fc2ブログ

ユーロドル上値を切り上げ1.1270に 

ひと目で分かる昨晩の動き  

NY市場

◆ドル円は東京時間からじり安が続きNYの朝方には
137円69銭まで下げる。その後日銀総裁の発言や株高
からリスクオンの流れが強まり139円台前半まで反発。
◆ユーロドルも底堅く、1.1270まで小幅に上値を
切り上げる。
◆株式市場は3指数が揃って大幅続伸。銀行決算が好調だったこと
に加え、経済指標も総じて軟調だったことで株式に資金が流入。
◆債券は小幅に続伸。長期金利は3.78%台に低下。
◆金は大幅に反発。原油も反発し、75ドル台を回復。

◆6月小売売上高         → 0.2%
◆6月鉱工業生産         → -0.5%
◆6月設備稼働率         → 78.9%
◆7月NAHB住宅市場指数    → 56

本日の注目イベント

◆欧   ユーロ圏6月消費者物価指数(改定値)
◆英   英6月消費者物価指数
◆米   6月住宅着工件数
◆米   6月建設許可件数
◆米  企業決算 → ゴールドマン、ネットフリックス、IBM、テスラ、アルコア

東京時間ではやはりドルの上値は重く、欧州市場の午前中まではジリ安の展開
でした。NYでは朝方こそドル売りが進み137円69銭まで下げましたが、
その後は大きく反発しています。6月の「小売売上高」が市場予想を下回った
ことを材料にドル売りが進んだと思われますが、その後植田日銀総裁の発言が
伝えられドルを押し上げています。

インドで開かれていたG20財務相・中央銀行総裁会議終了後に植田総裁が会
見を行いました。
総裁は、「金融仲介機能や市場機能に配慮しつつ、イールドカーブ・コントロ
ール(YCC)
政策の下で粘り強く金融緩和を続けてきた」と説明し、その上で、「目標との
距離や見通しを毎回の金融政策決定会合できちんとチェックし、その前提が変
わらない限り、全体のストーリーは不変だ」と語っています。
27-28日の決定会合では、日銀が何らかの修正に踏み切るとの観測が急速
に高まり、これが先週の「ドル安・円高の一因」になっていました。
日本の債券市場でも、「日銀が動く」との見方を織り込む形で、長期金利の上
昇が続いており、日銀が設定した上限の0.5%に迫る、0.4%台後半まで
金利上昇が進んでいます。この発言はそれらの動きをけん制する意味合いもあ
ったかと思われますが、ドル円はこの発言をきっかけに139円台前半まで円
安が進みました。

この発言に対して、興味深い独自のコメントをブルームバーグは配信していま
す。記事は、「とはいえ、インフレ目標達成に関する日銀の見解が今月も変わ
らないという保証はない。植田総裁の発言は期待にある程度水を差すかもしれ
ないが、日銀は以前にもくせ球を投げて来たのは確かだ」として、2016年
にマイナス金利メカニズムに移行して市場に衝撃を与えた例を挙げています。
続けて、「日本のコアCPIを見ると、インフレ目標達成の可能性がここ数カ
月でプラスの方向に動いていると仮定するのは確かに合理的だ」と論じていま
す。また、日銀が動くとの想定の基に日本国債のショートに賭けているファン
ドも紹介しています。
8800億ドル(約122兆円)余りの資産を運用するインサイト・インベス
トメントのマネージャーであるブレンダン・マーフィー氏は、日銀が金融引き
締めに動くのは時間の問題だとして、日本の10年国債先物をショートしてい
ると報じています。
マーフィー氏は、「YCCが解除されるとわれわれは考えている。日銀の政策
は徐々に正常化に向っていくだろう」と述べ、日本国債のショートに賭けてい
ることを認めています。
筆者は先月までは日銀が動く可能性は五分五分とみていましたが、今月に入っ
て債券市場の動きを観察する過程で、「動く方向」に傾いています。

ドル円は来週のFOMC会合までは動きにくく、狭い値幅でもみ合うと予想し
ていましたが、連日荒っぽい動きが続いています。それでも会合までは137
円~140円のレンジ内で推移するとみていますが、どうでしょう。

本日のドル円は138円~139円80銭程度と予想します。


スポンサーサイト



このサイトは情報提供を目的としており、投資勧誘を目的とするものでは、ございません。投資の最終判
断はご自身でなさるようお願い致します。本サイトの情報により皆様に生じたいかなる損害については弊
社及び執筆者には一切の責任を負いかねます。

外国為替証拠金取引とは、元本や利益が保証された金融商品ではありません。お取引した通貨にて、
相場の変動による価格変動やスワップポイントの変動により、損失が発生する場合があります。
レバレッジ効果では、お客様がお預けになった証拠金以上のお取引が可能となりますが、証拠金以上の
損失が発生するおそれもあります。個人のお客様の取引に必要な証拠金は、各通貨のレートにより
決定され、お取引額の4%相当となります。証拠金の25倍までのお取引が可能です。
(法人のお客様の取引に必要な証拠金は、通貨ペア、取引コースにより1万通貨あたり3,500円から
34,000円の範囲内であり、証拠金の約200倍までの取引が可能です。)当社では、
「オフセット注文™」以外の取引手数料、口座維持手数料を無料としておりますが、
取引レートの売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があり、
また諸費用等については別途掛かる場合があります。当社は法令上要求される区分管理方法の
信託一本化を整備いたしておりますが、区分管理必要額算出日と追加信託期限に時間差があること
等から、いかなる状況でも必ずお客様から預かった証拠金が全額返還されることを保証するもの
ではありません。ロスカット取引は、必ず約束した損失の額で限定するというものではありません。
通常、あらかじめ約束した損失の額の水準(以下、「ロスカット水準」といいます。)に達した時点から
決済取引の手続きが始まりますので、実際の損失はロスカット水準より大きくなる場合が考えられます。
また、ルール通りにロスカット取引が行われた場合であっても、相場の状況によってはお客様より
お預かりした証拠金以上の損失の額が生じることがあります。お取引の開始あたり、
契約締結前交付書面を熟読の上、十分に仕組みやリスクをご理解いただき、ご自身の判断にて
開始していただくようお願いいたします。