fc2ブログ

月別アーカイブ

 2023年07月 

ドル円一時137円台に下落 

ひと目で分かる昨晩の動き  

NY市場

◆ドル円は上値の重さが払拭できず。失業保険申請件数が発表
になった直後ドル円は138円95銭まで値を戻したが、PPIの
発表に一気に138円を割り込む。
◆ユーロドルは続伸し、1.1228前後まで上昇。主要通貨に対して
ドルは全面安の展開。
◆株式市場は3指数が揃って4日続伸。タカ派のセントルイス連銀総裁の
辞任も支援材料に。
◆債券も続伸。長期金利は3.76%台に低下。
◆金と原油は3日続伸。

◆新規失業保険申請件数     →  23.7万件
◆6月生産者物価指数      →  0.1%
◆6月財政収支         →  -227.8b

本日の注目イベント

◆日   5月鉱工業生産(確定値)
◆印   G20財務相・中央銀行総裁会議(インド、ガンディーナガル、18日まで)
◆欧   ユーロ圏5月貿易収支
◆米 6月輸入物価指数
◆米 6月輸出物価指数
◆米   7月ミシガン大学消費者マインド(速報値)
◆米  企業決算 → ウェルズ・ファーゴ、JPモルガン、シティーグループ、ブラックロック


米インフレの鈍化傾向を示す指標が相次いでいます。
昨日発表された米6月の生産者物価指数(PPI)は総合で前年同月比「0.1%」
と、市場予想を下回り、約3年ぶりの低い伸びとなりました。
コアPPIでも前年同月比「2.4%」と、市場予想の「2.6%」を下回っていま
す。前日のCPIに続き、PPIでも物価上昇圧力の緩和が浮き彫りになる内容で、
インフレ阻止に取り組む米金融当局にとって安心材料になりそうです。

ドル円は先に発表された「週間新規失業保険申請件数」が予想より減少していたこと
で、ドル買いが強まり、138円95銭までドルが反発しましたが139円には届か
ず。その後発表されたPPIがドルを押し下げ、一時は138円を割り込み、137
円93銭前後までドル売りが進みました。
7月のFOMC会合で0.25ポイントの利上げを行った後、年内にもう1回の利上
げがあるといった観測が急速に後退したようです。PPIの結果を受け株と債券が再
び買われ、長期金利は急低下しています。
1週間前には4.029%で引けた10年債利回りは3.76%台まで低下し、ドル
下落に拍車をかけている状況です。

もっとも、この日の株高・債券高の一因にはブラード・セントルイス連銀総裁の「突
然の辞任」もあったようです。
ご承知のように、ブラード氏は「タカ派の急先鋒」で、2021年半ばから、数十年
来の急速なインフレを抑え込むには積極的な措置を取るべきだと再三主張してきまし
た。今回、FRBがインフレ抑制への政策変更が出遅れたことで、急激なインフレが
続いたとも言われてきましたが、その中でもブラード総裁は早くから大幅利上げを行
うべきだと主張しており、その慧眼には個人的にも敬意を払ってきました。
ブラード氏の在任期間は15年にもなります。ただ今回の任期は確か2024年3月
までだったと記憶していますが、13日付けで辞任すると唐突に同連銀が発表してい
ます。
ただ8月14日までは同連銀の顧問として残り、退任後はパデユー大学ビジネススク
ールの学部長に就く予定ですが、今月のFOMC会合を始めその他の関連職務からは
身を引き、講演なども全て中止したとセントルイス連銀は説明しています。(ブルー
ムバーグ)任期途中で、しかもFOMC会合まで2週間を切った中での「突然の辞任
」です。異例といえば異例で、この先様々な憶測を呼びそうです。
市場は現金なもので、 ブラード氏の辞任で今後利上げ圧力が低下するとの読みから
ドルを売り、債券と株を買う行動に出ています。

CPIに続きPPIも伸びが大きく鈍化していることから、米インフレが巡航速度に
戻る可能性が高まっています。ただ、まだそう判断するのは早計です。
サンフランシスコ連銀のデーリー総裁も、「インフレとの闘いで勝利宣言するのは実
に早すぎる」と、CNBCの番組で釘を刺しており、「インフレを2%に押し下げる
決意は変わらないため、これについては様子見モードだ」と慎重な姿勢を見せていま
した。

ドル円は137円台に突入したため「日足の雲」に入っています。
この雲は比較的厚みもあり、雲そのものが「抵抗帯」として機能します。雲の下限は
現在、135円96銭を示しており、やはり135円という値位置が重要になってき
ます。
ここは大きな節目でもあり、ここを抜けると雲を完全に下抜けし、トレンドの転換を
意味するからです。

本日のドル円は136円80銭~138円80銭程度を予想します。


スポンサーサイト



このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。