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 2020年11月 

米大統領選投票始まる 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円はバイデン氏勝利を織り込みつつ、ドルがやや軟調に。
104円44銭まで売られたが、レンジを抜け切れず。
◆ユーロドルでもややドル安が優勢に。1.1739までユーロが
買われたが、こちらも様子見の域を出ず。
◆株式市場は大幅に続伸。ダウは554ドル上昇し、前日小幅高に
終わったナスダックも大きく買われる。
◆債券は続落。長期金利は0.89%台まで上昇。
◆金と原油は続伸。

◆10月自動車販売    →  1621万台
◆9月製造業受注     →  1.1%

本日の注目イベント

◆豪   豪9月小売売上高
◆日   日銀金融政策決定会合議事要旨(9月16・17日分)
◆中   中国10月財新サービス業PMI
◆中   中国10月財新コンポジットPMI
◆独   独10月製造業PMI(改定値)
◆独   独10月サービス業PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏10月製造業PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏10月サービス業PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏9月生産者物価指数
◆米   10月ADP雇用者数
◆米  9月貿易収支
◆米   10月ISM非製造業景況指数
◆米   米、「パリ協定」正式離脱
◆加   カナダ9月貿易収支

いよいよ新しい米国の、そして世界で最も影響力のある指導者を決める
選挙が行われました。トランプ氏が再選を果たし、もう4年間ホワイト
ハウスに留まるのか?あるいはバイデン氏が勝利し、新しいホワイトハ
ウスの住人になるのか、世界中が注目しています。既に、1億500万
人以上が期日前投票を済ませており、2016年の総投票数の4分の3
に相当するようです。
激戦州の中でも、フロリダ州とペンシルベニア州がカギを握ると見られ
ています。

ドル円は104円75銭まで上昇したものの、その後は軟調となり、ユ
ーロドルでもやや「ドル安」が進んでいますが、今のところ大きな動き
にはなっていません。一方株式市場では、2日に続き昨日も大幅な株高
で取引を終えています。ダウは2日間で1000ドルに迫る上昇を見せ
ており、今日の日本株にも影響を与えそうです。また、債券市場では債
券が売られ、10年債利回りは一時0.9%に接近しています。事前予
想通り「株高・金利高・ドル安」が進むのか、注目です。大統領選の開
票については州ごとに集計方針が異なるため、選挙結果の出るタイミン
グもまちまちです。特に今回は郵便による投票が多く、結果が出るのが
遅れることは必至です。

日本時間4日午前9時には、ジョージア、インディア州などで投票が締
め切られ、この時点では特にジョージア州が注目されそうです。196
0年以降の大統領選で民主党候補がこの州で勝ったのは3回しかなく、
うち2回は同州出身で知事だったカーター元大統領で、「ここでバイデ
ン氏が勝利すれば、極めて幸先の良いスタートになる」と、ブルームバ
ーグは報じています。この時点で複数のテレビ局やAP通信は各陣営が
確保した選挙人について、非公式の発表を開始する模様で、538人い
る選挙人の「270」を獲得した候補者が最終的な勝利者になります。
そして日本時間午前10時には注目のフロリダ、ペンシルベニアなど、
多くの州で投票が締め切られます。前にもこの欄で触れましたが、フロ
リダは選挙人の数も「29」と、全米で第3位の大票田です。
ここでバイデン氏が勝利するようだと、トランプ氏が再選する可能性が
ほとんどなくなると言われ、トランプ氏にとっても絶対に落とせない地
区です。また同州は開票作業を数日前から行っており、開票結果がすぐ
に出ることも予想されます。日本時間4日午前11時にはアリゾナ、N
Y州など14州で投票が締め切られ、この時点では選挙当時に投票所に
足を運んだ人の開票が進むと見られ、投票所に行くよう積極的に訴えた
トランプ氏にとって有利な開票が進むと見られます。
多くのメディアが指摘したように、この時点でトランプ氏が「勝利宣言」
を行う可能性もあります。

そして日本時間4日午後1時には、カリフォルニア州など、4州で投票
が締め切られ、この時点ではアラスカと、ハワイ州だけが投票が締め切
られていません。しかしこの段階で結果が明白であれば、各テレビ局や
AP通信は大統領選の勝者を報道する可能性があります。2008年の
オバマ氏勝利が伝えられたのも、ちょうどこの時間だった(ブルームバ
ーグ)そうです。

結局、本日午後までには大勢が判明しそうですが、今回はどちらも「敗
北宣言」は行わないと見られ、その後法廷闘争に持ち込まれる可能性も
あります。
大統領選の結果が金融市場にどのような影響を与えるかについては、株
式市場に関しては概ね
「株高」で一致しており、債券市場についても同様に「債券安・金利高」
といったところです。しかし、為替については、当初「ドル安円高」と
言われていましたが、その後はバイデン氏の勝利で民主党が主張する大
規模な経済対策が実施され易くなくことから、「ドル高円安」ではとい
った見方が台頭してきましたが、ここにきて再び「いや、どちらが勝っ
てもドル安円高だ」といった流れになっています。確かにドル安が進む
可能性が高いとは思いますが、昨日も金利高に振れたように、米金利が
1%を大きく超えていく可能性があります。
長い目で見た場合、米金利の上昇がドル円に与える影響は無視できない
と考えます。タイミングを言い当てるのは難しいですが、いずれジワジ
ワト円が売られると予想していますが、どうでしょう?

本日は103円~106円と、ほぼ予想がつきません。
あるいは、全く小動きに終始することもないとは言えません。



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