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 2020年01月 

中東リスク高まる 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は米国とイランが一触即発の状況になったことで
円が買われ、昨年11月以来となる107円84銭まで下落。
◆ユーロドルは小幅に上昇。1.1180までユーロ高が進んだが
ユーロ円を売る流れに、ユーロの上昇は緩やか。
◆株式市場は3指数とも揃って大幅下落。前日に300ドルを超える
上昇を見せたダウは、中東リスクを嫌い233ドル安に。
◆債券相場は大幅に上昇。長期金利は.1.78%台へと低下。
◆金と原油は大幅に上昇。原油価格は前日比1.87ドル上昇し
63ドル台で取り引を終える。

◆12月ISM製造業景況指数 →  47.2

本日の注目イベント

◆中   中国12月財新サービス業PMI
◆中   中国12月財新コンポジットPMI
◆独   独11月小売売上高
◆独   独12月サービス業PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏11月生産者物価指数
◆欧   ユーロ圏12月総合PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏12月サービス業PMI(改定値)
◆米   12月マークイットサービス業PMI(改定値)


「一触即発」・・・。米国がイランの司令官を殺害したことで、中東情勢が一気に緊迫度
を増して来ました。
イランが直ちに報復を示唆したことに対してトランプ大統領は中東へ3000人の増兵を
検討し、さらにイランが報復すれば、イランは文化財を含む「イランの52カ所」を直ち
に非常に激しく攻撃されると、ツイートしました。
また、ポンペオ米国務長官はABCテレビの番組で、米国のイランに対するいかなる攻撃
も「合法」になると述べています。(ブルームバーグ)

昨年クリスマス前後までは109円台半ばでほとんど動きのなかったドル円は、年末には
109円台を割り込み、先週末のNYではトランプ氏のツイートをきっかけにさらに円が
買われ、108円を割りこみ107円84銭まで円高が進みました。
米国とイランとの間で軍事行動が開始される可能性が高まったことで、リスク回避の動き
が強まり、安全通貨の円が買われ、同時に金が大幅高になっています。
また、安全資産の債券にも買いが集まり、リスク資産の株は大きく売られました。
恐怖指数と言われる「VIX指数」も直近では14.02前後まで上昇して来ました。
昨年1月3日には「フラッシュ・クラッシュ」でドル円が一気に5円近く円高に振れ、瞬
間104円台を付けたこともあったので、今年は注意して観ていましたが、米国のイラン
のソレイマニ司令官殺害は、想定外であり、驚きでした。

今後はイランが本当に報復攻撃に踏み切るのかどうかが焦点ですが、トランプ氏の言葉か
らするとその場合にはイランを本格的に攻撃する可能性が高いと思われます。
イランでは5日、数千人もの国民がソレイマニ司令官を追悼するデモを行っています。
ただ冷静に考えれば、今回の米国とイランとの緊張の高まりは中東情勢を不安定にはしま
すが、米経済に与える影響は限定的と思えます。米中貿易戦争のように、米経済に直接影
響を与えるものではないと言えるでしょう。

米中貿易協議は昨年12月12日に「第1段階」の合意を見ました。
今朝の報道によると、トランプ氏は今月15日に「第1段階」の合意に署名すると発表し
ており、中国は13日に劉鶴副首相をトップとする代表団をワシントンに送る予定だとし
ています。ただそうだとすると、中国の習近平主席は合意書に署名しないことになり、米
国側がそれを受け入れるのかという疑問が生じます。
劉鶴副首相が署名することになるのかもしれませんが、この辺りもやや不透明感が残りま
す。
ドル円はそれまで「日足」の雲の上で推移していましたが、今朝の段階で「雲」を下抜け
してしています。
足元では「120日移動平均線」との攻防になっていますが、イラン問題を別にすれば、
今年の相場を占うポイントの一つは「好調な米景気がどこまで継続するのか」を判断する
ことにあります。
昨日発表されたISM製造業景況指数は「49」の予想に対して「47.2」でした。
これで昨年8月に節目の「50」を割り込んでから5カ月連続で「50」を割り込んでお
り、製造業は依然として厳しい状況であることが確認されました。
一方では、相変わらず住宅と個人消費、さらに労働市場は堅調に推移しており、米景気拡
大の源動力になっています。
これらが、低調な製造業に収斂されて行くのか、あるいは反対に製造業が底打ちして徐々
に立ち直るのか、経済データを注視していく必要があります。
本日は急激な円高を背景に日本株も大きく売られることが予想されます。
ドル円がどこまで株安に追随するのかといったところでしょう。

予想レンジは107円50銭~108円40銭程度でしょうか。


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