fc2ブログ

WTI原油価格7年ぶりの高値に 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆NY株が続落し、リスク回避の流れからドル円は小幅に
続落。110円82銭まで売られたが、その後は前日の
水準に戻し、111円を下回るレベルで推移。
◆ユーロドルは反発。この日は終始1.16台で推移し、
1.1640まで上昇する場面も。
◆債務上限問題を巡る不透明感やインフレ懸念から株式市場は
大幅に下落。ダウは323ドル下げ、ナスダックは2%を超える
下落。
◆債券は反落。長期金利は1.48%近辺まで上昇。
◆金は続伸。原油も大きく買われ、一時は78ドル台
半ばまで上昇し、2014年11月以来の高値を記録。
  
◆8月製造業受注 →  1.2%

本日の注目イベント

◆豪   豪8月貿易収支
◆豪   RBA、キャッシュターゲット
◆日  9月東京都区部消費者物価指数
◆独   独9月サービス業PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏11月サービス業PMI(改定値)
◆欧   ユーロ圏8月生産者物価指数
◆欧  ラガルド・ECB総裁講演
◆米  8月貿易収支
◆米   9月マークイットサービス業PMI(改定値)
◆米   9月マークイットコンポジットPMI(改定値)
◆米   9月ISM非製造業景況指数
◆加   カナダ8月貿易収支

米国のインフレ懸念がさら強まってきました。
OPECプラスは原油の供給量を月ごとに斬新的に増やすことで合意し、
これを受けてNY原油先物市場では原油価格が上昇。一時は2014年
11月以来となる78ドル38セントまで上昇し、実に7年ぶりの高値
を付けました。原油価格の上昇は、ガソリン価格の上昇を通じて物流コ
ストや家庭のガソリン代など移動コストの上昇につながり、足元の物価
上昇を一段と押し上げる可能性が高くなります。
加えて、人手不足やサプライチェーンの混乱で物価上昇圧力は続いてお
り、企業が上昇分を価格に転嫁する動きも既に確認されています。

セントルイス連銀のブラード総裁は経済フォーラムでの講演で、米国の
インフレ率は数十年来の高水準になっていると指摘し、上昇ペースが落
ち着くには予想以上の時間を要するリスクがあるとの見方を示していま
す。
総裁は、「リスクは上向きで、2022年にかけてインフレはさらに高
進するだろう。来年の個人消費支出(PEC)コア価格指数は2.8%
上昇すると予想している」と述べています。
また資産運用会社最大手の米ブラックロック副会長のフィリップ・ヒル
デブラント氏は、1日のブルームバーグ・テレビジョンとのインタビュ
ーで、「(インフレは)過去20年とは全く違った時代に入ろうとして
いると確信している。インフレ率は今後、これまでより高い水準で落ち
着くだろう」と述べ、「市場はそれに慣れなければならないということ
だ」と語っていました。足元の高水準のインフレ率については、もはや
「一時的」という言い方は出来ないようです。

インフレ懸念の高まりからNY株式市場ではハイテク銘柄など、ナスダ
ック指数が大きく下げ、エネルギー関連銘柄以外はほぼ売られる展開で
した。リスク回避の流れが強まり、円が買われる場面もありましたが、
米長期金利の上昇が円高を抑制した効果があったようで、ドル円は11
0円後半でとどまっています。また中国恒大問題が市場のセンチメント
を悪化させている状況は続いており、昨日は香港市場で同社の株式が売
買停止になっています。新たに、中国の不動産開発会社、花様年控股集
団(ファンタジア・ホールディングス・グループ)が4日、満期だった
社債2億570万ドル(約229億円)相当を償還できなかったことも
明らかになっています。

債務上限問題で揺れている米国では、バイデン大統領がホワイトハウス
で、「このような状況に米国を追い込んだのは共和党のマコネル上院院
内総務だ」と非難しました。大統領は、米政府が債務上限を超えないこ
とを保証できるかと問われ、「いや、できない」と回答し、「それはマ
コネル氏次第だ」と述べました。さらに「共和党は非常に向こう見ずで
危険なことをしている。米経済に隕石が衝突しようとしている。それを
回避するため民主党はあらゆる手を尽くす決意だ。共和党は妨害しなけ
ればよいだけの話だ」と語っています。(ブルームバーグ)バイデン大
統領は債務上限問題だけではなく、インフラ投資を巡っても下院民主党
の進歩派との調整が難航しており、苦境に立たされています。

今朝のドル円は前日と同水準で推移しています。
本日も日本株の下落が予想され、昨日発足した「岸田新内閣」へのご祝
儀相場の可能性は低いと見られます。「新資本主義の実現」、「成長と
分配の好循環」など、綺麗な言葉が並んでいましたが果たしてそれらを
実現して、世界に「リーダーシップ」を示すことができるのか、はなは
だ疑問です。

本日のドル円は110円70銭~111円40銭程度予想します。


スポンサーサイト



このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。