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英議会での可決を受けポンド急騰 

ひと目で分かる昨晩の動き

NY市場

◆ドル円は買い優勢の中、111円48銭まで上昇したが、今回も

111円台半ばが抜け切れずに反落。111円01銭まで売られ、

111円20-25銭で取引を終える。

◆英議会が「合意なき離脱」を回避する案を可決したことで

ポンドドルは急伸。前日の高値を大きく抜き、1.3382前後まで

買い戻しが進み、2018年6月以来となる高値を記録。

◆株式市場はボーイング株が引き続き売られたものの反発。

ダウは148ドル上げ、S&P500は4カ月ぶりの高値に。

◆金は続伸し、1300ドル台を回復。原油価格も在庫の減少を材料に

1.39ドル上昇し、一気に58ドル台半ばまで買われる。

米2月生産者物価指数      →  0.1%

米1月耐久財受注         →  0.4%

本日の注目イベント

  • 豪   豪3月ウエストパック消費者信頼感指数

  • 中   中国 2月小売売上高

  • 中   中国 2月鉱工業生産

  • 独   独2月消費者物価指数(改定値)

  • 米   新規失業保険申請件数

  • 米 2月輸入物価指数

  • 米   1月新築住宅販売件数


    昨日も市場の「主役」は英議会であり、ポンドでした。

    英議会は13日、EUからの「合意なき離脱」を回避する案を賛成多数で可決

    しました。下院は合意なき離脱を拒否する案を賛成321、反対278で可決

    し、今後は、離脱期限の延期と、離脱条件の根本的な見直しに道を開いた格好

    になります。

    議会は本日、3月29日の離脱期限の延長をEUに申請するかどうかを採決す

    ることになっています。

    メイ首相は下院で、議会はこの決定がもたらす結果に立ち向かわなければなら

    ないと発言し、近く合意がまとまれば、EUに短期間の離脱延期を求めるつも

    りだと述べました。また首相は、合意できなければ延期ははるかに長期にわた

    るだろうと指摘しています(ブルームバーグ)

    議会での可決を受け、市場は「ポジィティブ・サプライズ」と受けとめ、ポン

    ドの買い戻しが急速に膨らんだ模様です。

    ポンドドルは1.32台から1.33台後半まで急騰し、対円でも149円目

    前までポンド高が進み、連日荒っぽい動きが続いています。

    ドル円は欧州市場の流れを受け朝方は底堅く推移していましたが、トランプ大

    統領が事故のあった同機種のボーイング機の運行停止することを発表すると、

    株価が軟調となり、リスク回避の円買いが強まって、111円前後までドル売


    が進んでいます。ドル円は111円台で一進一退を続けていますが、昨日も述

    べたように、米長期金利の低下傾向を勘案すると、どちらかと言えば下落の可

    能性が高いと見ています。

    ただ、金利の低下は米国だけではなく、ドイツや、フランス、英国やカナダなど

    主要国でも見られ、これは世界的な景気減速が背景かと思われます。

    米長期金利は下げたとはいえ、まだ2.6%台で、相対的に言えば高金利通貨の

    地位を占めています。

    ドル円のボラティリティーが低く、そう大きな値動きが予想できないとすれば、

    ドルを保有することにメリットがあり、「円キャリー」がドル円の下落を支えて

    いるとも考えられます。

    本日もドル円にインパクトを与える材料は見当たりません。

    東京時間では静かな動きが予想され、レンジは110円80銭~111円60銭

    程度を予想します。




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