FC2ブログ

金利低下を背景に全ての商品が買われる展開 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は休日を控え参加者が少ない中、小幅に反発
金利は低下したものの、株価が大幅に続伸したことで
107円88銭までドルが買われ、この日の高値圏で引ける。
◆ユーロドルは引き続き方向感がなく、1.13を挟んでの展開。
1.1272まで売られたが、ポジション調整の域を出ず。
◆株式市場は金利低下を材料に大幅に続伸。ダウは179ドル高で
史上最高値を更新。S&P500とナスダックも最高値を更新し、
3指数が揃って高値を記録。
◆債券市場は経済指標の下振れを手掛かりに続伸。長期金利は
1.95%台まで低下。
◆金と原油は揃って上昇。

◆6月ADP雇用者数  → 10.2万人
◆5月貿易収支 →  -555億ドル 
◆新規失業保険申請件数      →  22.1万件
◆5月耐久財受注(改定値)     →  -1.3%
◆6月ISM非製造業景況指数   →   55.1


本日の注目イベント

◆豪   豪5月小売売上高
◆欧   ユーロ圏5月小売売上高
◆米 NY休場(独立記念日)

NY株式市場では株価の上昇が止まりません。ダウは179ドル上昇し、
これで他の指数には遅れたものの「史上最高値」を更新し、2万700
0ドルが視野に入ってきました。先行するS&P500もナスダックも
上昇し、この日は主要3指数が揃って最高値を更新しています。ドル円
は小幅ながら反発し、107円台後半をつけてはいますが、ユーロドル
に代表されるように、為替市場だけが「蚊帳の外」といった印象です。

昨日のNY市場では金も買われ、債券も買われています。
6月のADP雇用者数が予想を下回る10.2万人だったことで、政策
金利引の引き下げが進むといった見方から商品全般が買われている状況
です。このところのパターンは、「経済指標の下振れ→金融緩和策の強
化→金利低下を材料に株や金が上昇」といった動きが定着してきたかの
ようです。昨日は先行指標でもある、ISM製造業景況指数も予想を下
回り2年ぶりの低水準で、特に中小企業の雇用は1年4カ月ぶりの低下
でした。この結果を受けて、ISMは「回答者のコメントには、貿易・
関税問題を理由に一定の不確実性が存在する」との分析結果を発表して
います。

確かにこのところの経済指標は雇用を中心に悪化傾向が顕著で、FRB
による利下げ回数の増加観測を高めることになり、それが株価の上昇に
つながってはいますが、その前に、経済指標の下振れは景気そのものが
悪いということを認識しておくべきではないかと思います。景気の悪化
は、企業業績の悪化につながり、企業業績と株価は切っても切り離すこ
とは出来ません。今の株価の上昇は、典型的な「金融相場」と言えると
思います。ナバロ米国家通商会議(NTC)委員長は、ブルームバーグ
とのインタビューで、「米金融当局が金利を引き下げ、米国・メキシコ
・カナダ協定(USMCA)を議会が承認し、トランプ大統領の成長計
画を推進すれば、ダウ平均株価は3万ドルに到達する」と述べています。

ECBの次期総裁にIMFのラガルド専務理事が指名されました。
ECBの第4代総裁は少なくも、理事会メンバーの中から選ばれると予
想していただけに、この人事はサプライズでした。ECB総裁に女性が
就任するのは初めてですが、フランスからは2人目の総裁で、これでド
イツ出身の総裁誕生がまた先送りになりました。欧州委員会の委員長に
ドイツ出身のフォンデアライエン氏が就任するため、独仏でポストを分
けたとの批評もありますが、ECB総裁の方がはるかに格上で、フラン
スが「漁夫の利を得た」格好です。
「欧州の大国ドイツ」に対する警戒感や、やっかみなどが背景にあるよ
うですが、ラガルド氏はIMFの前はフランスの財務大臣でしたが、セ
ントラル・バンカーとしての経験はありません。
それでもハト派のイメージが強く、これも株価の上昇に一役買ったよう
です。

またトランプ氏が空席のFRB理事にウオーラー、シェルトン両氏を指
名したことも、FRBの利下げを促すと見られています。因みにシェル
トン氏はトランプ氏の非公式アドバイザーを務めておりFRB内ではト
ランプ氏の意向を代弁すると見られ、この人事も株価の上昇につながっ
たようです。
金利低下観測が全ての商品上昇のドライバーになっていると見られます
が、果たしてこの先、市場が予想するようにFRBが年内に2~3回の
利下げを行うのでしょうか?
株価の上昇が続けば、いわゆる「資産効果」から個人消費の拡大につな
がります。
GDPの7割を個人消費が占める米経済にとって、個人消費が伸びれば
他の経済指標にも波及し、景気が再び拡大基調に戻るというシナリオも
考えられます。
そうなると、市場の前のめりの予測も修正局面を迎える場面があるかも
しれません。

ドル円は107-109円のレンジを形成しそうですが、その中でも上
値の重さが意識されます。戻り売りのスタンスはまだ有効だと思われま
す。
本日のドル円は107円30~108円程度予を想します。
米国が祝日のため、大きな動きはないと思われますが、どうでしょう。


スポンサーサイト



このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。