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米中貿易協議合意署名は12月に延期か? 

ひと目で分かる昨晩の動き
NY市場


  • 米中貿易協議の合意に伴う署名が12月にずれ込むとの報道からドル円は108円81銭まで売られたが、その後は109円に戻す。結局、大きな動きにはならず109円前後で取引を終える。

  • ユーロドルは徐々に水準を下げ、この日は終始1.11を下回る取引に。

  • 株式市場は米中貿易問題をめぐるネガティブな報道に上昇は一服。前日とは正反対にS&P500は上昇し、他の2指数は小幅に反落。

  • 債券は反発。長期金利は1.82%台へと小幅に低下。

  • 金は3日ぶりに反発。一方原油は反落。

本日の注目イベント

  • 豪 9月貿易収支
  • 中 10月外貨準備高
  • 独 9月鉱工業生産
  • 欧 ECB経済報告
  • 欧 欧州委員会、経済見通し発表
  • 英 BOE金融政策発表
  • 英 BOE四半期インフレ報告
  • 英 カーニー・BOE総裁記者会見
  • 米 新規失業保険申請件数
  • 米 9月消費者信用残高
  • 米 カプラン・ダラス連銀総裁講演

    米中両首脳による貿易協議合意署名がずれ込む可能性が出てきたことで、前日までのリスクオンの流れが後退し、株安、債券高となりドル円も売られる場面はあったものの、前日の水準近辺で戻ってきました。

    トランプ大統領と中国の習近平主席による部分的貿易合意の署名が12月になる可能性があり、会談場所として米国内の2カ所は除外されたと、関係者の話としてブルームバーグが伝えました。両首脳は当初、チリで今月16-17日に予定されていたAPEC首脳会議に合わせて会談する見通しでしたが、チリの首都サンチャゴで街頭デモが続いているため首脳会談は中止となっていました。代替地として米国内のアイオワ州やアラスカ州などが検討されていましたが、今回それも除外され、ロイター通信は、スウェーデンやスイスが候補になっていると報じています。トランプ大統領は、署名するかしないかわからないが、署名する可能性の方が高いといった、微妙な言い方をしていますが、この段階でも米中通商協議の「ちょっとした動き」が材料となり、各市場は影響を受けています。12月15日に予定されている対中制裁関税「第四弾」が回避されるとの見方もある中、今後の協議の成り行きからは目が離せません。

    IMFは欧州域内経済見通しを発表しました。ドイツなど、多くの国の成長率を下方修正し、「下振れリスクの高まりに鑑み、緊急対策を実行できるよう用意しておくべきだ」と提言しています。特に、7-9月期に狭義のリセッションに入ったと見られるドイツや、オランダに対しては「成長促進のために支出を拡大すべきだ。こうした慎重な財政支出は前向きな波及効果をもたらし、減速を食い止める一方で、海外不均衡を軽減する」と指摘しています。ただ、これに対してドイツのシヨルツ財務相はこうした懸念を一蹴し、成長減速を押し上げるための財政刺激策は今のところ必要ないと述べています。(ブルームバーグ)

    12月12日に総選挙が行われるイギリスの最新世論調査で、与党保守党のリードが縮小しているとの結果を受け、ポンドは主要通貨に対して売られています。今朝の日経新聞では、トニー・ブレア元英首相との単独インタビューの内容を伝えていますが、ブレア氏は、「12月の総選挙では明確な結果がでるかわからない」として、「英国民に再国民投票の機会を与えるべきだ」と述べています。また、英国政治の現状を、「国は分断されたままで、英議会も行き詰っている」と語っています。個人的にも再国民投票に賛成ですが、現状の長きにわたる混乱を目の当たりにしている多くの英国民は、今度は離脱に「NO」と言うのではないかと思っています。

    昨日からのドル円の動きを見ていると、先週からの底堅い動きは続いているものの、上値の重さもあらためて意識させられました。特に昨日は日経平均株価が連日で年初来高値を更新しているにもかかわらず、ドル円はジリジリと売られ、109円を割り込む展開でした。NY市場でも108円81銭前後まで売られましたが、それでも、これまでのようにずるずると崩れる動きにならないことが、足元のドル高傾向を象徴しているように思えます。結局昨日も、重要なレジスタンス・ラインである「200日移動平均線」を完全に上抜けできず、「上ヒゲ」が絡んでいる形状に終わっています。昨日も述べたように、109円を挟み上下50-70銭程度のレンジでもみ合う展開を予想しています。本日のドル円は108円60銭~109円30銭程度を予想します。

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