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良好な米経済指標にドル円反発 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は良好な経済指標を手掛かりにドル買いが優勢となり、
104円台半ばを回復。一時は104円63銭までドル高となり、
米長期金利の上昇も支援材料に。
◆ユーロドルは1.1904まで上昇したが1.19台は維持できず。
◆株式市場は大幅に上昇。発表されたPMIが良好だったことに加え、
コロナウイルスの開発に関わる朗報や、次期財務長官にイエレン前
FRB議長が指名されるとの報道に安心感が出て株価を押し上げる。
ダウは327ドル上昇し、他の主要指数も揃って上昇。
◆債券は売られ、長期金利は0.85%台に上昇。
◆ドルが買われたことで金は大きく反落。約4カ月ぶりとなる
1828ドル台まで下落し、1837ドル台で取引を終える。
原油は続伸し43ドル台に。

◆10月マークイット製造業PMI(速報値)      →  56.7
◆10月マークイットサービス業PMI(速報値)    →  57.7
◆10月マークイットコンポジットPMI(速報値)   →  57.9

本日の注目イベント

◆日   黒田日銀総裁講演
◆独   独7-9月期GDP(改定値)
◆独   独11月ifo景況感指数
◆米   9月ケース・シラ-住宅価格指数
◆米   9月FHFA住宅価格指数
◆米   11月消費者信頼感指数
◆米   11月リッチモンド連銀製造景況業指数
◆米   ブラード・セントルイス連銀総裁講演
◆米   ウィリアムズ・NY連銀総裁、WSJのイベントに参加

大統領選での勝利を確実にしたバイデン氏は、自身の政権の外交トップと
なる国務長官にアントニ-・ブリンケン氏を起用すると発表しました。
ブリンケン氏はオバマ政権時代の国務副長官を歴任し、バイデン氏はの長
年のアドバイザーを務めた人物です。また財務長官にはジャネット・イエ
レン前FRB議長を指名する計画で、実現すれば初の「女性財務長官」と
いうことになります。また財務長官候補の一人として名前の挙がっていた
ブレイナードFRB理事に対して、FRB内に留まるよう要請していると、
伝えられています。ブレイナード氏は、2022年にパウエル議長の任期
が切れた際には、後任として筆頭候補になる可能性があり、オバマ前大統
領に指名された唯一の民主党系メンバーです。(ブルームバーグ)

バイデン氏はこの他にも、大統領首席補佐官や国家安全保障担当補佐官も
指名しており、いまだ「敗北宣言」を行っていないトランプ氏をよそに、
着々と「外堀を埋めている」状況です。

ドル円は103円台から104円台半ばまで反転し、今回も103円台半
ばまでドル安が進んだものの103円台を割り込めず、底堅い動きになっ
ています。米長期金利も、0.70%から0.8%台で一進一退となって
おり、金利面からドルを大きく売る展開でもなさそうです。
上記バイデン政権の閣僚名発表に加え、マークイットの発表したPMIが
良好で、製造業、サービス業、コンポジット全てで前月を上回っていたこ
ともドル買いにつながったようです。またコロナワクチンを巡る動きでも、
ファイザーは開発中のワクチンの緊急使用許可を20日に米食品医薬品局
(FDA)に申請しており、FDAは12月10日に同ワクチンを承認す
るかどうかの有識者会合を開くとしています。従って、早ければ12月1
1日にも同ワクチンが米各州で接種される可能性があります。
また、英製薬大手アストラゼネカは23日、オックスフォード大学と共同
開発中のコロナワクチンについて、臨床試験の段階で平均70%の有効性
が確認されたと発表しています。ファイザーなど、先の2社に比べ現段階
での有効性は劣るものの、入院や重症化も確認されなかったと発表してい
ます。ようやくコロナワクチンが人々の手の届くところまで来ましたが、
日本に配布されるのは来年1月以降になる模様です。

一方、コロナ感染の拡大に歯止めがかかりません。
米国ではコロナ感染者の急増で、医療施設の病床に占めるコロナ患者の割
り合いが大きく上昇しており、医療崩壊が現実的になってきました。また
イタリアでは累計死者数が5万人を超え、欧州では英国に次いで2番目に
大台を突破したと報告されています。日本でも、北海道や大阪では連日過
去最多の感染者数が確認され、政府はようやく、大阪市と札幌市を「Go
to」の対象地域から除外する方向で検討しているようです。
昨日のテレビのニュースでも、天候が良かったこともあり、この3連休、
観光地はどこも多くの人で一杯でした。2週間後の結果が、今から心配で
す。

ドル円は「1時間足」では1週間ぶりに目先の抵抗線と見られる「120
時間移動平均線」を上抜けしてきました。本日の上値のメドは「4時間足」
の200時間線が位置する、104円75銭前後を抜けることができるか
どうかがが一つのポイントかと思います。依然としてドルの上値が重いこ
とは変わりませんが、底値の方も103円台前半が抜け切れないのも事実
です。まだ「ドルショート先行の地合い」は変わっていませんが、突っ込
み売りには注意をしたいところです。

本日のレンジは104円~104円90銭程度を予想します。


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