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 2024年02月 

米長期金利上昇にドル円続伸 

ひと目で分かる昨晩の動き  

NY市場

◆経済指標の発表を受けて長期金利が一段と上昇。ドル円は
148円90銭まで続伸。
◆ユーロドルは続落。1.0723まで売られ、約2カ月ぶりの
安値に沈む。
◆株式市場は指標の上振れと当局者の発言もあり、3指数が揃って
下落。ダウは274ドル下落。
◆債券は続落し、長期金利は4.15%台に急騰。
◆金は続落し、原油は反発。

◆1月ISM非製造業景況指数              →  53.4
◆1月S&Pグローバルサービス業PMI(改定値)    →  52.5
◆1月S&Pグローバル総合PMI(改定値)       →  52.0

本日の注目イベント

◆豪   RBA、キャッシュターゲット
◆豪   RBA、金融政策会合議事要旨公表
◆独   独12月製造業新規受注
◆欧   ユーロ圏12月小売売上高
◆米   メスター・クリーブランド連銀総裁講演
◆米   ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁講演
◆米   カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、討論会に参加
◆米   コリンズ・ボストン連銀総裁、冒頭挨拶
◆米   大統領選の民主党ネバダ州予備選
◆加   カナダ12月住宅建設許可件数


米長期金利の上昇とFOMCメンバーのタカ派寄りの発言を受け、ドル円は
続伸しましたが、さすがに上値警戒感もあり149円台には届いていません
。1月のISM非製造業景況指数は前月比2.9ポイント上昇の「53.4
」でした。4ヵ月ぶりの高水準で、上昇幅は1年ぶりの大きさでした。
先週末の雇用統計に次いで、連日の強い経済指標発表で米債券が売り込まれ
ています。先週1日には3.88%台まで低下していた同金利は4.15%
まで急騰し、ドルを押し上げています。好調だった米株式市場でも、金利上
昇を受け3指数が売られ、特にダウの下げがきつくなっています。

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、「少なくともパンデミック後の回復
期に、中立に相当する政策スタンスの水準が上昇したということはあり得る
。それによってFOMCとしてはフェデラルファンド(FF)金利の誘導目
標を引き下げ始める前に、今後発表される経済データを精査する時間ができ
た。引き締め過ぎの政策が景気回復を頓挫させるリスクは低下している」と
、ミネアポリス連銀のHPへの寄稿文で述べています。
また、アトランタ連銀のポスティック総裁は、イベントの冒頭で、「201
7年に完全雇用は約4.5%の失業率と一致すると考えられていたが、それ
は終わった」と述べ、米失業率の長期見通しは大きく低下したと説明してい
ます。
さらに、シカゴ連銀のグ-ルズビー総裁もブルームバーグ・テレビジョンと
のインタビューで、「過去7カ月にわたってかなり良好なインフレの統計が
続いている。米金融当局の目標に近いか、それを下回るものすら見えた」と
述べ、「これまで得られたようなデータの発表が続けば、正常化への道筋を
はっきりと進むことになるはずだ」と述べ、ややハト派寄りの発言でしたが
、3月のFOMC会合まで何週間もあるので、具体的な決定にコミットした
くないとし、さらに、いずれかの時点で0.5ポイントの大幅利下げを実施
する可能性についても、「臆測したくない」と語っています。(ブルームバ
ーグ)

ドル円は、しばらく続いていた146円台ミドルから148円台ミドルのレ
ンジを上抜けしてきたようですが、まだ完全に抜けたとは言い切れないと思
います。依然として多くの市場関係者が今後の円高の可能性を説いている中
、ここから上方の水準では輸出筋を中心にドル売注文が並ぶのは必至です。
要は、それらをこなしてドルが上昇できる材料が出るのかどうかという点が
重要になります。

今朝の『大機小機』は、その意味で示唆に富んでいました。
曰く、「FRBに引き締め手綱を簡単に緩める気配はなく、緩和に転じても
そのテンポはゆっくりしたものにとどまる可能性がある。一方、日銀が春に
マイナス金利を解除するであろうことは、すでに市場に織り込まれている。
しかしその先に急ピッチな連続利上げがあるとみるのには無理がある。せい
ぜい1%成長の経済である。結局、日米金利差が大幅に縮まるシナリオは描
きにくい『24年こそ円高』という予想がまた外れても不思議はない」
・・・・・。
2022年、23年も同様な読みの中、想定外にドル高が大きく進行したこ
とを忘れてはならない、とのご託宣。「歴史は繰り返す」ということです。

本日のドル円は147円80銭~149円50銭程度を予想します。


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