで売られ、106円割れはなんとか回避できたドル円ですが、な

    かなか反発のきっけが掴めません。

    多くの市場参加者が「ドルが戻れば、そこを売る」という姿勢を取っているからで

    す。戻り売りの戦略が機能している間は、本格的なドルの戻りは望めないのかもし

    れません。本日はミシガン大学消費者マインドが注目されますが、市場のセンチメ

    ントを変えるほどのものではないでしょう。6日続伸のNY株の反落が気になると

    ころです。

    レンジは105円50銭~106円80銭程度を予想します。


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