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米金融当局者、利下げは急がない姿勢を示唆 

ひと目で分かる昨晩の動き  

NY市場

◆ドル円は148円台半ばから反落。米金利が低下した
ことで147円83銭まで売られ、149円台はやや遠のく。
◆ユーロドルは1.07台で推移し、やや上値を重くする。
◆株式市場では3指数が揃って反発。マイナス圏で推移していた
ダウは引けにかけて買われ、141ドル高で取引を終える。
◆債券は反発。長期金利は一時4.07%台まで低下し、
4.10%で引ける。
◆金と原油は揃って上昇。


本日の注目イベント

◆日  12月景気先行指数(CI)(速報値)
◆日  12月景気一致指数(CI)(速報値)
◆中   中国 1月外貨準備高
◆独   独12月鉱工業生産
◆米 12月貿易収支
◆米   12月消費者信用残高
◆米   クーグラー・FRB理事講演 
◆米   バーキン・リッチモンド連銀総裁講演
◆米   コリンズ・ボストン連銀総裁講演
◆米   ボウマン・FRB理事講演 
◆加   カナダ12月貿易収支


ドル円は148円台後半まで買われましたが、結局149円台には届かず
反落しています。経済指標の発表はなかったものの、金融当局者の発言が
多くあり、総じて利下げは急がないことが示唆されたことで、債券と株が
買われ、金利が低下したことに伴いドルが売られる展開でした。

クリーブランド連銀のメスター総裁はイベントで講演を行い、「インフレ
が持続可能かつタイムリーな形で2%に戻る道筋を進んでいる十分な証拠
がないまま、金利を余りに早期にあるいは、あまりに急速に引き下げるの
は間違いとなろう。景気が想定通りに進展すれば、今年中にそうした確信
が得られる。そして利下げを開始することが可能になる」と発言し、自分
は利下げを急いではいないことを示唆しました。また、ミネアポリス連銀
のカシュカリ総裁もミネソタ州のイベントで、「過去6-9カ月に驚くべ
きことが起こった。インフレ率が非常に急低下した。まだ最終地点には達
していないが、インフレに関して大きな進展を遂げた」と述べ、「こうし
た状況が続くと想定するなら、インフレは当局の2%目標に下がる軌道上
を進んでいる。3カ月および6カ月のインフレ指標は、基本的には2%だ
」と指摘した上で、「ただ、責務が完了したとはまだ言いたくない」と語
っており、メスター総裁同様、利下げは急がないと受け止められる発言で
した。パウエル議長も先のTV番組で利下げを急がない姿勢を見せており
、足元では多くのFOMCメンバーの認識も、これがコンセンサスになっ
ていると思われます。

ワシントンの連邦高裁はトランプ氏の免責特権の訴えを退ける判決を下し
ました。
これで11月の大統領選の前に公判が開かれる可能性に一歩近づいたこと
になります。
トランプ氏は、高裁の判断に対して12日までに連邦最高裁に上告するこ
とが可能ですが、現時点ではまだその動きはないようです。
今朝のブルームバーグは、もしトランプ氏が大統領に再選された場合(も
しトラ)、パウエルFRB議長が現在のポジションを維持できるのかどう
かの可能性に触れています。トランプ氏はFOXビジネスとのインタビュ
ーで、パウエル議長を続投させるつもりかを問われて、「そうはしない」
と答えています。
また、「パウエル氏は金利を引き下げ、バイデン大統領の再選を助けよう
としている」と主張していました。
そもそもトランプ氏は、自身が大統領在任中の2018年に当時FRB理
事だったパウエル氏を議長に昇格させた経緯があります。ただその後、高
金利を維持している政策に横やりを入れ、利下げするようFRBに圧力を
かけましたが、パウエル氏はその圧力に屈しなかったことから、「唯一問
題はパウエル氏とFRBだ」と批判し、パウエル氏の政策をゴルフに例え
、「パットのセンスがないゴルファーのようだ。大幅利下げという正しい
ことをすれば、米国は大きく成長するが、それは期待できない」と言い放
ったことがあり、筆者も良く記憶しています。トランプ氏は不動産業界か
らの支持が高く、自身も多くの不動産を所有していることから、「低金利
を選好する」と、当時は言われていました。パウエル氏の後任に誰が指名
されるのかは分かりませんが、誰がなろうと、気に入らなければFRBの
政策を批判する可能性は高いと思われ、「FRBの独立性」の問題にも関
わってきそうです。もし独立性が損なわれるような事態になれば、トルコ
のエルドアン氏の「米国版」になります。ここからも、「もしトラ」に備
え、シミュレーションをしておく必要があるかもしれません。

本日のドル円は147円20銭~148円50銭程度を予想します。


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