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英、EU離脱合意観測高まりポンド全面高 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は続伸。英国とEUの交渉担当者が離脱合意の草案
取りまとめに近づいているとの報道に、リスクオンが強まり、
ドル円は108円90銭まで上昇。
◆ユーロドルも英国のEU離脱合意が近いとの見方から
買われ1.1045までユーロ高が進む、ユーロは対円でも
120円22銭近辺まで上昇し、2カ月半ぶりの高値を付ける。
◆株式市場は大幅に反発。欧州の政治的リスクが後退したことを
好感しダウは一時300ドルを超える上昇。引け値は237ドル高と、
2万7000ドルの大台を回復。
◆リスク選好が進み、債券は続落。長期金利は1.77%台へと上昇。
◆ドル高から金は反落し、原油は続落。

◆10月NY連銀製造業景況指数   →  4.0

本日の注目イベント

◆欧   ユーロ圏9月消費者物価指数(改定値)
◆英   英9月消費者物価指数
◆米   9月小売売上高
◆米   10月NAHB住宅市場指数
◆加   カナダ9月消費者物価指数
◆米   ベージュブック(地区連銀経済報告)
◆米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
◆米  企業決算 → ネットフリックス


イギリスとEUの交渉担当者らが離脱合意の草案の取りまとめに近づいており、15日
中にも事態が打開されるとの期待からポンドが全面高の展開です。一方、リスク選好が
強まり、株価が上昇。長期金利も上昇したことから円は全面安となり、ドル円は109
円には届かなかったものの、108円90銭までドル高円安が進みました。
昨日この欄で指摘したように、この直ぐ上方には重要な「200日移動平均線」があり、
その点も意識されたようです。

米中通商協議では部分合意したものの、中国側は、米国が報復関税を維持する限り年間
500億ドル(約5兆4200億円)相当の米国産農産物の購入は難しいと見ており、
米国側が主張する購入額を達成するのは困難との見方を、事情に詳しい関係者の話とし
てブルームバーグが伝えています。
それによると、中国企業はこれまでに大豆2000万トン、豚肉70万トンをはじめと
する米国産農産物を購入しており、購入を加速させるには、まず関税を撤廃することが
先だといった考えが、中国側にあるようです。
今回の部分合意に関しては詳細を詰め、11月16-17日に南米チリで開催されるA
PEC首脳会議の席で、トランプ大統領と習近平主席が署名する見通しです。ただ、今
回発動が回避された関税が撤廃されるのか、あるいは12月15日に予定されている別
の関税と併せて発動になるのかまだ決まっていないようです。
従って、今後の中国の対応次第ではまだ紆余曲折が十分ありそうです。

IMFは昨日「世界景気見通し」を発表しました。
世界全体の成長率を、7月時点から0.2ポイント下方修正し「3.0%」とし、米国
も0.2ポイント下方修正し「2.4%」にしました。また、日本については今年の成
長率を「0.9%」と据え置いたものの、20年については0.1ポイント引き上げ
「0.5%」とし、中国は今年を「6.1%」、20年を「5.8%」にいずれも下方
修正しています。IMFは四半期ごとに「世界経済見通し」を発表していますが、これ
で5期連続の下方修正となります。IMFのチーフエコノミストは、「減速の同時発生と
不確かな回復に伴い、グローバルな見通しはなお不安定だ。政策ミスの余地はなく、政
策担当者が貿易摩擦を地政学的緊張の緩和で協調することが急務だ」と指摘しています。
(ブルームバーグ)

ドル円は依然として貿易摩擦や、中東の地政学的リスクがありながらも、上昇してきま
した。昨日はイギリスの「ソフトブレグジット」が高まり、ポンドが買われたことによ
る影響があったと思われますが、これまでにも述べてきたように、今月末には日米欧の
金融政策の発表も控えており、相場のボラティリティは上昇する傾向にあります。
昨日もセントルイス連銀のブラード総裁は、米中の貿易摩擦といった経済へのリスクに
備え、金融当局は追加利下げを検討すべきとの考えを示しています。
今月末のFOMCで、25ベーシスの利下げはほぼ間違いないと思われますが、併せて
今回は日銀も何らかの政策変更に踏み切ると予想しています。
今月末に向けて相場が乱高下する可能性は高いと見られます。

本日は109円台を回復できるのかどうかが焦点です。上記「200日移動平均線」も
あり、ある程度の抵抗が見られるでしょう。
109円前後にあると思われるドル売り注文をこなしながら上昇できるかどうかですが、
本日のドル円は108円30銭~109円20銭程度を予想します。


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