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令和は111円台半ばで始まる 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は金利低下を材料に111円台前半まで売られたが
勢いはなく、111円45-50銭近辺で引ける。
欧州経済指標が改善していたことでドルがやや軟調に推移。
◆ユーロドルは反発。ユーロ圏1-3月期のGDPが予想を上回った
ことでユーロの買い戻しが進み、1.1229まで上昇。
◆株式市場は売り買いまちまち。ダウは3日続伸したが、
アルファベットの決算発表を受け、IT株が大きく売られた。
ナスダックは66ポイント下落。
◆債券は買われ価格は上昇。長期金利は2.50%台まで低下。
◆金は反発し、原油価格は続伸。


◆米   2月ケース・シラ-住宅価格指数    →  3.0%
◆米   4月シカゴ購買部協会景気指数     →  52.6
◆米   4月消費者信頼感指数         →  129.2
◆米   4月中古住宅販売件数成約指数     →  3.8%

本日の注目イベント

◆英  英3月消費者信用残高
◆英  英3月 マネーサプライ
◆米   4月ADP雇用者数
◆米   4月ISM製造業景況指数
◆米   FOMC 政策金利発表
◆米   パウエル議長記者会見



本日から新しい元号「令和」が始まります。
新しい時代の幕開けは、金融市場は特に大きな動きもなく静かなスタートを切りました。
大型連休前半では、一部で予想されたような投機的な動きはなく、ドル円は終始111円
台での推移でした。
ユーロドルが先週末に売られ、1.1111までユーロ安が進みましたが、今回もまた
1. 10を割り込むことなく、昨日のユーロ圏GDPの改善に1.12台前半まで押し戻さ
れています。節目の1.10は割り込みそうな気配ですが、粘り腰を見せています。

ユーロ圏の1-3月期GDPは「0.4%」と、市場予想の「0.3%」を上回り、前期の
実績も上回りました。
賃上げに伴い、消費が成長を支えている内容でした。
ただ、今回のGDPだけでユーロ圏の景気の底入れを確認するのは時期尚早で、ドイツ
を中心に今後の経済指数を主意深く見る必要があります。
関税問題で米国と対立しているEUは、今後の展開次第でさらに景気の悪化も予想され、
予断を許しません。

先週末にホワイトハウスで日米首脳会談が行われました。
貿易交渉では「早期の妥結を目指す」という点は一致を見ましたが、個別の内容では早
くも日米で認識の違いを浮き彫りにしていました。
農業関税についてトランプ大統領は撤廃を求めていましたが、日本側はTPPなどの水準
が限度との姿勢を維持し、自動車問題では数量規制を避けたい日本ですが、米国側は
対日貿易赤字削減に欠かせない自動車問題は放置できない姿勢を取っており、未解決
です。
また重要な「為替条項」では、ムニューシン財務長官が合意文書に盛り込むことに固執して
いると伝えられ、日本側は貿易交渉とは切り離して考えるべきだとの立場を取っています。

2020年の大統領選を巡っては、バイデン前副大統領が民主党大統領候補ヘ名乗りを上
げ、これで、予備選に向けていよいよスタートを切ることになります。
懸案の米中通商協議は合意に近いと言われていますが、いまだに最終合意には至ってい
ません。また、対EU、カナダ、メキシコとも対立が続いており、再選を狙っているトランプ大
統領とすれば、何としても予備選の始まる来年2月までには「目に見える成果」がほしいと
ころです。
一方安倍首相にとっても、7月と言われている参院選前に米国からの農産品の関税を下げ
ることは避けたいとの意向があるようです。
今月、来月と続けて来日するトランプ氏は、このチャンスに一気に畳み掛けたいと意気込ん
でいる可能性があります。

本日はFOMCの発表があります。
政策金利は据え置きと思われますが、声明文と、その後のパウエル議長の会見内容が注
目されます。
このタイミングにトランプ氏は再び米金融当局に圧力をかけてきました。
トランプ氏はツイッターで「中国が金融緩和で大規模な景気刺激策を取っている。われわれ
のFRBは低インフレにも関わらず、絶え間なく利上げを実施した。」と述べ、さらに
「FOMCが1ポイントの利下げを実施すれば、米経済はロケットのように上昇する」と主張し
ています。

本日の会合がこの圧力の影響を受けることはないと思われますが、パウエル議長の発言内
容が「ハト派寄り」なのかどうかを見極める必要はあります。
「アナリストレポート」は来週火曜日(7日)までありませんが、重要なイベントは連休後半によ
り多く予定されています。これまでは大きな動きはなかったですが、引続き注意を怠らないよ
うお願いします。

本日のレンジは111円~111円90銭程度を予想します。


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