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ECB量的緩和再開を決定 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は東京時間に108円台を回復したが、NYの朝方は
107円52銭までドル売りが先行。ECBの政策発表後はドル
買いが強まり、108円19銭まで上昇。米中通商協議に対する
楽観的な見方が根底に。
◆ユーロドルは乱高下。朝方はECBの金融政策を受けて
1.0927まで売られたが、ドラギ総裁の会見を境に上昇。
1.1087までユーロ買い戻しが進む。
◆株式市場は続伸。トランプ政権が中国に対する関税引き上げを
当初予定の10月1日から10月15日まで延期したことなどを
好感、ダウは45ドル上昇し、これで7営業日続伸。
◆債券は続落。長期金利は1.77%台まで上昇。
◆金は続伸し、原油は3日続落。

◆8月消費者物価指数      →  0.1%
◆新規失業保険申請件数     →  20.4万件
◆8月財政収支         →  -2003億ドル

本日の注目イベント

◆日   8月鉱工業生産(確定値)
◆米 8月輸入物価指数
◆米   8月小売売上高
◆米   9月ミシガン大学消費者マインド(速報値)


昨日の東京時間午前中、ドル円は107円85銭前後で推移していましたが、一気に
108円台を回復する場面がありました。
トランプ大統領が、中国への制裁関税の実施を2週間延期すると発表したことが、円
売り、株高を誘い、ドル円はその後108円10銭程度まで上昇。じりじりとドルの
買い戻しが進んでいます。

トランプ氏は、先に中国製品2500億ドル(約27兆円)に対する関税を25%か
ら30%に引き上げ、10月1日から実施することを決めていましたが、これを10
月15日まで延期すると発表しました。市場はこの決定を好感しましたが、2週間程
度延期することにどれ程の意味があるのか疑問です。「中国の出方を見ながら、厳し
い制裁を徐々に緩和させていく」という、いつものトランプ流のやり方ですが、泣い
ている子供に、小出しにおやつを与えているような印象です。ここは一気に関税を撤
廃するとか、最後の1600億ドルの関税実施時期である12月まで延期するなどの
措置なら理解できますが、恐らくトランプ氏は、2週間後には米中通商協議が再開さ
れていることから、その成果を見極めたいという考えなのでしょう。

ECBは理事会を開き、中銀預金金利を現行のマイナス0.4%からマイナス0.5
%に引き下げ、さらに債券購入(QE)を再開すると発表しました。
債券購入は11月1日から行い、月額200億ユーロ(約2兆3500億円)で、期間
も「インフレ目標達成に必要な限り」行うことを決定しました。
ECBの金融政策については、マイナス金利の深堀は予想されていましたが、QEの
再導入の可能性はかなり低いと見ていましたが、ドラギ総裁は反対意見を押し切って
決めたようです。QEの再開については、ドイツ連銀、フランス中銀、オランダ中銀
の各総裁が反対し、さらにオーストリア、エストニアなどの総裁と複数のECB理事
も反対に回った(ブルームバーグ)ようです。
また、QE反対派の理由は、非常時の対応で繰り出す最後の手段としてQEは温存す
べきと主張したことに加え、ドイツ連銀などは金融機関への副作用も反対理由に挙げ
たようですが、ドラギ総裁は「金融機関はコスト削減とデジタル化で対応すべき」と
一蹴しています。
ドラギ総裁は、QEを巡り「さまざまな見解がある」ことを認めたものの、「最終的
には極めて幅広い合意があったため採決の必要もなかった」と説明し、ECBの慣行
に従い賛否を問う採決は行われなかった模様(ブルームバーグ)です。
ECBの政策発表後、ユーロドルは売られましたが、その後のドラギ総裁の会見をき
っかけに大きく値を戻し、底値からは150ポイント以上も上昇し、これに伴ってユ
ーロ円も119円台後半までユーロ高が進んでいます。

ECBが終わり、来週はFOMCと日銀会合です。
両会合とも、このところのポジションの巻き戻しの流れが強まったことで、株高と円
安が進み、政策に対するプレッシャーはやや低下したと思われます。
FOMCでは50ベーシスの利下げの目はほぼなくなったと思います。25ベーシス
の利下げと、年内あと何回利下げが行われるのか、FRBの利下げスタンスの強弱が
注目されます。日銀についても、108円台を回復したことでプレッシャーは緩和さ
れています。今回も「様子見」の可能性がやや浮上してきたと思われますが、さらな
る緩和を行うかどうかは、FOMCでの決定内容にも左右されそうです。

本日のドル円は107円50銭~108円50銭程度と予想します。


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ECB理事会待ち 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は株高と金利高を支えに引き続き堅調に推移。
NYでは107円86銭までドル高が進むが108円台には
届かず。
◆ユーロドルはドル高の流れに押され小幅に下落し、1.0985まで
下落。ECBの理事会を待つ姿勢が強まる。
◆株式市場は主要3指数が揃って上昇。米中通商協議への期待や
対イランとの関係改善期待からダウは277ドル上昇し、2万7千ドルの
大台を回復。
◆債券は小幅に売られたが、ほぼ横ばい。長期金利は1.74%に迫る。
◆金は5日ぶりに反発。原油価格はトランンプ政権がイランとの対話を
検討していたことが材料となり大幅に続落。

◆8月生産者物価指数   →  0.1%

本日の注目イベント

◆独   独8月消費者物価指数(改定値)
◆欧   ユーロ圏7月鉱工業生産
◆欧   ECB政策金利発表
◆欧 ドラギ・ECB総裁記者会見
◆欧   国際エネルギー機関(IEA)月報
◆米   8月消費者物価指数
◆米   新規失業保険申請件数
◆米 8月財政収支

前日、強硬派のボルトン大統領補佐官が解任されたことで、対イラン政策に変化が
出てきそうな気配です。
トランプ大統領がイランに対する制裁を緩和する議論を行った際、ボルトン氏が強
行に反対していたことが明らかになり、その他にも両者の意見が対立していたこと
で、10日の解任発表につながったようです。
強硬派のボルトン氏がホワイトハウスを去ったことで、トランプ氏はイランに対す
る原油禁輸措置の緩和を検討しているとの報道もあり、月内にロウハニ・イラン大
統領との会談も検討しているようです。
実際、昨日のNY原油先物市場では、両国の緊張が和らぎイランからの原油供給が
増えるとの見方から原油価格が大きく売られています。

また、中国が追加関税対象から一部の米製品を除外したことで、10月初旬に再開
される米中通商協議への改善期待も浮上しています。トランプ氏は、「正しいことを
した」と評価し、「中国は通商協議での合意を望んでいる」との見方を改めて示し
ました。
ただ、トランプ氏は相変わらずパウエルFRBへの「口撃」を続け、「FRBは米
政策金利をゼロかそれ以下に引き下げるべきだ」とツイートし、さらに、「パウエ
ル議長と連邦準備制度は、ばか正直なために、他の国々が既にやっていることを米
国は許さない。《愚か者たち》のせいでわれわれは一生に一度の機会を逃がしてい
る」と続けています。(ブルームバーグ)FOMC開催が来週17-18日に迫っ
てきたことで、さらに利下げ圧力を強めてきたトランプ氏です。

NY株式市場の上昇ぶりが際立っています。
とりわけダウは昨日も277ドル上昇しました。これで、6営業日連続で上昇し、
7月30日以来となる2万7000ドルの大台回復を達成しています。
「マネーが債券からか株式にシフトしている」と前日コメントしましたが、その影
響は日本株にも表れて来て、日経平均株価は今週に入って上昇傾向を強めています。
また債券市場では一時マイナス0.3%近辺まで買われた10年債が下落に転じて
きました。機関投資家がリスクに対する姿勢をやや緩めたということで、ドル円で
も安全通貨の円を手放す動きにつながっています。

ドル円は107円86銭まで上昇したことで日足の雲抜けを示現しましたが、10
8円には届いていません。
昨日この欄でも述べたように、フィボナッチ・リトレースメントでいう「半値戻し」
が107円98銭ということで、108円前後は意識されるレベルと言えます。
これら一連の動きは、本日から始まる日米欧の金融政策会合を前にしたポジション
調整の一環と見ていますが、政策会合での結果次第では足元の動きがさらに継続す
る可能性もあります。個人的には会合以降、再びリスクを避ける動きに戻るような
気がしますが、あまり明確な根拠はありません。
108円近辺の足元のドル円は、今年のドルの高値112円とドルの安値104円
のちょうど真ん中にいます。この先どちらに向かうのか、政策会合と米中通商協議
がカギを握っています。

本日のドル円は107円50銭~108円30銭程度と予想します。


マネーは債券から株式へ 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は米長期金利の上昇や、米中通商協議への期待から続伸。
107円59銭までドル高が進み、高値圏で引ける。
◆ユーロドルは明日のECB理事会を控え小動き。1.10台
前半から半ばで推移。
◆株式市場は前日と同じような展開となり、ダウは上昇したが、
ナスダックは下落。ダウは73ドル上昇し、5日続伸。
◆債券相場は続落。長期金利は5営業日続伸し、1.73%台に。
◆金は4日続落し、1500ドルの大台を割り込む。
原油は5日ぶりに反落。

本日の注目イベント

◆豪   豪9月ウエストパック消費者信頼感指数
◆米   8月生産者物価指数

「資金は債券から株式へ」・・・・今朝の海外市場からのコメントを読むと、
そのような内容の記事が目立ちます。
確かに、そのような動きが顕著です。
約1か月前には、1.5%を割り込み、1.48%台まで低下した米10年
債は、昨日1.73%台まで上昇(価格は下落)しており、この間25ベーシ
スもの金利が上昇しています。また、先月14日には2万5500ドルを割
り込んだNYダウは、2万7000ドルに迫る水準まで買われ、長く低迷を
続けていた日本株も上昇に転じてきました。明らかに「債券売り、株式買い」
の動きが強まっています。この結果、米長期金利との相関が高いドル円は、
この動きに連動する形で、107円台半ばまで円売りが進んできました。

もっとも、単純にマネーが債券から株式にシフトしたというよりも、リスク
オフが後退した
ことで、金融・商品市場で、これまでのポジションの巻き戻しが起きたと考
える方が、より適切かと思います。
事実、1560ドルまで買われた金(きん)は1500ドルを割り込む水準
まで売られ、下落基調だった原油価格も上昇してきました.
明日のECB理事会を皮切りに、日米欧では政策決定会合が開催され、その
前に利益を確定しようという動きが上記巻き戻しにつながったと考えられま
す。
10月から米中通商協議が再開されますが、すぐに米中が合意に達するとも
思えません。また、ジョンソン英国の混迷は続いており、イタリア、ドイツ、
香港の政治的リスクは多少低下したものの、存在します。
市場を取り巻く環境はそれほど変わっていない中、巻き戻しの動きがかなり
の規模で進行していると見られます。

トランプ大統領は10日、ボルトン大統領補佐官を解任しました。
これでトランプ氏は就任以来3人の大統領補佐官を解任したことになります。
トランプ氏はツイートで、「昨晩、私はボルトンにホワイトハウスでもう働
く必要はないと告げた」ことを明かにしました。
報道では、両氏の間では多くの点で意見が対立し、特にアフガニスタン問題
や、北朝鮮問題では厳しい意見の対立があったようです。(ブルームバーグ)
また、ボルトン氏はポンペオ国務長官とも対立しており、ボルトン氏の辞任
はポンペオ氏にとっても「朗報」だとしています。

ドル円は106円台を固める動きになっています。
上で述べたように、予想外の米金利上昇と株価の上昇が円売りにつながって
います。昨日も述べたように、107円70銭近辺を明確に抜けると、日足
で「雲抜け」を完成させることになり、上昇に弾みが付く可能性も出てきま
した。4月24日のドル高値である112円40銭から、8月26日のドル
安値である104円46銭をフィボナッチ・リトレースメントで計ってみる
と、38.2%戻しが107円49銭となり、
昨日の動きはほぼこの水準で止まっています。「半値戻し」が107円98
銭ということで、このまま上昇したら、108円近辺が非常に重要な戻りの
ポイントになりそうです。
「半値戻しは、全値戻し」という格言もあるように、ここを抜けるようだと、
市場の雰囲気も一変しそうです。

本日のドル円は107円10銭~107円90銭程度を予想します。


米長期金利1.64%台へ上昇 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は再び107円台に乗せ、107円28銭と、先週の
ドルの高値を小幅ながら上回る。米長期金利が大幅に上昇した
ことや、ドイツや中国の景気刺激策期待から円が売られた。
◆ユーロドルは反発。ドイツの財政出動期待やECB理事会を
控え、ユーロの買い戻しが優勢となり、1.1068まで上昇。
◆株式市場はまちまち。米金利上昇に不動産やハイテク株などが
売られたがダウは38ドル高と4日続伸。
ナスダックとS&P500は下げる。
◆債券相場は大幅に反落。長期金利は1.64%台へと上昇。
◆金は反落し、原油は続伸。

◆7月消費者信用残高   →  232.9億ドル

本日の注目イベント

◆中   中国8月消費者物価指数
◆中   中国8月生産者物価指数
◆英   英失業率(5月ー7月)
◆加   カナダ8月住宅着工件数
◆加   カナダ7月建設許可件数


ドル円は底堅い動きを見せ、先週記録したドルの戻り高値をわずかに上回る107円28銭
までドル高が進みました。
米長期金利が1.64%台まで大幅に上昇したことがドル買いを促した格好でしたが、それ
以外にも、中国が預金準備率を下げたことや、ドイツでは景気建て直しのための財政出動が
噂されるなど、景気のさらなる減速が一旦後退するのではとの期待が円を売る動きにつなが
ったようです。

さらに、ムニューシン財務長官は、FOXビジネスとのインタビューで、「米国と中国は貿
易協議で大きく前進した」と述べ、中国当局者のワシントン訪問は「誠意の表れだ」と述べ
ています。(ブルームバーグ)
米中通商協議は10月初旬に行われる予定ですが、すでに今月1日からは米中双方が輸入
品に対する関税を引き上げており、現在はその影響を見極めている状況です。多くの市場
関係者は、この問題が簡単に解決するとは考えておらず、実際に高関税が撤廃されるとし
ても、まだ先のことになるとの見方がコンセンサスです。
ムニューシン財務長官は、貿易戦争は米経済に影響していないと、強気の発言をしています
が、影響しているかどうかは、これからの経済指標が示すことになります。

今週12日にはECB理事会が開催されます。
ECBは今回の理事会で「総合的な景気刺激パッケージを発表する」と、ドイツ証券では予
想している
ようです。政策金利はさらにマイナス幅を大きくし、同時に金融機関への影響を緩和する措
置を導入すると予想しています。
さらに、焦点の量的緩和については、今回は見送られる公算が高いとしています。
量的緩和については、すでにドイツ連銀総裁やオランダ中銀総裁が「不要」との立場を表明
しており、さらにフランス中銀のビルロワドガロー総裁も同様な見方を示しており、仮に行
うとしても抵抗されると予想されます。
今回の理事会も含め、10月で退任するドラギ総裁には残された会合は2回と、多くありま
せん。退任する月の理事会で政策を変更することは難しく、今回の理事会での政策変更が
最後の「ドラギマジック」ということになりそうです。

ドル円は106円台を固めているような動きになっています。
1. 4%台まで低下した米長期金利も、昨日は大きく上昇し、ドルをサポートする格好
になって来ました。日足チャートでも、107円70銭を超えると、久しぶりに雲を上抜け
することにもなり、これが示現すれば5月3日以来、4カ月ぶりのこととなります。
一応注意する必要があります。
本日のドル円は106円70銭~107円60銭程度を予想しますが、低迷していた日本株
もやや上昇傾向を見せていることも、ドル円にとってプラスです。


ドル円1か月ぶりに107円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は約1カ月ぶりに107円台を回復し、107円23銭までドル高が進む。日米で株価が急反発し、米長期金利は一時12bp上昇するなど、リスクオンの流れに。

  • ユーロドルはやや上昇。円を売る動きが強まり、ユーロ円は118円台まで反発したことに伴い、ユーロドルでもユーロが買い戻された。

  • 株式市場は大幅に続伸。米中通商協議が10月初旬にも再開されることを好感し、ハイテク株を中心に株価が上昇。

  • 債券相場は大幅に反落。長期金利は1.55%台まで急上昇。

  • ドル高が進み、金は前日比35ドルに迫る下落。原油価格は小幅に上昇。

本日の注目イベント

  • 日 7月景気先行指数(CI)(速報値)
  • 独 7月鉱工業生産
  • 欧 ユーロ圏4-6月期GDP(確定値)
  • 米 8月雇用統計
  • 加 カナダ8月就業者数
  • 加 カナダ8月失業率

昨日の東京時間の午前中に、中国が米国との通商協議を10月に再開することを発表。ドル円は106円70銭前後まで上昇し、日経平均株価は500円も上昇するなど、リスクオンの流れが急速に強まりました。この流れはNY市場でも続き、株価は連日の大幅高を演じ、安全資産の債券が大きく売られ、さらに連日買われてきた金(きん)が売られるなど、典型的なリスクオンの動きになりました。投資家が米中通商協議の再開に、これほど大きな反応を示したことにはやや驚きでしたが、前日トランプ大統領が、「私が中国と何もしたくなかったら、米国の株式相場は今よりも1万ポイント高かっただろう」と述べたことも、あながちオーバーなことでもないのかもしれません。

昨日のNYではさらにADP雇用者数が、予想の14.8万人に対して、19.5万人と大きく伸びており、今夜の雇用統計にも期待が膨らんでいます。製造業の伸びの鈍化は明らかになって来ましたが、労働市場は依然として拡大を続けていると見られます。仮に今夜の雇用統計でも同じように予想を上回るようだと、今月18日のFOMCでの政策にも影響を与える可能性があります。その場合は、50bpの利下げ観測が後退し、25bpに落ち着き、ドル円にはドル高材料と考えられます。また、NYダウも2万6700ドル台まで反発しており、株価の下落懸念も払拭されそうで、この点からもFRBが緩和姿勢を強める要因が一つ取り除かれることにもなります。

8月のISM非製造業景況指数も予想を上回る「56.4」でした。前日に発表された製造業が「49.1」と、節目の「50」を割り込んでいたことからその結果が注目されていましたが、前月よりも改善していたことで、米景気に対する過度の懸念も一旦後退した状況です。ただ、米中貿易戦争の影響がじわりと出ているのは事実で、今後10月に協議が再開されても、両国の主張に隔たりがあるため、合意に達するにはまだ時間がかるといった見方がコンセンサスのようです。また、いつトランプ大統領の「口撃」が再び飛び出すのかもわかりません。これまでの実績を良く見ると、週末金曜日か、土曜日に「口撃」に出ることが多いように思います。中国に対する「制裁関税第4弾発動」発言も8月23日の金曜日で、翌週月曜日の早朝に104円46銭を記録したことは記憶に新しいところです。

昨日のこの欄でも述べましたが、ドル円は106円40-50銭にある、マイナーな壁を超えられるかどうかに注目していましたが、やはりと言うか、超えてしまえば上昇の勢いが加速し、約1か月ぶりに107円台前半までドル高が進みました。まだ107円台が定着するには早計だと思いますが、一方で104円台からの距離も徐々に遠く感じて来た印象です。難しい状況です。ここからさらに上値を追うには、さらなるドルへの支援材料が必要ですが、水準を間違えると、ドルを売っても買い戻しに苦労します。基本は105-107円前後ということで、早めの決済に徹する方がベターといったところでしょう。本日のドル円は106円50銭~107円40銭程度を予想しますが、ドルを下落傾向で見ている筆者は、ドル円の上値の予想を外しています。
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民主化運動で大きく揺れている香港。筆者もビジネスで4回ほど訪れたことがあります。最も印象に残っているのが、1985年11月から1か月間、前職の香港支店に研修で行った時のことです。当時はまだ、あのビルの間をかすめるようにして着陸する「啓徳国際空港」でした。コーズウェイベイのホテルに滞在し、金融街セントラルにある支店に毎日通いましたが、到着翌日に支店を訪問した日から驚きの連続でした。ディーリングルームのマネージャークラスは、すでに全員携帯電話を持っていました。ポケベル程度の大きさのものでしたが、彼らが街中で携帯で会話しているのには驚きました。その日の夜には歓迎会と称して、直ぐ目の前の港から船で30分位は走ったところにある「島」に行き、市場のようなところで大きな水槽に入っている魚介類を自分で選び、それをレストランで料理してもらい食べるという、中華風海鮮料理を満喫しました。食事を終えると、再び船で目の前に広がる「100万ドルの夜景」を船のデッキの上で、風に吹かれながら、セントラルに帰るという、何とも贅沢な歓迎会でした。因みにその船は「ジャンク」呼ばれ、当時香港で所有している外資系金融機関は、筆者が所属していた銀行と、シティバンク(現シティーグループ)だけで、年間の維持費だけでも1千万円以上かかると聞き、またビックリ・・・。香港滞在中、3回もこのクルーズを楽しみました。国際都市香港は、その後も順調に発展して来ましたが、今が香港の歴史の中でも最大の危機かもしれません。良い週末を・・・・・。


英国のハードブレグジット観測やや後退 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • ドル円は105円台後半から106円台を回復。106円45銭までドル高が進んだが、106円台半ばを抜けず。

  • ユーロドルは1.09台から1.1038まで上昇。英国の合意なき離脱の可能性が後退したことでユーロの買い戻しが優勢に。

  • 株式市場は大幅に反発。中国の経済指標が好転したことや、香港、英国の政治的緊張がやや緩んだことを好感。ダウは237ドル上昇し、他の主要指数も揃って大幅に反発。

  • 債券は小幅に売られたが下落幅は限定的。長期金利は1.46%台に。

  • 金は続伸。原油価格は3営業日ぶりに反発。景気後退に歯止めがかかるとの見方から2ドルを超える上昇に。

本日の注目イベント

  • 豪   豪7月貿易収支
  • 米   8月ADP雇用者数
  • 米   新規失業保険申請件数
  • 米   8月ISM非製造業景況指数

ドル円が105円台半ばを試しに行くのか、あるいはこれまでと同様に106円台を回復するのか注目していましたが、結局今回も106円台半ばまでドルが押し返され、改めて105円台ではドルが底堅いことを示しています。昨日はユーロ円やポンド円、さらには豪ドル円など、ほぼ全てのクロス円が買い戻され、これまでの下落傾向に一服感が出て、これがドル円での円売りにもつながった側面もあります。ただドル円は「1時間足」を見ると、今月に入って上値は106円40-50銭で上昇を抑えられており、今後この水準を上抜けできるかどうかも注意したところです。

英下院は10月末の合意なきEU離脱を阻止する法案を賛成327、反対299で可決しました。これによりジョンソン首相はEUと新たな離脱協提案を合意で成立させるか、議会で合意なき離脱の承認を得られなければ、離脱期限を3カ月延長するよう求められます。ジョンソン首相はこれに対抗して、10月15日に総選挙を実施する動議を提出しましたが、否決されています。合意なき離脱(ハードブレグジット)の可能性はやや後退したものの、依然先行き不透明であることは変わりません。

トランプ大統領は4日ホワイトハウスで、「私が中国と何もしたくなかったら、米国の株式相場は今よりも1万ポイント高かっただろう。だが、誰かがこうするしかなかった」と述べ、足元の株価の混乱を認めながらも、自己弁護とも思える発言を行っています。また、中国に対する関税第4弾について、「何が起こるか見守る。彼らは取引をしたければするし、取引をしたくないなら、それで結構」と語り、今後の協議の進展について言及しませんでした。(ブルームバーグ)

中国が景気支援のため、預金準備率の広範な引き下げなど、「時宜を得た」手段の活用を求めると中国CCTVが報じました。昨日発表された8月の財新サービス業PMIが前月より上昇したことや、香港での政治的緊張がやや後退したことで、昨日のNY株式市場は大きく上昇しました。それほど好材料ではなかったものの、市場の反応を見ると、「買う材料を探している」といった印象です。トランプ氏が言ったように、もし米中貿易戦争がなかったら、ダウは3万6000ドルも可能だったのかもしれません。

FOMCまで2週間あまりです。すでに25bpの利下げは完全に織りこんでおり、今週発表されたISM製造業景況指数が大きく下振れしたことで、50bpの可能性も浮上してきました。NY連銀のウイリアムズ総裁は、「国内外の不確実性が、景気見通しと金融政策に関する私の思索において重要な要素になりつつある」と語り、「私は、こうした不明瞭な先行きを注視しながら、成長の継続と力強い労働市場、インフレ率の2%に向けた持続的な上昇を支えるための適切な行動に備えて警戒を続ける」と述べ、トランプ大統領が中国を相手に仕掛けた貿易戦争の影響については、「企業マインドを冷やしている」との認識を示しました。利下げ幅に関しては、明日発表される8月の雇用統計の結果がカギになりそうです。上記製造業景況指数でも「雇用」の項目は前月よりも大きく減少していました。また市場では「逆イールド」発生にも警戒感を強めています。仮に雇用統計で結果が予想を大きく下回り、予防的な行動を起こすとすれば、50bpの可能性も排除できないと考えます。利下げ幅が、25bpか50bpかで、105円50銭~106円50銭の狭いレンジはどちらかにブレイクすると予想されます。本日のドル円は106円~106円70銭程度を予想します。

米長期金利さらに低下し、一時1.42%台に 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は下落。連休明けのNYでは、終わりの見えない米中貿易戦争と
この日発表されたISM製造業景況指数が予想を下回り、金利低下、
株安に反応し105円74銭まで下落。
◆ユーロドルは1.1を下回る水準でもみ合い。引き続きユーロ円の売りが
続き、ユーロ円は116円を割り込む。
◆株式市場は大幅安。米中貿易協議の日程が定まっていないことや、製造業の
景気を示す指標にダウは一時400ドルを超える下落。引け値は285ドル安と
下げ幅を縮小。
◆債券相場は続伸。長期金利はさらに低下し、1.45%台で取引を終える。
一時は1.42%台まで低下する場面も。
◆金は4日ぶりに大幅反発。原油は続落し、53ドル台に。

◆8月ISM製造業景況指数     →  49.1

本日の注目イベント

◆豪   豪4-6月期GDP
◆日   黒田日銀総裁講演
◆中   中国8月財新サービス業PMI
◆中   中国8月財新コンポジットPMI
◆独   独8月製造業PMI(改定値)
◆独   独8月サービス業PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏8月総合PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏8月サービス業PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏7月小売売上高
◆米   8月自動車販売台数
◆米  7月貿易収支
◆米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
◆米   ウィリアムズ・NY連銀総裁講演
◆米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁講演
◆米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
◆加   カナダ中銀政策金利発表

NY市場が「レーバー・デー」で祝日だったため、9月1日に発動された中国に
対する制裁関税第4弾を消化していなかったことから、債券、株式市場がこの材
料にどのような反応を見せるのか注目していましたが、予想通りの反応でした。
貿易戦争の泥沼化と、通商協議は継続されるものの、その日程も定まっていない
ことに、リスクオフの流れに傾き、さらにこの日発表された8月のISM製造業
景況指数の悪化で、さらにリスクオフが強まりました。

ISM製造業景況指数は「49.1」と、予想を下回っただけではなく、節目の
「50」を割り込みました。これは2016年1月以来の低水準ということにな
ります。特に、新規受注指数は約7年ぶりの低水準で、雇用指数も約3年半ぶり
の低水準でした。債券市場では「逆イールド」が発生しており、米景気後退が取
り沙汰されていますが、今後米国がリセッションに陥るかどうかはまだ定かでは
ありませんが、それを示唆する明確な指標の一つとして捉えることができそうで
す。

今日の話題の中心は、やはりイギリス議会ですが、その前に相変わらずトランプ
大統領がツイートで吠え続けています。
「私が(大統領選で)勝った時に中国に何が起こるか考えよ」とツイートし、
「ディールはずっと厳しいものになる」と続けています。
トランプ氏が、2020年11月の大統領選前に貿易合意を取りまとめるよう中
国に圧力をかけていると考えられますが、これとは別に、中国の劉鶴副首相は、
貿易戦争は米中いずれにも利益をもたらさず、断固反対すると米上院議員らとの
会談で表明したと、新華社が伝えています。(ブルームバーグ)

EU離脱を巡りジョンソン英首相と反対勢力との争いがヤマ場を迎えています。
英議会下院は3日夜、EU離脱延期を要請する動議が可決し、敗れた首相は総選
挙実施の動議を提案すると表明しましたが、首相率いる保守党から議員1名が自
由民主党にくら替えしたことで、保守党政権は下院で過半数を失った状況です。
10月31日に迫った離脱期限を前に、合意なき離脱を強行したいジョンソン首
相にとってはこの先まだ、越えなければならないハードルは高いようです。
「合意なき離脱」か、「離脱延期」か、あるいは、「再度の国民投票」になるの
か、先行きは読めません。

ドル円は再び106円台を割り込んできました。
先週26日の104円台もそうでしたし、今週月曜の105円台でも、直ぐに1
06円台を回復し、ドルは思いのほか底堅い動きを見せて来ました。
今回は、早朝時点でも105円台後半で推移しています。
再度106円台に戻されるのか、あるいは105円台半ば割れを試すのか見極め
たいと思います。製造業の先行きに突然沸きあがった暗雲。今月17-18日に
行われるFOMCの利下げスタンスにも影響が及ぶのかどうか、今週末の雇用統
計がますます注目されそうです。
予想レンジは105円50銭~106円40銭程度といったところでしょうか。


為替市場は閑散 

ひと目で分かる昨晩の動き 

欧州市場

◆ドル円は106円台前半から欧州市場にかけては、ややドル買いが
優勢だったものの流れは続かず、106円台前半まで押し戻される。
◆ユーロドルは小動きながら、1.09台で推移。ユーロ円はさらに下落し
116円34銭前後まで売られ、2017年7月以来の安値を記録。
◆ポンドドルは2週間ぶりの安値に。EU離脱を巡る議会の対立で
1.12台半ばから1.2035近辺まで売られる。

本日の注目イベント

◆豪   豪4-6月期経常収支
◆豪   豪7月小売売上高
◆豪   RBA、キャッシュターゲット
◆日   8月マネタリーベース
◆欧   ユーロ圏7月生産者物価指数
◆米   8月ISM製造業景況指数
◆米   ローゼングレン・ボストン連銀総裁講演


NY市場は「レーバーデー」で祝日にあたり、為替市場全体はほとんど動きがなく、
閑散とした1日でした。
ドル円は昨日の早朝に106円を割り込み、105円92銭前後までドルが売られ
ましたが、直ぐに106円台を回復し、その後は106円台前半で小動き。
欧州時間にはドルがやや上昇し、106円40銭を付ける場面もありましたが、結
局今朝は昨日とほぼ同じ水準に戻っています。

中国は2日、米国の追加関税に対し、世界貿易機構(WTO)に提訴することを発
表しました。中国商務省は声明で、「米国の追加関税は(今年6月に行われた)大
阪での米中首脳会談での合意に著しく反し、中国は強烈な不満と断固たる反対を表
明する」と指摘しています。米中は今月9月も通商協議を継続する予定にはなって
いるものの、会合日程はまだ設定できていません。
ただ、中国当局者の訪米日程は決まっていないものの、必ずしも中止の兆候ではな
いとブルームバーグは伝えています。

今朝の経済紙に、「米中貿易戦争、我慢比べ。トランプ氏が不利?」といった内容
の記事がありました。政治的背景が大きく異なる両首脳にとって、トランプ氏は2
020年11月の大統領選に勝たなければならず、持久戦になればこの点が、共産
党一党独裁体制の習主席の方が有利ではないかと論じています。
もっとも、政治的だけではなく、米中がお互いに輸出している品目についても、中
国の方が供給において支配的地位にある品目が多く、米国は中国以外の国から調達
するのに苦労しているのも事実のようです。詳しくは、ウィークリーレポート「今
週のレンジ予想」を参照してください。

関税引き上げ合戦は来る所まで来たという印象です。
今後は何が為替市場の大きな材料に成るのか、9月に入ったこの時期にもう一度考
えてみる必要があろうかと思います。
貿易戦争による悪影響が米中どちらかにより深刻に出るとしても、その経済データ
が出るのにはまだ時間がかかります。
まずは今週の「8月の雇用統計」を見ながら、17-18日に開催されるFOMC
での利下げスタンスが注目されます。
25bpの利下げが基本のようですが、雇用統計の結果次第では50bpの可能性
も高まりそうです。
仮に25bpだったとしても、年内あと何回利下げがあるのかも大きな焦点になり
ます。

今月はFOMCだけではなく、まず先陣を切ってECBの理事会が来週12日に行
われます。
日銀の決定会合はFOMCの終わった18日から行われ、今回は日銀の次の一手
も注目されています。円高傾向が続く中、行動を起こさないと円高がさらに進むと
見られているからです。10月からは消費税率が引き上げられ、反動による景気減
速も懸念される中、政府としても急激な円高は避けたいところ。
日銀としてもこの辺りの事情は理解しており、どのような政策を組み合わせてくる
のか、注目されます。米国では大型ハリケーン「ドリアン」がフロリダ州の東部
海岸に上陸する可能性があります。最大級の「カテゴリー5」から「カテゴリー4」
に勢力を弱めたようですが、保険業界では2017年以降で最もコストが高い自然
災害になると見ており、その額も最大で400億ドル(約4兆2400億円)に上
る可能性もあるようです。

本日のドル円は105円70銭~106円60銭程度と予想します。


対中関税第4弾発動 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は106円台半ばから下落。中国に対する制裁関税第4弾が
発動されるとの見方からドル円は106円11銭まで売られる。
◆ユーロドルは1.10台半ばから下落。1.0993前後まで
売られる。イタリアの連立政権樹立の見通しが後退。
ユーロ円の売りに押された側面も。
◆株式市場はまちまち。ダウは41ドル上昇し続伸したものの、
ナスダックは下落。
◆債券相場はほぼ横ばい。長期金利は1.496%台に。
◆金は続落し。原油が大幅に反落。

◆7月個人所得                →  0.1%
◆7月個人支出                →  0.6%
◆7月PCEコアデフレータ          →  1.4%
◆8月シカゴ購買部協会景気指数        →  50.4
◆8月ミシガン大学消費者マインド(速報値)  →  89.8

本日の注目イベント

◆中   8月財新製造業PMI
◆独   独8月製造業PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏8月製造業PMI
◆米 株式、債券市場休場 (レーバーデー)

トランプ政権は昨日9月1日に中国に対する関税第4弾を発動しました。
今回の関税は1100億ドル(約12兆円)相当の中国製品に15%の
関税を課すというものです。
1100億ドルには家電や衣料など消費財も含まれており、今後米国の
消費者物価の上昇につながることは必至と見られています。
またこれと同時に、中国も米国からの農産物や大豆などに5%の関税を
かけ、牛肉、豚肉、鶏肉には10%の関税をかけ、さらに12月15日
からは小麦や綿花にも10%の関税を課すことを発表しています。
トランプ氏は先週「中国は取引をしたがっている。近いうちに驚くよう
なことが起こる」などと、「米中貿易戦争のさらなる悪化を回避できる
のでは」といった期待も滲ませていましたが、むしろ状況はさらに悪化
したと言えます。日経新聞によると、9月1日からは中国に対する平均
的な関税率が21%となり、これは米国が保護主義に向かった1930
年台と同じレベルに戻ると報じていました。

中国国営の新華社通信は発動後の論説で、「米国の経済的な戦争挑発と
戦う中国の決意はより強くなっており、対抗措置はさらに毅然として、
計画的で狙いを定めたものだ」と指摘し、「ホワイトハウスのタリフマ
ンが学ぶべき1つの事実は、中国経済が進行中の貿易戦争でもたらされ
た圧力に抵抗するのに十分力強く、回復力があるということだ」と主張
しています。(ブルームバーグ)
一方でトランプ氏は1日、「今も中国に話をしている。協議する方針に
変わりはない」と述べながらも、「中国がわれわれを食い物にするのを
これ以上許してはならない」と語り、改めて強い対決姿勢を見せていま
す。

香港では1日も無許可のデモが続いており、報道によると1日は空港に
再びデモ隊が集まり、国際線利用者が身動きの取れない状態になったよ
うです。このため国際線の欠航も合い次ぎ、逮捕者は63人、負傷者も
31人も出ていると伝えられています。
デモ参加者は抗議活動を継続する考えだとしており、中国国営テレビは
香港に隣接する深圳に集結している武装警察が放水車などを使い、デモ
制圧の訓練を行っている映像を流しています。
今のところ、中国の武装警察が行動を起こすには至っていませんが、今
後行動を起こす事態になるようだと、こちらも米中対立の火種になりそ
うです。トランプ氏はこの事態に対して、人道的な方法で解決するよう
中国を何度もけん制しています。

制裁関税第4弾の発動と、香港での民主化運動の激化で、週明けのドル
円は円高方向で始まっています。
早朝には106円を割り込み、105円台後半まで円高が進んでいます。
本日は再びドルの上値が重い展開が予想され、105円台での下値を探
る動きが予想されます。

予想レンジは105円60銭~106円50銭程度と見ます。


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