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ドル円141円台後半まで上昇 

ひと目で分かる昨晩の動き  

NY市場

◆ドル円は続伸し141円台に。日本時間の夕方、ロイター通信が
「日銀が決定会合で政策を据え置く」と報じたことで円売りが加速し、
欧州市場では141円95銭近辺まで上昇。
◆ユーロドルは続落。1.1008まで売られたが円に比べ下げは緩やか。
今週の会合での利上げが支えに。
◆株式市場ではダウは小幅ながら上昇し、10連騰を達成。
ナスダックは30ポイント下げる。
◆債券は小幅に続伸。長期金利は3.83%台に低下。
◆金は続落し、原油は続伸。

本日の注目イベント

◆独   独7月サービス業PMI(速報値)
◆独   独7月総合PMI(速報値)
◆欧   ユーロ圏7月製造業PMI(速報値)
◆欧   ユーロ圏7月サービス業PMI(速報値)
◆欧   ユーロ圏7月総合PMI(速報値)
◆英   英7月製造業PMI(速報値)
◆英   英7月サービス業PMI(速報値)
◆米   7月S&Pグローバル製造業PMI(速報値)
◆米   7月S&Pグローバルサービス業PMI(速報値)
◆米   7月S&PグローバルコンポジットPMI(速報値)

ドル円は先週金曜日の夕方、英ロイター通信が「27-28日の決定会合で日銀は
現状の政策を維持する公算が高い」と報じたことで円売りが強まり、ドル円は欧州
時間に141円95銭近辺まで大きく上昇。その後のNYでも141円台で推移し
ました。ドルが買い戻される中、低金利の円が最も大きく売られ、ユーロ円は15
8円台、ポンド円も一時は182円台半ばまで上昇し、円全面安の展開でした。
今週の日米欧3中銀の会合では、FRBもECBも0.25ポイントの利上げの可
能性が高く、日銀だけが超低金利政策を維持することで、金利差が再び拡大すると
の見立てが背景になっています。

ただ、日銀は現状維持が見込まれてはいますが、「動く」と予想する向きもないわ
けではありません。もし動けば、それはかなり大きな「サプライズ」として受け止
められ、市場への影響も大きく、円が大きく買い戻されることになるはずです。一
応注意は必要かと思います。一方、FRBとECBは0.25ポイントの追加利上
げを実施すると見ていますが、焦点はその後の政策スタンスです。6月会合では一
旦利上げを休止したFRBが再び追加利上げを実施することになりますが、だから
といってFRBが昨年来の「利上げ軌道」に戻るわけではないと見ています。
米国の6月の消費者物価指数(CPI)は総合で「3.0%」でした。先週末に発
表された日本の6月のCPIが「3.2%」だったことから、日米のインフレ率は
逆転しています。一方で、日本の短期の政策金利は「マイナス0.1%」で、米国
は間もなく「5.25%」になろうとしています。円の実質金利は大きくマイナス
で、これは円を持っていれば、その価値がどんどん低下することを意味します。資
金がドルに流れるのは「必然」です。


FOMCでは会合後のパウエル議長の会見が注目されます。6月の議会証言では、
「年内あと2回程度の利上げが適切になるかもしれない」と述べていましたが、C
PIが順調に低下傾向を示していることが確認された今でも、同様な認識を維持し
ているのかがポイントになります。
また、ECBについてはラガルド総裁が、「まだやるべきことが残っている」とタ
カ派姿勢を崩してはいませんが、政策委員会のメンバーで、タカ派の一角であるク
ノット・オランダ中銀総裁が「7月は利上げが必要だろう。その後はせいぜい可能
性で、決して確実ではない」と述べていました。またその後もドイツ連銀のナーゲ
ル総裁も「7月より後の決定はデータ次第だ」と述べるなど、ドイツを中心とした
「タカ派陣営」の発言にやや変化も見られます。
パウエル議長にしてもラガルドECB総裁にしても、金融当局のトップは総じて慎
重な物言いをすることは理解できます。金融当局の強い意志を示すとともに、先走
る市場をけん制する意味合いもあります。両氏には、今回もタカ派発言の可能性が
あるのではないかと予想しています。いずれにしても今週は「中銀ウィーク」で、
決定内容次第では大きく値が動く可能性もありそうです。

ドル円は141円95銭まで反発したことで6月30日の高値からの下落分の「半
値戻し」を達成しました。この上は、「61.8%」が142円08銭になります
ので、次のメドはこの辺りかと思いますが、「半値戻しは全値戻し」という格言も
あります。「熱い夏」はまだ続くと見ておくべきでしょう。
それとともに「介入警戒感」も忘れることのないように・・・。

本日のドル円は140円70銭~142円50銭程度を予想します。


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