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良好な米経済指標を受けドル円109円台に 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は米中の緊張緩和期待と良好な経済指標を受け
109円25銭まで上昇。先週記録した水準には届かなかった
ものの、108円台を固める動きに。
◆ユーロドルは続落。米長期金利の上昇からドルが買われた
ことで、1.1064まで売られ、約3週間ぶりの安値に。
◆株式市場は前日に続き3指数とも揃って最高値を更新する場面も
あったが、結局S&P500はマイナスに沈む。ダウは30ドル上昇し、
連日で最高値を更新。
◆債券相場は続落。長期金利は9月以来となる1.85%台へと
急上昇。
◆リスクオンの流れから金は27ドル安と、1500ドルの大台を
大きく割り込む。原油は続伸し57ドル台に。

◆9月貿易収支           →  -525億ドル
◆10月ISM非製造業景況指数   →  54.7

本日の注目イベント

◆日   日銀金融政策決定会合、議事要旨(9月18日、19日分)
◆独   独10月サービス業PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏10月総合PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏10月サービス業PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏9月小売売上高
◆米   エバンス・シカゴ連銀総裁講演
◆米   ウィリアムズ・NY連銀総裁講演
◆米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演

ドル円は先週に引き続き、再び109円台を回復してきました。
昨日の日経平均株価は400円を超える上昇を見せ、約1年1カ月ぶりに
2万3000円の大台を回復しています。欧米などの株式市場に比べ明ら
かに出遅れていましたが、10月に入ってからはドル円が108円台で安
定してきたことや、米国株が一段と上昇したことで、海外資金の流入から
日本株が上昇しています。もっとも、当社グループの株式運用責任者に言
わせると、個人投資家は利益確定の売りに回っているとのことです。日本
の個人投資家が売っているのを海外勢が買っているといった構図になって
いるようです。

昨日のNY市場でドル円は、米長期金利が約2カ月ぶりに1.85%台ま
で急騰したことを受けて109円25銭まで買われました。
10月のISM非製造業景況指数が「54.7」と、前月を上回っただけ
ではなく、市場予想の「53.3」をも上回り、サービス業の拡大が示さ
れました。雇用や受注、景況などの指数が改善し、米経済の最大部分を占
めるサービス業が安定的に拡大している状況が示唆されていると理解でき
ます。
さらに米政府が9月に導入済みの中国に対する制裁関税の一部を撤回する
との報道も、リスクオンを加速させ、ドル円を押し上げました。
金の大幅下落はその象徴とも言える動きです。

先週のFOMCでは、市場予想通り政策金利を25ベーシス引き下げたも
のの、その後のパウエル議長の発言では「金利引き下げは一旦打ち止め」
とのニュアンスを残しました。これに関連してダラス連銀のカプラン総裁
は「1.5-1.75%のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標のレ
ンジは、恐らく妥当な水準だ」と述べ、リッチモンド連銀のバーキン総裁
は「貿易政策を起因とする不確実性や世界経済の成長減速から国内経済を
守るため、米金融当局は金利を引き下げたが、一旦(利下げを)休止する
良い時期と考えている」と語り、3会合連続で金利引き下げを行ったその
効果を見極める必要があるとの見方を示しています。
米中通商協議の先行きに若干明るさも見えてはきましたが、まだ予断は許
しません。トランプ大統領のたった一つのツイートで、株価の急落と円高
が急速に進むリスクは常に意識しておかなければなりません。
昨日の経済指標では、今後利下げを継続する根拠は見当たらず、年内は1
2月に今年最後のFOMCがありますが、足元の株価と経済指標が示す限
り、追加利下げの可能性はかなり低いと考えられます。

ドル円は再度109円台を回復してきました。
先週の109円台乗せではその後直ぐに108円台に押し戻され、さらに
翌日には107円台後半まで円高が進みましたが、今回は本稿執筆時点で
も109円台を維持しており、多くの為替関係者が指摘していた、重要な
レジスタンスポイントである「200日移動平均線」を上抜けした形にな
っています。108円台を固めたと見られますが、一方でこの上方には「週
足」の「52週移動平均線」もあり、簡単にすいすい上昇するセンチメント
でもないと思われます。
ここは従来通り、こまめに利益を確定していくべきでしょう。

本日の予想レンジは108円70銭~109円50銭程度と見ています。


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