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 2019年06月 

ドル円106円台に突入 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は底値を探る展開が続き、昨日の東京時間に106円77銭
前後まで下落。NY市場では107円台半ばまで値を戻す場面もあったが
上値は重く、107円20銭前後で取引終える。
◆ユーロドルはやや値を戻したものの、1.13台半ばから
後半で推移。
◆株式市場は下落。パウエル議長が米景気の下振れリスクが
強まったとの認識を示したことでダウは179ドル安。
◆債券相場は続伸。長期金利は引け値で2%を割り込み、
1.98%台で取引を終える。
◆金は小幅ながら4日続伸。原油価格は反落。

◆4月FHFA住宅価格指数      →   0.4%
◆4月ケース・シラ-住宅価格指数   →   2.5%
◆6月リッチモンド連銀製造業指数   →   3   
◆5月新築住宅販売件数        →   62.6万件
◆6月消費者信頼感指数        →   121.5


本日の注目イベント

◆独   独7月GFK消費者信頼感
◆英   カーニー・BOE総裁らが議会証言
◆米   5月耐久財受注


ドル円は昨日の東京時間の午後、107円を割り込み一時は106円77銭前後まで
ドル安が進みました。
米国がイランの最高指導者と外相などに発動した追加制裁に対して、一部メディアが
イラン外務省のコメントを伝え、その中で「イランの指導者と外交の最高責任者に対
する無益な制裁は、米政府との外交の道筋が永遠に閉鎖されたことを意味する」と内
容を伝えたことで、ドル売り円買いが強まりました。
ドル円はその後107円台に戻しましたが、依然としてドルの上値は重く、ドル円と
の相関が強い長期金利が再び2%を割り込んだことで円を買う動きが優勢になってい
ます。

先週火曜日はまだ108円台半ばで推移していたドル円は、1週間で大台を2つ変え
ています。動きとしてはやや速過ぎる印象ですが、ドルが反発するきかっけをつかめ
ないのが実情で、ここまで来ると105円を割り込むのかどうかと言った点が焦点に
なってきそうです。米金利が着実に低下している中、日米金利差の縮小を手掛かりに
円高が進んでいる面もあります。
黒田日銀総裁は「必要ならちゅうちょなく追加緩和を検討する」と、先週の記者会見
の席で述べていましたが、円金利の低下余地は限られています。市場もその辺りの事
情を理解していると見えて、円買いの手綱を緩めようとはしません。

パウエル議長が先週のFOMC後の記者会見に続いて、昨日はNYの外交問題評議会
で講演を行いました。
議長は、「多くのFOMC参加者は、さらに幾分か緩和的な政策の論拠が強まったと
判断している」と、FOMC後の会見内容を繰り返しましたが、さらに、「貿易に関
してあったようにみえた進展が不確実性の深まりに転じ、入手するデータは世界経済
の強さに対する懸念を再燃させており、相反する流れが再び生じている」と述べ、米
景気の先行きに慎重な見方を示しました。またこれまでトランプ大統領の再三にわた
る批判に対しても明確な反論を避けていましたが、この日は、「米金融当局は短期的
な政治的圧力からは守られている。これは、しばしは当局の独立性と言われる」と指
摘し、「議会は米金融当局をこうした方法で守る選択をした。政策が短期の政治的利
害に屈することでしばしばダメージが生じたことが理由だ」と、トランプ大統領を名
指ししなかったものの、あらためてFRBの独立性を強調したとブルームバーグは論
じています。
この日は、ミネアポリス連銀総裁やセントルイス連銀総裁も利下げの必要性を述べて
いましたが、セントルイス連銀のブラード総裁は「0.5%の利下げは行き過ぎだ」
との見解を示しています。

米中首脳会談の開催を前に、ライトハイザーUSTR代表らと劉鶴中国副首相が事務
レベルの会合を行うことになっていますが、29日に予定されている首脳会談までに
どの程度合意に向けた話し合いがなされるのか不透明です。
ただ今朝の報道では、米中両政府が通商協議再開に向けて準備を進める中、米国
は中国からの輸入品3000億ドル(約32兆1500億円)相当への関税賦課を保留す
ることに前向きだとする内容を、ブルームバーグは事情に詳しい複数の関係者の話し
として伝えています。中国側が大幅な譲歩を示していることと無関係ではないと思い
ますが、米中首脳会談での最も重要な課題の一つであるだけに、もしこのような方向
で話し合いが進むのであれば、市場に極めて好印象を与えることになります。
会談まで残すところあと3日です。今後もこの種のニュースが相場を動かすことにな
るでしょう。

本日のドル円は106円70銭~107円50銭程度を予想します。


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