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 2023年03月 

足元の金融不安ひとまず後退 

ひと目で分かる昨晩の動き 

NY市場

◆ドル円は上昇。欧米の金融システムに対する不安が後退し、
米長期金利は大きく上昇。ドル円も引っ張られる形で買われ、
132円63銭までドル高が進む。
◆UBSによるクレディスイス買収が決まり、ユーロは上昇。
1.0789まで買われ、約1カ月ぶりの高値を付ける。
◆株式市場は3指数が揃って大幅に続伸。ダウは316ドル上げ、
S&P500も30ポイント上昇し、4000の大台を回復。
◆債券は大幅安。長期金利は3.60台へと上昇。
◆前日約1年ぶりに2000ドルの大台を記録した金は
大幅に反落。一方原油は大幅に続伸。

◆2月中古住宅販売件数    →  458万件

本日の注目イベント

◆欧   ユーロ圏1月経常収支
◆欧  ラガルド・ECB総裁講演
◆英   英2月消費者物価指数
◆米   FOMC 政策金利発表
◆米   パウエル議長記者会見
◆米   イエレン財務長官、上院小委で証言

欧米の金融システム不安が後退し、市場にはやや安堵感が広がったことで、
恐怖指数の「VIX指数」が急低下。今回の混乱では一時「30」を超えた
同指数は「21.38」で取り引きを終えています。

破綻したシリコンバレー銀行(SVB)と、シグネチャーバンクの預金は全
額保護されることが決まり、預金流失が続いているファーストリパブリック
バンク(FRC)を巡っては、米大手行が預金という形で資金供与すること
で合意し、さらに同行には政府支援が行われる可能性も報じられています。
また信用不安を払拭するため、イエレン財務長官は21日、中小規模の金融
機関が経営難に陥った場合、保険で保護される金額を超える部分についても
保障する意向を示したことも好感されています。
イエレン氏は米銀行協会の会議で講演し、「われわれの介入は米国の銀行シ
ステムを保護するために必要だった。中小規模の金融機関が取り付け騒ぎに
見舞われ、波及のリスクが生じるような場合は、同様な行動が正当化され得
る」と説明しています。
講演後の質疑応答では、「国民は銀行システムに信頼を置いて良い」と答え
ています。(ブルームバーグ)

偶然のことだったようですが、中国の習近平国家主席がロシアを訪れ、プー
チン氏と首脳会談を行うタイミングで、わが岸田首相は電撃的にウクライナ
を訪問し、ゼレンスキー大統領と会談を行いました。岸田首相のウクライナ
訪問は、G7首脳としては唯一訪問していないことと、G7広島サミットも
控えていることで「対面上の問題を払拭する」ためのようにも思え、それほ
ど意味はないと思いますが、習近平氏のロシア訪問はそれなりに大きな意味
を持つのではないかと考えます。

もともと、このロシアとウクライナの停戦があるとすれば、それは中国がそ
のカギを握っているのではないかと思っていましたが、習近平氏はプーチン
氏と4時間にも及ぶ非公開の会談を行ったと伝えられています。
詳しい内容は分かっていませんが、その中で「和平協議」についても話合わ
れたようです。
仮に停戦についてロシアとウクライナが今後話し合うとしても、現時点では
双方の主張に大きな隔たりがあり簡単でありませせん。直ぐに停戦が実現す
る可能性は低いとみられます。
ただ、プーチン氏としては、いまさら「振り上げた刀はおろせない」状況で
あるのは明らかで、ここに、中国との「友好関係を維持するため」といった
大義名分があれば、その可能性もまったくないわけではありません。
一方で、トップ会談では中国のロシアへの武器供与について話し合いが行わ
れた可能性もあり、ブリンケン米国務長官は厳しく批判しています。
いずれにしても、中国が動いたことで、ウクライナ情勢は新たな段階に入る
とみています。

欧米の素早い対応が功を奏し、株価が上昇し、債券も買われ金利が低下。
131円前後まで売られたドル円もやや戻っています。
このまま金融不安が完全に消え去ることはないと思われますが、峠は越した
可能性が高いと思われます。
さて、明日朝のFOMC会合の結果ですが、祝日の前のコメントで筆者は、
0.25ポイントの利上げを予想していましたが、月曜、火曜の海外市場の
動きからすると、その可能性は高まってきたようです。
パウエル議長は仮に0.25ポイントの利上げを行ったとしても、「金融不
安に対しては断固とした対応で臨む」といった、市場の混乱を払拭する形の
コメントも同時に発するのではないかと予想しています。
もちろんまだ結果はわかりません。予断のないよう構える必要があります。

本日のドル円は131円~134円といったレンジを予想します。

明日の「アナリストレポート」は都合によりお休みとさせていただきます。
ご愛読者の皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願
い申し上げます。


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