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米国株大幅上昇にドルしっかり 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は昨日の朝方111円65銭まで売られたが、その後徐々に値を戻し、
    NY市場では112円台に乗せる場面も。予想を上回る米経済指標にドルが
    上昇したが、111円85銭前後まで押し戻されて取引を終える。

  • ユーロドルはドル高が進んだことで一時1.192まで売られ、3週間ぶりの
    ユーロ安水準に沈む。引けにかけては1.12台まで反発。

  • 株式市場は大幅に上昇。予想を上回る決算にナスダックとS&P500がとも
    に史上最高値を更新。ダウも145ドル上昇し最高値も視野に。

  • 債券相場は上昇し長期金利はやや低下。

  • 金は反落。原油は3日続伸し、66ドル台に乗せる。

本日の注目イベント

  • 豪  第1四半期消費者物価指数
  • 独  4月ifo景況感指数
  • 米  企業決算 → AT&T、キャタピラー、VISA、ボーイング、マイクロソフト
  • 加  カナダ中銀政策金利発表

昨日のドル円は思った以上に動き、朝方には111円65銭まで売られ、活発な展開も期待されましたが、その後はいつものようにジリジリと値を戻し、NY市場では住宅関連の指標が予想を上回ったことに反応し、112円台まで上昇する場面もありました。3月の新築住宅販売件数が予想を上回る「69.2万件」でした。このところ住宅関連指標が改善傾向を見せているため、「住宅市場が底入れした可能性がある」といった声も出てきました。

昨日のNYでの話題は株価の上昇でした。ロッキード・マーチンやハズブロが好決算を発表したことで、株価はほぼ全面高となり、特にハイテク銘柄の多いナスダックは1.3%上昇し、昨年8月に記録した史上最高値を8カ月ぶりに更新。S&P500も7カ月ぶりの更新でした。アップルなど、いわゆる「FANG」銘柄は昨年10月以降の株価急落で、時価総額を大きく減らしましたが、すでにその下落分を埋めています。米長期金利も2.5%台半ばから後半で安定している中、株価が史上細最高値を更新する「適温相場」が続いていますが、トランプ大統領が仕掛けた「関税戦争」を考えると、やや楽観的すぎるとも言えるのではないでしょうか。

そのトランプ大統領はハーレー・ダビッドソンの決算発表後にツイートし、「ハーレーは現在31%のEUの関税に苦しんでいる。この関税の一部を相殺するため、ハーレーは製造拠点を海外に移転せざるを得なかった。EUの関税率は2021年6月に66%に引き上げられる。米国に対し、非常に不当だ。われわれは報復する!」(ブルームバーグ)と述べています。トランプ氏は、ハーレーが製造工場を海外に移すことを発表した際、同社を厳しく批判していました。ハーレーはトランプ氏がEU製品に対する関税を引き上げことに対するEU側の報復措置を受けて、製造工場の海外移転を決断した経緯があります。まさに「関税戦争」の様相を強めています。

ドル円はやや動きが出てきた感じもします。「日足」や「週足」では上下しながらも、「雲」に支えられた動きになっています。そのため、トレンドはまだ上向きと捉えられます。一方で短期的な「1時間足」では、112円台での上値がわずかですが、徐々に切り下がっています。まだ明確な方向性が見えていませんが、そろそろ動き出すかもしれません。準備だけは怠らないように。
本日のレンジは111円60銭~112円10銭程度でしょうか。

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