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 2020年02月 

ドル円110円をワンタッチ 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は東京時間に上昇し、109円98銭まで買われたが、
NY市場では109円台後半から110円の間で張り付いたまま
小動き。
◆ユーロドルはやや水準を下げ、1.0964前後まで下落。
約4カ月ぶりとなる安値を記録。
◆株式市場はこの日も上昇。中国が米国からの輸入品の
関税を一部引き下げるとの発表を好感。3指数とも揃って
最高値を更新し、ナスダックは初の9500ポイントに
乗せる。
◆債券相場は横ばい。長期金利は1.64%台で若干低下。
◆金と原油は揃って上昇。
********************(何もない時は空欄のままにします)

◆新規失業保険申請件数       → 20.2万件
◆10-12月雇用コスト指数    →  1.4%

本日の注目イベント

◆日  12月景気一致指数
◆中   中国 1月貿易収支
◆独   独12月貿易収支
◆独   独12経常収支
◆独   独12月鉱工業生産
◆米   1月雇用統計
◆米   12月消費者信用残高
◆加   カナダ1月就業者数
◆加   カナダ1月失業率
◆米  企業決算 → ウーバー、ブリストル、ツイッター


NY株は昨日も上昇し、ダウはこれで今週だけで1100ドル程上げたことになり、
ナスダック指数は初めて9500ポイントの大台に乗せています。
市場の金余りが根底にあることはこの欄でも何度か述べてきましたが、今回の新型
コロナウイルスの感染拡大より、世界経済が減速することが予想され、主要国は再
び緩和姿勢を強めるとの期待も株価を押し上げているようです。
事実、今週に入ってタイや、ブラジル、さらにフィリピンでも利下げに踏み切って
います。IMFのゲオルギエバ専務理事は日経新聞とのインタビューで、主要国は
緩和政策を維持すべきだとの認識を示しています。
連日のNY株の大幅高に、さすがの日経平均株価も昨日は久しぶりに急騰しました。
500円を超える上昇を見せていた指数は、午後に中国が対米関税の一部引き下げ
を発表すると、日経平均株価は680円近辺まで上昇し、大商いだったようです。

一方で新型コロナウイルスの感染拡大は止まっていません。
昨日は中国武漢市で、今回の新型ウイルスに早くから警鐘を鳴らしていた医師の李
文亮氏が亡くなり、同氏が勤務していた武漢市の中心医院は「当院の眼科医、李文
亮氏は不運にも新型コロナウイルスの感染拡大と闘う取り組みの中で罹患し、あら
ゆる救命措置を講じたものの、7日午前2時58分に亡くなった」と説明していま
す。(ブルームバーグ)市場の楽観的な雰囲気と、連日報道される新型肺炎のニュ
ースに違和感を覚える人も多いのではないかと思いますが、私もその一人です。

トランプ大統領は弾劾裁判で無罪を勝ち取ったことで「我が国の勝利だ」「魔女狩
りだ」といった言葉を使い、勝利宣言を行ないました。
「無罪」を伝えるワシントンポスト紙を片手で振りかざしながら声高に自身の潔白
を主張していました。今回の弾劾裁判での無罪は当初から予想されていたことで驚
くべきことでもありませんが、前日議会で、トランプ氏の演説原稿を破って見せた
ペロシ下院議長は強烈にトランプ氏を批判し、「米大統領は代わるだろう」と述べ
ていました。先日のギャラップ社が報じたように、2大政党である共和党と民主党
の分断は、これまで目にしたことがないほど深まっているようです。

中国は、今月14日から米国からの約750憶ドル(約8兆2500億円)相当の
輸入品に対する関税率を半分に引き下げると発表しました。
中国が昨年9月1日に発動した報復関税の税率10%を5%にするというものです。
米国産の豚肉や大豆、原油など1700品目が対象になると見られています。
中国のこの発表は、今後予定されている貿易協議の第2段階を有利に進めたいとの
思惑があるようですが、トランプ氏はこの「英断」を歓迎するものと思われます。

ドル円は110円手前で足踏み状態です。
株価の大幅高にドル買いが優勢にはなっていますが、いまいち勢いはありません。
株価が再び調整を見せるようだと、今度は素直に下落に転じる可能性もあります。
110円台ではドル売り注文が多いのは予想できますが、抵抗帯としては110円
から110円30銭辺りと見ています。
今夜の雇用統計でこのゾーンをブレイクできるのか、注目点の一つです。
ADP雇用者数の上振れや、昨日の週間失業保険申件数が低水準に留まっているこ
となどから、期待値は高まっているようです。

本日のドル円は109円50銭~110円50銭程度を予想します。


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